訂正四半期報告書-第38期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2022/03/22 14:55
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が続いており、全体としての景気の持ち直しは見られるものの、企業の業績は好・不調の二極化の状況となっております。
このような状況の下、当社グループでは、2021年6月21日付「業績予想に関するお知らせ」に記載のとおり、2021
年4月以降、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言等の影響により、一部において、版画の展示販売会の開
催中止、ホットヨガ事業の店舗の休業・営業時間短縮等の影響はあるものの、現時点においては、売上高には大きな
影響を受けず、営業を行ってまいりました。
基幹の「アート関連事業」におきましては、従前と比較しましても、より多くのお客様に催事会場にお越しいただ
いており、感染防止対策を徹底した上で、「絵のある豊かな生活(くらし)」によって、一人でも多くのお客様に夢
や希望を感じていただけるよう積極的な営業展開を行うとともに、新型コロナウイルス感染症の影響により、日本全
体に閉塞感漂う中、アートに込めたられた力により「癒し、希望、元気」といったメッセージを一人でも多くの方に
広めてまいります。
「健康産業事業」におきましては、ホットヨガ事業・フィットネス事業とも、2020年4月、5月において休会会員
が多く発生し、徐々に回復はしてきているものの、会員数の厳しい状況は続いております。今後とも、感染防止対策
を徹底した上で、休会の復会・退会防止・新規会員の獲得を行い、地域の皆様の「心と身体の健康」に寄与してまい
ります。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、前期と比較して新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言等の影響
による展示販売会の開催中止等が少なかったにより売上高2,549百万円(前年同四半期比66.3%増)、営業利益585百
万円(同53.4%増)、経常利益618百万円(同56.0%増)となりました。また、前期のホットヨガ事業の店舗閉鎖によ
る減損損失の計上、新型コロナウイルス感染症に関連する損失の計上等がなくなったことにより親会社株主に帰属す
る四半期純利益は408百万円(前年同期は9百万円の四半期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
[アート関連事業]
当社グループの主力事業である絵画等販売事業におきましては、緊急事態宣言等の影響により、一部において、版画の展示販売会の開催中止はあったものの、大きな影響はなく、営業を行うことができました。
この結果、売上高は1,805百万円(同70.6%増)、営業利益は319百万円(同47.7%増)となりました。
[金融サービス事業]
金融サービス事業におきましては、従来に引き続き、当社及びその他一般加盟店の顧客に対する個別信用購入あっせん事業(以下、クレジット事業といいます)を中心に取り組んでまいりました。緊急事態宣言等による、当社及び一般加盟店の営業に大きな影響はでておりません。
この結果、売上高は356百万円(同9.3%増)となり、営業利益は254百万円(同18.6%増)となりました。
[健康産業事業]
ホットヨガ事業・フィットネス事業におきましては、2020年4月、5月において緊急事態宣言等の影響により、休会会員が多く発生し、徐々に回復はしてきておりますが、依然として、会員数減少の厳しい状況は続いております。
この結果、売上高は393百万円(同159.8%増)となり、営業損失は3百万円(前年同四半期は64百万円の営業損失)となりました。
② 財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は24,131百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,104百万円増加いたしました。これは主に、高額美術品の購入により商品及び製品が569百万円、クレジット事業の新規立替高の増加により売掛金が414百万円増加したことによるものであります。固定資産は4,269百万円となり、前連結会計年度末に比べ493百万円減少いたしました。これは主に繰延税金資産が221百万円、投資有価証券が173百万円、長期貸付金が60百万円減少したことによります。
この結果、総資産は28,401百万円となり、前連結会計年度末に比べ611百万円増加いたしました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は13,007百万円となり、前連結会計年度末に比べ37百万円増加いたしました。これは主にクレジット事業の売上計上基準を変更したことにより割賦利益繰延が779百万円(注)、未払法人税等が232百万円減少したものの、短期借入金が904百万円、その他負債が72百万円増加したことによるものであります。固定負債は1,860百万円となり、前連結会計年度末に比べ192百万円減少いたしました。これは主に、繰延税金負債が70百万円増加したものの、長期借入金が210百万円、リース債務が30百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は14,868百万円となり、前連結会計年度末に比べ155百万円減少いたしました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は13,532百万円となり、前連結会計年度末に比べ766百万円増加いたしました。これは主に、剰余金の配当159百万円があったものの、クレジット事業の売上計上基準を変更したことにより利益剰余金が562百万円(注)、親会社株主に帰属する四半期純利益408百万円があったことによるものであります。
この結果、自己資本比率は47.6%(前連結会計年度末は45.9%)となりました。
(注)クレジット事業の売上計上基準の変更につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表(注記事項)(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。