四半期報告書-第82期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/10 11:16
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。
なお、当社グループは単一セグメントのため、セグメント情報に関連付けた記載を行っていません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の状況は、Nintendo Switchでは、10月に発売した「Nintendo Switch(有機ELモデル)」が好調なスタートを切りました。「Nintendo Switch(有機ELモデル)」の発売後も、「Nintendo Switch」、「Nintendo Switch Lite」はそれぞれ勢いを落とすことなく、3つのモデルがバランスよく販売を伸ばしています。前期は『あつまれ どうぶつの森』(2020年3月発売)がハードウェアの販売を大きく牽引していたことから、前年同期比では販売数量は減少し、ハードウェアの販売台数は1,895万台(前年同期比21.4%減)となりました。ソフトウェアでは、当期に発売した『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』が1,397万本の販売を記録し、好調な滑り出しを見せているほか、『マリオパーティ スーパースターズ』が543万本、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』が385万本の販売となりました。また、『マリオカート8 デラックス』が796万本(累計販売本数4,335万本)、『あつまれ どうぶつの森』が499万本(累計販売本数3,762万本)の販売を記録するなど、前期以前に発売したタイトルも好調な販売状況が続いています。ソフトメーカー様のタイトルも販売を伸ばし、当期のミリオンセラータイトルはソフトメーカー様のタイトルも含めて29タイトルとなりました。ハードウェアの累計販売台数が1億台を突破し、その普及基盤を活かしてソフトウェア全体の販売が好調に推移した結果、ソフトウェアの販売本数は1億7,929万本(前年同期比1.8%増)となりました。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトに加えて、ダウンロード専売ソフトやNintendo Switch Onlineによる売上も順調に推移したことで、デジタル売上高は2,550億円(前年同期比0.4%減)となりました。
モバイルビジネスでは、配信済みのアプリを多くのお客様に継続して楽しんでいただいており、また、ロイヤリティ収入も安定的に推移した結果、モバイル・IP関連収入等の売上高は398億円(前年同期比5.2%減)となりました。
これらの状況により、売上高は1兆3,202億円(前年同期比6.0%減)となり、このうち、海外売上高は1兆430億円(前年同期比4.3%減、海外売上高比率79.0%)となりました。営業利益は4,725億円(前年同期比9.3%減)、経常利益は5,137億円(前年同期比2.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,673億円(前年同期比2.5%減)となりました。
また、総資産は主に有価証券が減少したものの、受取手形及び売掛金や棚卸資産などが増加したことにより、前連結会計年度末に比べ604億円増加し、2兆5,073億円となりました。負債は、主に未払法人税等が減少したものの、支払手形及び買掛金などが増加したことにより、前連結会計年度末に比べ103億円増加し、5,826億円となりました。純資産は、主に自己株式の取得による減少があったものの、利益剰余金などが増加したことにより、前連結会計年度末に比べ501億円増加し、1兆9,247億円となりました。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの「優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は689億69百万円です。