四半期報告書-第80期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)

【提出】
2019/08/09 11:15
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。
なお、当社グループは単一セグメントのため、セグメント情報に関連付けた記載を行っていません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の状況は、Nintendo Switchでは、6月に発売した『スーパーマリオメーカー 2』が242万本の販売を記録し、好調な出足となりました。また、『マリオカート8 デラックス』が120万本(累計販売本数1,789万本)と引き続き堅調に推移するなど、前期以前に発売したタイトルやソフトメーカー様のタイトルも販売を伸ばしました。これらの結果、ハードウェアの販売台数は213万台(前年同期比13.2%増)、ソフトウェアの販売本数は2,262万本(前年同期比25.9%増)となりました。
ニンテンドー3DSでは、ハードウェアの販売台数は20万台(前年同期比44.9%減)、ソフトウェアの販売本数は148万本(前年同期比49.7%減)となりました。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、主にNintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトやダウンロード専用ソフト等による売上が順調に伸び、デジタル売上高は306億円(前年同期比65.3%増)となりました。
モバイルビジネスでは、前期までに配信済みのアプリを多くのお客様に継続して楽しんでいただいており、モバイル・IP関連収入等の売上高は100億円(前年同期比10.0%増)となりました。
これらの状況により、売上高は1,721億円(前年同期比2.4%増)となり、このうち、海外売上高は1,317億円(前年同期比2.3%増、海外売上高比率76.5%)となりました。営業利益は274億円(前年同期比10.2%減)、為替差損が120億円発生したことなどにより、経常利益は222億円(前年同期比49.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は166億円(前年同期比45.7%減)となりました。
また、総資産は主に現金及び預金や有価証券が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ927億円減少し、1兆5,975億円となりました。負債は、主に未払法人税等が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ222億円減少し、2,532億円となりました。純資産は、主に利益剰余金が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ704億円減少し、1兆3,443億円となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「対処すべき課題」についての経過及び追加すべき事項は、次のとおりです。
Nintendo Switchについては、今夏以降も『ファイアーエムブレム 風花雪月』(7月)、『ASTRAL CHAIN』(8月)、『ゼルダの伝説 夢をみる島』(9月)、『ルイージマンション3』(10月)、『ポケットモンスター ソード・シールド』(11月)、『あつまれ どうぶつの森』(2020年3月)といったタイトルを発売します。加えて、ソフトメーカー様の有力タイトルの発売が数多く予定されており、バラエティに富んだ魅力あるタイトルを継続的に投入していきます。また、Nintendo Switchの新しい仲間として、小さく、軽く、持ち運びやすい「Nintendo Switch Lite」の発売を9月に予定しており、お客様のお好みのプレイスタイルに合わせて選んでいただけるハードウェアをご用意することで、Nintendo Switchの更なる普及拡大を目指します。
ニンテンドー3DSについては、豊富なソフトウェアラインアップを活かし、初めてゲーム専用機を手にされるお客様へアピールするとともに、引き続き、ハードウェアの普及基盤を活かした定番タイトルの販売に努めてまいります。
モバイルビジネスでは、今夏に配信を開始する新作アプリ『Dr. Mario World』と『Mario Kart Tour』に加えて、これまでに配信したアプリについても、より多くのお客様に継続して楽しんでいただけるよう運用に注力していきます。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は177億26百万円です。