四半期報告書-第35期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、台風や地震などの自然災害の影響から景況感の悪化や生産活動、消費マインドの弱含みがみられたものの、堅調な企業収益、輸出の緩やかな増加、雇用・所得環境の改善、個人消費の持ち直しなどにより、緩やかな回復基調が続いております。
このような状況の下、当社グループでは、第35期は年度方針として「結果主義」を掲げ、中長期的な視点に基づき、人材、組織など経営基盤固めを実践するとともに、「アート関連事業」及び「健康産業事業」において、新規顧客の開拓及び過去に捉われない新たな収益基盤の創造に邁進してまいりました。
基幹の「アート関連事業」におきましては、引き続き、「絵のある豊かな生活(くらし)」によって、一人でも多くのお客様に夢や希望を感じていただけるよう積極的な営業展開を行うとともに、組織の効率化やコスト削減に努め、収益力の改善に努めてまいりました。
また、「健康産業事業」におきましては、平成28年7月より溶岩石を用いた女性専用のホットヨガスタジオ「アミ
ーダ」の展開を開始しており、順次出店(平成30年9月末現在26店舗、プレオープンを含む。)を行ってまいりまし
た。
この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高4,147百万円(前年同四半期比17.0%増)、営業利益799百万円(同47.4%増)となりました。また、デリバティブ取引における利益及び為替差益の計上により経常利益1,799百万円(同188.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,144百万円(同189.7%増)となりました。
セグメント業績は、次のとおりであります。
(アート関連事業)
当社グループの主力事業である絵画等販売事業におきましては、引き続き、新規顧客獲得に主眼をおいた営業活
動に注力をし、また、イラスト系グッズ販売におきましては、グッズ専門店やグッズ通販サイトの運営を行い、新規顧客の獲得及び取扱アーティストのブランド化や新作家開発に努め、版画の売上拡大につなげてまいりました。
この結果、版画の出荷が順調に推移したこと及び版画等の原価率を抑えることができたことなどより、売上高は2,502百万円(同10.7%増)となり、営業利益は391百万円(同77.5%増)となりました。
(金融サービス事業)
金融サービス事業におきましては、引き続き、当社及びその他一般加盟店の顧客に対する個別信用購入あっせん
事業を中心に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は591百万円(同6.0%増)となり、営業利益は391百万円(同5.6%増)となりました。
(リゾート事業)
「タラサ志摩ホテル&リゾート」におきまして、本来の強みである「タラソテラピー」を軸に商品展開・営業活
動を行い、リピーター率の高い施設を目指して運営をいたしました。
また、ホテルには前期よりアートを扱うアールビバンならではの、現代アート作品(「草間彌生」の代表作「南
瓜」のオブジェをはじめ、「村上隆」、「奈良美智」、「アンディ・ウォーホル」など)を30点近く展示をしております。
しかしながら、ブライダルの売上が大幅に減少したことにより売上高は318百万円(同9.3%減)となり、営業
損失は14百万円(前年同四半期は9百万円の営業損失)となりました。
(健康産業事業)
フィットネスクラブ「カルナ フィットネス&スパ 柏」におきまして、引き続き、ホスピタリティ精神を大切
にした質の高いサービスの提供及び新規会員の獲得数アップと既存会員の退会防止、客単価の上昇に主眼をおいた
営業活動を推し進めてまいりました。
また、平成28年7月より溶岩石を用いた女性専用のホットヨガスタジオ「アミーダ」の展開を開始しており、順
次出店(平成30年9月末現在26店舗、プレオープンを含む。)を行っております。
この結果、売上高は754百万円(同94.7%増)となり、「アミーダ」の出店費用が先行しているものの営業利益
は9百万円(前年同四半期は70百万円の営業損失)となりました。
② 財政状態に関する説明
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は22,555百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,891百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が2,070百万円、売掛金が660百万円、その他流動資産が319百万円増加したことによるものであります。固定資産は3,682百万円となり、前連結会計年度末に比べ254百万円増加しました。これは主に投資有価証券が262百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は26,237百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,146百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は10,056百万円となり、前連結会計年度末に比べ860百万円増加いたしました。これは主に、未払法人税等が549百万円、割賦利益繰延が163百万円、前受金が132百万円増加したことによるものであります。固定負債は3,172百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,472百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が1,359百万円、リース債務が62百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は13,229百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,333百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は13,007百万円となり、前連結会計年度末に比べ812百万円増加いたしました。これは主に、剰余金の配当が191百万円、自己株式の取得が188百万円あったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益1,144百万円があったことによるものであります。
この結果、自己資本比率は49.6%(前連結会計年度末は52.8%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、デリバティブ利益888百万円及び売上債権の増加額660百万円の減少要因がありましたが、税金等調整前四半期純利益1,766百万円、長期借入れによる収入2,870百万円及び差入証拠金の返還による収入600百万円等の増加要因により、前連結会計年度末より2,070百万円増加し、5,936百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は625百万円(前年同期は328百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,766百万円等の増加要因がありましたが、デリバティブ利益888百万円及び売上債権の増加額660百万円等の減少要因があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は414百万円(前年同期は81百万円の使用)となりました。これは差入証拠金の返還による収入600百万円等の増加要因がありましたが、投資有価証券の取得による支出195百万円等の減少要因があったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は907百万円(前年同期は551百万円の使用)となりました。これは主に長期借入れによる収入2,870百万円等の増加要因がありましたが、長期借入金の返済による支出1,478百万円及び配当金の支払額193百万円、自己株式の取得による支出188百万円等の減少要因があったことによります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、台風や地震などの自然災害の影響から景況感の悪化や生産活動、消費マインドの弱含みがみられたものの、堅調な企業収益、輸出の緩やかな増加、雇用・所得環境の改善、個人消費の持ち直しなどにより、緩やかな回復基調が続いております。
このような状況の下、当社グループでは、第35期は年度方針として「結果主義」を掲げ、中長期的な視点に基づき、人材、組織など経営基盤固めを実践するとともに、「アート関連事業」及び「健康産業事業」において、新規顧客の開拓及び過去に捉われない新たな収益基盤の創造に邁進してまいりました。
基幹の「アート関連事業」におきましては、引き続き、「絵のある豊かな生活(くらし)」によって、一人でも多くのお客様に夢や希望を感じていただけるよう積極的な営業展開を行うとともに、組織の効率化やコスト削減に努め、収益力の改善に努めてまいりました。
また、「健康産業事業」におきましては、平成28年7月より溶岩石を用いた女性専用のホットヨガスタジオ「アミ
ーダ」の展開を開始しており、順次出店(平成30年9月末現在26店舗、プレオープンを含む。)を行ってまいりまし
た。
この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高4,147百万円(前年同四半期比17.0%増)、営業利益799百万円(同47.4%増)となりました。また、デリバティブ取引における利益及び為替差益の計上により経常利益1,799百万円(同188.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,144百万円(同189.7%増)となりました。
セグメント業績は、次のとおりであります。
(アート関連事業)
当社グループの主力事業である絵画等販売事業におきましては、引き続き、新規顧客獲得に主眼をおいた営業活
動に注力をし、また、イラスト系グッズ販売におきましては、グッズ専門店やグッズ通販サイトの運営を行い、新規顧客の獲得及び取扱アーティストのブランド化や新作家開発に努め、版画の売上拡大につなげてまいりました。
この結果、版画の出荷が順調に推移したこと及び版画等の原価率を抑えることができたことなどより、売上高は2,502百万円(同10.7%増)となり、営業利益は391百万円(同77.5%増)となりました。
(金融サービス事業)
金融サービス事業におきましては、引き続き、当社及びその他一般加盟店の顧客に対する個別信用購入あっせん
事業を中心に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は591百万円(同6.0%増)となり、営業利益は391百万円(同5.6%増)となりました。
(リゾート事業)
「タラサ志摩ホテル&リゾート」におきまして、本来の強みである「タラソテラピー」を軸に商品展開・営業活
動を行い、リピーター率の高い施設を目指して運営をいたしました。
また、ホテルには前期よりアートを扱うアールビバンならではの、現代アート作品(「草間彌生」の代表作「南
瓜」のオブジェをはじめ、「村上隆」、「奈良美智」、「アンディ・ウォーホル」など)を30点近く展示をしております。
しかしながら、ブライダルの売上が大幅に減少したことにより売上高は318百万円(同9.3%減)となり、営業
損失は14百万円(前年同四半期は9百万円の営業損失)となりました。
(健康産業事業)
フィットネスクラブ「カルナ フィットネス&スパ 柏」におきまして、引き続き、ホスピタリティ精神を大切
にした質の高いサービスの提供及び新規会員の獲得数アップと既存会員の退会防止、客単価の上昇に主眼をおいた
営業活動を推し進めてまいりました。
また、平成28年7月より溶岩石を用いた女性専用のホットヨガスタジオ「アミーダ」の展開を開始しており、順
次出店(平成30年9月末現在26店舗、プレオープンを含む。)を行っております。
この結果、売上高は754百万円(同94.7%増)となり、「アミーダ」の出店費用が先行しているものの営業利益
は9百万円(前年同四半期は70百万円の営業損失)となりました。
② 財政状態に関する説明
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は22,555百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,891百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が2,070百万円、売掛金が660百万円、その他流動資産が319百万円増加したことによるものであります。固定資産は3,682百万円となり、前連結会計年度末に比べ254百万円増加しました。これは主に投資有価証券が262百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は26,237百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,146百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は10,056百万円となり、前連結会計年度末に比べ860百万円増加いたしました。これは主に、未払法人税等が549百万円、割賦利益繰延が163百万円、前受金が132百万円増加したことによるものであります。固定負債は3,172百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,472百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が1,359百万円、リース債務が62百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は13,229百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,333百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は13,007百万円となり、前連結会計年度末に比べ812百万円増加いたしました。これは主に、剰余金の配当が191百万円、自己株式の取得が188百万円あったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益1,144百万円があったことによるものであります。
この結果、自己資本比率は49.6%(前連結会計年度末は52.8%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、デリバティブ利益888百万円及び売上債権の増加額660百万円の減少要因がありましたが、税金等調整前四半期純利益1,766百万円、長期借入れによる収入2,870百万円及び差入証拠金の返還による収入600百万円等の増加要因により、前連結会計年度末より2,070百万円増加し、5,936百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は625百万円(前年同期は328百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,766百万円等の増加要因がありましたが、デリバティブ利益888百万円及び売上債権の増加額660百万円等の減少要因があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は414百万円(前年同期は81百万円の使用)となりました。これは差入証拠金の返還による収入600百万円等の増加要因がありましたが、投資有価証券の取得による支出195百万円等の減少要因があったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は907百万円(前年同期は551百万円の使用)となりました。これは主に長期借入れによる収入2,870百万円等の増加要因がありましたが、長期借入金の返済による支出1,478百万円及び配当金の支払額193百万円、自己株式の取得による支出188百万円等の減少要因があったことによります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。