四半期報告書-第79期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

【提出】
2018/08/10 9:00
【資料】
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【項目】
25項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。
なお、当社グループは単一セグメントのため、セグメント情報に関連付けた記載を行っていません。
また、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っています。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の状況は、Nintendo Switchでは、5月に発売した『ドンキーコング トロピカルフリーズ』が人気を博し、全世界での販売が140万本を記録したほか、6月に発売した『マリオテニス エース』も138万本と好調な滑り出しとなりました。また、新しいあそびの提案として4月に発売した「Nintendo Labo」が国内外で話題を集め、購入いただいた方の評価は大変高く、シリーズ全体で139万本の販売となりました。加えて、前期に発売済みの人気タイトルやソフトメーカー様のタイトルも堅調に販売を伸ばし、これらの結果、ハードウェアの販売台数は188万台(前年同期比4.4%減)、ソフトウェアの販売本数は1,796万本(前年同期比120.8%増)となりました。一方、発売から8年目を迎えたニンテンドー3DSでは、ハードウェアの販売台数は36万台(前年同期比61.9%減)、ソフトウェアの販売本数は295万本(前年同期比49.6%減)となりました。その他、6月に販売を再開した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が126万台の販売を記録しました。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、主にNintendo Switchのパッケージ併売ソフトや追加コンテンツ等による売上が順調に伸び、デジタル売上高は185億円(前年同期比68.0%増)となりました。
スマートデバイスビジネスでは、現在配信中の『スーパーマリオ ラン』や『ファイアーエムブレム ヒーローズ』、『どうぶつの森 ポケットキャンプ』を多くのお客様に継続して楽しんでいただいており、スマートデバイス・IP関連収入等の売上高は90億円(前年同期比0.4%増)となりました。
これらの状況により、売上高は1,681億円(前年同期比9.1%増)となり、このうち、海外売上高は1,287億円(前年同期比13.1%増、海外売上比率76.6%)となりました。営業利益は305億円(前年同期比88.4%増)、経常利益は438億円(前年同期比41.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は306億円(前年同期比43.9%増)となりました。
また、総資産は主に現金及び預金や有価証券が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ213億円減少し、1兆6,121億円となりました。負債は、主に未払法人税等が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ58億円減少し、3,040億円となりました。純資産は、主に利益剰余金が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ154億円減少し、1兆3,081億円となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「対処すべき課題」についての経過及び追加すべき事項は、次のとおりです。
Nintendo Switchについては、6月中旬に米国で開催されたE3(ゲーム見本市)以降、ハードウェアは各販売地域で増加傾向にあり、ソフトウェアについてもデジタル売上が増加するなど、ホリデーシーズンに向けて好調に推移しています。
今夏から年末にかけて、7月には『進め!キノピオ隊長』を、9月には「Nintendo Labo」の第3弾となる『Nintendo Labo Toy-Con 03: Drive Kit』を、10月には『スーパー マリオパーティ』を、11月にはシリーズの最新作である『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』を、そして12月には『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を発売します。また、ソフトメーカー様からも数多くの有力なタイトルの発売が予定されており、バラエティに富んだ魅力あるタイトルを継続的に投入していきます。加えて、9月には、Nintendo Switchのオンライン機能を拡充した有料サービス「Nintendo Switch Online」の開始を予定しています。これらの取り組みにより、Nintendo Switchの勢いをさらに加速させていきます。
ニンテンドー3DSについては、引き続き、ハードウェアの普及基盤と、豊富なソフトウェアラインアップを活かし、定番タイトルの販売拡大に努めます。
スマートデバイスビジネスでは、今夏に新作オリジナルゲームアプリ『ドラガリアロスト』を、当期中に「マリオカート」のスマートデバイス向けアプリとなる『Mario Kart Tour』の配信を予定しています。これらの新しいゲームアプリを投入するとともに、これまでに配信したアプリも含め、より多くのお客様に継続して楽しんでいただけるよう運用に注力していきます。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は167億96百万円です。