四半期報告書-第79期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年9月30日)における世界経済は、米中貿易摩擦や英国のEU離脱問題に伴う不透明感の高まりから、企業の設備投資に対する慎重な姿勢が見られるなど、世界的に景気の減速感が強まりました。米国では個人消費は底堅いものの、設備投資や生産の動きが弱くなるなど、景気の拡大ペースは緩やかなものとなりました。欧州では一部で設備投資や生産に弱さが見られるなど、緩やかな回復となりました。また、中国では輸出入が弱含み、消費の伸びが鈍化するなど、景気は緩やかに減速しました。わが国経済におきましては、輸出や生産が弱含むなど、回復の動きに足踏みが見られました。
当社グループを取り巻く事業環境は、半導体業界では、ファウンドリーやロジックメーカーにおける先端投資は堅調であったものの、データセンターやスマートフォン向け需要の低迷などを背景にメモリーメーカーの設備投資抑制が継続しました。その結果、全体として前年同期に比べ設備投資は大幅に減少しました。FPD業界では、堅調であった大型液晶パネル向け投資やスマートフォン用の中小型ディスプレー向け投資に抑制傾向が見られました。
a. 財政状態
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、たな卸資産が増加した一方で、売上債権や現金及び預金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ、95億円(2.5%)減少し3,714億1千5百万円となりました。
負債合計は、短期借入金が増加した一方で、仕入債務が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ、51億1千9百万円(2.5%)減少し1,966億6千2百万円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上しましたが、配当金の支払いや円高に伴う為替換算調整勘定の減少などにより、前連結会計年度末に比べ、43億8千1百万円(2.4%)減少し1,747億5千2百万円となりました。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は、47.0%となりました。
b. 経営成績
当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、売上高は1,481億9千万円と前年同期に比べ、218億9千1百万円(12.9%)減少しました。利益面につきましては、売上の減少や変動費率の上昇などにより、前年同期に比べ、営業利益は117億4千9百万円(77.4%)減少の34億3千9百万円、経常利益は118億9千1百万円(77.7%)減少の34億1千4百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は72億2百万円(75.1%)減少し23億8千2百万円となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(半導体製造装置事業:SPE)
半導体製造装置事業では、前年同期に比べ、ファウンドリー、ロジックおよび画像素子向けの売上は増加したものの、メモリー向けの売上が減少しました。地域別では、台湾向けや北米向けの売上は増加しましたが、中国向けや韓国向けの売上が減少しました。その結果、当セグメントの売上高は1,069億1百万円(前年同期比5.3%減)となりました。営業利益は、売上の減少や変動費率の上昇などにより、65億2千2百万円(前年同期比43.8%減)となりました。
(グラフィックアーツ機器事業:GA)
グラフィックアーツ機器事業では、インクなどのポストセールスの売上は堅調であったものの、CTP装置やPOD装置の売上が減少したことから、当セグメントの売上高は、227億7千5百万円(前年同期比4.6%減)となりました。営業利益は、売上は減少したものの、固定費の削減などにより、9億4千1百万円(前年同期比110.9%増)となりました。
(ディスプレー製造装置および成膜装置事業:FT)
ディスプレー製造装置および成膜装置事業では、大型パネル用製造装置、中小型パネル用製造装置ともに売上が減少したことから、当セグメントの売上高は128億4千6百万円(前年同期比49.5%減)となりました。利益面では、売上の減少や変動費率の上昇などにより、30億1千5百万円の営業損失(前年同期は28億4千9百万円の営業利益)となりました。
(プリント基板関連機器事業:PE)
プリント基板関連機器事業では、直接描画装置の売上が減少したことなどから、当セグメントの売上高は47億8千1百万円(前年同期比33.3%減)となりました。利益面では、売上の減少などにより、3千4百万円の営業損失(前年同期は10億6千5百万円の営業利益)となりました。
(その他事業)
その他事業の外部顧客への売上高は9億7百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ、25億8千9百万円減少し283億3千2百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少やたな卸資産の増加などの支出項目が、売上債権の減少や減価償却費、税金等調整前四半期純利益などの収入項目を上回ったことから、166億4千5百万円の支出(前年同期は79億9千9百万円の支出)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、研究開発設備等の有形固定資産を取得したことなどにより69億8千万円の支出(前年同期は119億2千2百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いの一方で、短期借入金による資金調達を行ったことから、218億7千9百万円の収入(前年同期は203億1千8百万円の収入)となりました。
(3)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間は研究開発費として110億3千7百万円を投入いたしました。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年9月30日)における世界経済は、米中貿易摩擦や英国のEU離脱問題に伴う不透明感の高まりから、企業の設備投資に対する慎重な姿勢が見られるなど、世界的に景気の減速感が強まりました。米国では個人消費は底堅いものの、設備投資や生産の動きが弱くなるなど、景気の拡大ペースは緩やかなものとなりました。欧州では一部で設備投資や生産に弱さが見られるなど、緩やかな回復となりました。また、中国では輸出入が弱含み、消費の伸びが鈍化するなど、景気は緩やかに減速しました。わが国経済におきましては、輸出や生産が弱含むなど、回復の動きに足踏みが見られました。
当社グループを取り巻く事業環境は、半導体業界では、ファウンドリーやロジックメーカーにおける先端投資は堅調であったものの、データセンターやスマートフォン向け需要の低迷などを背景にメモリーメーカーの設備投資抑制が継続しました。その結果、全体として前年同期に比べ設備投資は大幅に減少しました。FPD業界では、堅調であった大型液晶パネル向け投資やスマートフォン用の中小型ディスプレー向け投資に抑制傾向が見られました。
a. 財政状態
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、たな卸資産が増加した一方で、売上債権や現金及び預金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ、95億円(2.5%)減少し3,714億1千5百万円となりました。
負債合計は、短期借入金が増加した一方で、仕入債務が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ、51億1千9百万円(2.5%)減少し1,966億6千2百万円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上しましたが、配当金の支払いや円高に伴う為替換算調整勘定の減少などにより、前連結会計年度末に比べ、43億8千1百万円(2.4%)減少し1,747億5千2百万円となりました。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は、47.0%となりました。
b. 経営成績
当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、売上高は1,481億9千万円と前年同期に比べ、218億9千1百万円(12.9%)減少しました。利益面につきましては、売上の減少や変動費率の上昇などにより、前年同期に比べ、営業利益は117億4千9百万円(77.4%)減少の34億3千9百万円、経常利益は118億9千1百万円(77.7%)減少の34億1千4百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は72億2百万円(75.1%)減少し23億8千2百万円となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(半導体製造装置事業:SPE)
半導体製造装置事業では、前年同期に比べ、ファウンドリー、ロジックおよび画像素子向けの売上は増加したものの、メモリー向けの売上が減少しました。地域別では、台湾向けや北米向けの売上は増加しましたが、中国向けや韓国向けの売上が減少しました。その結果、当セグメントの売上高は1,069億1百万円(前年同期比5.3%減)となりました。営業利益は、売上の減少や変動費率の上昇などにより、65億2千2百万円(前年同期比43.8%減)となりました。
(グラフィックアーツ機器事業:GA)
グラフィックアーツ機器事業では、インクなどのポストセールスの売上は堅調であったものの、CTP装置やPOD装置の売上が減少したことから、当セグメントの売上高は、227億7千5百万円(前年同期比4.6%減)となりました。営業利益は、売上は減少したものの、固定費の削減などにより、9億4千1百万円(前年同期比110.9%増)となりました。
(ディスプレー製造装置および成膜装置事業:FT)
ディスプレー製造装置および成膜装置事業では、大型パネル用製造装置、中小型パネル用製造装置ともに売上が減少したことから、当セグメントの売上高は128億4千6百万円(前年同期比49.5%減)となりました。利益面では、売上の減少や変動費率の上昇などにより、30億1千5百万円の営業損失(前年同期は28億4千9百万円の営業利益)となりました。
(プリント基板関連機器事業:PE)
プリント基板関連機器事業では、直接描画装置の売上が減少したことなどから、当セグメントの売上高は47億8千1百万円(前年同期比33.3%減)となりました。利益面では、売上の減少などにより、3千4百万円の営業損失(前年同期は10億6千5百万円の営業利益)となりました。
(その他事業)
その他事業の外部顧客への売上高は9億7百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ、25億8千9百万円減少し283億3千2百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少やたな卸資産の増加などの支出項目が、売上債権の減少や減価償却費、税金等調整前四半期純利益などの収入項目を上回ったことから、166億4千5百万円の支出(前年同期は79億9千9百万円の支出)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、研究開発設備等の有形固定資産を取得したことなどにより69億8千万円の支出(前年同期は119億2千2百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いの一方で、短期借入金による資金調達を行ったことから、218億7千9百万円の収入(前年同期は203億1千8百万円の収入)となりました。
(3)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間は研究開発費として110億3千7百万円を投入いたしました。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。