半期報告書-第84期(2024/04/01-2025/03/31)
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間(2024年4月1日~2024年9月30日)における世界経済は、欧米における高い金利水準の継続や中国における不動産市場の停滞に伴う下振れ懸念などから、一部の地域で足踏みが見られたものの、全体としては回復基調で推移しました。
当社グループを取り巻く事業環境は、エレクトロニクス業界では、生成AIの活用拡大、DXの進展等により、半導体の微細化や実装技術分野への投資は底堅く推移しました。また、中国においては成熟ノード向けの投資が活発に行われました。一方、ディスプレーメーカーにおいては、年初の厳しい状況から徐々にOLEDパネル需給の回復局面に入っております。
このような状況の中、当中間連結会計期間の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。
a. 財政状態
当中間連結会計期間末の資産合計は、棚卸資産が増加した一方、売上債権が減少したことなどから、前連結会計年度末に比べ、86億8千7百万円(1.3%)減少し、6,681億2千1百万円となりました。
負債合計は、仕入債務が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ、319億4千8百万円(10.5%)減少し、2,729億4千8百万円となりました。
純資産合計は、配当金の支払いの一方で、親会社株主に帰属する中間純利益の計上などにより、前連結会計年度末に比べ、232億6千1百万円(6.3%)増加し、3,951億7千2百万円となりました。
以上の結果、当中間連結会計期間末の自己資本比率は、59.1%となりました。
b. 経営成績
当中間連結会計期間における当社グループの業績につきましては、売上高は2,773億9千9百万円と前年同期に比べ、541億3千9百万円(24.2%)増加しました。利益面につきましては、売上の増加などにより、前年同期に比べ、営業利益は196億8千1百万円(51.1%)増加の582億3千1百万円、経常利益は192億7千6百万円(49.0%)増加の586億5千万円、親会社株主に帰属する中間純利益は124億9千万円(47.4%)増加の388億3千8百万円となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(半導体製造装置事業:SPE)
半導体製造装置事業では、前年同期に比べ、ファウンドリーやメモリー向けの売上が増加しました。地域別では、欧州向けの売上は減少しましたが、中国や台湾向けの売上が増加しました。その結果、当セグメントの売上高は2,290億7千万円(前年同期比23.1%増)となりました。営業利益は、売上の増加などにより、590億1千4百万円(前年同期比51.6%増)となりました。
(グラフィックアーツ機器事業:GA)
グラフィックアーツ機器事業では、インクを中心とするリカーリングビジネスの売上が増加したことから、当セグメントの売上高は252億2千万円(前年同期比5.3%増)となりました。営業利益は、固定費の増加などにより、20億2千1百万円(前年同期比7.7%減)となりました。
(ディスプレー製造装置および成膜装置事業:FT)
ディスプレー製造装置および成膜装置事業では、装置売上が増加したことから、当セグメントの売上高は145億9千万円(前年同期比152.2%増)となりました。営業利益は、売上の増加などにより、9千4百万円(前年同期は6億4千8百万円の営業損失)となりました。
(プリント基板関連機器事業:PE)
プリント基板関連機器事業では、直接描画装置の売上が減少したことから、当セグメントの売上高は69億7千1百万円(前年同期比3.9%減)となりました。営業利益は、売上の減少などにより、6億8千2百万円(前年同期比34.8%減)となりました。
(その他事業)
その他事業の外部顧客への売上高は32億2千2百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、現金及び現金同等物に係る換算差額等を含め、前連結会計年度末に比べ、30億1千8百万円増加し、1,984億4千1百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前中間純利益、売上債権及び契約資産の減少などの収入項目が棚卸資産の増加、仕入債務の減少、法人税等の支払いなどの支出項目を上回ったことから、334億9千4百万円の収入(前年同期は689億9百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、彦根事業所における新棟建設に伴う支払いや研究開発設備等の有形固定資産を取得したことなどにより、145億2千7百万円の支出(前年同期は183億1千1百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いなどにより、147億2千9百万円の支出(前年同期は181億7千7百万円の支出)となりました。
(3)研究開発活動
当中間連結会計期間は研究開発費として148億4千万円を投入いたしました。
当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設についての経過は次のとおりであります。
当中間連結会計期間(2024年4月1日~2024年9月30日)における世界経済は、欧米における高い金利水準の継続や中国における不動産市場の停滞に伴う下振れ懸念などから、一部の地域で足踏みが見られたものの、全体としては回復基調で推移しました。
当社グループを取り巻く事業環境は、エレクトロニクス業界では、生成AIの活用拡大、DXの進展等により、半導体の微細化や実装技術分野への投資は底堅く推移しました。また、中国においては成熟ノード向けの投資が活発に行われました。一方、ディスプレーメーカーにおいては、年初の厳しい状況から徐々にOLEDパネル需給の回復局面に入っております。
このような状況の中、当中間連結会計期間の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。
a. 財政状態
当中間連結会計期間末の資産合計は、棚卸資産が増加した一方、売上債権が減少したことなどから、前連結会計年度末に比べ、86億8千7百万円(1.3%)減少し、6,681億2千1百万円となりました。
負債合計は、仕入債務が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ、319億4千8百万円(10.5%)減少し、2,729億4千8百万円となりました。
純資産合計は、配当金の支払いの一方で、親会社株主に帰属する中間純利益の計上などにより、前連結会計年度末に比べ、232億6千1百万円(6.3%)増加し、3,951億7千2百万円となりました。
以上の結果、当中間連結会計期間末の自己資本比率は、59.1%となりました。
b. 経営成績
当中間連結会計期間における当社グループの業績につきましては、売上高は2,773億9千9百万円と前年同期に比べ、541億3千9百万円(24.2%)増加しました。利益面につきましては、売上の増加などにより、前年同期に比べ、営業利益は196億8千1百万円(51.1%)増加の582億3千1百万円、経常利益は192億7千6百万円(49.0%)増加の586億5千万円、親会社株主に帰属する中間純利益は124億9千万円(47.4%)増加の388億3千8百万円となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(半導体製造装置事業:SPE)
半導体製造装置事業では、前年同期に比べ、ファウンドリーやメモリー向けの売上が増加しました。地域別では、欧州向けの売上は減少しましたが、中国や台湾向けの売上が増加しました。その結果、当セグメントの売上高は2,290億7千万円(前年同期比23.1%増)となりました。営業利益は、売上の増加などにより、590億1千4百万円(前年同期比51.6%増)となりました。
(グラフィックアーツ機器事業:GA)
グラフィックアーツ機器事業では、インクを中心とするリカーリングビジネスの売上が増加したことから、当セグメントの売上高は252億2千万円(前年同期比5.3%増)となりました。営業利益は、固定費の増加などにより、20億2千1百万円(前年同期比7.7%減)となりました。
(ディスプレー製造装置および成膜装置事業:FT)
ディスプレー製造装置および成膜装置事業では、装置売上が増加したことから、当セグメントの売上高は145億9千万円(前年同期比152.2%増)となりました。営業利益は、売上の増加などにより、9千4百万円(前年同期は6億4千8百万円の営業損失)となりました。
(プリント基板関連機器事業:PE)
プリント基板関連機器事業では、直接描画装置の売上が減少したことから、当セグメントの売上高は69億7千1百万円(前年同期比3.9%減)となりました。営業利益は、売上の減少などにより、6億8千2百万円(前年同期比34.8%減)となりました。
(その他事業)
その他事業の外部顧客への売上高は32億2千2百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、現金及び現金同等物に係る換算差額等を含め、前連結会計年度末に比べ、30億1千8百万円増加し、1,984億4千1百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前中間純利益、売上債権及び契約資産の減少などの収入項目が棚卸資産の増加、仕入債務の減少、法人税等の支払いなどの支出項目を上回ったことから、334億9千4百万円の収入(前年同期は689億9百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、彦根事業所における新棟建設に伴う支払いや研究開発設備等の有形固定資産を取得したことなどにより、145億2千7百万円の支出(前年同期は183億1千1百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いなどにより、147億2千9百万円の支出(前年同期は181億7千7百万円の支出)となりました。
(3)研究開発活動
当中間連結会計期間は研究開発費として148億4千万円を投入いたしました。
当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設についての経過は次のとおりであります。
会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定額 (百万円) | 着工および完了予定 | 完成後の増加能力 | ||
総額 | 既支払額 | 着工 年月 | 完了 年月 | |||||
提出会社 | 彦根事業所 (滋賀県彦根市) | 全社(共通) | 水素関連事業生産スペースおよび事務所機能を備えた工場の新設 | 11,123 | 7,645 | 2024年 2月 | 2024年 12月 | - |