四半期報告書-第35期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/02/14 9:18
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、金融市場において株式相場や為替相場の急落があったものの、台風や地震などの自然災害の影響が収束し、堅調な企業収益、設備投資の増加、雇用・所得環境の改善、個人消費の持ち直しなどにより、緩やかな回復基調が続いております。
このような状況の下、当社グループでは、第35期は年度方針として「結果主義」を掲げ、さらには、中長期的な視
点に基づき、人材、組織など経営基盤固めを実践するとともに、「アート関連事業」及び「健康産業事業」におい
て、新規顧客の開拓及び過去に捉われない新たな収益基盤の創造に邁進してまいりました。
基幹の「アート関連事業」におきましては、従来に引き続き、「絵のある豊かな生活(くらし)」によって、一人
でも多くのお客様に夢や希望を感じていただけるよう積極的な営業展開を行うとともに、組織の効率化やコスト削減
に努め、収益力の改善に努めてまいりました。
また、「健康産業事業」におきましては、平成28年7月より溶岩石を用いた女性専用のホットヨガスタジオ「アミ
ーダ」の展開を開始しており、順次出店(平成30年12月末現在33店舗、プレオープンを含む。)を行ってまいりまし
た。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、版画等の発送が順調に推移したこと及び版画等の原価率を抑える
ことができたこと、「健康産業事業」におけるホットヨガスタジオ「アミーダ」の出店による売上高の増加及び出店費用が抑えられたことなどにより、売上高6,197百万円(前年同四半期比15.7%増)、営業利益1,271百万円(同56.0%増)、となりました。
また、デリバティブ取引における損失の計上により経常利益826百万円(同11.1%減)となりましたが、「タラサ志摩ホテル&リゾート」の事業譲渡益の特別利益への計上により親会社株主に帰属する四半期純利益は1,503百万円(同149.0%増)となりました。
セグメント業績は、次のとおりであります。
(アート関連事業)
当社グループの主力事業である絵画等販売事業におきましては、引き続き、新規顧客獲得に主眼をおいた営業活
動に注力をし、また、イラスト系グッズ販売におきましては、グッズ専門店やグッズ通販サイトの運営を行い、新
規顧客の獲得及び取扱アーティストのブランド化や新作家開発に努め、版画の売上拡大につなげてまいりました。
この結果、版画等の発送が順調に推移したこと及び版画等の原価率を抑えることができたことなどにより、売上高は3,766百万円(同11.8%増)、営業利益は663百万円(同98.8%増)となりました。
(金融サービス事業)
金融サービス事業におきましては、引き続き、当社及びその他一般加盟店の顧客に対する個別信用購入あっせん事業を中心に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は904百万円(同7.5%増)となり、営業利益は581百万円(同4.1%増)となりました。
(リゾート事業)
当社子会社「TSCホリスティック株式会社」における「タラサ志摩ホテル&リゾート」(三重県鳥羽市)を大江戸温泉物語株式会社へ事業譲渡を致しております(事業譲渡日 平成30年10月23日)。
この結果、売上高は360百万円(同30.6%減)となり、営業損失は18百万円(前年同四半期は16百万円の営業損失)となりました。
(健康産業事業)
フィットネスクラブ「カルナ フィットネス&スパ 柏」におきまして、引き続き、ホスピタリティ精神を大切
にした質の高いサービスの提供及び新規会員の獲得数アップと既存会員の継続在籍率の向上、客単価の上昇に主眼
をおいた営業活動を推し進めてまいりました。
また、平成28年7月より溶岩石を用いた女性専用のホットヨガスタジオ「アミーダ」の展開を開始しており、順
次出店(平成30年12月末現在33店舗、プレオープンを含む。)を行っております。
この結果、売上高は1,190百万円(同85.5%増)となり、「アミーダ」の出店費用が先行しているものの営業利益は12百万円(前年同四半期は104百万円の営業損失)となりました。(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は21,892百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,228百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が728百万円、売掛金が991百万円、その他流動資産が598百万円増加したことによるものであります。固定資産は3,295百万円となり、前連結会計年度末に比べ131百万円減少しました。これは主に投資有価証券が122百万円増加したものの、長期貸付金134百万円、繰延税金資産87百万円が減少したことによるものであります。
この結果、総資産は25,187百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,096百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は9,926百万円となり、前連結会計年度末に比べ730百万円増加いたしました。これは主に割賦利益繰延が247百万円、前受金が235百万円、未払法人税等が189百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定負債は2,799百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,099百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が999百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は12,726百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,829百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は12,461百万円となり、前連結会計年度末に比べ266百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益1,503百万円があったものの、剰余金の配当が379百万円、自己株式の取得が811百万円あったことによるものであります。
この結果、自己資本比率は49.5%(前連結会計年度末は52.8%)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 従業員数
連結会社の状況
前連結会計年度末に比べて当社グループの従業員数が48名減少しておりますが、主として連結子会社であるTSCホリスティック株式会社のリゾート事業を譲渡したことのよる「リゾート事業」セグメントにおける減少であります。
なお、従業員数は就業人員であります。