四半期報告書-第109期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費、生産、輸出においては持ち直しの動きがみられるものの、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、企業収益は大幅な減少が続いており、設備投資や雇用が弱含むなど、依然として厳しい状況となりました。
また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に対し、2021年1月7日および13日に11都府県を対象とする緊急事態宣言が発出されており、先行きを注視する必要があります。
このような環境のなか、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は前年同期比1,725億円(13.3%)の増収、営業利益は58億円(△3.5%)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億円(△3.3%)の減益となりました。なお、営業利益および親会社株主に帰属する四半期純利益は通期予想の82%超となりました。
同期間においては、第1四半期は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた商業施設、ホテル・リゾート施設、個人向け仲介(リハウス)店舗の休館休店等により、収益・利益は大きく減少しました。第2四半期以降は、商業、ホテル・リゾート、リハウス、リパークなど各事業の収益回復、既存オフィスにおける賃貸収益の継続拡大、国内住宅分譲の好調な販売と順調な引渡しに加え、第3四半期においては投資家への物件売却が大幅(※1)に伸長しました。
※1 名古屋三井ビルディング(本館・新館)、大崎ブライトタワー、MFLP茨木、MFLP川口Ⅰ等
(注)本報告書の売上高は消費税等抜きで表示しております。
報告セグメントの業績は、次のとおりです。
また、各セグメントの売上高は外部顧客に対する売上高を記載しており、特に記載のない場合、単位は百万円となっております。
① 賃貸
オフィスは、第1四半期以降、既存オフィスの賃貸収益が継続して伸長しました。商業施設は、第1四半期において新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた施設の休館等により収益・利益は大きく減少しました。第2四半期から第3四半期においては、既存商業施設の収益回復や新規開業物件の貢献等により収益・利益は回復しました。これらにより、当第3四半期(累計)では、セグメント全体で157億円の減収、215億円の減益となりました。
なお、当第3四半期末における当社の首都圏オフィス空室率(単体)は3.5%となりました。
<売上高の内訳>
・貸付面積の状況(単位:千㎡)
・期末空室率推移(%)
<当第3四半期(累計)における主要な新規・通期稼働物件>・新規稼働物件(当期稼働物件)
・通期稼働物件(前期稼働物件)
<単体の賃貸事業内訳>・全体
・オフィス・商業施設
② 分譲
第1四半期以降の国内住宅分譲の好調な販売や順調な引渡しに加え、第3四半期は投資家向けの物件売却が大幅に進捗しました。その結果、当第3四半期(累計)では、セグメント全体で2,422億円の増収、539億円の増益となりました。
なお、国内の新築マンション分譲の当期計上予定戸数3,800戸に対する当第3四半期末の契約進捗率は97%(前年同期100%)となりました。
<売上高・営業利益の内訳>
<国内住宅分譲内訳>・売上高等の内訳
・契約状況
(注)契約済み戸数、新規発売戸数には、次期以降に計上が予定されている戸数も含まれております。
・期末完成在庫推移(戸)
・当第3四半期(累計)における主要な計上物件(国内住宅分譲)
・当第3四半期(累計)における主要な計上物件(投資家向け・海外住宅分譲)
③ マネジメント
第1四半期は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けたリハウス(個人向け仲介)店舗の休店や外出自粛によるリパーク(貸し駐車場)の稼働低下等により収益・利益は大きく減少しました。第2四半期から第3四半期にかけてはリハウスの取扱件数の増加やリパークの稼働回復等により収益・利益は改善しました。その結果、当第3四半期(累計)では、セグメント全体で182億円の減収、162億円の減益となりました。
<売上高・営業利益の内訳>
※2 当第3四半期末のリパーク(貸し駐車場)管理台数の状況
リパーク管理台数:274,868台(前年同期末:264,301台)
・三井不動産リアルティの仲介事業の状況(仲介・アセットマネジメント等に含む)
・三井不動産レジデンシャルの販売受託事業の状況(仲介・アセットマネジメント等に含む)
④ その他
主に施設営業において、第1四半期は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けたホテル・リゾート施設の休館等により収益・利益は大きく減少しました。第2四半期から第3四半期にかけてはGoToキャンペーン効果による稼働回復がみられたものの、当第3四半期(累計)では、セグメント全体で357億円の減収、212億円の減益となりました。
<売上高の内訳>
・受注工事高内訳
<当第3四半期(累計)における主要な新規・通期稼働物件>・新規稼働物件(当期稼動物件)
・通期稼働物件(前期稼動物件)
(2)財政状態の状況
①資産
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、7兆5,964億円となり、前期末比で2,010億円増加しました。
主な増減としては、時価評価等により投資有価証券が1,149億円増加し、新規投資等により有形及び無形固定資産が521億円増加しました。
②負債
当第3四半期連結会計期間末の有利子負債(短期借入金、ノンリコース短期借入金、コマーシャル・ペーパー、1年内償還予定の社債、ノンリコース1年内償還予定の社債、社債、ノンリコース社債、長期借入金、ノンリコース長期借入金の合計額)は、3兆7,194億円となり、前期末比で2,383億円増加しました。
なお、当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、5兆236億円となり、前期末比で1,148億円増加しました。
③純資産
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、2兆5,727億円となり、前期末比で862億円の増加となりました。
これは、利益剰余金が730億円増加したこと等によります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11億円減少し、1,783億円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>当第3四半期連結累計期間は、営業活動により205億円のキャッシュ・インとなりました。これは、販売用不動産の取得による支出等のキャッシュ・アウトに対し、税金等調整前四半期純利益1,430億円や減価償却費719億円等のキャッシュ・インが上回ったことによります。前年同期比では、販売用不動産の売却による収入が増加したこと等により、キャッシュ・インが1,158億円増加しております。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>当第3四半期連結累計期間は、投資活動により2,329億円のキャッシュ・アウトとなりました。これは、有形及び無形固定資産の取得等のキャッシュ・アウトによります。前年同期比では、有形及び無形固定資産の取得による支出が減少したこと等により、キャッシュ・アウトが1,618億円減少しております。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>当第3四半期連結累計期間は、財務活動により2,115億円のキャッシュ・インとなりました。これは、当第3四半期連結累計期間の営業活動および投資活動における資金需要に対し、コマーシャル・ペーパーの発行や借入金による調達を行ったこと等によります。前年同期比では、短期借入れによる収入が減少したこと等により、キャッシュ・インが2,811億円減少しております。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題につきましては、前事業年度の有価証券報告書からの重要な変更は
ありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、549百万円となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設の計画は、以下のとおりです。
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の売却は、以下のとおりです。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費、生産、輸出においては持ち直しの動きがみられるものの、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、企業収益は大幅な減少が続いており、設備投資や雇用が弱含むなど、依然として厳しい状況となりました。
また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に対し、2021年1月7日および13日に11都府県を対象とする緊急事態宣言が発出されており、先行きを注視する必要があります。
このような環境のなか、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は前年同期比1,725億円(13.3%)の増収、営業利益は58億円(△3.5%)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億円(△3.3%)の減益となりました。なお、営業利益および親会社株主に帰属する四半期純利益は通期予想の82%超となりました。
同期間においては、第1四半期は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた商業施設、ホテル・リゾート施設、個人向け仲介(リハウス)店舗の休館休店等により、収益・利益は大きく減少しました。第2四半期以降は、商業、ホテル・リゾート、リハウス、リパークなど各事業の収益回復、既存オフィスにおける賃貸収益の継続拡大、国内住宅分譲の好調な販売と順調な引渡しに加え、第3四半期においては投資家への物件売却が大幅(※1)に伸長しました。
※1 名古屋三井ビルディング(本館・新館)、大崎ブライトタワー、MFLP茨木、MFLP川口Ⅰ等
(注)本報告書の売上高は消費税等抜きで表示しております。
報告セグメントの業績は、次のとおりです。
また、各セグメントの売上高は外部顧客に対する売上高を記載しており、特に記載のない場合、単位は百万円となっております。
① 賃貸
当第3四半期(累計) (2020.4.1~12.31) | 前第3四半期(累計) (2019.4.1~12.31) | 増減 | |
売上高 | 459,922 | 475,657 | △15,734 |
営業利益 | 96,468 | 118,038 | △21,569 |
オフィスは、第1四半期以降、既存オフィスの賃貸収益が継続して伸長しました。商業施設は、第1四半期において新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた施設の休館等により収益・利益は大きく減少しました。第2四半期から第3四半期においては、既存商業施設の収益回復や新規開業物件の貢献等により収益・利益は回復しました。これらにより、当第3四半期(累計)では、セグメント全体で157億円の減収、215億円の減益となりました。
なお、当第3四半期末における当社の首都圏オフィス空室率(単体)は3.5%となりました。
<売上高の内訳>
当第3四半期(累計) (2020.4.1~12.31) | 前第3四半期(累計) (2019.4.1~12.31) | 増減 | |
オフィス | 274,805 | 268,483 | 6,322 |
商業施設 | 151,817 | 181,647 | △29,830 |
その他 | 33,299 | 25,526 | 7,773 |
合計 | 459,922 | 475,657 | △15,734 |
・貸付面積の状況(単位:千㎡)
当第3四半期末 | 前第3四半期末 | 増減 | |
(2020.12.31) | (2019.12.31) | ||
オフィス 所有 | 2,162 | 2,087 | 75 |
転貸 | 1,243 | 1,168 | 75 |
商業施設 所有 | 1,869 | 1,639 | 230 |
転貸 | 550 | 531 | 19 |
・期末空室率推移(%)
2020/12 | 2020/3 | 2019/3 | 2018/3 | 2017/3 | 2016/3 | |
オフィス・商業施設(連結) | 2.7 | 2.3 | 1.8 | 2.4 | 3.1 | 2.2 |
首都圏オフィス(単体) | 3.5 | 1.9 | 1.7 | 2.2 | 3.4 | 2.6 |
地方オフィス(単体) | 3.2 | 1.3 | 1.8 | 2.3 | 2.3 | 3.1 |
<当第3四半期(累計)における主要な新規・通期稼働物件>・新規稼働物件(当期稼働物件)
文京ガーデン ゲートタワー | 東京都文京区 | 2020年4月竣工 | オフィス |
三井アウトレットパーク横浜ベイサイド | 神奈川県横浜市 | 2020年6月開業 | 商業施設 |
RAYARD MIYASHITA PARK | 東京都渋谷区 | 2020年7月開業 | 商業施設 |
ららぽーと愛知東郷 | 愛知県愛知郡 | 2020年9月開業 | 商業施設 |
RAYARD Hisaya-odori Park | 愛知県名古屋市 | 2020年9月開業 | 商業施設 |
・通期稼働物件(前期稼働物件)
ららぽーと沼津 | 静岡県沼津市 | 2019年10月開業 | 商業施設 |
Otemachi One タワー | 東京都千代田区 | 2020年2月竣工 | オフィス |
豊洲ベイサイドクロスタワー | 東京都江東区 | 2020年3月竣工 | オフィス |
<単体の賃貸事業内訳>・全体
当第3四半期(累計) | 前第3四半期(累計) | ||
(2020.4.1~12.31) | (2019.4.1~12.31) | ||
売上高 | 404,966 | 434,773 | |
粗利益 | 57,373 | 79,461 | |
粗利益率(%) | 14.2 | 18.3 |
・オフィス・商業施設
オフィス | 商業施設 | |||||
首都圏 | 地方 | 合計 | 首都圏 | 地方 | 合計 | |
売上高 | 220,399 | 16,644 | 237,044 | 99,695 | 46,378 | 146,074 |
貸付面積(千㎡) | 2,629 | 318 | 2,947 | 1,485 | 791 | 2,277 |
棟数(棟) | 113 | 27 | 140 | 72 | 27 | 99 |
空室率(%) | 3.5 | 3.2 | 3.5 | 1.5 | 1.1 | 1.3 |
② 分譲
当第3四半期(累計) (2020.4.1~12.31) | 前第3四半期(累計) (2019.4.1~12.31) | 増減 | |
売上高 | 526,423 | 284,151 | 242,271 |
営業利益 | 97,735 | 43,736 | 53,998 |
第1四半期以降の国内住宅分譲の好調な販売や順調な引渡しに加え、第3四半期は投資家向けの物件売却が大幅に進捗しました。その結果、当第3四半期(累計)では、セグメント全体で2,422億円の増収、539億円の増益となりました。
なお、国内の新築マンション分譲の当期計上予定戸数3,800戸に対する当第3四半期末の契約進捗率は97%(前年同期100%)となりました。
<売上高・営業利益の内訳>
当第3四半期(累計) (2020.4.1~12.31) | 前第3四半期(累計) (2019.4.1~12.31) | 増減 | |
国内住宅分譲 | |||
売上高 | 249,508 | 193,532 | 55,976 |
営業利益 | 31,771 | 22,534 | 9,236 |
投資家向け・海外住宅分譲等 | |||
売上高 | 276,914 | 90,618 | 186,295 |
営業利益 | 65,963 | 21,201 | 44,762 |
売上高合計 | 526,423 | 284,151 | 242,271 |
営業利益合計 | 97,735 | 43,736 | 53,998 |
<国内住宅分譲内訳>・売上高等の内訳
当第3四半期(累計) (2020.4.1~12.31) | 前第3四半期(累計) (2019.4.1~12.31) | 増減 | ||||
マンション | 226,120 | (2,969戸) | 171,395 | (2,285戸) | 54,725 | (684戸) |
首都圏 | 204,318 | (2,464戸) | 149,935 | (1,795戸) | 54,382 | (669戸) |
その他 | 21,802 | (505戸) | 21,459 | (490戸) | 342 | (15戸) |
戸建 | 23,387 | (351戸) | 22,137 | (323戸) | 1,250 | (28戸) |
首都圏 | 22,346 | (333戸) | 21,494 | (310戸) | 852 | (23戸) |
その他 | 1,041 | (18戸) | 643 | (13戸) | 398 | (5戸) |
売上高合計 | 249,508 | (3,320戸) | 193,532 | (2,608戸) | 55,976 | (712戸) |
・契約状況
マンション | 戸建 | 合計 | ||
期首契約済み | (戸) (A) | 3,673 | 64 | 3,737 |
期中契約 | (戸) (B) | 2,082 | 436 | 2,518 |
計上戸数 | (戸) (C) | 2,969 | 351 | 3,320 |
期末契約済み | (戸) (A)+(B)-(C) | 2,786 | 149 | 2,935 |
完成在庫 | (戸) | 151 | 36 | 187 |
新規発売 | (戸) | 2,073 | 416 | 2,489 |
(注)契約済み戸数、新規発売戸数には、次期以降に計上が予定されている戸数も含まれております。
・期末完成在庫推移(戸)
2020/12 | 2020/3 | 2019/3 | 2018/3 | 2017/3 | 2016/3 | |
マンション | 151 | 128 | 141 | 108 | 321 | 88 |
戸建 | 36 | 58 | 30 | 40 | 69 | 127 |
合計 | 187 | 186 | 171 | 148 | 390 | 215 |
・当第3四半期(累計)における主要な計上物件(国内住宅分譲)
ザ・タワー横浜北仲 | 神奈川県横浜市 | マンション |
パークシティ武蔵小山 ザ タワー | 東京都品川区 | マンション |
THE COURT 神宮外苑 | 東京都渋谷区 | マンション |
Kosugi 3rd Avenue The Residence | 神奈川県川崎市 | マンション |
ファインコート稲毛海岸美浜の杜 | 千葉県千葉市 | 戸建 |
・当第3四半期(累計)における主要な計上物件(投資家向け・海外住宅分譲)
新橋M-SQUARE Bright | 東京都港区 | オフィス |
名古屋三井ビルディング(本館・新館) | 愛知県名古屋市 | オフィス |
大崎ブライトタワー | 東京都品川区 | オフィス |
MFLP堺 | 大阪府堺市 | 物流施設 |
MFLP茨木 | 大阪府茨木市 | 物流施設 |
MFLP川口Ⅰ | 埼玉県川口市 | 物流施設 |
パークアクシス東陽町・親水公園 | 東京都江東区 | 賃貸住宅 |
③ マネジメント
当第3四半期(累計) (2020.4.1~12.31) | 前第3四半期(累計) (2019.4.1~12.31) | 増減 | |
売上高 | 294,729 | 312,978 | △18,248 |
営業利益 | 25,191 | 41,429 | △16,238 |
第1四半期は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けたリハウス(個人向け仲介)店舗の休店や外出自粛によるリパーク(貸し駐車場)の稼働低下等により収益・利益は大きく減少しました。第2四半期から第3四半期にかけてはリハウスの取扱件数の増加やリパークの稼働回復等により収益・利益は改善しました。その結果、当第3四半期(累計)では、セグメント全体で182億円の減収、162億円の減益となりました。
<売上高・営業利益の内訳>
当第3四半期(累計) (2020.4.1~12.31) | 前第3四半期(累計) (2019.4.1~12.31) | 増減 | |
プロパティマネジメント | |||
売上高(※2) | 228,505 | 234,738 | △6,233 |
営業利益 | 14,353 | 24,793 | △10,439 |
仲介・アセットマネジメント等 | |||
売上高 | 66,224 | 78,239 | △12,014 |
営業利益 | 10,837 | 16,636 | △5,798 |
売上高合計 | 294,729 | 312,978 | △18,248 |
営業利益合計 | 25,191 | 41,429 | △16,238 |
※2 当第3四半期末のリパーク(貸し駐車場)管理台数の状況
リパーク管理台数:274,868台(前年同期末:264,301台)
・三井不動産リアルティの仲介事業の状況(仲介・アセットマネジメント等に含む)
当第3四半期(累計) (2020.4.1~12.31) | 前第3四半期(累計) (2019.4.1~12.31) | 増減 | ||||
取扱高 | 件数 | 取扱高 | 件数 | 取扱高 | 件数 | |
仲介 | 1,084,549 | (27,519件) | 1,264,437 | (31,956件) | △179,887 | (△4,437件) |
・三井不動産レジデンシャルの販売受託事業の状況(仲介・アセットマネジメント等に含む)
当第3四半期(累計) (2020.4.1~12.31) | 前第3四半期(累計) (2019.4.1~12.31) | 増減 | ||||
取扱高 | 件数 | 取扱高 | 件数 | 取扱高 | 件数 | |
販売受託 | 74,049 | (851件) | 48,567 | (634件) | 25,482 | (217件) |
④ その他
当第3四半期(累計) (2020.4.1~12.31) | 前第3四半期(累計) (2019.4.1~12.31) | 増減 | |
売上高 | 186,959 | 222,674 | △35,715 |
営業利益 | △20,887 | 395 | △21,282 |
主に施設営業において、第1四半期は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けたホテル・リゾート施設の休館等により収益・利益は大きく減少しました。第2四半期から第3四半期にかけてはGoToキャンペーン効果による稼働回復がみられたものの、当第3四半期(累計)では、セグメント全体で357億円の減収、212億円の減益となりました。
<売上高の内訳>
当第3四半期(累計) (2020.4.1~12.31) | 前第3四半期(累計) (2019.4.1~12.31) | 増減 | |
新築請負 | 96,935 | 102,972 | △6,037 |
施設営業 | 25,938 | 53,876 | △27,938 |
その他 | 64,085 | 65,824 | △1,739 |
合計 | 186,959 | 222,674 | △35,715 |
・受注工事高内訳
当第3四半期(累計) (2020.4.1~12.31) | 前第3四半期(累計) (2019.4.1~12.31) | 増減 | |
新築請負 | 89,691 | 101,091 | △11,399 |
<当第3四半期(累計)における主要な新規・通期稼働物件>・新規稼働物件(当期稼動物件)
三井ガーデンホテル福岡中洲 | 福岡県福岡市 | 2020年7月開業 | ホテル |
sequence MIYASHITA PARK | 東京都渋谷区 | 2020年8月開業 | ホテル |
sequence KYOTO GOJO | 京都府京都市 | 2020年8月開業 | ホテル |
三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロス | 東京都江東区 | 2020年8月開業 | ホテル |
MGH Mitsui Garden Hotel 台北忠孝 | 台湾台北市 | 2020年8月開業 | ホテル |
フォーシーズンズホテル東京大手町 | 東京都千代田区 | 2020年9月開業 | ホテル |
三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺 | 京都府京都市 | 2020年9月開業 | ホテル |
HOTEL THE MITSUI KYOTO | 京都府京都市 | 2020年11月開業 | ホテル |
sequence SUIDOBASHI | 東京都千代田区 | 2020年11月開業 | ホテル |
・通期稼働物件(前期稼動物件)
三井ガーデンホテル福岡祇園 | 福岡県福岡市 | 2019年6月開業 | ホテル |
ハレクラニ沖縄 | 沖縄県国頭郡 | 2019年7月開業 | ホテル |
三井ガーデンホテル京都駅前 | 京都府京都市 | 2019年8月開業 | ホテル |
三井ガーデンホテル銀座五丁目 | 東京都中央区 | 2019年9月開業 | ホテル |
三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア | 東京都新宿区 | 2019年11月開業 | ホテル |
三井ガーデンホテル六本木プレミア | 東京都港区 | 2020年1月開業 | ホテル |
三井ガーデンホテル札幌ウエスト | 北海道札幌市 | 2020年2月開業 | ホテル |
(2)財政状態の状況
①資産
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、7兆5,964億円となり、前期末比で2,010億円増加しました。
主な増減としては、時価評価等により投資有価証券が1,149億円増加し、新規投資等により有形及び無形固定資産が521億円増加しました。
②負債
当第3四半期連結会計期間末の有利子負債(短期借入金、ノンリコース短期借入金、コマーシャル・ペーパー、1年内償還予定の社債、ノンリコース1年内償還予定の社債、社債、ノンリコース社債、長期借入金、ノンリコース長期借入金の合計額)は、3兆7,194億円となり、前期末比で2,383億円増加しました。
なお、当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、5兆236億円となり、前期末比で1,148億円増加しました。
③純資産
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、2兆5,727億円となり、前期末比で862億円の増加となりました。
これは、利益剰余金が730億円増加したこと等によります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11億円減少し、1,783億円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>当第3四半期連結累計期間は、営業活動により205億円のキャッシュ・インとなりました。これは、販売用不動産の取得による支出等のキャッシュ・アウトに対し、税金等調整前四半期純利益1,430億円や減価償却費719億円等のキャッシュ・インが上回ったことによります。前年同期比では、販売用不動産の売却による収入が増加したこと等により、キャッシュ・インが1,158億円増加しております。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>当第3四半期連結累計期間は、投資活動により2,329億円のキャッシュ・アウトとなりました。これは、有形及び無形固定資産の取得等のキャッシュ・アウトによります。前年同期比では、有形及び無形固定資産の取得による支出が減少したこと等により、キャッシュ・アウトが1,618億円減少しております。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>当第3四半期連結累計期間は、財務活動により2,115億円のキャッシュ・インとなりました。これは、当第3四半期連結累計期間の営業活動および投資活動における資金需要に対し、コマーシャル・ペーパーの発行や借入金による調達を行ったこと等によります。前年同期比では、短期借入れによる収入が減少したこと等により、キャッシュ・インが2,811億円減少しております。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題につきましては、前事業年度の有価証券報告書からの重要な変更は
ありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、549百万円となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設の計画は、以下のとおりです。
セグメント の名称 | 会社名 | 名称(所在地) | 用途 | 主たる構造及び規模 | 工期 | 投資予定額 (百万円) | |
総額 | 既支払額 | ||||||
賃貸 | 三南奥特莱斯 股份有限公司 (在外子会社) | (仮称)三井アウトレットパーク台南 (台湾台南市) | 商業施設 | 鉄筋コンクリート造、 地上4階 延床面積 約60,000㎡ | 2020.1~ 2021.10 | 13,352 | 2,400 |
〃 | 三中東区啦啦寶都股份有限公司 (在外子会社) | (仮称)三井ショッピングパークららぽーと台中 (台湾台中市) | 〃 | 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上7階、地下1階 延床面積 約197,000㎡ | 2020.6~ 2022.8 | 32,412 | 7,328 |
〃 | 博多那珂6開発特定目的会社 | (仮称)福岡市青果市場 跡地活用事業 (福岡県福岡市) | 〃 | 鉄骨造、 地上7階、地下1階 延床面積 約206,000㎡ | 2020.11~ 2022.3 | 37,907 | 12,774 |
〃 | 三井不動産 レジデンシャル 株式会社 | (仮称)パークウェル ステイト豊中計画 (大阪府豊中市) | 住宅 | 鉄筋コンクリート造、 地上12階、地下1階 延床面積 約45,000㎡ | 2020.12~ 2023.1 | 18,510 | 3,626 |
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の売却は、以下のとおりです。
セグメント の名称 | 会社名 | 名称(所在地) | 用途 | 主たる構造及び規模 | 売却時期 | 前期末帳簿価額 (百万円) |
賃貸 | 三井不動産 株式会社 | 新宿三井ビルディング(東京都新宿区) | オフィス | 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、地上55階、地下3階 延床面積 179,697㎡ | 2021.1 | 203,118 |