四半期報告書-第63期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/08 16:10
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善が持続しており緩やかな回復基調となりました。一方、海外経済は、米中の貿易摩擦の長期化や中国経済の減速が顕在化するなど、先行き不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、当社グループの主要ユーザーである自動車関連企業では、ワールドワイドでの自動車生産台数は、地域によってまだら模様ながら引き続き堅調に推移いたしました。
当社グループにおきましては、総力をあげて売上高の伸長に努めるとともに、継続的なコスト抑制を推進し、収益の維持に努めてまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は623億36百万円(前年同四半期比9.2%増)となり、営業利益は20億43百万円(前年同四半期比3.5%増)、経常利益は20億1百万円(前年同四半期比1.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、13億7百万円(前年同四半期比2.2%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
(デバイス事業)
デバイス事業におきましては、電子制御が進む自動車向けシステムLSIなどの半導体や電子部品の販売及び技術支援、組込システムのPoC(概念実証)開発支援や受託開発事業を行っております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、自動車生産台数が新型車効果等で国内生産を中心に総じて堅調に推移したことや、電動車両や先進運転支援システム搭載車両の各納入部品の需要が拡大した結果、デバイス事業の売上高は、508億24百万円(前年同四半期比8.9%増)、営業利益は14億6百万円(前年同四半期比1.0%減)となりました。
(ソリューション事業)
ソリューション事業におきましては、IT機器、計測機器及び組込機器の販売からITプラットフォーム基盤構築及びIoTシステムの提案に加え、FAシステムや特殊計測システムの設計・製造・販売及び産業用コンピュータの開発・製造・販売を行っております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、主要顧客企業の設備投資需要や情報化投資需要を的確に捉えたことや、組み込み分野での需要増があった結果、ソリューション事業の売上高は115億12百万円(前年同四半期比10.8%増)、営業利益は6億36百万円(前年同四半期比15.0%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
資産合計は、前連結会計年度末に比べて9億69百万円減少し622億10百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて8億91百万円減少し571億26百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が13億70百万円減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて77百万円減少し50億84百万円となりました。
(負債)
負債合計は、前連結会計年度末に比べて17億43百万円減少し279億86百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて28億12百万円減少し224億18百万円となりました。これは主に、電子記録債務が9億97百万円、未払法人税等が8億12百万円及び一年内返済予定の長期借入金が7億円減少したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて10億68百万円増加し55億68百万円となりました。これは主に、長期借入金が11億50百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて7億74百万円増加し342億23百万円となりました。
この結果、自己資本比率は51.7%(前連結会計年度末は49.7%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ8億81百万円増加し83億89百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は9億8百万円(前年同四半期に比べ5億84百万円の増加)となりました。
これは主に、仕入債務の減少額11億33百万円及び法人税等の支払額10億1百万円がありましたが、税金等調整前当期純利益19億98百万円及び売上債権の減少額14億55百万円があったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は1億33百万円(前年同四半期に比べ1億59百万円の減少)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出80百万円があったためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は1億79百万円(前年同四半期に比べ2億95百万円の減少)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出8億円及び配当金の支払額4億85百万円がありましたが、短期借入金の純増加額2億33百万円及び長期借入れによる収入12億50百万円があったためであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、45百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。