四半期報告書-第35期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、米中貿易摩擦の影響が徐々に顕在化する中、先行きについての不透明感が高まっております。それに加え、イギリスのEU離脱問題を始めとする各国の政情不安定化も、世界経済の大きな懸念材料となっております。
このような状況下、当社グループでは、各社においてそれぞれの特長を活かした事業戦略を推進しつつグループ間の連携促進を強化することで事業基盤の一層のビジネスの拡大に取り組んでまいりました。
その結果として、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、アルゴグラフィックス本体の業績が好調に推移したことから、売上高は32,643百万円(前年同期比17.7%増)となりました。営業利益につきましては、人員増や待遇改善により人件費が増加したものの増収に伴い利益も増加したことから、3,667百万円(同42.9%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、2,603百万円(同46.7%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
PLM事業につきましては、自動車業界における研究開発投資や半導体業界における設備投資が活発に行われたことから、外部顧客への売上高が31,278百万円(前年同期比18.4%増)、セグメント利益は3,627百万円(同44.7%増)となりました。
連結子会社である㈱ジーダットが中心となって行うEDA事業につきましては、主力製品SX-Meisterの研究開発及び販促活動、更に設計受託ビジネスの顧客開拓などにも積極的に取り組んだ一方、売上総利益率の低下などが影響し、外部顧客への売上高が1,365百万円(前年同期比2.5%増)、セグメント利益は39百万円(同34.5%減)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産合計及び負債純資産合計は、以下の要因により、前連結会計年度末に比べ1,645百万円増加し、39,949百万円となりました。
(資産)
流動資産は、現金及び預金が1,483百万円増加、受取手形及び売掛金が945百万円増加、有価証券が1,708百万円減少、商品が126百万円減少、仕掛品が522百万円増加、その他が823百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比1,937百万円増の28,168百万円となりました。
固定資産は、有形固定資産が2百万円減少、無形固定資産が218百万円減少、投資その他の資産のうち、投資有価証券が97百万円増加、その他が169百万円減少したことにより、前連結会計年度末比292百万円減の11,780百万円となりました。
(負債)
流動負債は、買掛金が1,167百万円増加、短期借入金が75百万円減少、未払法人税等が350百万円減少、賞与引当金が278百万円減少、受注損失引当金が43百万円増加、役員賞与引当金が22百万円減少、その他が317百万円増加したことにより、前連結会計年度末比801百万円増の9,534百万円となりました。
固定負債は、退職給付に係る負債が102百万円増加、株式給付引当金が46百万円増加、役員株式給付引当金が18百万円増加、その他が394百万円減少したことにより、前連結会計年度末比226百万円減の2,922百万円となりました。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比574百万円増の12,456百万円となりました。
(純資産)
純資産は、利益剰余金が1,733百万円増加、その他有価証券評価差額金が756百万円減少、退職給付に係る調整累計額が26百万円増加、為替換算調整勘定が8百万円増加、非支配株主持分が59百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比1,070百万円増の27,492百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により得られた資金1,962百万円、投資活動により使用した資金571百万円、財務活動により使用した資金1,010百万円等を加味した結果、前連結会計年度末に比べ379百万円増加(2.9%増)し、13,124百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,962百万円となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益3,893百万円、減価償却費66百万円、のれん償却額208百万円、退職給付に係る負債の増加額140百万円、株式給付引当金の増加額46百万円、役員株式給付引当金の増加額18百万円、仕入債務の増加額1,167百万円、前受金の増加額466百万円、未払消費税等の増加額51百万円、受注損失引当金の増加額43百万円であります。
支出の主な内訳は、賞与引当金の減少額278百万円、役員賞与引当金の減少額22百万円、売上債権の増加額943百万円、たな卸資産の増加額394百万円、前渡金の増加額718百万円、その他の流動資産の増加額43百万円、その他の流動負債の減少額225百万円、法人税等の支払額1,488百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は571百万円となりました。
収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入980百万円、投資有価証券の売却による収入20百万円、有価証券の償還による収入1,200百万円、関係会社株式の売却による収入30百万円であり、支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出1,557百万円、有形固定資産の取得による支出35百万円、無形固定資産の取得による支出10百万円、投資有価証券の取得による支出1,206百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,010百万円となりました。
支出の主な内訳は、短期借入金の返済による支出75百万円、配当金の支払額870百万円、非支配株主への配当金の支払額64百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は220百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、米中貿易摩擦の影響が徐々に顕在化する中、先行きについての不透明感が高まっております。それに加え、イギリスのEU離脱問題を始めとする各国の政情不安定化も、世界経済の大きな懸念材料となっております。
このような状況下、当社グループでは、各社においてそれぞれの特長を活かした事業戦略を推進しつつグループ間の連携促進を強化することで事業基盤の一層のビジネスの拡大に取り組んでまいりました。
その結果として、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、アルゴグラフィックス本体の業績が好調に推移したことから、売上高は32,643百万円(前年同期比17.7%増)となりました。営業利益につきましては、人員増や待遇改善により人件費が増加したものの増収に伴い利益も増加したことから、3,667百万円(同42.9%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、2,603百万円(同46.7%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
PLM事業につきましては、自動車業界における研究開発投資や半導体業界における設備投資が活発に行われたことから、外部顧客への売上高が31,278百万円(前年同期比18.4%増)、セグメント利益は3,627百万円(同44.7%増)となりました。
連結子会社である㈱ジーダットが中心となって行うEDA事業につきましては、主力製品SX-Meisterの研究開発及び販促活動、更に設計受託ビジネスの顧客開拓などにも積極的に取り組んだ一方、売上総利益率の低下などが影響し、外部顧客への売上高が1,365百万円(前年同期比2.5%増)、セグメント利益は39百万円(同34.5%減)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産合計及び負債純資産合計は、以下の要因により、前連結会計年度末に比べ1,645百万円増加し、39,949百万円となりました。
(資産)
流動資産は、現金及び預金が1,483百万円増加、受取手形及び売掛金が945百万円増加、有価証券が1,708百万円減少、商品が126百万円減少、仕掛品が522百万円増加、その他が823百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比1,937百万円増の28,168百万円となりました。
固定資産は、有形固定資産が2百万円減少、無形固定資産が218百万円減少、投資その他の資産のうち、投資有価証券が97百万円増加、その他が169百万円減少したことにより、前連結会計年度末比292百万円減の11,780百万円となりました。
(負債)
流動負債は、買掛金が1,167百万円増加、短期借入金が75百万円減少、未払法人税等が350百万円減少、賞与引当金が278百万円減少、受注損失引当金が43百万円増加、役員賞与引当金が22百万円減少、その他が317百万円増加したことにより、前連結会計年度末比801百万円増の9,534百万円となりました。
固定負債は、退職給付に係る負債が102百万円増加、株式給付引当金が46百万円増加、役員株式給付引当金が18百万円増加、その他が394百万円減少したことにより、前連結会計年度末比226百万円減の2,922百万円となりました。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比574百万円増の12,456百万円となりました。
(純資産)
純資産は、利益剰余金が1,733百万円増加、その他有価証券評価差額金が756百万円減少、退職給付に係る調整累計額が26百万円増加、為替換算調整勘定が8百万円増加、非支配株主持分が59百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比1,070百万円増の27,492百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により得られた資金1,962百万円、投資活動により使用した資金571百万円、財務活動により使用した資金1,010百万円等を加味した結果、前連結会計年度末に比べ379百万円増加(2.9%増)し、13,124百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,962百万円となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益3,893百万円、減価償却費66百万円、のれん償却額208百万円、退職給付に係る負債の増加額140百万円、株式給付引当金の増加額46百万円、役員株式給付引当金の増加額18百万円、仕入債務の増加額1,167百万円、前受金の増加額466百万円、未払消費税等の増加額51百万円、受注損失引当金の増加額43百万円であります。
支出の主な内訳は、賞与引当金の減少額278百万円、役員賞与引当金の減少額22百万円、売上債権の増加額943百万円、たな卸資産の増加額394百万円、前渡金の増加額718百万円、その他の流動資産の増加額43百万円、その他の流動負債の減少額225百万円、法人税等の支払額1,488百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は571百万円となりました。
収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入980百万円、投資有価証券の売却による収入20百万円、有価証券の償還による収入1,200百万円、関係会社株式の売却による収入30百万円であり、支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出1,557百万円、有形固定資産の取得による支出35百万円、無形固定資産の取得による支出10百万円、投資有価証券の取得による支出1,206百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,010百万円となりました。
支出の主な内訳は、短期借入金の返済による支出75百万円、配当金の支払額870百万円、非支配株主への配当金の支払額64百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は220百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。