有価証券報告書-第37期(2023/04/01-2024/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における我が国経済は、2023年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症に移行したことに伴い、経済活動・社会活動の制限が緩和され、景気は緩やかな回復傾向がみられるものの、世界的な物価上昇や為替変動等により、依然として先行き不透明な状態が続いております。
当社グループが属するエンタテインメント業界の環境としましては、ライヴの総公演数が前年同期比6.8%増の34,545公演、総売上高は前年同期比29.0%増の5,140億7百万円(2023年1月~12月。一般社団法人コンサートプロモーターズ協会調べ)、音楽ビデオを含む音楽ソフトの生産金額が前年同期比9.1%増の2,207億22百万円(2023年1月~12月。一般社団法人日本レコード協会調べ)、有料音楽配信売上金額が前年同期比10.9%増の1,164億98百万円(2023年1月~12月。一般社団法人日本レコード協会調べ)となり、当社に関連する市場が大きく成長しております。映像関連市場につきましては、映像ソフトの売上金額が前年同期比0.4%増の1,152億35百万円(2023年1月~12月。一般社団法人日本映像ソフト協会調べ)となり、映像配信市場規模は前年同期比8.0%増の5,250億円(2023年1月~12月。一般財団法人デジタルコンテンツ協会調べ)となり今後も拡大することが予想されます。
このような事業環境の下、当社は中期経営計画「avex vision 2027」の実現に向けて、価値創造の起点となる「才能と出会い、育てること」を重点に積極的な投資を行い、長期的な成長を目指せる体制を構築するとともに、海外市場に向けた戦略的な取組みを推進してまいりました。これらの取組みにより、各セグメントにおいてIPの発掘・育成や開発・獲得が進捗し、IPポートフォリオの拡充が進んでおります。また、当社の注力領域を明確化し、経営資源を最適化するために、事業ポートフォリオを戦略的に見直し、中期経営計画を実現するための基盤整理に努めてまいりました。
以上の結果、音楽事業の売上増加等により、売上高は1,333億87百万円(前年度比9.7%増)となったものの、売上総利益率の低下並びにIP創出のための投資を継続したことに伴う売上原価及び販売費及び一般管理費の増加等により、営業利益は12億65百万円(前年度比62.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億87百万円(前年度比64.0%減)となりました。
セグメントの経営成績は、以下のとおりであります。
① 音楽事業
(単位:百万円)
ライヴ、E-コマース及びマーチャンダイジングの売上が増加したものの、売上原価及び販売費及び一般管理費の増加等により、売上高は1,131億95百万円(前年度比20.2%増)、営業利益は18億88百万円(前年度比19.4%減)となりました。
② アニメ・映像事業
(単位:百万円)
海外向けセールス及びイベント等のノンパッケージ売上が増加したものの、売上総利益率の低下及び販売費及び一般管理費の増加等により、売上高は161億18百万円(前年度比5.7%増)、営業損失は1億29百万円(前年度は営業利益6億21百万円)となりました。
③ デジタル事業
(単位:百万円)
映像配信サービスの合弁会社解消に伴い減収となったため、売上高は29億35百万円(前年度比76.2%減)、営業損失は2億85百万円(前年度は営業損失1億17百万円)となりました。
④ 海外事業
(単位:百万円)
印税収入の増加等により売上が増加したものの、売上原価及び販売費及び一般管理費の増加等により、売上高は56億84百万円(前年度比9.3%増)、営業損失は1億61百万円(前年度は営業利益4億77百万円)となりました。
⑤ その他
(単位:百万円)
売上高は5億86百万円(前年度比28.6%減)、営業損失は45百万円(前年度は営業利益48百万円)となりました。
(2) 生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
(注) 1 金額は、販売価格によっております。
2 セグメント間取引については、相殺消去しております。
② 受注実績
該当事項はありません。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
(3) 経営成績の分析
① 売上高
売上高は、前連結会計年度に対して118億25百万円増加し、1,333億87百万円(前年度比9.7%増)となりました。これは主に、音楽事業における大型ライヴ公演が増加したこと等によるものであります。
② 売上原価、販売費及び一般管理費及び営業利益
売上原価は、前連結会計年度に対して115億23百万円増加し、940億97百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に対して24億22百万円増加し、380億24百万円となりました。これは主に、売上総利益率の低下及び中期経営計画の実現に向けたIP創出のための投資を継続したこと等によるものであります。 この結果、営業利益は、前連結会計年度に対して21億19百万円減少し、12億65百万円(前年度比62.6%減)となりました。
③ 営業外損益及び経常利益
営業外収益は、前連結会計年度に対して6億34百万円減少し、3億37百万円となりました。また、営業外費用は前連結会計年度に対して1億63百万円増加し、4億65百万円となりました。
この結果、経常利益は、前連結会計年度に対して29億17百万円減少し、11億37百万円(前年度比71.9%減)となりました。
④ 特別損益及び税金等調整前当期純利益
特別利益は、前連結会計年度に対して3億65百万円増加し、20億31百万円となりました。これは主に、投資有価証券売却益等を計上したことによるものであります。また、特別損失は、前連結会計年度に対して6億65百万円減少し、4億4百万円となりました。 この結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に対して18億86百万円減少し、27億64百万円(前年度比40.6%減)となりました。
⑤ 法人税等(法人税等調整額を含む)、非支配株主に帰属する当期純利益及び親会社株主に帰属する当期純利益
法人税等は、前連結会計年度に対して42百万円減少し、15億84百万円となりました。また、非支配株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に対して88百万円減少し、1億93百万円となりました。
この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に対して17億55百万円減少し、9億87百万円(前年度比64.0%減)となりました。
(4) 財政状態の分析
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて9億72百万円増加し、1,098億87百万円となりました。これは主に、未収入金が17億57百万円及び無形固定資産が13億38百万円それぞれ減少したものの、流動資産の「その他」が14億43百万円、土地が10億32百万円及び有形固定資産の「その他」が6億55百万円それぞれ増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べて37億11百万円増加し、537億87百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が16億72百万円減少したものの、未払金が54億83百万円増加したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて27億39百万円減少し、560億99百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が17億43百万円及び利益剰余金が15億96百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(5) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、469億33百万円(前年同期は481億43百万円)となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、36億91百万円(前年同期は91億92百万円)となりました。これは主に、法人税等の支払額27億80百万円及び仕入債務の減少17億8百万円により資金が減少したものの、未払金の増加56億72百万円及び税金等調整前当期純利益27億64百万円により資金が増加したことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、△23億99百万円(前年同期は△31億31百万円)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入19億6百万円及び無形固定資産の売却による収入12億71百万円により資金が増加したものの、有形固定資産の取得による支出22億93百万円、無形固定資産の取得による支出12億65百万円及び投資有価証券の取得による支出15億34百万円により資金が減少したことによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、△23億60百万円(前年同期は△24億93百万円)となりました。これは主に、配当金の支払額22億58百万円により資金が減少したことによるものであります。
(資本の財源及び資金の流動性についての分析)
当社グループは、運転資金及び投資等の資金需要に対して、自己資金を充当することを基本方針とし、必要に応じて主として金融機関からの借入金によって資金を確保しております。
資金の流動性の確保に関しては、安定的かつ機動的な資金調達体制を構築するため、複数の取引金融機関との間でコミットメントライン契約を締結しております。また、流動資金の効率的な運用を目的として、国内子会社(一部を除く)に限り、CPS(キャッシュプーリングシステム)による資金貸借を行っており、資金を当社が一元管理しております。
(6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
当連結会計年度における我が国経済は、2023年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症に移行したことに伴い、経済活動・社会活動の制限が緩和され、景気は緩やかな回復傾向がみられるものの、世界的な物価上昇や為替変動等により、依然として先行き不透明な状態が続いております。
当社グループが属するエンタテインメント業界の環境としましては、ライヴの総公演数が前年同期比6.8%増の34,545公演、総売上高は前年同期比29.0%増の5,140億7百万円(2023年1月~12月。一般社団法人コンサートプロモーターズ協会調べ)、音楽ビデオを含む音楽ソフトの生産金額が前年同期比9.1%増の2,207億22百万円(2023年1月~12月。一般社団法人日本レコード協会調べ)、有料音楽配信売上金額が前年同期比10.9%増の1,164億98百万円(2023年1月~12月。一般社団法人日本レコード協会調べ)となり、当社に関連する市場が大きく成長しております。映像関連市場につきましては、映像ソフトの売上金額が前年同期比0.4%増の1,152億35百万円(2023年1月~12月。一般社団法人日本映像ソフト協会調べ)となり、映像配信市場規模は前年同期比8.0%増の5,250億円(2023年1月~12月。一般財団法人デジタルコンテンツ協会調べ)となり今後も拡大することが予想されます。
このような事業環境の下、当社は中期経営計画「avex vision 2027」の実現に向けて、価値創造の起点となる「才能と出会い、育てること」を重点に積極的な投資を行い、長期的な成長を目指せる体制を構築するとともに、海外市場に向けた戦略的な取組みを推進してまいりました。これらの取組みにより、各セグメントにおいてIPの発掘・育成や開発・獲得が進捗し、IPポートフォリオの拡充が進んでおります。また、当社の注力領域を明確化し、経営資源を最適化するために、事業ポートフォリオを戦略的に見直し、中期経営計画を実現するための基盤整理に努めてまいりました。
以上の結果、音楽事業の売上増加等により、売上高は1,333億87百万円(前年度比9.7%増)となったものの、売上総利益率の低下並びにIP創出のための投資を継続したことに伴う売上原価及び販売費及び一般管理費の増加等により、営業利益は12億65百万円(前年度比62.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億87百万円(前年度比64.0%減)となりました。
セグメントの経営成績は、以下のとおりであります。
① 音楽事業
(単位:百万円)
| 2023年3月期 | 2024年3月期 | 増減 | |
| 売上高 | 94,173 | 113,195 | 19,022 |
| 売上原価 | 64,524 | 81,143 | 16,618 |
| 売上総利益 | 29,649 | 32,052 | 2,403 |
| 売上総利益率 | 31.5% | 28.3% | △3.2% |
| 販売費及び一般管理費 | 27,305 | 30,164 | 2,858 |
| 営業利益 | 2,343 | 1,888 | △455 |
| 営業利益率 | 2.5% | 1.7% | △0.8% |
| 外部顧客に対する売上高 | 90,101 | 109,555 | 19,453 |
ライヴ、E-コマース及びマーチャンダイジングの売上が増加したものの、売上原価及び販売費及び一般管理費の増加等により、売上高は1,131億95百万円(前年度比20.2%増)、営業利益は18億88百万円(前年度比19.4%減)となりました。
② アニメ・映像事業
(単位:百万円)
| 2023年3月期 | 2024年3月期 | 増減 | |
| 売上高 | 15,253 | 16,118 | 865 |
| 売上原価 | 11,296 | 12,324 | 1,027 |
| 売上総利益 | 3,957 | 3,794 | △162 |
| 売上総利益率 | 25.9% | 23.5% | △2.4% |
| 販売費及び一般管理費 | 3,335 | 3,923 | 587 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 621 | △129 | △750 |
| 営業利益率 | 4.1% | - | - |
| 外部顧客に対する売上高 | 14,065 | 15,403 | 1,338 |
海外向けセールス及びイベント等のノンパッケージ売上が増加したものの、売上総利益率の低下及び販売費及び一般管理費の増加等により、売上高は161億18百万円(前年度比5.7%増)、営業損失は1億29百万円(前年度は営業利益6億21百万円)となりました。
③ デジタル事業
(単位:百万円)
| 2023年3月期 | 2024年3月期 | 増減 | |
| 売上高 | 12,345 | 2,935 | △9,409 |
| 売上原価 | 9,190 | 1,544 | △7,645 |
| 売上総利益 | 3,155 | 1,390 | △1,764 |
| 売上総利益率 | 25.6% | 47.4% | 21.8% |
| 販売費及び一般管理費 | 3,272 | 1,676 | △1,596 |
| 営業損失(△) | △117 | △285 | △167 |
| 営業利益率 | - | - | - |
| 外部顧客に対する売上高 | 11,949 | 2,720 | △9,228 |
映像配信サービスの合弁会社解消に伴い減収となったため、売上高は29億35百万円(前年度比76.2%減)、営業損失は2億85百万円(前年度は営業損失1億17百万円)となりました。
④ 海外事業
(単位:百万円)
| 2023年3月期 | 2024年3月期 | 増減 | |
| 売上高 | 5,199 | 5,684 | 485 |
| 売上原価 | 2,626 | 3,235 | 609 |
| 売上総利益 | 2,573 | 2,448 | △124 |
| 売上総利益率 | 49.5% | 43.1% | △6.4% |
| 販売費及び一般管理費 | 2,095 | 2,610 | 515 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 477 | △161 | △639 |
| 営業利益率 | 9.2% | - | - |
| 外部顧客に対する売上高 | 5,199 | 5,657 | 457 |
印税収入の増加等により売上が増加したものの、売上原価及び販売費及び一般管理費の増加等により、売上高は56億84百万円(前年度比9.3%増)、営業損失は1億61百万円(前年度は営業利益4億77百万円)となりました。
⑤ その他
(単位:百万円)
| 2023年3月期 | 2024年3月期 | 増減 | |
| 売上高 | 821 | 586 | △234 |
| 売上原価 | 613 | 545 | △68 |
| 売上総利益 | 207 | 41 | △166 |
| 売上総利益率 | 25.3% | 7.1% | △18.2% |
| 販売費及び一般管理費 | 159 | 86 | △72 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 48 | △45 | △93 |
| 営業利益率 | 5.9% | - | - |
| 外部顧客に対する売上高 | 246 | 50 | △195 |
売上高は5億86百万円(前年度比28.6%減)、営業損失は45百万円(前年度は営業利益48百万円)となりました。
(2) 生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前期比(%) |
| 音楽事業 | 14,948 | +4.1 |
| アニメ・映像事業 | 2,325 | △37.2 |
| 海外事業 | 5 | △72.3 |
| 合計 | 17,279 | △4.4 |
(注) 1 金額は、販売価格によっております。
2 セグメント間取引については、相殺消去しております。
② 受注実績
該当事項はありません。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前期比(%) |
| 音楽事業 | 109,555 | +21.6 |
| アニメ・映像事業 | 15,403 | +9.5 |
| デジタル事業 | 2,720 | △77.2 |
| 海外事業 | 5,657 | +8.8 |
| その他 | 50 | △79.4 |
| 合計 | 133,387 | +9.7 |
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
(3) 経営成績の分析
① 売上高
売上高は、前連結会計年度に対して118億25百万円増加し、1,333億87百万円(前年度比9.7%増)となりました。これは主に、音楽事業における大型ライヴ公演が増加したこと等によるものであります。
② 売上原価、販売費及び一般管理費及び営業利益
売上原価は、前連結会計年度に対して115億23百万円増加し、940億97百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に対して24億22百万円増加し、380億24百万円となりました。これは主に、売上総利益率の低下及び中期経営計画の実現に向けたIP創出のための投資を継続したこと等によるものであります。 この結果、営業利益は、前連結会計年度に対して21億19百万円減少し、12億65百万円(前年度比62.6%減)となりました。
③ 営業外損益及び経常利益
営業外収益は、前連結会計年度に対して6億34百万円減少し、3億37百万円となりました。また、営業外費用は前連結会計年度に対して1億63百万円増加し、4億65百万円となりました。
この結果、経常利益は、前連結会計年度に対して29億17百万円減少し、11億37百万円(前年度比71.9%減)となりました。
④ 特別損益及び税金等調整前当期純利益
特別利益は、前連結会計年度に対して3億65百万円増加し、20億31百万円となりました。これは主に、投資有価証券売却益等を計上したことによるものであります。また、特別損失は、前連結会計年度に対して6億65百万円減少し、4億4百万円となりました。 この結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に対して18億86百万円減少し、27億64百万円(前年度比40.6%減)となりました。
⑤ 法人税等(法人税等調整額を含む)、非支配株主に帰属する当期純利益及び親会社株主に帰属する当期純利益
法人税等は、前連結会計年度に対して42百万円減少し、15億84百万円となりました。また、非支配株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に対して88百万円減少し、1億93百万円となりました。
この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に対して17億55百万円減少し、9億87百万円(前年度比64.0%減)となりました。
(4) 財政状態の分析
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて9億72百万円増加し、1,098億87百万円となりました。これは主に、未収入金が17億57百万円及び無形固定資産が13億38百万円それぞれ減少したものの、流動資産の「その他」が14億43百万円、土地が10億32百万円及び有形固定資産の「その他」が6億55百万円それぞれ増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べて37億11百万円増加し、537億87百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が16億72百万円減少したものの、未払金が54億83百万円増加したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて27億39百万円減少し、560億99百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が17億43百万円及び利益剰余金が15億96百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(5) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、469億33百万円(前年同期は481億43百万円)となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、36億91百万円(前年同期は91億92百万円)となりました。これは主に、法人税等の支払額27億80百万円及び仕入債務の減少17億8百万円により資金が減少したものの、未払金の増加56億72百万円及び税金等調整前当期純利益27億64百万円により資金が増加したことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、△23億99百万円(前年同期は△31億31百万円)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入19億6百万円及び無形固定資産の売却による収入12億71百万円により資金が増加したものの、有形固定資産の取得による支出22億93百万円、無形固定資産の取得による支出12億65百万円及び投資有価証券の取得による支出15億34百万円により資金が減少したことによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、△23億60百万円(前年同期は△24億93百万円)となりました。これは主に、配当金の支払額22億58百万円により資金が減少したことによるものであります。
(資本の財源及び資金の流動性についての分析)
当社グループは、運転資金及び投資等の資金需要に対して、自己資金を充当することを基本方針とし、必要に応じて主として金融機関からの借入金によって資金を確保しております。
資金の流動性の確保に関しては、安定的かつ機動的な資金調達体制を構築するため、複数の取引金融機関との間でコミットメントライン契約を締結しております。また、流動資金の効率的な運用を目的として、国内子会社(一部を除く)に限り、CPS(キャッシュプーリングシステム)による資金貸借を行っており、資金を当社が一元管理しております。
(6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。