四半期報告書-第38期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/12 15:19
【資料】
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【項目】
41項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続き、度重なる緊急事態宣言等の発令がされ、全体として景気の持ち直しは見られるものの、企業の業績は好・不調の二極化の状況となっております。
このような状況の下、当社グループでは、2021年6月21日付「業績予想に関するお知らせ」に記載のとおり、2021
年4月以降、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言等の影響のため、一部において、版画の展示販売会の開
催中止、ホットヨガ事業の店舗の休業・営業時間短縮等はあったものの、売上高には大きな影響を受けず、営業を行うことができました。
基幹の「アート関連事業」におきましては、従前と比較しましても、より多くのお客様に催事会場にお越しいただ
いており、感染防止対策を徹底した上で、「絵のある豊かな生活(くらし)」によって、一人でも多くのお客様に夢
や希望を感じていただけるよう積極的な営業展開を行うとともに、日本全体に閉塞感漂う中、アートに込められた力により「癒し、希望、元気」といったメッセージを多くの方に広めてまいります。
「健康産業事業」におきましては、ホットヨガ事業・フィットネス事業とも、2020年4月、5月において休会会員
が多く発生し、徐々に回復はしてきているものの、会員数の厳しい状況は続いております。今後とも、感染防止対策
を徹底した上で、休会の復会・退会防止・新規会員の獲得を行い、地域の皆様の「心と身体の健康」に寄与してまい
ります。
前期と比較して新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言等の影響による展示販売会の開催中止、ホットヨガ事業・フィットネス事業の店舗の休業等が少なかったにより、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高5,206百万円(前年同四半期比53.5%増)、営業利益1,272百万円(同86.9%増)、経常利益1,329百万円(同85.7%増)となりました。また、前期のホットヨガ事業の店舗閉鎖による減損損失の計上、新型コロナウイルス感染症に関連する損失の計上等がなくなったことにより親会社株主に帰属する四半期純利益は886百万円(同279.8%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
[アート関連事業]
当社グループの主力事業である絵画等販売事業におきましては、緊急事態宣言等の影響により、一部において、版
画の展示販売会の開催中止はあったものの、大きな影響はなく、営業を行うことができました。
この結果、売上高は3,709百万円(同70.1%増)、営業利益は720百万円(同148.0%増)となりました。
[金融サービス事業]
金融サービス事業におきましては、従来に引き続き、当社及びその他一般加盟店の顧客に対する個別信用購入あっ
せん事業(以下、クレジット事業といいます)を中心に取り組んでまいりました。緊急事態宣言等による、当社及び
一般加盟店の営業に大きな影響はでておりません。
この結果、売上高は721百万円(同8.1%増)となり、営業利益は515百万円(同13.9%増)となりました。
[健康産業事業]
ホットヨガ事業・フィットネス事業におきましては、2020年4月、5月の緊急事態宣言等による店舗の休業以降、休会・退会会員が多く発生いたしました。その後、徐々に回復はしてきておりますが、依然として、会員数減少の厳しい状況は続いております。
この結果、売上高は785百万円(同43.4%増)となり、営業利益は5百万円(前年同四半期は92百万円の営業損失)となりました。

② 財政状態に関する説明
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は25,967百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,940百万円増加いたしました。これは主に短期借入金の借入等により現金及び預金が1,624百万円、売掛金が650百万円、現代アート作品等の仕入れにより商品及び製品が519百万円増加したことによるものであります。固定資産は4,570百万円となり、前連結会計年度末に比べ192百万円減少しました。これは主に投資有価証券が160百万円増加したものの、繰延税金資産が229百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は30,537百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,748百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は13,833百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,458百万円増加いたしました。これは主に金融サービス事業における収益計上方法の変更により割賦利益繰延が700百万円減少したものの、短期借入金が1,704百万円増加したことによるものであります。固定負債は1,916百万円となり、前連結会計年度末に比べ137百万円減少いたしました。これは主に社債が182百万円増加したものの、長期借入金が291百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は15,750百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,321百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は14,787百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,426百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益886百万円、金融サービス事業における収益計上方法の変更により利益剰余金が562百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は48.4%(前連結会計年度末は48.1%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前四半期純利益1,318百万円、投資有価証券の売却による収入940百万円及び短期借入金の純増額1,704百万円等の増加要因がありましたが、投資有価証券の取得による支出935百万円、売上債権の増加額649百万円及び法人税等の支払額407百万円等の減少要因により、前連結会計年度末より1,624百万円増加し、5,144百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は234百万円(前年同期は713百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,318百万円等の増加要因がありましたが、売上債権の増加額649百万円及び法人税等の支払額407百万円等の減少要因があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は17百万円(前年同期は138百万円の使用)となりました。これは投資有価証券の売却による収入940百万円等の増加要因がありましたが、投資有価証券の取得による支出935百万円等の減少要因があったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は1,314百万円(前年同期は886百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の純増額1,704百万円の増加要因がありましたが、長期借入金の返済による支出589百万円等の減少要因があったことによります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。