四半期報告書-第150期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/10 14:05
【資料】
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【項目】
38項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は273億30百万円となり、前連結会計年度末と比較して14億98百万円の増加となりました。
資産の部では、流動資産が225億23百万円となり、前連結会計年度末と比較して10億59百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金の増加14億88百万円、受取手形及び売掛金の減少4億83百万円によるものです。
固定資産は48億6百万円となり、前連結会計年度末と比較して4億39百万円の増加となりました。これは主にのれんの増加3億34百万円、投資有価証券の増加1億5百万円によるものです。
負債の部では、流動負債が70億67百万円となり、前連結会計年度末と比較して71百万円の増加となりました。これは主に短期借入金の増加3億51百万円、未払法人税等の減少2億48百万円によるものです。
固定負債は17億55百万円となり、前連結会計年度末と比較して8億6百万円の増加となりました。これは主に長期借入金の増加7億60百万円によるものです。
純資産合計は185億8百万円となり、前連結会計年度末と比較して6億20百万円の増加となりました。以上の結果、自己資本比率は67.7%となりました。
②経営成績
当社グループ(当社及び連結子会社)の当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高303億3百万円(前年同期比7.7%減少)、営業利益13億84百万円(同5.1%減少)、経常利益13億85百万円(同3.7%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益9億45百万円(同23.1%減少)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりです。
なお、第1四半期連結会計期間より、従来の国内営業本部CUSPA部を、事業領域の開拓と意思決定の迅速化を目的として事業本部として独立させ、報告セグメントとしております。以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。
(国内営業本部)
国内営業本部は、新型コロナウイルス感染症の感染防止に最大限の対策を講じつつ、自動車補修部品の供給を社会にとっての重要なライフラインと認識し、取引先と一丸となって安定供給の維持継続に務めました。その結果、売上高は178億98百万円となり、前年同期比で0.2%の減収にとどまりました。今後も引き続き本業の補修部品販売に注力しつつ、EV車・HV車の普及をはじめとした自動車業界の大変革に対応し、新規商材の開発・販売にも注力して参ります。
(海外営業本部)
海外営業本部は、当第3四半期は欧州・中東向け輸出は回復の兆しが見られ、北米は輸出および現地販売共に回復基調にあり、またシンガポールの連結子会社の売上もほぼ前年並みまで回復してきておりますが、アジア・中南米向けが引き続き新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で市場の回復が遅れており、売上の減少傾向が続いております。その結果、売上高は77億19百万円となり、前年同期比で21.5%の減収となりました。
(工機営業本部)
工機営業本部は、第2四半期までの新型コロナウイルス感染症による減産からの一部顧客の挽回により、小型建設機械や農機の生産の回復がみられましたが、建機・農機・フォークリフト等産業車輌全体での本格的な回復には至っておりません。その結果、売上高は30億92百万円となり、前年同期比で14.5%の減収となりました。
(CUSPA営業本部)
CUSPA営業本部は、新型コロナウイルス感染症の拡大によりカスタマイズパーツの消費マインドが低下、モータースポーツやイベント等の開催が数多く中止され、市場需要が減少する中、SNSによる新たな販促手法の確立や、自社ブランドの新製品投入が奏功して、売上高に大きく寄与しました。その結果、売上高は15億92百万円となり、前年同期比9.6%の増収となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
記載すべき事項はありません。