有価証券報告書-第57期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

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2020/06/29 10:01
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(1) 概要
以下の財政状態および経営成績の分析は、オリックスグループの財政状態および経営成績に大きな影響を与えた事象や要因を経営陣の立場から説明したものです。一部には将来の財政状態や経営成績に影響を与えうる要因や傾向を記載していますが、それだけに限られるものではないことをご承知おきください。また、本有価証券報告書の「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」および「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等」などを併せてご覧いただくことをお勧め致します。なお、将来に関する事項の記載は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものです。以下の記載においては、米国会計基準に基づく数値を用いています。
当連結会計年度の当社株主に帰属する当期純利益は3,027億円となり、目標とする当社株主に帰属する当期純利益3,000億を達成しました。また、ROEは10.3%となりました。当連結会計年度は「事業投資事業部門」「海外事業部門」が増益となりましたが、「法人金融サービス事業部門」「メンテナンスリース事業部門」「不動産事業部門」「リテール事業部門」が減益となったこと、前連結会計年度に株式会社大京(以下、「大京」)の完全子会社化に伴い大京の未分配利益に対して計上していた繰延税金負債の取崩しによる法人税等の減少があったことにより、当社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度と比較して7%減の3,027億円となりました。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、第4四半期において、セグメント利益合計で150億円から200億円ほどの損失を計上しました。
以下に当連結会計年度の経営成績の主な要因について概要をご説明します。以下の増益、減益はセグメント利益の増益、減益を意味しています。
「法人金融サービス事業部門」は、減益となりました。
国内営業で、生命保険の代理店手数料が減少したことが影響しましたが、足元では生命保険以外の販売に注力するなど、商品の多様化に取り組んでいます。一方、業務ソフトウエアの販売、サービスを行う弥生株式会社(以下、「弥生」)は、有償サポートを行う会員の増加とパッケージ製品の売上が増加し貢献しました。なお、新リース会計基準の適用に伴うマイナスの影響を受けました。
「メンテナンスリース事業部門」は、減益となりました。
オリックス自動車株式会社はリース収益が堅調で概ね横這い、オリックス・レンテック株式会社(以下、「オリックス・レンテック」)はIT関連の入替需要が旺盛で増収したことが貢献しましたが、新リース会計基準の適用に伴うマイナスの影響がありました。
「不動産事業部門」は、減益となりました。
高齢者向け住宅の運営事業を行う子会社の売却益を計上したものの、前連結会計年度の施設運営事業における大口の売却に伴うサービス収入の減少や大京の住宅分譲事業における引渡戸数の減少に伴う不動産売上高の減少が大きく影響しました。また、第4四半期には新型コロナウイルス感染症の影響により、ホテル・旅館などの運営事業の稼働率低下や休館が生じたことで、約20億円の損失が生じました。
「事業投資事業部門」は、増益となりました。
事業投資ユニットで、国内でのプライベートエクイティ投資案件を2件売却したことが貢献しました。
なお、関西エアポートの利益は3ヶ月遅れで取り込むため、新型コロナウイルス感染症の影響は2021年3月期の第1四半期以降に表れてくることが予想されます。
「リテール事業部門」は、減益となりました。
オリックス生命保険では、外貨建終身保険など商品ラインナップを拡充した効果もあり、保険契約件数が順調に伸び、保険料収入が増加しましたが、前連結会計年度の大口の不動産売却益計上に伴う資産運用収益が減少しました。
「海外事業部門」は、増益となりました。
前期に買収した投資先からの利益が大きく貢献しました。加えて、Houlihan Lokeyほか子会社・関連会社株式の売却益、ORIX Europeの一部の事業の売却益も計上しました。
第4四半期には、ORIX Europeが手掛けている資産運用事業の受託資産額の減少により、アセットマネジメント収入の減少が生じました。また、エネルギー価格の下落に伴い、米国で貸倒引当金繰入額を約30億円計上しました。なお、航空機リース事業については、第4四半期において新型コロナウイルス感染症の影響はありませんでした。
(2)重要な会計方針および見積もり
会計上の見積もりは、財務諸表の作成において必要不可欠であり、経営陣の現在の判断に基づいています。「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 2 重要な会計方針」には、連結財務諸表の作成において利用される重要な会計方針の要約が記載されています。会計上の見積もりは、連結財務諸表における重要性、ならびに見積もりに影響を与える将来の事象が、経営陣の現在の判断から大幅に異なる可能性があることから、特に慎重な判断を要するものです。当社および子会社は、以下の2つの理由から、本項中に説明する会計上の見積もりを極めて重要な項目とみなしています。第1に、見積もりは、会計上の見積もりがなされる時点では非常に不確定である事象について推定を行うことを必要とするためです。第2に、当社および子会社が該当する連結会計年度において合理的に利用し得た他の様々な見積もりや、会計年度が移り変わるにつれて合理的に発生する可能性の高い会計上の見積もりの変更は、当社および子会社の財政状態および経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があるためです。以下は、当社および子会社の重要な会計方針および見積もりを表すものと考えています。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に関して、将来の見通しを慎重に検討しましたが、当連結会計年度末時点では、会計上の見積もりに特筆すべき影響はありませんでした。ただし、今後の新型コロナウイルス感染症の感染拡大やそれによる世界的な経済急減速などの見通しは不確実であり、かつ急速に変化する恐れもありますので、当社の会計上の見積もりや推定は時間とともに変化する可能性があります。
公正価値測定
公正価値は、測定日に市場参加者間で行われる通常の取引において、資産の売却により受け取る価格または負債を移転するために支払う価格です。公正価値の測定には、重要な判断や前提、見積もりが必要になることがあります。観察可能な市場価額が入手できない場合には、当社および子会社は、割引キャッシュ・フロー法などの自社モデルを開発し、公正価値を測定しています。そのような評価技法を用いる場合、市場参加者が当該資産・負債の評価に用いるであろうと思われる前提条件を見積もる必要があります。評価には重要な判断を伴うため、異なる前提条件や異なる評価技法を用いた場合には、当社および子会社の財政状態や経営成績に重要な影響を与える可能性があります。当社および子会社が公正価値の測定に用いる重要な前提条件は、不動産担保価値依存の営業貸付金にかかる貸倒引当金の見積もり、有価証券の減損額の測定、営業権および耐用年数を確定できない無形資産の減損額の測定、長期性資産の減損額の測定、売却予定の営業貸付金、有価証券およびデリバティブの継続的な測定など、多くの見積もりに広範囲な影響を及ぼす可能性があります。
当社および子会社は、公正価値の測定における評価技法に用いられるインプットを以下の3つに分類し、優先順位をつけています。
レベル1-測定日現在において入手できる同一の資産または負債の活発な市場における公表価額(非修正)のインプット
レベル2-直接的または間接的に当該資産または負債について観察可能なレベル1に含まれる公表価額以外のインプット
レベル3-当該資産または負債の観察不能なインプット
また、当社および子会社は、すべての会計期間ごとに「継続的に」公正価値測定が求められる資産および負債と特定の環境下にある場合のみ「非継続的に」公正価値測定が求められる資産および負債とを区別しています。当社および子会社は主に特定の売却予定の営業貸付金、短期売買目的負債証券、売却可能負債証券、特定の持分証券、デリバティブ、その他資産に含まれる特定の再保険貸、保険契約債務および保険契約者勘定に含まれる変額年金保険契約および変額保険契約について継続的に公正価値を測定しています。なお、一部の子会社は、一部の売却予定の営業貸付金、売却可能負債証券に含まれる一部の海外の国債および海外の社債、持分証券に含まれる一部の投資ファンド、一部の再保険契約、変額年金保険契約および変額保険契約について、公正価値オプションを選択したため、継続的に公正価値を測定しています。
当連結会計年度末現在において、継続的に公正価値測定を行った主な資産および負債の内訳は以下のとおりです。
当連結会計年度末
内容合計
(百万円)
測定日における公正価値による測定に用いるインプット
同一資産または
負債の活発な市場
における市場価額
(百万円)
その他の重要
な観察可能な
インプット
(百万円)
重要な観察不能な
インプット
(百万円)
レベル1レベル2レベル3
資産:
売却予定の営業貸付金90,893-90,893-
短期売買目的負債証券7,431-7,431-
売却可能負債証券1,631,18521,4901,521,34288,353
持分証券375,17458,400232,87383,901
デリバティブ資産39,69020220,25819,230
その他資産18,206--18,206
資産合計2,162,57980,0921,872,797209,690
負債:
デリバティブ負債73,6492,47171,178-
保険契約債務および保険契約者勘定300,739--300,739
負債合計374,3882,47171,178300,739

レベル1およびレベル2に分類される資産に比べて、レベル3に分類される金融資産は、連結財務諸表における重要性ならびに測定に影響を与える将来の事象が経営陣の現在の測定から大幅に異なる可能性があることから、特に慎重な判断を要するものです。
当連結会計年度末現在において、継続的な公正価値測定を行いレベル3に分類された金融資産の内訳と総資産に占める割合は以下のとおりです。
当連結会計年度末
資産内容重要な観察不能なインプット
(百万円)
総資産に占める割合(%)
レベル3
売却可能負債証券:88,3531
日本および海外の地方債2,8320
社債3,9940
その他資産担保証券等81,5271
持分証券:83,9011
投資ファンド83,9011
デリバティブ資産:19,2300
オプションの買建/売建、その他19,2300
その他資産:18,2060
再保険貸18,2060
レベル3金融資産合計209,6902
総資産13,067,528100

当連結会計年度末現在において、当社および子会社が継続的な公正価値測定を行った金融資産のうち、レベル3に分類された金融資産は209,690百万円で、総資産に占める割合は2%です。
レベル3に分類された金融資産のうち40%を占める83,901百万円が投資ファンドで、39%を占める81,527百万円がその他資産担保証券等です。
レベル3に分類された投資ファンドは、投資会社に該当する一部の海外子会社が保有する投資ファンド、および一部の子会社が公正価値オプションを選択している一部の投資ファンドです。投資会社に該当する一部の海外子会社が保有する投資ファンドについては、割引キャッシュ・フロー法およびマルチプル法の組合せならびに第三者の算定する価格に基づき公正価値評価しています。割引キャッシュ・フロー法は、投資先の将来キャッシュ・フローおよび加重平均資本コストなどを使用しています。マルチプル法は、投資先のキャッシュ・フローの実績や予測、類似の企業および類似の買収事例におけるEBITDAマルチプル等を使用しています。また、一部の子会社が公正価値オプションを選択している一部の投資ファンドについては、市場で観察不能なインプットに基づいた純資産価額を基に割引計算する方法で公正価値評価しています。
その他資産担保証券は、発行年度の古いものや投資適格未満とされるものについては、観察可能な取引は不足しており、ブローカーや独立したプライシングサービスからの価格情報に依拠することはできないと判断しています。その結果、それらの負債証券の公正価値を測定するために、割引キャッシュ・フロー法などを用いて(レベル3インプットを含む)自社モデルを開発し、それらをレベル3に分類しています。このモデルの使用にあたって、該当する証券の予想キャッシュ・フローを、市場参加者が想定するであろうクレジット・リスクと流動性リスクを見積もって織り込んだ割引率で割り引いています。また、予想キャッシュ・フローは、デフォルト率や繰上償還率、当該証券への返済の優先順位等の想定に基づき見積もっています。その他資産担保証券の公正価値は、一般的に割引率とデフォルト率の下落によって上昇し、割引率とデフォルト率の上昇によって下落します。
インプットが観察可能かどうかの判断に際しては、最近の取引事例の欠如、取得した価格情報が最近の情報に基づいていない、または時期や値付業者によって当該価格情報が大きく変わる状況、リスク・プレミアムの大幅な上昇を示唆する何らかの状況、売気配と買気配の幅の拡大、新規発行の大幅な減少、相対取引等のため公開情報がまったくないかほとんどないような状況、その他の諸要因を評価し判断しています。
なお、公正価値測定の詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 3 公正価値測定」をご参照ください。
貸倒引当金
貸倒引当金は、ポートフォリオに内在された発生している可能性のある損失に対する経営陣による見積もりです。貸倒引当金の設定は多数の見積もりと判断に左右されます。貸倒引当金の決定にかかる見積もりは、すべての事業部門に関して極めて重要な会計上の見積もりです。
貸倒引当金の計上において、当社および子会社は、多数の要因の中でもとりわけ以下の要因を考慮しています。
・債務者の事業特性と財政状態
・経済状況およびそのトレンド
・過去の貸倒償却実績
・未収状況および過去のトレンド
・債権に対する担保および保証の価値
営業貸付金のうち減損しているものについては個別に貸倒引当金を計上しています。また、減損していない営業貸付金(個別に減損判定を行わないものを含む)およびリース純投資については、債務者の業種や資金用途による区分を行い、当該区分ごとに過去の貸倒実績率を算出し、その貸倒実績率と現在の経済状況等を勘案し見積もった貸倒見込みに基づいて貸倒引当金を計上しています。
減損した営業貸付金は将来キャッシュ・フローの現在価値、債権の観察可能な市場価額または、担保依存のものは担保の公正価値に基づいて個別に評価しています。ノンリコースローンにおいては、その回収可能額が主に不動産担保に依存しているため、原則として担保不動産の公正価値に基づいて回収可能額を評価しています。また、一部のノンリコースローンについては、その回収可能額を将来キャッシュ・フローの現在価値に基づいて評価しています。不動産担保の公正価値については、状況に応じて、同種の資産の売却を含む最近の取引事例やその他の評価技法、例えば稼働中の既存資産または開発プロジェクトの完成により生み出されると見積もられる将来キャッシュ・フローを使った割引現在価値法などに基づき、独立した鑑定機関や内部の不動産鑑定士により評価されます。通常、年1回新しい鑑定評価を取得しています。さらに、担保不動産の状況を定期的にモニタリングし、公正価値に重要な影響を及ぼすかもしれない重要な変化が生じた場合には新しい鑑定評価を取得しています。なお、減損した買取債権について、その帳簿価額と回収可能額との差額に対して貸倒引当金を計上しています。
経営陣は現在入手可能な情報に基づき貸倒引当金は十分であると考えていますが、将来の不確実な事象により追加で貸倒引当金が必要になる可能性があります。
当社および子会社は、債務者の財政状態および担保資産の処分状況等から将来の回収可能性がほとんどないと判断した場合には、当該債権を償却しています。
有価証券の減損
当社および子会社は、短期売買目的保有以外の負債証券および代替的測定法を選択した持分証券に対して、以下のように減損の判断をしています。
短期売買目的保有以外の負債証券については、公正価値が償却原価を下回っている場合、回収可能性に関するすべての利用可能な情報をもとに減損が一時的でないか否かの判断をしています。判断をするにあたり、(1)売却意図がなく、(2)公正価値が償却原価まで回復する前に売却しなければならない可能性が50%超でなく、(3)回収見込みキャッシュ・フローの現在価値により償却原価全額を十分に回収できるという条件をすべて満たした場合は、一時的でない減損は生じていないとしています。一方で、上記の3つの条件のいずれかを満たさない場合には、一時的でない減損が生じているとしています。一時的でない減損が生じている負債証券につき、売却する意図があるか、あるいは、当期に生じた信用損失を控除後の償却原価まで公正価値が回復する前に当該負債証券を売却しなければならない可能性が50%超である場合には、償却原価と公正価値の差額のすべてを評価損として期間損益に計上しています。一方、当該負債証券につき、売却する意図がなく、また、当期に生じた信用損失を控除後の償却原価まで公正価値が回復する前に売却しなければならない可能性も50%超にはならない場合には、償却原価と公正価値の差額を信用損失に伴う部分と信用損失以外の部分に区分し、信用損失に伴う部分は期間損益に計上する一方、それ以外の部分は未実現評価損として税効果控除後の金額で、その他の包括利益(損失)に計上しています。
売却可能負債証券の一時的でない減損の判断において、当社および子会社は、これらに限定されるものではありませんが、以下の要因を含む、負債証券の回収可能性に関するすべての利用可能な情報を検討しています。
・公正価値が償却原価を下回っている期間および下落の程度
・担保資産、担保の年数、ビジネス環境、経済環境および地域特性の継続的分析
・類似資産のこれまでの損失率や過去の返済実績
・延滞や償却の傾向
・負債証券の支払構造や劣後する状況
・格付機関による証券の格付変更
・期末日以降における負債証券の公正価値の変動
代替的測定法を選択した持分証券については、定性的な評価の結果、減損していると判断された場合には、公正価値により測定し、帳簿価額がこの公正価値を上回る金額を評価損として期間損益に計上します。
代替的測定法を選択した持分証券の減損の判断において、当社および子会社は、これらに限定されるものではありませんが、以下の要因を含む、減損の兆候を検討して定性的評価を行っています。
・投資先の利益、信用格付け、資産の質、または事業見通しの著しい悪化
・投資先に関連する法令、経済または、技術的な環境における著しく不利な変化
・投資先が活動している地域または産業の一般的な市場状況の著しく不利な変化
・同じまたは類似の投資について、その投資の帳簿価額以下の金額での、購入の誠意ある申し込み、投資家による売却の申し出、または競売手続の完了
・マイナスの営業キャッシュ・フロー、運転資本不足、法令の資本要求または負債の契約条項の違反などの投資先の事業継続の能力に重大な疑義をもたらす要素
減損の判断には、非常に不確定な将来予想に基づいた見積もりが含まれています。経営陣は、主に客観的要因に基づいて評価損を計上すべき事実が存在するかを判断しています。
投資先の財務状況が悪化した場合や業績予想を達成できない場合、あるいは実際の市況が経営陣の予測より悪化した場合において、当社および子会社は有価証券の追加損失を計上する可能性があります。
有価証券の減損に関する会計上の見積もりは、すべての事業部門に影響する可能性があります。
営業権および耐用年数を確定できない無形資産の減損
当社および子会社は、営業権および耐用年数を確定できない無形資産は償却を行わず、少なくとも年1回の減損テストを行っています。また、減損の可能性を示す事象または状況の変化が起きた場合、発生した時点において減損テストを行っています。
営業権の減損は、2つのステップによる減損テストを実施する前に、報告単位の公正価値が営業権を含むその帳簿価額を下回っている可能性が50%超であるか否かについての定性的評価を行うことが認められています。事象や状況を総合的に評価した結果、報告単位の公正価値が帳簿価額を下回っている可能性が50%超でないと判断した場合は、その報告単位について2つのステップによる減損テストを行っていません。一方、報告単位の公正価値が帳簿価額を下回っている可能性が50%超であると判断した場合は、2つのステップによる減損テストを行っています。2つのステップによる減損テストの第1ステップは、特定された報告単位の公正価値と帳簿価額を比較し、潜在的な減損の把握を行っています。公正価値が帳簿価額を下回っている場合は、減損金額を測定するため第2ステップの判定を行っています。第2ステップは、営業権の暗示された公正価値と帳簿価額を比較し、営業権の暗示された公正価値が帳簿価額を下回っている場合は、公正価値まで減額し、評価損を期間損益として認識しています。営業権の公正価値は、企業結合において認識される営業権の金額の決定と同じ手法により決定しています。当社および子会社は、それぞれの事業部門またはそれよりひとつ下のレベルの単位で、減損テストを行っています。減損テストは、一部の営業権については定性的評価を行っていますが、その他の営業権については定性的評価を行わずに直接2つのステップによる減損テストの第1ステップを行っています。
耐用年数を確定できない無形資産の減損は、定量的な減損テストを実施する前に、耐用年数を確定できない無形資産が減損している可能性が50%超であるか否かについての定性的評価を行うことが認められています。事象や状況を総合的に評価した結果、耐用年数を確定できない無形資産が減損している可能性が50%超でないと判断した場合には、定量的な減損テストは行っていません。一方、耐用年数を確定できない無形資産が減損している可能性が50%超であると判断した場合は、当該無形資産の公正価値を算定して定量的な減損テストを行い、耐用年数を確定できない無形資産の公正価値と帳簿価額を比較し、公正価値が帳簿価額を下回っている場合は、公正価値まで減額し、評価損を期間損益として認識しています。耐用年数を確定できない無形資産の減損テストは、一部の耐用年数を確定できない無形資産については定性的評価を行っていますが、その他の耐用年数を確定できない無形資産については定性的評価を行わずに直接定量的な減損テストを行っています。
営業権の減損判定の第1ステップおよび第2ステップにおける公正価値の決定は、経営陣の将来予測に基づいた見積もりや独自に定めた前提を使用しています。同様に、見積もりや前提は耐用年数を確定できない無形資産の公正価値の決定にも使用しています。公正価値の決定は、割引キャッシュ・フロー法により社内で評価していますが、必要な場合は第三者による評価を参考にしています。またこの決定には、判定単位の将来の見積もりキャッシュ・フロー、個別のリスクを反映した割引率、成長率など多くの見積もりや前提を使用しています。例えば耐用年数を確定できない無形資産に含まれるアセットマネジメント契約の公正価値の決定においては、アセットマネジメントサービスを提供する投資ファンドの見積運用資産残高、加重平均資本コストに関わる見積もりや前提が含まれます。経営陣は、減損判定に使用した公正価値の見積りに用いられた前提は合理的であると考えていますが、経済情勢や判定単位独自のリスクにより、実際の将来キャッシュ・フローや公正価値に影響を与える各項目が経営陣の予測よりも悪化した場合、当社および子会社は追加で減損を計上する可能性があります。
営業権および耐用年数を確定できない無形資産の減損に関する会計上の見積もりは、すべての事業部門に影響する可能性があります。
長期性資産の減損
当社および子会社は、使用目的で保有している有形固定資産や償却対象となる無形資産および不動産開発プロジェクトを含む長期性資産について、定期的に減損判定を実施しています。以下のような減損の兆候を示唆する状況や環境の変化が生じた場合、回収可能性の判定を行います。
・市場価値の著しい低下
・使用状況や方法、物理的状態の著しい悪化
・規制当局による不利な行為または査定を含む、法的規制や経営環境の著しい悪化
・取得や建設コストの大幅な見積超過
・継続的な営業損失、キャッシュ・フロー損失の発生あるいは発生見込み
・将来売却の予定であるが、その際に売却損が計上される見込み
上記のケースに該当するか、その他の要因により減損している可能性があると判断される場合、当該資産から生じる将来キャッシュ・フローを見積もります。将来キャッシュ・フローの見積もりは、将来の市況および営業状況の最善の見積もりを反映して調整された過去の実績の傾向を斟酌して行います。さらに見積もりには、将来キャッシュ・フローを見積もる期間を含んでいます。回収可能性テストの結果、当該資産から生じると予想される割引前見積将来キャッシュ・フローの総額が当該資産の帳簿価額を下回り、かつ当該資産の公正価値が帳簿価額を下回る場合には、当該資産を公正価値まで評価減しています。
減損していると判断された場合、減損額は帳簿価額と公正価値の差額となります。公正価値については、状況に応じて、同種の資産の売却を含む最近の取引事例やその他の評価技法に基づき、独立した鑑定機関や内部の不動産鑑定士によって評価されます。経営陣は、見積将来キャッシュ・フローおよび公正価値の算定は合理的なものであると考えていますが、実際の市況および使用状況が経営陣の予測より悪化した場合には、見積将来キャッシュ・フローの下方修正あるいはキャッシュ・フロー見積期間の短縮をもたらし、減損の追加計上が必要となる可能性があります。さらに、前提としたビジネスや営業状況の想定外の変化により、公正価値の下方修正を招くような見積もりの変更が生じ、長期性資産の評価に悪影響を及ぼす可能性があります。
長期性資産の減損に関する会計上の見積もりは、すべての事業部門に影響する可能性があります。
ファイナンス・リースおよびオペレーティング・リースの無保証残存価額
当社および子会社は、ファイナンス・リースにおいてリース期間にわたり収益として認識される未実現リース益を計算する際、また、高い陳腐化リスクおよび再販リスクを持つオペレーティング・リースの減価償却額を計算する際において、リース物件(不動産を除く、上記「長期性資産の減損」をご参照ください。)の無保証残存価額を見積もっています。無保証残存価額は、中古物件の市場価額、陳腐化する時期、程度についての見積もりおよび類似する中古資産におけるこれまでの回収実績を勘案して決定されます。中古物件にかかる実際の再リース需要や実際の市場状況が経営陣の予測を下回る場合、無保証残存価額の評価損が必要とされる可能性があります。
ファイナンス・リースおよびオペレーティング・リースに対する無保証残存価額の会計上の見積もりは、主に法人金融サービス事業部門、メンテナンスリース事業部門および海外事業部門に影響します。
保険契約債務および繰延募集費用
一部の子会社はお客様と生命保険契約を締結しています。将来保険給付債務は、予想される将来の保険加入者への保険給付金に基づく平準純保険料方式によって算出しています。保険契約は長期契約に分類され、主に終身保険、定期保険、養老保険、医療保険および個人年金保険契約等から構成されています。個人年金保険以外の保険契約において必要とされる保険契約債務の算出には、保険契約締結時における死亡率、罹病率、解約率、将来投資利回りおよびその他の要素に関する見積もりを反映しています。当該子会社は継続的に保険契約債務の計算に用いた見積もりや仮定の変化の可能性を再評価し、これらの再評価を認識済みの給付債務の修正、保険契約引受基準および募集の調整に反映しています。死亡率、罹病率、解約率、投資利回りおよびその他の要素が保険契約債務を適切に反映していない場合は、不足分について準備金を設定する可能性があります。
一部の子会社は、変額年金保険契約および変額保険契約について、公正価値オプションを選択し、公正価値の変動を期間損益として認識しています。変額年金保険および変額保険契約の公正価値は、これらの契約者のために運用する投資有価証券等の公正価値の変動に連動しています。さらに、当該子会社は、変額年金保険契約および変額保険契約に関して最低保証を行っており、契約上定められた最低給付額を保険契約者に履行するリスクを有しています。そのため、変額年金保険契約および変額保険契約全体の公正価値は、裏付けとなる投資の公正価値に最低保証リスクの公正価値を調整して測定しています。最低保証リスクの公正価値は、割引率、死亡率、解約率、年金開始率およびその他の要素に基づく割引キャッシュ・フロー法に基づいて算定しています。
一部の子会社は、当該最低保証リスクを回避するため、変額年金保険契約および変額保険契約にかかる最低保証部分の一部を再保険会社に出再し、当該再保険契約について、公正価値オプションを選択しています。また、再保険でカバーされていないリスクについては、経済的ヘッジを行っています。再保険によって、保険契約者への契約上の義務が消滅または第一次債務者の地位から免責されるものではなく、再保険会社の債務不履行により、損失が発生する可能性があります。
定額年金保険契約については、払込保険料に予定利回りに基づく利息額および子会社の買収に関連した公正価値の調整額を加え、契約者の引出額、費用およびその他手数料を差し引くことで保険契約債務および保険契約者勘定を算出しています。
新規保険契約の獲得もしくは保険契約の更新に直接的に関連する費用については繰り延べし、保険料収入の認識に応じた期間で償却しています。繰延募集費用は、主に保険契約維持費を除く実質的な初年度委託手数料および保険引受費用です。繰延募集費用の未償却残高が、保険料収入および運用益によって回収可能かについて定期的に見直しを行っています。回収不能と判断された場合は、当該費用はその期の損益として認識します。想定の計算に利用する解約率、投資利回り、死亡率、罹病率、経費率などの過去のデータが将来の収益性を適切に反映していない場合は、追加の償却が必要となる可能性があります。
保険契約債務および繰延募集費用に関する会計上の見積もりは、リテール事業部門に影響します。
ヘッジ取引の有効性評価
当社および子会社は、ヘッジ目的で通貨スワップ、金利スワップおよび為替予約を利用し、公正価値ヘッジ、キャッシュ・フロー・ヘッジ、純投資ヘッジの適用にあたり、公正価値の変動を測定し会計処理しています。
ヘッジ会計を適用するために、リスク管理の目的、ヘッジの方針、ヘッジ対象、ヘッジされる特定のリスク、利用するデリバティブ商品、および有効性の評価方法を含めたヘッジ関係の詳細を、ヘッジ取引開始時に正式に文書化しています。ヘッジ目的で利用されるデリバティブは、ヘッジされたリスクおよび取引開始時に定めた有効性の要件に対して、適切に公正価値もしくはキャッシュ・フローの変動を相殺することに高度に有効でなければなりません。
ヘッジの有効性は実績および将来予測に基づき四半期ごとに評価されます。ヘッジ取引の開始時または四半期ごとの評価において、有効性の前提となる特定の条件が満たされない場合、ヘッジ会計は中止されます。ヘッジ取引の有効性の評価を行うために、回帰分析および比率分析等の手法を用いています。
ヘッジ取引の有効性の評価に関する会計上の見積もりは、主に海外事業部門とリテール事業部門に影響する可能性があります。
年金制度
年金制度における予測給付債務および年金費用の見積もりは、主に従業員数、年金数理計算上の基礎率、年金資産長期期待収益率および割引率によって決定します。
年金費用は、制度の対象となる従業員数の影響を直接的に受けます。企業内部の成長または買収に伴う雇用の拡大によって、年金費用が増加する可能性があります。
予測給付債務の見積もりにおいて、年金数理計算の基礎率として死亡率、制度脱退率、退職率および昇給率を用いています。計算数値と実際の結果が異なる場合、その差異は累積され将来期間にわたって償却されるため、測定の結果は将来期間に認識される年金費用に影響を与えます。
年金資産長期期待収益率については、年金資産のポートフォリオの内容およびこれらのポートフォリオから生じる長期期待収益率に基づいて毎期決定しています。長期期待収益率は、従業員が勤務の結果として生じる給付を受けるまでの期間に、実際に年金資産から生じる長期の収益率に近似するように設定されます。その設定にあたっては、年金資産のポートフォリオから生じた過去の実際の収益や様々な資産から生じる個々の独立した予定利率を含む、多くの要素を用いています。
すべての重要な年金制度の年金資産および予測給付債務の測定日は、3月31日です。割引率や他の基礎率を一定として、長期期待収益率が1%上昇または低下した場合、年金費用は2,198百万円減少または増加すると想定されます。
割引率は、将来の年金債務の現在価値を決定するために用いています。割引率は、満期が将来の確定給付の支払時期に近似している安全性の高い長期の固定利付債券の利率を考慮しています。割引率は、毎年測定日に決定しています。
長期期待収益率および他の基礎率を一定として、割引率が1%上昇した場合、年金費用は2,482百万円減少すると想定されます。また、長期期待収益率および他の基礎率を一定として、割引率が1%低下した場合、年金費用は2,369百万円増加すると想定されます。
当社および子会社は、年金計算に用いる見積もりおよび基礎率は適切であると考えていますが、実際の結果との差異やこれらの基礎率あるいは見積もりの変更は、当社および子会社の年金債務および将来の費用に不利な影響を及ぼす可能性があります。
法人税等
当社および子会社は、連結財務諸表作成に際し、事業活動を行っている税管轄地ごとに法人税等の見積もりを行っています。その過程においては、税務申告上と財務報告上とで処理が異なるために生じる一時差異を算定するとともに、実際の連結会計年度の法人税等を見積もります。この一時差異は、連結貸借対照表に繰延税金資産および負債として計上しています。当社および子会社は、繰延税金資産が将来の課税所得により回収される可能性を評価し、回収が見込めない場合には評価性引当金を計上しています。当社および子会社が評価性引当金を計上、または連結会計年度中に評価性引当金を増加させるとき、連結損益計算書において法人税等の費用を計上しています。
法人税等、未払法人税等(当期分)、繰延税金資産・負債および繰延税金資産に対する評価性引当金の決定においては、経営陣の重要な判断が求められます。当社および子会社は、日本および海外各国で税務申告を行い、申告上で採用するあるいは将来採用するであろうタックス・ポジションについて、税法上の技術的な解釈に基づき、申し立てや訴訟等による決定を含む税務調査において認められる可能性が認められない可能性よりも高い場合に、その影響を財務諸表で認識し、税務当局との解決において実現する可能性が50%を超える最大の金額で当該認識基準を満たすタックス・ポジションを測定しています。このタックス・ポジションの評価の過程においては、日本および海外各国の複雑な税法の適用についての解釈を含む経営陣の判断が求められており、この判断が実際の結果と異なる可能性があります。また、当社および子会社は、主に税務上の繰越欠損金にかかる一部の繰延税金資産について、期限が切れる前に使用できることが不確実なため、評価性引当金を計上しています。評価性引当金は、主として税務上の繰越欠損金を有する連結子会社の繰延税金資産に対するもので、繰延税金資産の実現可能性の評価において、繰延税金資産の一部または全部が実現しない見込みが実現する見込みより大きいかどうかを考慮しています。繰延税金資産の最終的な実現可能性は、それらの一時差異が控除可能であり繰越欠損金が利用可能な期間中に将来の課税所得を発生させることができるかによります。この評価には、繰延税金負債の実現スケジュール、将来の予想課税所得および租税計画が考慮されます。過去の課税所得水準および繰延税金資産の控除可能期間における将来予想課税所得に基づいて、経営陣は、評価性引当金控除後のすべての繰延税金資産について実現する可能性は実現しない可能性よりも高いと考えています。評価性引当金の計上は、当社および子会社が事業活動を行う税管轄地ごとの課税所得および繰延税金資産が回収される期間の見積もりに基づいています。実際の結果がこれらの見積もりと異なる場合、または当社および子会社が将来の期間におけるこれらの見積もりを変更した場合、当社および子会社の財政状態および経営成績に重大な影響を及ぼす評価性引当金の追加計上が必要となる可能性があります。
監査委員会との討議および同委員会による検証
当社の経営陣は2020年6月、特に重要度の高い会計上の見積もりについて、その策定と選択を監査委員会と討議しています。
(3)財政状態および経営成績の分析
① 連結業績総括
経営成績の状況
前連結会計年度当連結会計年度増減
金額率(%)
営業収益 (百万円)2,434,8642,280,329△154,535△6
営業費用 (百万円)2,105,4262,010,648△94,778△5
税引前当期純利益 (百万円)395,730412,56116,8314
当社株主に帰属する当期純利益(百万円)323,745302,700△21,045△7
1株当たり当社株主に帰属する
当期純利益(基本的) (円)
252.92237.38△15.54△6
(希薄化後) (円)252.70237.17△15.53△6
ROE(当社株主資本・当社株主に帰属する
当期純利益率) (%)
11.610.3△1.3-
ROA(総資本・当社株主に帰属する
当期純利益率) (%)
2.742.40△0.34-

(注)ROEは、米国会計基準に基づき、当社株主資本合計を用いて算出しています。
当連結会計年度の営業収益は、主に企業投資の一環として投資している連結子会社の売上減少により、商品および不動産売上高が減少したため、前連結会計年度に比べて6%減の2,280,329百万円になりました。
営業費用は、上述の収益と同様に、主に商品および不動産売上原価が減少したため、前連結会計年度に比べて5%減の2,010,648百万円になりました。
当連結会計年度の税引前当期純利益は、持分法投資損益および、子会社・関連会社株式売却損益および清算損が増加したことで、前連結会計年度に比べて4%増の412,561百万円になりました。一方で、当社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度において大京の未分配利益に対して計上していた繰延税金負債の取崩しによる法人税等の減少があったことから、前連結会計年度に比べて7%減の302,700百万円になりました。
なお、当連結会計年度の業績において、新型コロナウイルス感染症拡大による特筆すべき影響はありませんでした。
財政状態の状況
前連結会計年度末当連結会計年度末増減
金額率(%)
総資産(百万円)12,174,91713,067,528892,6117
(うち、セグメント資産)9,997,69810,905,998908,3009
負債合計(百万円)9,211,9369,991,362779,4268
(うち、長短借入債務)4,495,7714,616,186120,4153
(うち、預金)1,927,7412,231,703303,96216
当社株主資本 (百万円)2,897,0742,993,60896,5343
1株当たり当社株主資本 (円)2,263.412,386.35122.945

(注)1 株主資本は米国会計基準に基づき、当社株主資本合計を記載しています。
2 1株当たり株主資本は、当社株主資本合計を用いて算出しています。
前連結会計年度末当連結会計年度末
当社株主資本比率 (%)23.822.9
D/E比率(長短借入債務(預金除く)/
当社株主資本) (倍)
1.61.5

総資産は、主に営業貸付金および投資有価証券が増加したことに加え、新リース基準の適用に伴い、オペレーティング・リース投資、事業用資産および社用資産が増加したため、前連結会計年度末に比べて7%増の13,067,528百万円になりました。また、セグメント資産は、前連結会計年度末に比べて9%増の10,905,998百万円になりました。
負債については、主に長期借入債務および預金が増加したことに加え、新リース基準の適用に伴い、その他負債が増加したことで、前連結会計年度末に比べて8%増の9,991,362百万円になりました。
当社株主資本は、主に利益剰余金が増加したことにより、前連結会計年度末から3%増の2,993,608百万円になりました。
② 連結業績概要
セグメント情報および連結損益計算書中の諸科目、連結貸借対照表中の投資資産ならびにその他財務情報の詳細は以下のとおりです。
セグメント情報
当社の戦略の策定、経営資源の配分、ポートフォリオバランスの決定などを行う事業セグメントは、主要な商品・サービスの性格、顧客基盤および経営管理上の組織に基づいて、法人金融サービス事業部門、メンテナンスリース事業部門、不動産事業部門、事業投資事業部門、リテール事業部門、海外事業部門の6つで構成されています。
報告されている事業セグメントの財務情報は、そのセグメントの財務情報が入手可能なもので、かつ経営上の最高意思決定者による業績の評価および経営資源の配分の決定に定期的に使用されているものです。当社の業績評価は、税引前当期純利益に非支配持分に帰属する税引前当期純利益および償還可能非支配持分に帰属する税引前当期純利益を加減して行っています。なお、セグメント利益には税金費用は含まれていません。
当連結会計年度より、新リース基準を適用しました。これに伴い、リテール事業部門以外の事業部門において、借手としての主に土地、オフィスや設備のオペレーティング・リースにかかるオペレーティング・リース投資および事業用資産の使用権資産がセグメント資産として増加しました。また、主に法人金融サービス事業部門およびメンテナンスリース事業部門において、貸手の特定の費用の総額表示により、セグメント収益およびセグメント費用が増加しました。詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 2 重要な会計方針(af)新たに公表または適用された会計基準」をご参照ください。
さらに詳しいセグメント情報、セグメント情報作成方法およびセグメント合計と連結財務諸表上の金額との調整については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 35 セグメント情報」をご参照ください。
2020年4月1日より、経営上の最高意思決定者による業績の評価および経営資源の配分におけるセグメント区分を変更したため、報告する事業セグメントの区分を再編しております。
セグメント収益
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
法人金融サービス事業95,21297,0071,7952
メンテナンスリース事業288,211336,43848,22717
不動産事業529,064466,639△62,425△12
事業投資事業615,151451,197△163,954△27
リテール事業428,904454,75125,8476
海外事業490,730486,328△4,402△1
セグメント合計2,447,2722,292,360△154,912△6
連結財務諸表との調整△12,408△12,031377-
連結財務諸表上の営業収益2,434,8642,280,329△154,535△6

セグメント利益
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
法人金融サービス事業25,48214,611△10,871△43
メンテナンスリース事業38,84133,724△5,117△13
不動産事業89,24776,857△12,390△14
事業投資事業38,17055,71517,54546
リテール事業84,21180,387△3,824△5
海外事業125,444156,43330,98925
セグメント合計401,395417,72716,3324
連結財務諸表との調整△5,665△5,166499-
連結財務諸表上の税引前当期純利益395,730412,56116,8314

セグメント資産
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
法人金融サービス事業959,725948,268△11,457△1
メンテナンスリース事業873,775889,61515,8402
不動産事業720,221749,69429,4734
事業投資事業733,612847,082113,47015
リテール事業3,571,4374,183,894612,45717
海外事業3,138,9283,287,445148,5175
セグメント合計9,997,69810,905,998908,3009
連結財務諸表との調整2,177,2192,161,530△15,689△1
連結財務諸表上の総資産12,174,91713,067,528892,6117

(a)法人金融サービス事業部門:金融、各種手数料ビジネス
法人金融サービス事業部門では、競争の激しいリースや融資では収益性を重視した案件を選別して実行する一方、国内の中堅・中小企業に対して生命保険、環境エネルギー、自動車リース関連などの商品・サービスを幅広く提供する手数料ビジネスにも注力しています。また、国内各地域に根差した営業ネットワークを活用した事業承継支援や新機軸の創生、業務ソフトウエアサービス会社である弥生の顧客基盤拡大なども進め、利益成長を図っています。
セグメント収益は、前連結会計年度に買収した企業のサービス収入が通年で計上されたことや、新リース基準の適用によりファイナンス・リース収益が増加したこと、および弥生のサービス収入および商品売上高が増加したことにより、前連結会計年度に比べて2%増の97,007百万円になりました。
セグメント利益は、生命保険関連の手数料収入の減少や、新リース基準の適用により一部のリースの取組費用が従来の繰延処理から一時の費用として認識することになったことに伴う販売費および一般管理費の増加により、前連結会計年度に比べて43%減の14,611百万円になりました。
セグメント資産は、新リース基準の適用に伴いオペレーティング・リース投資が増加したものの、リース純投資および営業貸付金が減少したことにより、前連結会計年度末に比べて1%減の948,268百万円になりました。
資産効率は前連結会計年度に比べて低下しました。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額
(百万円)

(%)
金融収益28,82928,522△307△1
有価証券売却・評価損益および受取配当金△777121898-
オペレーティング・リース収益23,52222,918△604△3
商品および不動産売上高4,3795,7071,32830
サービス収入39,25939,7394801
セグメント収益(合計)95,21297,0071,7952
支払利息4,0673,563△504△12
オペレーティング・リース原価14,31915,0637445
商品および不動産売上原価1,6552,05640124
サービス費用10,10013,4053,30533
販売費および一般管理費37,89644,8176,92118
貸倒引当金繰入額、長期性資産評価損、有価証券評価損1,1061,126202
上記以外のセグメント費用△1663,6903,856-
セグメント費用(合計)68,97783,72014,74321
セグメント営業利益26,23513,287△12,948△49
持分法投資損益等△7531,3242,077-
セグメント利益25,48214,611△10,871△43

前連結会計
年度末
(百万円)
当連結会計
年度末
(百万円)
増減
金額
(百万円)

(%)
ファイナンス・リース投資403,639-△403,639△100
リース純投資-367,117367,117100
営業貸付金364,818343,090△21,728△6
オペレーティング・リース投資24,14373,38249,239204
投資有価証券31,52222,778△8,744△28
事業用資産16,97318,9281,95512
棚卸資産5112574145
賃貸資産前渡金122111△11△9
関連会社投資16,27618,3282,05213
事業用資産前渡金-760760100
営業権、企業結合で取得した無形資産102,181103,6491,4681
セグメント資産959,725948,268△11,457△1

(b)メンテナンスリース事業部門:自動車リース・レンタカー・カーシェアリング、電子計測器・IT関連機器
などのレンタルおよびリース
メンテナンスリース事業部門の主力を占める自動車関連事業においては、業界トップの車両管理台数と自動車に関するあらゆるサービスをワンストップで提供することで競争優位性を高め、大口法人市場に加え中小法人や個人市場におけるシェアの拡大を図っています。また、将来的な自動車業界の産業構造の変化を新たな収益機会に転換すべく、新たな商品・サービスの開発にも取り組んでいます。オリックス・レンテックが行うレンタル事業においては、電子測定器やIT関連機器に加え、ロボットやドローンなどの新たなサービスを拡大するなど、エンジニアリングソリューション事業を強化しています。
セグメント収益は、新リース基準の適用によりオペレーティング・リース収益およびファイナンス・リース収益が増加したため、前連結会計年度に比べて17%増の336,438百万円になりました。
セグメント利益は、新リース基準の適用に伴い、一部のリースの取組費用が従来の繰延処理から一時の費用として認識することになり販売費および一般管理費が増加したことから、前連結会計年度に比べて13%減の33,724百万円になりました。
セグメント資産は、オペレーティング・リース投資が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて2%増の889,615百万円になりました。
資産効率は前連結会計年度に比べて低下しましたが、引き続き安定した収益性を維持しています。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額
(百万円)

(%)
金融収益14,35230,82016,468115
オペレーティング・リース収益197,963228,46830,50515
サービス収入70,55171,3347831
上記以外のセグメント収益5,3455,8164719
セグメント収益(合計)288,211336,43848,22717
支払利息3,0262,837△189△6
オペレーティング・リース原価154,410186,17431,76421
サービス費用40,57541,9871,4123
販売費および一般管理費46,51451,9635,44912
貸倒引当金繰入額、長期性資産評価損、有価証券評価損1,048360△688△66
上記以外のセグメント費用4,89119,37914,488296
セグメント費用(合計)250,464302,70052,23621
セグメント営業利益37,74733,738△4,009△11
持分法投資損益等1,094△14△1,108-
セグメント利益38,84133,724△5,117△13


前連結会計
年度末
(百万円)
当連結会計
年度末
(百万円)
増減
金額
(百万円)

(%)
ファイナンス・リース投資328,424-△328,424△100
リース純投資-319,417319,417100
オペレーティング・リース投資525,392551,28925,8975
投資有価証券506486△20△4
事業用資産9881,064768
棚卸資産587611244
賃貸資産前渡金669182△487△73
関連会社投資3319△14△42
営業権、企業結合で取得した無形資産17,17616,547△629△4
セグメント資産873,775889,61515,8402

(c)不動産事業部門:不動産開発・賃貸・管理、施設運営、不動産の資産運用
不動産事業部門では、好調な不動産市場を捉えて賃貸不動産等を売却する一方で付加価値を生みだせる不動産開発案件への投資により資産の入れ替えを進め、REITや投資顧問といったアセットマネジメント事業の規模を拡大し、不動産市況に影響されにくい収益基盤を築いています。また、ホテル、旅館などの多様な施設運営により専門性を蓄積することで安定収益の獲得を目指しています。大京との一体化による相互補完をはかり、不動産開発・賃貸を始め、アセットマネジメント、施設運営、マンション管理、ビル管理、工事請負、不動産流通に至るまで多様なバリューチェーンを活用し、総合力を生かした新規事業を創出してまいります。
セグメント収益は、前連結会計年度の施設運営事業における大型の売却に伴うサービス収入の減少や大京の住宅分譲事業における引渡戸数の減少に伴う不動産売上高の減少により、前連結会計年度に比べて12%減の466,639百万円になりました。
セグメント利益は、高齢者向け住宅の運営事業を行う子会社の売却益を計上したものの、上記理由により、前連結会計年度に比べて14%減の76,857百万円になりました。
セグメント資産は、新リース基準の適用に伴いオペレーティング・リース投資が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて4%増の749,694百万円になりました。
資産効率は前連結会計年度に比べて低下しました。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額
(百万円)

(%)
金融収益2,0653,2491,18457
オペレーティング・リース収益72,48363,799△8,684△12
商品および不動産売上高141,489122,230△19,259△14
サービス収入313,059277,501△35,558△11
上記以外のセグメント収益△32△140△108-
セグメント収益(合計)529,064466,639△62,425△12
支払利息2,2491,557△692△31
オペレーティング・リース原価25,95024,895△1,055△4
商品および不動産売上原価121,414108,637△12,777△11
サービス費用261,064237,973△23,091△9
販売費および一般管理費43,98244,3443621
貸倒引当金繰入額、長期性資産評価損、有価証券評価損1,576317△1,259△80
上記以外のセグメント費用753606△147△20
セグメント費用(合計)456,988418,329△38,659△8
セグメント営業利益72,07648,310△23,766△33
持分法投資損益等17,17128,54711,37666
セグメント利益89,24776,857△12,390△14


前連結会計
年度末
(百万円)
当連結会計
年度末
(百万円)
増減
金額
(百万円)

(%)
ファイナンス・リース投資35,420-△35,420△100
リース純投資-35,52335,523100
営業貸付金316-△316△100
オペレーティング・リース投資242,022277,58735,56515
投資有価証券8,0387,272△766△10
事業用資産146,100148,7242,6242
棚卸資産80,92082,7621,8422
賃貸資産前渡金29,94637,2727,32624
関連会社投資107,07291,835△15,237△14
事業用資産前渡金6,7907,3275378
営業権、企業結合で取得した無形資産63,59761,392△2,205△3
セグメント資産720,221749,69429,4734

(d)事業投資事業部門:環境エネルギー、企業投資、コンセッション
環境エネルギー事業では、総合エネルギー事業者として再生可能エネルギー事業や電力小売事業を推進することで、サービス収入の拡大を目指しています。太陽光発電事業では、国内最大級の出力規模を確保しており、順次稼働を進めています。今後は、国内での経験を活かし、再生可能エネルギー事業の海外展開を加速していきます。企業投資事業では、投資先からの安定した利益の取り込みと、ポートフォリオの入れ替えによる継続的なキャピタルゲインの獲得を目指しています。今後は、投資手法の多様化と注力業種への投資拡大を進めてまいります。またコンセッション事業では、3空港(関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港)の運営体制を強化するほか、空港以外の公共インフラの運営へも積極的に取り組んでまいります。
セグメント収益は、企業投資の一環として投資している連結子会社の商品売上高が減少したため、前連結会計年度に比べて27%減の451,197百万円になりました。
セグメント利益は、企業投資において子会社の売却益を計上したことにより、前連結会計年度に比べて46%増の55,715百万円になりました。
セグメント資産は、風力発電事業を行う投資先を子会社化したこと、企業投資において新たな投資を実行したことおよび新リース基準の適用に伴い事業用資産が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて15%増の847,082百万円になりました。
資産効率は前連結会計年度に比べて向上しました。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額
(百万円)

(%)
金融収益9,0637,618△1,445△16
有価証券売却・評価損益および受取配当金78△31△109-
商品および不動産売上高436,044266,271△169,773△39
サービス収入169,139174,5495,4103
上記以外のセグメント収益8272,7901,963237
セグメント収益(合計)615,151451,197△163,954△27
支払利息7,0549,0612,00728
商品および不動産売上原価400,625233,092△167,533△42
サービス費用131,688133,3241,6361
販売費および一般管理費51,86251,227△635△1
貸倒引当金繰入額、長期性資産評価損、
有価証券評価損
82,1112,103-
上記以外のセグメント費用413953540131
セグメント費用(合計)591,650429,768△161,882△27
セグメント営業利益23,50121,429△2,072△9
持分法投資損益等14,66934,28619,617134
セグメント利益38,17055,71517,54546


前連結会計
年度末
(百万円)
当連結会計
年度末
(百万円)
増減
金額
(百万円)

(%)
ファイナンス・リース投資25,696-△25,696△100
リース純投資-25,49725,497100
営業貸付金47,57336,451△11,122△23
オペレーティング・リース投資5,47415,1049,630176
投資有価証券25,78623,460△2,326△9
事業用資産264,994382,430117,43644
棚卸資産30,77640,6579,88132
賃貸資産前渡金1,3401,86152139
関連会社投資161,966150,856△11,110△7
事業用資産前渡金11,29112,4741,18310
営業権、企業結合で取得した無形資産158,716158,292△424△0
セグメント資産733,612847,082113,47015

(e)リテール事業部門:生命保険、銀行、カードローン
生命保険事業は、代理店販売と通信販売を中心にシンプルでわかりやすい商品を提供することで、新規保険契約の伸長と生命保険料収入の増加を目指しています。銀行事業では、収益の主軸である投資用不動産ローンの残高を積み上げることで金融収益の増加を図っています。またカードローン事業では、与信ノウハウを生かし、自ら貸付を行うことで金融収益の増加を図ることに加え、他の金融機関への保証事業を拡大することで、保証料収入の増加を図っています。
セグメント収益は、保有契約の増加に伴う生命保険料収入の増加および銀行における投資用不動産ローンの利息収入の増加により、前連結会計年度に比べて6%増の454,751百万円になりました。
セグメント利益は、生命保険にかかる前期の大口の不動産売却益計上に伴う資産運用収益の減少により、前連結会計年度に比べて5%減の80,387百万円になりました。
セグメント資産は、生命保険事業および銀行事業の伸長に伴い、生命保険事業にかかる投資有価証券および銀行事業にかかる営業貸付金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて17%増の4,183,894百万円になりました。
資産効率は前連結会計年度と比べて低下しました。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額
(百万円)

(%)
金融収益76,69381,0894,3966
生命保険料収入および運用益348,255369,15420,8996
上記以外のセグメント収益3,9564,50855214
セグメント収益(合計)428,904454,75125,8476
支払利息4,0804,48940910
生命保険費用247,809271,94324,13410
販売費および一般管理費78,65581,3962,7413
貸倒引当金繰入額、長期性資産評価損、有価証券評価損11,54111,9714304
上記以外のセグメント費用2,5914,5811,99077
セグメント費用(合計)344,676374,38029,7049
セグメント営業利益84,22880,371△3,857△5
持分法投資損益等△171633-
セグメント利益84,21180,387△3,824△5

前連結会計
年度末
(百万円)
当連結会計
年度末
(百万円)
増減
金額
(百万円)

(%)
ファイナンス・リース投資42-△42△100
営業貸付金2,049,9802,336,067286,08714
オペレーティング・リース投資29,81029,271△539△2
投資有価証券1,474,7501,801,260326,51022
関連会社投資631400△231△37
営業権、企業結合で取得した無形資産16,22416,8966724
セグメント資産3,571,4374,183,894612,45717

(f)海外事業部門:アセットマネジメント、航空機・船舶関連、企業投資、金融
米国では、法人向けファイナンスや債券投資などのアセットビジネス、エクイティ投資に加え、サービシング、アセットマネジメント、ファンドマネジメントなどの手数料ビジネスにも注力して、さらなる事業の拡大を目指しています。ORIX Europeは、顧客から受託した資金を株式、債券等に投資する資産運用事業において、受託資産の拡大を目指しています。また欧州における戦略的事業拠点として、幅広くビジネス機会の獲得に取り組んでいます。航空機関連事業では、オペレーティング・リースや国内外投資家向けの機体売却、第三者保有機のアセットマネジメントサービスなど、幅広い収益機会の獲得に注力しています。今後は、海外現地法人におけるさらなる機能の拡充と収益性を重視した事業の拡大を推進してまいります。
セグメント収益は、前連結会計年度に買収したNXT Capital Group, LLC(以下、「NXT Capital」)および当連結会計年度に買収したHunt Real Estate Capital (以下、「HREC」)による米国での金融収益、およびアジアにおける既存投資先の売却に伴う有価証券売却益は増加したものの、為替の影響により、前連結会計年度に比べて1%減の486,328百万円になりました。
セグメント利益は、前連結会計年度に出資したアイルランドの大手航空機リース会社であるAvolon Holdings Limitedの貢献により持分法投資損益が増加したこと、米国で子会社・関連会社株式売却益が増加したこと、およびORIX Europeにおける一部の事業の売却益を計上したことにより、前連結会計年度に比べて25%増の156,433百万円になりました。
セグメント資産は、米国でNXT CapitalおよびHRECの営業貸付金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて5%増の3,287,445百万円になりました。
資産効率は前連結会計年度と比べて向上しました。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額
(百万円)

(%)
金融収益111,634126,35214,71813
有価証券売却・評価損益および受取配当金16,56522,8546,28938
オペレーティング・リース収益121,913116,309△5,604△5
サービス収入233,110215,698△17,412△7
上記以外のセグメント収益7,5085,115△2,393△32
セグメント収益(合計)490,730486,328△4,402△1
支払利息62,82168,0105,1898
オペレーティング・リース原価62,52965,1522,6234
サービス費用66,54356,202△10,341△16
販売費および一般管理費183,657188,6534,9963
貸倒引当金繰入額、長期性資産評価損、
有価証券評価損
10,90323,55112,648116
上記以外のセグメント費用8,6101,775△6,835△79
セグメント費用(合計)395,063403,3438,2802
セグメント営業利益95,66782,985△12,682△13
持分法投資損益等29,77773,44843,671147
セグメント利益125,444156,43330,98925

前連結会計
年度末
(百万円)
当連結会計
年度末
(百万円)
増減
金額
(百万円)

(%)
ファイナンス・リース投資362,391-△362,391△100
リース純投資-333,356333,356100
営業貸付金814,8471,024,801209,95426
オペレーティング・リース投資509,117458,525△50,592△10
投資有価証券385,339387,5232,1841
事業用資産・サービス資産44,14969,01624,86756
棚卸資産3,1611,684△1,477△47
賃貸資産前渡金10,9327,991△2,941△27
関連会社投資556,682560,1623,4801
営業権、企業結合で取得した無形資産452,310444,387△7,923△2
セグメント資産3,138,9283,287,445148,5175


金融収益
金融収益の状況
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
金融収益242,893276,86433,97114

(注)当連結会計年度より、新リース基準を適用しており、従来「金融収益」から控除していた貸手のファイナンス・リースにかかる税金や保険料等の特定の費用を「その他の損益」に表示方法の変更を行っています。
金融収益は、主に営業貸付金平均残高の増加および上記表示方法の変更により、前連結会計年度比14%増の276,864百万円となりました。
リース純投資
リース純投資の状況
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
リース純投資新規実行高
(購入金額ベース)
439,252444,8415,5891
国内254,613244,087△10,526△4
海外184,639200,75416,1159
リース純投資残高1,155,6321,080,964△74,668△6

(注)当連結会計年度より、新リース基準を適用しており、ファイナンス・リース投資をリース純投資に組み替えています。
リース純投資の新規実行高(購入金額ベース)は、前連結会計年度比1%増の444,841百万円となりました。国内では自動車リースをはじめ減少傾向にあり、前連結会計年度と比べ4%減少しました。海外ではアジア地域で増加し、前連結会計年度と比べ9%増加しました。
リース純投資残高は、主に国内の資産の減少により、前連結会計年度末比6%減の1,080,964百万円となりました。
また、当連結会計年度末現在においてリース純投資残高の1%を単独で超える顧客はありません。当連結会計年度末現在のリース純投資の69%は国内の顧客、31%は海外の顧客との取引です。海外では、リース純投資残高の6%はマレーシアが占めており、その他の各国の資産残高で5%を超えるものはありません。
機種別リース純投資残高
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
輸送機器495,605457,405△38,200△8
産業工作機械222,049210,248△11,801△5
電気機器143,209134,775△8,434△6
情報関連機器・事務機器101,504104,2182,7143
商業・サービス業用機械設備51,67145,062△6,609△13
その他141,594129,256△12,338△9
合計1,155,6321,080,964△74,668△6

リース純投資についての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 7 リース取引」および、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 8 ファイナンス・リース投資」をご参照ください。
営業貸付金
営業貸付金の状況
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
営業貸付金新規実行高1,462,0091,529,17567,1665
国内1,047,7201,134,58686,8668
海外414,289394,589△19,700△5
営業貸付金残高3,277,6703,740,486462,81614

(注)生命保険事業に関連する貸付金は、営業貸付金残高に含めていますが、これより生じる損益は連結損益計算書上、生命保険料収入および運用益に計上しています。
新規実行高は、前連結会計年度比5%増の1,529,175百万円となりました。国内では主に個人向け不動産ローンの新規実行が増加し、前連結会計年度比8%増の1,134,586百万円となり、海外では主にアジア地域で新規実行が減少し、前連結会計年度比5%減の394,589百万円となりました。
営業貸付金残高は、主に銀行事業において個人向け不動産ローンの残高が増加したほか、米国でNXT CapitalおよびHRECの営業貸付金が増加したことにより、前連結会計年度末比14%増の3,740,486百万円となりました。
営業貸付金残高
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
国内個人向け:
不動産ローン1,560,8321,842,131281,29918
カードローン245,139223,651△21,488△9
その他32,96232,618△344△1
小計1,838,9332,098,400259,46714
国内法人向け:
不動産業288,851300,98412,1334
ノンリコースローン53,06748,566△4,501△8
商工業およびその他266,675255,309△11,366△4
小計608,593604,859△3,734△1
海外貸付:
不動産業104,883250,195145,312139
ノンリコースローン49,91583,51533,60067
商工業およびその他658,930690,29931,3695
小計813,7281,024,009210,28126
買取債権 ※16,41613,218△3,198△19
合計3,277,6703,740,486462,81614

※ 買取債権とは、当初契約実行時より債務者の信用リスクが悪化し、取得時において契約上要求されている支払額の全額は回収できないと想定される債権です。
当連結会計年度末現在、国内の個人および法人向け営業貸付金の0.7%を占める17,720百万円は、生命保険事業に関連するものです。これらの貸付金からの収益は、連結損益計算書上、生命保険料収入および運用益に含めています。
当連結会計年度末現在において、営業貸付金残高の15%の551,179百万円は国内および海外の不動産業向けです。このうち営業貸付金残高の0.4%にあたる15,992百万円は個別に回収可能性の評価を行っており、859百万円の貸倒引当金を計上しています。
当連結会計年度末現在、国内個人向け貸付金残高は主に個人向け不動産ローンの増加により、前連結会計年度末比14%増の2,098,400百万円となり、国内法人向け貸付金残高は、前連結会計年度末比1%減の604,859百万円となりました。海外向け貸付金残高は、主に上記の米州の営業貸付金残高増加に伴い前連結会計年度末比26%増の1,024,009百万円となりました。
営業貸付金についての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 10 営業貸付金」をご参照ください。
アセットクオリティ
リース純投資
リース純投資90日以上未収債権および貸倒引当金内訳
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
90日以上未収債権額14,80715,346
リース純投資残高に占める90日以上未収債権額割合1.28%1.42%
リース純投資平均残高に占める貸倒繰入率 ※0.37%0.29%
貸倒引当金残高12,04911,692
リース純投資残高に占める貸倒引当金の割合1.04%1.08%
リース純投資平均残高に占める貸倒償却額の割合 ※0.19%0.25%

(注)当連結会計年度より、新リース基準を適用しており、ファイナンス・リース投資をリース純投資に組み替えています。
※ 平均残高は期首残高および四半期末残高により算出しています。
当連結会計年度末において、リース純投資残高に占める90日以上未収債権額は、前連結会計年度末に比べて539百万円増加し15,346百万円となりました。当連結会計年度末においてリース純投資残高に占める90日以上未収債権額割合は前連結会計年度末に比べて0.14%増加し、1.42%となりました。
当連結会計年度末におけるリース純投資残高に占める貸倒引当金の割合は下記事由により妥当であると判断しています。
・リース債権は全体として小口分散しており、1契約の損失額は比較的少額の発生で済む可能性が高いこと
・すべてのリース契約はリース物件を担保としており、当該リース物件を売却することで、リース債権の少なくとも一部を回収できると考えられること
個別引当対象外貸付金
個別引当対象外90日以上未収貸付金および貸倒引当金内訳
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
個別引当対象外90日以上未収貸付金残高12,41210,264
個別引当対象外貸付金残高に占める90日以上未収貸付金の割合0.39%0.28%
個別引当対象外貸付金平均残高に占める貸倒繰入率 ※0.50%0.43%
個別引当対象外営業貸付金に対する貸倒引当金残高32,23131,697
個別引当対象外営業貸付金残高に占める貸倒引当金の割合1.00%0.87%
個別引当対象外営業貸付金平均残高に占める貸倒償却額の割合 ※0.44%0.43%

※ 平均残高は期首残高および四半期末残高により算出しています。
当連結会計年度末において、未収貸付金のうち、個々の金額が少額のため、同種小口の多数の貸付金を1つのグループとして回収可能性を評価している個別引当対象外の90日以上未収貸付金残高は前連結会計年度末に比べて2,148百万円減少し10,264百万円となりました。
個別引当対象外90日以上未収貸付金内訳
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
国内個人向け:
不動産ローン1,3881,370
カードローン1,6711,708
その他8,9937,025
小計12,05210,103
海外個人向け:
その他360161
合計12,41210,264

国内の個人向け不動産ローン、カードローンおよびその他個人向け貸付金についてはその担保価値、過去の貸倒償却実績および債務不履行率に影響を及ぼすおそれがあると判断される経済状況を慎重に検討して貸倒引当金を計上しています。その他についての貸倒引当金は、過去の貸倒償却実績、全般的な経済状況および現在のポートフォリオ構成を勘案して決定しています。
個別引当対象貸付金
個別引当対象営業貸付金残高
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
総対象債権額58,82785,820
要引当対象債権額41,23449,292
貸倒引当金残高 ※13,73113,447

※ 貸倒引当金は将来キャッシュ・フローの現在価値、債権の観察可能な市場価額または、貸付金の回収が担保に依存している場合は、担保の公正価値に基づき個別に評価されます。
前連結会計年度および当連結会計年度における個別引当対象貸付金の貸倒引当金繰入額はそれぞれ3,201百万円の繰入、6,201百万円の繰入であり、償却額はそれぞれ3,936百万円および6,478百万円です。個別引当対象貸付金の貸倒引当金繰入額は、前連結会計年度に比べて3,000百万円増加しました。償却額は、前連結会計年度に比べて2,542百万円増加しました。
個別引当対象貸付金の国内、海外および種類別の内訳は以下のとおりです。国内個人向け貸付金は、主に契約条件の緩和により回収条件が変更されたため個別に回収可能性の評価を行った同種小口の貸付金です。海外貸付の不動産業および商工業およびその他の増加は主に米州の増加に伴うものです。
個別引当対象貸付金内訳
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
国内個人向け:
不動産ローン4,3785,758
カードローン3,9453,932
その他14,21616,426
小計22,53926,116
国内法人向け:
不動産業1,5403,501
ノンリコースローン232-
商工業およびその他7,10312,480
小計8,87515,981
海外貸付:
不動産業84012,491
ノンリコースローン4,2162,466
商工業およびその他18,59327,161
小計23,64942,118
買取債権3,7641,605
合計58,82785,820

問題債権のリストラクチャリング
新型コロナウイルス感染症の拡大により支払猶予の要請を受けた金融債権がありますが、当社および子会社は問題債権のリストラクチャリングの定義に基づき判断しています。問題債権のリストラクチャリングは、金融債権のリストラクチャリングのうち、債務者の財政難に関連して、経済的な理由等により、債権者が債務者に譲歩を行うものと定義されています。当連結会計年度末において、3ヶ月から6ヶ月程度、支払猶予を応諾した金融債権の残高がありましたが、問題債権のリストラクチャリングの定義に基づき判断し、問題債権のリストラクチャリングに含めていません。
アセットクオリティについての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 11 金融債権の信用の質および貸倒引当金」をご参照ください。
貸倒引当金
当社および子会社はリース純投資および営業貸付金に対し貸倒引当金を設定しています。
貸倒引当金増減内訳
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
期首残高54,67258,0113,3396
リース純投資10,08912,0491,96019
個別引当対象外貸付金30,23932,2311,9927
個別引当対象貸付金14,34413,731△613△4
繰入額22,52524,4251,9008
リース純投資4,3243,304△1,020△24
個別引当対象外貸付金15,00014,920△80△1
個別引当対象貸付金3,2016,2013,00094
取崩額(純額)△19,213△24,132△4,91926
リース純投資△2,255△2,835△58026
個別引当対象外貸付金△13,022△14,819△1,79714
個別引当対象貸付金△3,936△6,478△2,54265
その他 ※27△1,468△1,495-
リース純投資△109△826△717658
個別引当対象外貸付金14△635△649-
個別引当対象貸付金122△7△129-
期末残高58,01156,836△1,175△2
リース純投資12,04911,692△357△3
個別引当対象外貸付金32,23131,697△534△2
個別引当対象貸付金13,73113,447△284△2

※ その他には、主に為替相場の変動の影響等が含まれています。
貸倒引当金についての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 11 金融債権の信用の質および貸倒引当金」をご参照ください。
投資有価証券
投資有価証券の状況
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
投資有価証券新規実行高623,172765,589142,41723
国内504,515653,228148,71329
海外118,657112,361△6,296△5
投資有価証券残高1,928,9162,245,323316,40716

(注)生命保険事業に関連する投資有価証券は、投資有価証券残高に含めていますが、これより生じる損益は連結損益計算書上、生命保険料収入および運用益に計上しています。
当連結会計年度における投資有価証券の新規実行高は、前連結会計年度比23%増の765,589百万円となりました。国内における新規実行高は、主に国債、地方債および社債への投資が増加したことにより、前連結会計年度と比べ29%増加しました。海外における新規実行高は、前連結会計年度と比べ5%減少しました。
当連結会計年度末の投資有価証券残高は、前連結会計年度末比16%増の2,245,323百万円となりました。
投資有価証券内訳
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
持分証券549,047492,902△56,145△10
短期売買目的負債証券1,5647,4315,867375
売却可能負債証券1,264,2441,631,185366,94129
満期保有目的負債証券114,061113,805△256△0
合計1,928,9162,245,323316,40716

当連結会計年度末における持分証券残高は、主に変額年金保険契約および変額保険契約の運用資産の減少により、前連結会計年度末比10%減の492,902百万円となりました。短期売買目的負債証券は米州地域におけるCMBS/RMBSへの投資が増加したことにより、前連結会計年度末と比べて増加し、7,431百万円となりました。売却可能負債証券は主に国内における国債、地方債および社債への投資が増加したことにより、前連結会計年度末比29%増の1,631,185百万円となりました。満期保有目的負債証券は、主に生命保険事業における日本の国債への投資となります。
投資有価証券についての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 12 投資有価証券」をご参照ください。
有価証券売却・評価損益および受取配当金
有価証券売却・評価損益および受取配当金の状況
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
有価証券売却・評価損益(純額)14,27320,2045,93142
受取配当金1,6852,29561036
合計15,95822,4996,54141

(注)1 生命保険事業に関連する有価証券より生じるすべての損益は、連結損益計算書上、生命保険料収入および運用益に計上しています。
2 「有価証券売却・評価損益(純額)」には、持分証券にかかる未実現の公正価値変動額が含まれます。
有価証券売却・評価損益および受取配当金は、主に有価証券売却損益が増加したことにより前連結会計年度比41%増の22,499百万円となりました。有価証券売却・評価損益は、前連結会計年度と比べ当連結会計年度は株式市場の下落により持分証券の評価益が減少しましたが、株式売却益が増加したため、前連結会計年度比42%増の20,204百万円となりました。また、受取配当金は、前連結会計年度比36%増の2,295百万円となりました。
生命保険事業保有分を含む売却可能負債証券の未実現評価益は、前連結会計年度末および当連結会計年度末においてそれぞれ35,034百万円および36,017百万円となり、未実現評価損は、前連結会計年度末および当連結会計年度末においてそれぞれ10,530百万円および41,712百万円となりました。
オペレーティング・リース
オペレーティング・リースの状況
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
オペレーティング・リース収益413,918430,66516,7474
オペレーティング・リース原価257,321289,60432,28313
オペレーティング・リース新規実行高544,715493,666△51,049△9
国内233,721234,1884670
海外310,994259,478△51,516△17
オペレーティング・リース投資残高1,335,9591,400,00164,0425

(注)当連結会計年度より、新リース基準を適用しており、従来「オペレーティング・リース収益」から控除していた貸手のオペレーティング・リースにかかる特定の費用を「オペレーティング・リース原価」に表示方法の変更を行っています。
オペレーティング・リース収益は、主に新リース基準適用に伴う増加により、前連結会計年度比4%増の430,665百万円となりました。オペレーティング・リース資産の売却益は、前連結会計年度および当連結会計年度においてそれぞれ62,883百万円、51,072百万円を計上しています。
オペレーティング・リース原価は、主に新リース基準適用に伴う増加により、前連結会計年度比13%増の289,604百万円となりました。
オペレーティング・リース新規実行高は、主に、海外の航空機の購入が減少したことから、前連結会計年度比9%減の493,666百万円となりました。
オペレーティング・リース投資残高は、前連結会計年度末比5%増の1,400,001百万円となりました。
機種別オペレーティング・リース投資残高
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
輸送機器888,625847,376△41,249△5
測定・分析機器、情報関連機器105,179125,89720,71820
不動産297,343269,483△27,860△9
その他12,89010,308△2,582△20
使用権資産-121,553121,553-
未収レンタル料31,92225,384△6,538△20
合計1,335,9591,400,00164,0425

輸送機器のオペレーティング・リース投資残高は、主に自動車リース事業および航空機関連事業における投資が減少したことおよびオペレーティング・リース資産の減価償却の進行により、前連結会計年度末比5%減の847,376百万円となりました。測定・分析機器、情報関連機器のオペレーティング・リース投資残高は、主にレンタル事業における投資が増加したことにより、前連結会計年度末比20%増の125,897百万円となりました。不動産のオペレーティング・リース投資残高は、主に国内で引き続き賃貸不動産を売却したことにより、前連結会計年度末比9%減の269,483百万円となりました。また、新リース基準適用に伴いオペレーティング・リースの使用権資産を121,553百万円計上しました。
オペレーティング・リースについての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 7 リース取引」および、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 9 オペレーティング・リース投資」をご参照ください。
生命保険
生命保険事業に関連して保有している有価証券、営業貸付金、賃貸不動産およびその他投資からの損益(貸倒引当金繰入額は除く)をすべて、連結損益計算書上、「生命保険料収入および運用益」に計上しています。
生命保険料収入および運用益、生命保険費用の状況
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
生命保険料収入および運用益347,136367,77820,6426
生命保険料収入330,811360,58329,7729
生命保険事業にかかる運用益16,3257,195△9,130△56
生命保険費用246,533269,42522,8929

生命保険事業にかかる運用益(△損失)の状況
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
有価証券収益
(売却益および評価損益含む)
10,7568,674△2,082△19
デリバティブ損益△1,348△1,910△56242
貸付金利息および賃貸不動産収益等6,917431△6,486△94
合計16,3257,195△9,130△56

生命保険料収入および運用益は、前連結会計年度比6%増の367,778百万円となりました。
生命保険料収入は、保有契約数の増加により、前連結会計年度比9%増の360,583百万円となりました。
生命保険事業にかかる運用益は、前連結会計年度比56%減の7,195百万円となりました。有価証券収益は、国債の売却益が増加したものの、変額年金保険契約および変額保険契約の運用損益が市況の悪化により減少したため、減少しました。また、前連結会計年度に賃貸不動産売却益を計上したため、貸付金利息および賃貸不動産収益等は減少しました。
生命保険費用は、上記の契約数の増加に伴い、前連結会計年度比9%増の269,425百万円となりました。
生命保険事業の投資状況
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
持分証券327,497264,625△62,872△19
売却可能負債証券766,8301,149,612382,78250
満期保有目的負債証券114,061113,805△256△0
投資有価証券合計1,208,3881,528,042319,65426
貸付金および賃貸不動産等41,63046,9915,36113
合計1,250,0181,575,033325,01526

当連結会計年度末における投資有価証券残高は、変額年金保険契約および変額保険契約の運用資産の減少により、持分証券が減少した一方、国債および社債への投資の増加により売却可能負債証券が増加したため、前連結会計年度末比26%増の1,528,042百万円となりました。
貸付金および賃貸不動産等は、貸付金の増加により、前連結会計年度末比13%増の46,991百万円となりました。
生命保険についての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 27 生命保険事業」をご参照ください。
商品および不動産売上高
商品および不動産売上高、棚卸資産の状況
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
商品および不動産売上高596,165406,511△189,654△32
商品および不動産売上原価535,261354,006△181,255△34
販売用不動産新規実行高97,39782,442△14,955△15
棚卸資産残高115,695126,01310,3189

商品および不動産売上高は、商品売上高の減少により、前連結会計年度比32%減の406,511百万円となりました。
商品および不動産売上原価は、商品売上原価の減少により、前連結会計年度比34%減の354,006百万円となりました。商品および不動産売上原価に計上された評価損の金額は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ703百万円および863百万円です。なお、商品および不動産売上原価には、広告宣伝費やモデルルーム費用などの先行費用を含んでいます。
当連結会計年度における販売用不動産の新規実行高は、前連結会計年度比15%減の82,442百万円となりました。
当連結会計年度末の棚卸資産残高は、前連結会計年度末比9%増の126,013百万円となりました。
商品および不動産売上高についての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 5 顧客との契約から生じる収益」をご参照ください。
サービス
サービス収入/費用、事業用資産の状況
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
サービス収入818,794776,012△42,782△5
サービス費用508,320483,914△24,406△5
事業用資産新規実行高104,83934,181△70,658△67
国内103,93933,312△70,627△68
海外900869△31△3
事業用資産残高441,632562,485120,85327

サービス収入は、環境エネルギー事業の伸長があったものの、連結子会社の売却や前連結会計年度に大口の事業用資産売却益を計上したことなどにより、前連結会計年度比5%減の776,012百万円となりました。
サービス費用は、上記のサービス収入と同様に、環境エネルギー事業にかかる費用の増加があったものの、連結子会社の売却などにより、前連結会計年度比5%減の483,914百万円となりました。
事業用資産新規実行高は、発電設備への投資が減少したことにより、前連結会計年度比67%減の34,181百万円となりました。
事業用資産は、施設運営事業を行う子会社の売却があったものの、風力発電事業を行う投資先を子会社化したこと、および新リース基準の適用に伴い事業用資産の使用権資産を計上したことにより、前連結会計年度末比27%増の562,485百万円となりました。
サービスについての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 5 顧客との契約から生じる収益」をご参照ください。
支払利息
支払利息は、前連結会計年度の93,337百万円に比べて6%増の99,138百万円となりました。また、短期および長期借入債務ならびに預金の残高は、前連結会計年度末の6,423,512百万円に比べて7%増の6,847,889百万円となりました。
毎月末残高による円貨の短期および長期借入債務ならびに預金の平均利率は、前連結会計年度の0.4%に比べて横ばいの0.4%になりました。また、毎月末残高による外貨の短期および長期借入債務ならびに預金の平均利率は、前連結会計年度の3.3%に比べて横ばいの3.3%になりました。金利の変動リスクについては「第2 事業の状況 2 事業等のリスク (5)市場リスク ① 金利および為替相場の変動による影響」を、借入債務については「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (6)資金調達および流動性 ④ 短期、長期借入債務および預金」をご参照ください。
その他の損益
その他の損益は、前連結会計年度の1,301百万円の損失から当連結会計年度は14,925百万円の損失となりました。その他の損益に含まれる為替差損益は、前連結会計年度の3,220百万円の損失から当連結会計年度は1,679百万円の損失となりました。また、その他の損益に含まれる営業権およびその他の無形資産の減損は、前連結会計年度は606百万円であり、当連結会計年度の計上はありません。営業権およびその他の無形資産については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 16 営業権およびその他の無形資産」をご参照ください。
なお、当連結会計年度より、新リース基準を適用しており、従来「金融収益」から控除していた貸手のファイナンス・リースにかかる税金や保険料等の特定の費用19,952百万円が「その他の損益」に含まれています。
販売費および一般管理費
販売費および一般管理費の内訳
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
人件費248,519256,9318,4123
販売費79,01575,860△3,155△4
管理費104,582119,69415,11214
社用資産減価償却費4,9127,7142,80257
合計437,028460,19923,1715

当連結会計年度における販売費および一般管理費の56%が従業員給与およびその他の人件費であり、残りは事務所賃借料、通信費、旅費交通費等の販売費およびその他の一般管理費です。当連結会計年度の販売費および一般管理費は、前連結会計年度に比べて5%増加しました。
長期性資産評価損
当連結会計年度の長期性資産評価損は、オフィスビル、商業施設、賃貸マンション、ホテル、開発中および未開発の土地など国内外の長期性資産について減損判定を行った結果、前連結会計年度の2,418百万円に比べて26%増の3,043百万円となりました。売却予定または割引前見積将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回っている商業施設2物件、賃貸マンション4物件、開発中および未開発の土地2物件およびその他の長期性資産に対して、それぞれ529百万円、236百万円、2,083百万円および195百万円の評価損を計上しました。なお、その他の長期性資産に対して計上した評価損にはホテル1物件にかかる109百万円を含んでいます。長期性資産評価損についての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 28 長期性資産評価損」をご参照ください。
有価証券評価損
当連結会計年度の有価証券評価損は、市場性のない株式に対して計上しています。当連結会計年度の有価証券評価損は、前連結会計年度の1,382百万円から11,969百万円となりました。有価証券の減損の詳細については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 12 投資有価証券」をご参照ください。
持分法投資損益
持分法投資損益は、主に海外の持分法投資損益が好調だったことにより、前連結会計年度の32,978百万円から当連結会計年度は67,924百万円に増加しました。関連会社投資についての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 15 関連会社投資」をご参照ください。
子会社・関連会社株式売却損益および清算損
子会社・関連会社株式売却損益および清算損は、国内、米州および欧州における子会社および関連会社株式の売却益等が好調だったことにより、前連結会計年度の33,314百万円から当連結会計年度は74,001百万円に増加しました。事業売却についての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 4 買収および事業売却」をご参照ください。
バーゲン・パーチェス益
前連結会計年度において、バーゲン・パーチェス益の計上はありません。当連結会計年度において、前連結会計年度に行った買収のうち2件に関連して、955百万円のバーゲン・パーチェス益を計上しました。バーゲン・パーチェス益についての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 4 買収および事業売却」をご参照ください。
法人税等
法人税等は、前連結会計年度に、国内子会社である大京の未分配利益に対して計上していた繰延税金負債を全額取り崩したことにより、前連結会計年度の68,691百万円から当連結会計年度は105,837百万円に増加しました。法人税等についての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 20 法人税等」をご参照ください。
非支配持分に帰属する当期純利益
非支配持分に帰属する当期純利益には、子会社の非支配持分にかかる損益を計上しています。非支配持分に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の2,890百万円から当連結会計年度は3,640百万円となりました。
償還可能非支配持分に帰属する当期純利益
償還可能非支配持分に帰属する当期純利益には、償還可能な株式を発行している子会社の非支配持分にかかる損益を計上しています。償還可能非支配持分に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の404百万円から当連結会計年度は384百万円となりました。償還可能非支配持分についての詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 22 償還可能非支配持分」をご参照ください。
(4) 財務戦略の基本的な考え方
オリックスグループでは持続的な成長に向けて、収益力の観点から当社株主に帰属する当期純利益を、資本効率の観点からROE(株主資本・当社株主に帰属する当期純利益率)を、健全性の観点から信用格付を経営指標としています。また、事業活動で得られた利益を主に内部留保として確保し、事業基盤の強化や成長のための投資に活用することにより株主価値の増大に努めています。
資金調達に関しては、調達手段や調達先の多様化とバランスを意識し、高い長期調達比率の維持と償還時期の分散をはかっています。手元流動性については、ストレステストなどを通じて、適切な水準の確保に努めています。
株主資本については、全ての資産について、内包するリスクに対する必要資本(リスクキャピタル)を独自の方法で計測し、新規投資のための機動性と健全性のバランスを考慮した上で、株主資本使用率(株主資本に占めるリスクキャピタルの割合)を適切な水準にコントロールするよう努めています。また、個別の投資案件を検討する際は、案件毎のリスクを加味した資本コストを定め、それを上回るリターンを獲得できる案件を厳選して実行することで、ROEの向上、および持続的な企業価値の増大を目指しています。
信用格付については、A格維持に最大限努力することを目標に掲げています。資本の充足性や資金調達状況、資産の質などについて当社社内で計測・評価をするとともに、格付機関からの評価を定期的に確認することで、目標達成に努めています。
本有価証券報告書提出日現在 、オリックスグループが格付機関から取得している発行体格付(もしくはカウンターパーティ格付)は、S&P グローバル・レーティング・ジャパン社で「A-」、フィッチ・レーティングス・ジャパン社で「A-」、ムーディーズ・インベスターズ・サービスで「A3」、格付投資情報センター(R&I)で「AA-」です。
(5) 資金需要の主な内容
オリックスグループの資金需要は、主に営業活動における、事務機器・自動車・IT機器・測定機器・不動産・航空機などのリース資産の購入、顧客への営業貸付金の実行、関連会社への投資、子会社買収、投資有価証券の購入、事業用資産の購入などがあります。
(6)資金調達および流動性
① 資金調達方針
オリックスグループでは「調達の安定性維持・向上」と「流動性リスク低減」を主たる資金調達方針としています。「調達の安定性維持・向上」のため、金融機関借入、社債発行等による資本市場調達ならびにアセットファイナンスの活用など、調達手段の多様化と調達する国や投資家層などの調達先の分散をはかっています。また「流動性リスク低減」のため、調達期間の長期化による償還期日の分散と、現預金の保有およびコミットメントラインの設定による手元流動性の確保を行っています。手元流動性の確保にあたっては、調達の安定性と資金効率の両面からストレステストを行い、その必要水準を適宜見直しています。また、オリックスグループでは、調達コスト低減も重要な課題であると考えています。そのため、格付機関による格付を重視し、一定水準の格付を維持するよう努めています。さらに、格付の維持は調達コストの面のみならず、不安定な金融環境下で資本市場調達を行う際にも有効であると考えています。
近時、新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により金融環境が不安定になっており、流動性リスクの増加や調達コストの上昇が想定されます。具体的には、金融機関借入において新規借入や既存借入の期日更新が困難になること、また、資本市場調達において社債、ミディアム・ターム・ノート、コマーシャル・ペーパーによる調達が困難になる、あるいはそのコストが上昇することなどが想定されます。オリックスグループでは、上記方針のとおり、調達の安定性維持と流動性リスク低減に努めており、また、コストの上昇についても高格付を維持することや、既存資金の期日更新時に合理的な金利水準での調達を実現できるようマーケットとの良好なコミュニケーションに努めています。
オリックスグループでは、流動性リスク低減と調達コストを含む資金効率の観点から、当社が中心に資金調達を行い、国内外の子会社へは主に親子ローンの手段で資金配分を行っています。ただし、国内外の子会社の中には調達方針を含むリスク管理に関して規制を受ける子会社があり、主要な子会社はオリックス銀行およびオリックス生命保険です。規制を受ける子会社は各社において調達方針を含む社内規則を定め、当社ならびに他のグループ会社とは切り離した流動性リスク管理を行っています。それらのグループ会社の資金調達においても新型コロナウイルス感染症拡大の影響が想定されますが、それぞれ適切に管理されています。
なお、流動性リスク管理については「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 4)全社的リスク管理体制 ② 主なリスク管理 (e)流動性リスク管理(資金調達に関するリスク管理)」をご参照ください。
② 資金管理の状況
オリックスグループ全体の資金調達においては、当社が主導的な役割を担い、国内外の子会社への資金配分を管理しています。主な国内子会社(オリックス銀行やオリックス生命保険などの金融当局による規制を受ける子会社を除く)とは、キャッシュマネジメントシステムを活用して資金の供給および吸収を行い、効率的な資金管理を行っています。海外子会社に関しては、主に金融機関からの借入や社債発行などの現地での調達を推進する一方、親子ローンも活用しています。また、当社は、海外子会社が単独で利用可能なコミットメントライン枠の設定や、当社のコミットメントライン枠を海外子会社にも利用可能にすることで、海外子会社の資金調達を支援しています。
オリックス銀行は、預金を通じて主要な事業資金を調達しており、営業活動として貸付業務を行っていますが、銀行法における大口信用供与等規制においてオリックスグループへの貸付には上限が課されており、この上限を超えた貸付は禁止されています。オリックス生命保険は保険を引受け、保険契約者から受け取った保険料などを投融資活動で運用しており、保険業法などの規制によってオリックスグループへの貸付は規制の対象となっています。このため、オリックスグループではこれらの子会社からの資金提供に依存しない流動性管理を行っています。
③ 流動性の源泉
(a)金融機関からの借入
オリックスグループの借入先は多岐にわたり、大手銀行、地方銀行、外資系銀行、生命保険会社、損害保険会社、農林系金融機関等となっています。これら取引金融機関は当連結会計年度末現在200社超にのぼり、その多くは当社財務部や海外子会社と直接の取引関係にあり、十分なコミュニケーションと強い信頼関係を構築しています。借入残高の大半は日系金融機関からの借入となっています。なお、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における金融機関からの短期借入債務はそれぞれ268,488百万円および319,122百万円、長期借入債務はそれぞれ3,010,880百万円および3,094,474百万円です。
(b)コミットメントライン
オリックスグループは流動性の確保手段として、金融機関との間でシンジケート方式を含むコミットメントライン契約を数多く締結しています。コミットメントラインは、契約の更新時期が一時期に重ならないように、その分散をはかっています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるオリックスグループのコミットメントライン設定額総額は、それぞれ497,882百万円および569,862百万円です。このうち前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における利用可能となっている金額(未使用額)はそれぞれ346,609百万円および427,564百万円です。これらのコミットメントラインの一部は当社および海外子会社が外貨で利用することが可能となっています。当社ではコマーシャル・ペーパー等の償還や現金および現金等価物の残高などを考慮しつつ、コミットメントライン契約を締結しています。
(c)資本市場からの調達
株式発行を除く資本市場からの調達には、社債、ミディアム・ターム・ノート、コマーシャル・ペーパーおよびリース債権や営業貸付金等の証券化が含まれます。当連結会計年度には、利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)(ハイブリッド債)を発行しました。
社債およびミディアム・ターム・ノート
オリックスグループは国内外で無担保普通社債、利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)(ハイブリッド債)、ミディアム・ターム・ノートを発行し、長期資金の確保と投資家の分散をはかっています。
オリックスグループの社債およびミディアム・ターム・ノートの残高は、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、それぞれ997,542百万円および1,022,740百万円です。このうち海外子会社での残高は、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、それぞれ62,699百万円および53,428百万円です。
当社の国内における機関投資家向け社債の残高は、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、それぞれ214,510百万円および293,941百万円であり、個人向けはそれぞれ264,320百万円および234,564百万円です。当社の海外で発行された社債およびミディアム・ターム・ノートの残高は、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、それぞれ453,973百万円および438,776百万円です。
社債およびミディアム・ターム・ノートについては、当社の基本方針である「調達の安定性維持・向上」と「流動性リスク低減」を達成するため、今後も国内外の機関投資家、個人投資家からバランスよく調達していきます。
コマーシャル・ペーパー
当社は投資家に直接発行するコマーシャル・ペーパーを発行し、その投資家層は、金融機関、投資信託および事業法人等と多岐に分散されています。また、コマーシャル・ペーパーの発行に際しては、手元流動性の水準を考慮するとともに、なるべく期日が重ならないように発行日や期間を分散するようにしています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるオリックスグループのコマーシャル・ペーパーは、それぞれ41,061百万円および17,710百万円です。
証券化
オリックスグループは、国内でリース債権、営業貸付金の証券化、海外でも営業貸付金の証券化を行っています。これら証券化について、会計上必要な場合には、証券化に伴う支払債務を負債として認識しています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、証券化に伴う支払債務はそれぞれ、177,800百万円および162,140百万円です。
(d)預金
オリックスグループではオリックス銀行およびORIX Asia Limitedが預金の受け入れを行っています。これらの預金を受け入れている子会社は金融当局および関連法令により規制を受け、オリックスグループへの貸付には制限があります。
預金の多くを受け入れているオリックス銀行は、個人向け預金と法人向け預金のバランスを意識した受け入れを行い、預金は安定的に増加しています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるオリックス銀行の預金は、それぞれ1,916,253百万円および2,221,930百万円です。
④ 短期、長期借入債務および預金
(a)短期借入債務
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
金融機関からの借入268,488319,12250,63419
コマーシャル・ペーパー41,06117,710△23,351△57
合計309,549336,83227,2839

(注)前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるVIEの短期借入債務のうち、債権者または受益権者が当社または子会社の他の資産に対する請求権をもたないものは580百万円および6,030百万円です。
当連結会計年度末現在における短期借入債務は336,832百万円であり、借入債務の総額に占める割合(預金を除く)は前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において7%となっています。当連結会計年度末現在における短期借入債務の95%は金融機関からの借入となっています。
(b)長期借入債務
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
金融機関からの借入3,010,8803,094,47483,5943
社債807,460845,93838,4785
ミディアム・ターム・ノート190,082176,802△13,280△7
ファイナンス・リースおよび貸付債権の証券化等に伴う支払債務177,800162,140△15,660△9
合計4,186,2224,279,35493,1322

(注)前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるVIEの長期借入債務のうち、債権者または受益権者が当社または子会社の他の資産に対する請求権をもたないものはそれぞれ418,631百万円および464,904百万円です。
当連結会計年度末現在における長期借入債務は4,279,354百万円であり、借入債務の総額に占める割合(預金を除く)は前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において93%となっています。当連結会計年度末現在における長期借入債務の72%は金融機関からの借入となっています。
当連結会計年度末現在における長期借入債務の利払いのうち約43%は固定金利で、残りが変動金利となっています。長期借入債務の償還スケジュールや長短借入債務の金利の詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 17 短期および長期借入債務」をご参照ください。
当社は借入金の金利変動リスク管理の目的で金利スワップ等のデリバティブ契約を結んでいますが、詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 30 デリバティブとヘッジ活動」をご参照ください。
(c)預金
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
増減
金額(百万円)率(%)
預金1,927,7412,231,703303,96216

(注)前連結会計年度末および当連結会計年度末現在においてVIEにおける預金はありません。
預金の詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 18 預金」をご参照ください。
⑤ キャッシュ・フロー
当社のキャッシュ・フローは、主に以下の資金流出および資金流入からもたらされます。
・営業キャッシュ・フローに区分される、リース純投資の回収、棚卸資産の仕入および売上や、サービス収入および費用等に伴う資金の流出入
・投資キャッシュ・フローに区分される、リース資産の購入および売却、有価証券の購入および売却や、顧客への営業貸付金の実行および元本返済等に伴う資金の流出入
・財務キャッシュ・フローに区分される、長短借入債務の調達および返済や、預金の受入等に伴う資金の流出入
必要資金は、営業資産の新規実行高に大きく左右されます。リース資産や貸付金などの新規実行高が増加する
と、需要に応じて必要資金も増加し、反対に、減少するとそれに伴い必要資金も減少し、債務返済額が増加します。
支払利息および税金に関するキャッシュ・フローの情報については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 6 キャッシュ・フローに関する情報」をご参照ください。
キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末現在の現金、現金等価物および使途制限付現金(以下、「資金」)は、前連結会計年度末より148,296百万円減少し、1,135,284百万円になりました。なお、当連結会計年度より、新リース基準を適用しています。詳細については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 2 重要な会計方針 (af) 新たに公表または適用された会計基準」をご参照ください。
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に当連結会計年度期首よりリース純投資の回収によるキャッシュ・フローの表示区分が投資活動によるキャッシュ・フローの区分から営業活動によるキャッシュ・フローの区分へと変更となったことにより、前連結会計年度の587,678百万円から当連結会計年度は1,042,466百万円へ資金流入が増加しました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に当連結会計年度期首よりリース純投資の回収によるキャッシュ・フローの表示区分が投資活動によるキャッシュ・フローの区分から営業活動によるキャッシュ・フローの区分へと変更となったことにより、前連結会計年度の873,951百万円から当連結会計年度は1,470,486百万円へ資金流出が増加しました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に預金の受け入れの増加により、前連結会計年度の166,647百万円から当連結会計年度は288,703百万円へ資金流入が増加しました。
⑥ 買付予約額
当連結会計年度末現在におけるリース資産の買付予約額は3,027百万円です。
その他詳細については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 34 契約債務、保証債務および偶発債務」をご参照ください。
(7)オフバランスシート・アレンジメント
① SPEの利用
当社および子会社は、リース債権、営業貸付金といった金融資産を定期的に証券化しています。証券化によって、資本市場へのアクセスを可能にし、資金調達手段・投資家層の多様化が図られると同時に信用リスク・金利変動リスクの低減化にも一部寄与しています。
証券化では、証券化の対象となる資産をSPEに譲渡し、その資産を担保とした証券を投資家に発行します。
当社および子会社は、資産の証券化を行うにあたり、SPEを使用し続けていくつもりです。資産の証券化に関する詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 13 金融資産の譲渡」をご参照ください。
投資商品
当社および子会社は、SPEに類似した形態である組合方式を利用した投資商品を提供し、この商品の販売および組成を行っています。投資家は、航空機、船舶やその他の大型物件を購入してリースするために必要な資金の一部を組合に投資し、残りの資金は組合がノンリコースローンの形態で金融機関から調達します。この投資に関するリスクおよび便益はすべて投資家(および組合への資金の貸し手)に帰属しており、リース事業から生じる損益は投資家が計上します。組成と販売、一部サービサーや組合管理者としての責任が当社および子会社の責任範囲です。組成や管理からの手数料は連結財務諸表に計上しています。当社および子会社は、一部の組合・SPEを除き、組合または関係するSPEに対して保証を行っておらず、貸付のコミットメントもしくは貸付残高もありません。
その他金融取引
航空機、船舶および不動産に関連するファイナンス取引、投資ファンドに関する取引および不動産の取得や開発プロジェクト等において、SPEに対しローン供与および出資をしている場合があります。SPE形態を利用した取引についてはすべて、当社および子会社がSPEの主たる受益者となるような変動持分を保有しているかどうかを判定します。当社および子会社がSPEの主たる受益者であると結論付けられた場合は当該SPEを連結し、それ以外の場合については、貸付金および出資等として、連結貸借対照表に計上しています。
SPEを利用した取引に関する詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 14 変動持分事業体」をご参照ください。
② コミットメント
当連結会計年度末現在における保証残高、貸付金およびその他のコミットメント契約の返済スケジュールは以下のとおりです。
合計
(百万円)
1年以内
(百万円)
1年超〜
3年以内
(百万円)
3年超〜
5年以内
(百万円)
5年超
(百万円)
保証残高704,170109,281211,631247,814135,444
貸付金およびその他の
コミットメント契約
456,379200,94667,77029,309158,354
合計1,160,549310,227279,401277,123293,798

米国の子会社は、米連邦住宅抵当公庫(以下、「ファニーメイ」)のDelegated Underwriting and Servicingプログラムおよび米連邦住宅抵当貸付公社(以下、「フレディマック」)のDelegated Underwriting Initiativeプログラムに基づいて、事前にファニーメイおよびフレディマックの承認を得ることなしに、集合住宅や高齢者向け住宅ローン債権の引受け、実行、資金提供およびサービシングを行う権限を有しています。これらのプログラムにおいてファニーメイおよびフレディマックは債権購入のコミットメントを提供しています。
これらのプログラムでは、当該子会社は、ファニーメイおよびフレディマックに譲渡した一部の債権のパフォーマンスを保証しており、それらの債権から損失が発生した場合に、その損失の一部を負担する保証の履行リスクを有しています。当連結会計年度末において、上表に含まれる当該保証にかかる残高は、355,452百万円です。
また、ファニーメイおよびフレディマックに対する債権の売却に関連して、当該子会社は、表明・保証条項を提供しています。表明・保証条項の対象は、住宅ローンがファニーメイおよびフレディマックの要求を満たすものであること、財産における抵当権の有効性、文書が有効かつ強制力があること、財産における権原保険などです。表明・保証条項に違反した場合、当該子会社は関連する債権を買い戻すか、ファニーメイおよびフレディマックにかかる損失を補償し、債権に損失が及ばないようにする必要があります。当連結会計年度において、子会社はそのような買戻し要求を受けていません。
コミットメント契約、保証債務および偶発債務の詳細については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 34 契約債務、保証債務および偶発債務」をご参照ください。
③ 契約上の義務の開示
当連結会計年度末現在における契約債務の返済スケジュールは以下のとおりです。
合計
(百万円)
1年以内
(百万円)
1年超〜
3年以内
(百万円)
3年超〜
5年以内
(百万円)
5年超
(百万円)
預金2,231,7031,472,739410,516348,448-
長期借入債務4,279,354658,8131,232,292959,4271,428,822
リース資産の買付予約額3,02773,020--
借手のリース取引に関するリース負債287,55645,78858,55146,460136,757
解約不能なシステム委託料の
支払予定額
5,9113,1832,3443831
金利スワップ:
想定元本
(変動から固定)
502,53739,839107,82134,801320,076
合計7,310,0882,220,3691,814,5441,389,5191,885,656

上表に含まれないその他の科目には短期借入債務、支払手形、買掛金および未払金、保険契約債務および保険契約者勘定があります。当連結会計年度末におけるこれらの残高はそれぞれ336,832百万円、282,727百万円、1,591,475百万円です。
年金制度およびデリバティブの詳細については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 21 年金制度」および「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 30 デリバティブとヘッジ活動」をご参照ください。コミットメントおよび契約債務のための資金については、金額、満期までの期間およびその他特性に応じて、当社および子会社の有する多様な資金調達源のいずれか、もしくはそのすべてから調達する予定です。
借入債務および預金の詳細については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 17 短期および長期借入債務」および「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 18 預金」をご参照ください。
リース負債の詳細については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 7 リース取引」をご参照ください。
(8)特定金融会社等の開示に関する内閣府令に基づく営業貸付金の状況
「特定金融会社等の開示に関する内閣府令」(平成11年5月19日 大蔵省令第57号)に基づく、提出会社個別における営業貸付金の状況は以下のとおりです。
本項目における数値は、日本会計基準により作成しており、貸金業法の規定に該当しない債権1,677,390百万円を含めて表示しています。
① 貸付金の種別残高内訳
2020年3月31日現在

貸付種別件数
(件)
構成割合
(%)
残高
(百万円)
構成割合
(%)
平均約定金利
(%)
消費者向無担保
(住宅向を除く)
有担保
(住宅向を除く)
住宅向1,64027.7116,3980.821.78
1,64027.7116,3980.821.78
事業者向4,27872.291,985,21199.181.79
合計5,9181002,001,6101001.79

② 資金調達内訳
2020年3月31日現在

借入先等残高(百万円)平均調達金利(%)
金融機関等からの借入2,300,5781.31
その他1,018,4041.85
(社債・CP)(994,792)(1.88)
合計3,318,9821.42
自己資本1,218,346
(資本金・出資額)(221,111)(―)

(注)当事業年度における貸付金譲渡金額は、4,003百万円です。
③ 業種別貸付金残高内訳
2020年3月31日現在

業種別先数(件)構成割合(%)残高(百万円)構成割合(%)
製造業2135.124,1840.21
建設業3678.8312,5860.63
電気・ガス・熱供給・水道業380.9144,7552.24
運輸・通信業872.0926,3021.31
卸売・小売業、飲食店57613.8619,1110.95
金融・保険業781.881,387,86969.34
不動産業49912.00313,98215.69
サービス業82319.80169,4978.47
個人1,41333.9916,3980.82
その他631.526,9210.34
合計4,1571002,001,610100

(注)不動産業には、特別目的会社を債務者とするノンリコースローンを含めて表示しています。
④ 担保別貸付金残高内訳
2020年3月31日現在

受入担保の種類残高(百万円)構成割合(%)
有価証券830.01
(うち株式)(83)(0.01)
債権77,8383.89
(うち預金)(832)(0.04)
商品
不動産168,9168.43
財団
その他35,4291.77
282,26914.10
保証57,0902.85
無担保1,662,24983.05
合計2,001,610100

(注)無担保には、関係会社に対する貸付金1,653,207百万円が含まれています。
⑤ 期間別貸付金残高内訳
2020年3月31日現在

期間別件数(件)構成割合(%)残高(百万円)構成割合(%)
1年以下2,23537.7791,6164.58
1年超 5年以下1,88331.821,680,56683.96
5年超 10年以下77313.06199,5419.97
10年超 15年以下1121.895,9190.30
15年超 20年以下2103.556,0770.30
20年超 25年以下4106.931,8360.09
25年超2954.9816,0510.80
合計5,9181002,001,610100
一件あたり平均期間4.06年

(注)期間は、約定期間によっています。

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