四半期報告書-第41期第3四半期(令和1年9月1日-令和1年11月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、2019年7-9月期の実質GDP成長率が前期比プラス0.4%(年率換算プラス1.8%)となりました。消費税増税前の駆け込み需要の取り込み影響等により個人消費が底堅く推移いたしました。
また世界経済は、米中貿易摩擦の長期化、イギリスのEU離脱問題など不安定な国際情勢が持続しており、先行き不透明な状況が続いています。
このような状況の中、当社グループは“「感じ良いくらし」を実現する企業”として、『ムダをなくす取組み(廃棄物削減)』『天然資源の保全』『安心・安全への配慮』『絆を大切にする活動』『温暖化への配慮』といったテーマを軸に、より良い商品の開発、店舗数の拡大に努めてまいりました。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、次のとおりであります。
営業収益 3,282億3百万円(前年同期比 7.9%増)
売上高 3,275億16百万円(前年同期比 7.9%増)
営業利益 298億20百万円(前年同期比 14.5%減)
経常利益 301億74百万円(前年同期比 15.5%減)
親会社株主に帰属する四半期純利益 205億3百万円(前年同期比 32.4%減)
セグメント毎の経営成績は、次のとおりであります。なお、文中の店舗数は、無印良品、MUJIcom、MUJI to Go、Cafe MUJI、Cafe&Meal MUJI、IDEE店舗等の合計を表記しております。
① 国内事業
国内事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は2,057億3百万円(前年同期比8.8%増)、セグメント利益は204億65百万円(同5.1%減)となりました。
同連結会計期間末の国内店舗数は、478店舗(前期末差20店舗増)となりました。
同連結会計期間においては、台風や大雨の影響による営業の短縮や休業が発生いたしましたが、消費税増税前の駆け込み需要の取り込みや、顧客向け施策が功を奏し、営業収益が増加いたしました。
衣服・雑貨では「綿フランネルスタンドカラーシャツ」や、「ウールシルク」シリーズ等が好調に推移いたしました。また、「肩の負担を軽くする撥水リュックサック」や「撥水サコッシュ」のバッグも伸長いたしました。
生活雑貨では、毛布や寝装ファブリックの動向が良く、「シリコーン調理スプーン」などの価格見直しアイテムが売上を伸ばしました。
食品では、「レトルトカレー」シリーズや、「不揃いバウム」シリーズなどの商品が好調でした。
② 東アジア事業
東アジア事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は903億30百万円(同4.0%増)、セグメント利益は115億60百万円(同13.3%減)となりました。
同連結会計期間末の店舗数は、394店舗(前期末差19店舗増)となりました。
東アジア事業の一部の国や地域での情勢不安等により、セグメント利益が減少いたしましたが、中国においては衣服が好調に推移いたしました。生活雑貨では価格を見直したノートや、中国企画商品の「ステンレスマグ」が伸長いたしました。
③ 欧米事業
欧米事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は197億12百万円(同18.0%増)、セグメント損失は27億48百万円(前年同期は8億15百万円の損失)となりました。
同連結会計期間末の店舗数は、70店舗(前期末差3店舗増)となりました。
欧州においては、衣服・雑貨商品が好調に推移し、また新規国での出店を行い増収となりましたが、開店前費用が増加いたしました。
北米では経費のコントロールを行い改善を進めましたが、在庫増に伴い差益率が悪化、売上計画も未達となりました。
④ 西南アジア・オセアニア事業
西南アジア・オセアニア事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は124億56百万円(同7.3%増)、セグメント損失は1億61百万円(前年同期は3憶24百万円の利益)となりました。
同連結会計期間末の店舗数は、82店舗(前期末差7店舗増)となりました。
マレーシアでは、衣服・雑貨の定番商品が継続して好調に推移し、売上の下支えができました。シンガポールでは価格を見直した紳士、婦人のカットソーが大きく伸長いたしましたが、人件費・物流費等は増加いたしました。また、オーストラリアでは改装にかかる宣伝費等の経費が先行いたしました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は10億9百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第3四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通しについて、重要な変更はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第3四半期連結会計期間末における当社グループの総資産は、3,171億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ588億81百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の減少162億60百万円、受取手形及び売掛金の増加64億73百万円、商品の増加219億90百万円、未収入金の増加49億61百万円、建物及び構築物(純額)の増加46億27百万円、使用権資産(純額)の増加266億32百万円、無形固定資産その他の増加69億91百万円によるものです。
負債は1,139億8百万円となり、507億87百万円増加いたしました。これは主に、買掛金の増加143億79百万円、短期借入金の増加155億12百万円、未払法人税等の減少97億41百万円、流動負債及び固定負債のリース債務の増加277億54百万円によるものです。
純資産は2,032億83百万円となり、80億94百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加104億75百万円、繰延ヘッジ損益の増加11億14百万円、為替換算調整勘定の減少37億59百万円によるものです。
この結果、連結ベースの自己資本比率は、前連結会計年度末の73.8%から62.8%となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半
期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行
っております。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、2019年7-9月期の実質GDP成長率が前期比プラス0.4%(年率換算プラス1.8%)となりました。消費税増税前の駆け込み需要の取り込み影響等により個人消費が底堅く推移いたしました。
また世界経済は、米中貿易摩擦の長期化、イギリスのEU離脱問題など不安定な国際情勢が持続しており、先行き不透明な状況が続いています。
このような状況の中、当社グループは“「感じ良いくらし」を実現する企業”として、『ムダをなくす取組み(廃棄物削減)』『天然資源の保全』『安心・安全への配慮』『絆を大切にする活動』『温暖化への配慮』といったテーマを軸に、より良い商品の開発、店舗数の拡大に努めてまいりました。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、次のとおりであります。
営業収益 3,282億3百万円(前年同期比 7.9%増)
売上高 3,275億16百万円(前年同期比 7.9%増)
営業利益 298億20百万円(前年同期比 14.5%減)
経常利益 301億74百万円(前年同期比 15.5%減)
親会社株主に帰属する四半期純利益 205億3百万円(前年同期比 32.4%減)
セグメント毎の経営成績は、次のとおりであります。なお、文中の店舗数は、無印良品、MUJIcom、MUJI to Go、Cafe MUJI、Cafe&Meal MUJI、IDEE店舗等の合計を表記しております。
① 国内事業
国内事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は2,057億3百万円(前年同期比8.8%増)、セグメント利益は204億65百万円(同5.1%減)となりました。
同連結会計期間末の国内店舗数は、478店舗(前期末差20店舗増)となりました。
同連結会計期間においては、台風や大雨の影響による営業の短縮や休業が発生いたしましたが、消費税増税前の駆け込み需要の取り込みや、顧客向け施策が功を奏し、営業収益が増加いたしました。
衣服・雑貨では「綿フランネルスタンドカラーシャツ」や、「ウールシルク」シリーズ等が好調に推移いたしました。また、「肩の負担を軽くする撥水リュックサック」や「撥水サコッシュ」のバッグも伸長いたしました。
生活雑貨では、毛布や寝装ファブリックの動向が良く、「シリコーン調理スプーン」などの価格見直しアイテムが売上を伸ばしました。
食品では、「レトルトカレー」シリーズや、「不揃いバウム」シリーズなどの商品が好調でした。
② 東アジア事業
東アジア事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は903億30百万円(同4.0%増)、セグメント利益は115億60百万円(同13.3%減)となりました。
同連結会計期間末の店舗数は、394店舗(前期末差19店舗増)となりました。
東アジア事業の一部の国や地域での情勢不安等により、セグメント利益が減少いたしましたが、中国においては衣服が好調に推移いたしました。生活雑貨では価格を見直したノートや、中国企画商品の「ステンレスマグ」が伸長いたしました。
③ 欧米事業
欧米事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は197億12百万円(同18.0%増)、セグメント損失は27億48百万円(前年同期は8億15百万円の損失)となりました。
同連結会計期間末の店舗数は、70店舗(前期末差3店舗増)となりました。
欧州においては、衣服・雑貨商品が好調に推移し、また新規国での出店を行い増収となりましたが、開店前費用が増加いたしました。
北米では経費のコントロールを行い改善を進めましたが、在庫増に伴い差益率が悪化、売上計画も未達となりました。
④ 西南アジア・オセアニア事業
西南アジア・オセアニア事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は124億56百万円(同7.3%増)、セグメント損失は1億61百万円(前年同期は3憶24百万円の利益)となりました。
同連結会計期間末の店舗数は、82店舗(前期末差7店舗増)となりました。
マレーシアでは、衣服・雑貨の定番商品が継続して好調に推移し、売上の下支えができました。シンガポールでは価格を見直した紳士、婦人のカットソーが大きく伸長いたしましたが、人件費・物流費等は増加いたしました。また、オーストラリアでは改装にかかる宣伝費等の経費が先行いたしました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は10億9百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第3四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通しについて、重要な変更はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第3四半期連結会計期間末における当社グループの総資産は、3,171億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ588億81百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の減少162億60百万円、受取手形及び売掛金の増加64億73百万円、商品の増加219億90百万円、未収入金の増加49億61百万円、建物及び構築物(純額)の増加46億27百万円、使用権資産(純額)の増加266億32百万円、無形固定資産その他の増加69億91百万円によるものです。
負債は1,139億8百万円となり、507億87百万円増加いたしました。これは主に、買掛金の増加143億79百万円、短期借入金の増加155億12百万円、未払法人税等の減少97億41百万円、流動負債及び固定負債のリース債務の増加277億54百万円によるものです。
純資産は2,032億83百万円となり、80億94百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加104億75百万円、繰延ヘッジ損益の増加11億14百万円、為替換算調整勘定の減少37億59百万円によるものです。
この結果、連結ベースの自己資本比率は、前連結会計年度末の73.8%から62.8%となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半
期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行
っております。