四半期報告書-第36期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/08 9:41
【資料】
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【項目】
40項目
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米中を始めとする貿易摩擦の激化や中東・EU・香港等の政情不安定化による世界経済への影響が懸念される中、国内経済の先行きについても不透明感が増しております。
このような状況下、当社グループでは、各社においてそれぞれの特長を活かした事業戦略を推進しながら、グループ間の連携も促進することで事業基盤の一層の強化とビジネスの拡大に取り組んでまいりました。
その結果として、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、製造業における旺盛なIT投資需要を受けアルゴグラフィックス及びグループ各社の業績が堅調に推移したことから、売上高は24,151百万円(前年同期比9.7%増)となりました。営業利益につきましては、増収効果に加えコストコントロールに努めたことから利益率が改善し、3,305百万円(同40.3%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は2,231百万円(同32.1%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
PLM事業につきましては、次世代技術への対応や開発基盤の強化等を目指した自動車業界のIT投資需要を受け、外部顧客への売上高が23,211百万円(前年同期比10.1%増)、セグメント利益は3,228百万円(同38.7%増)となりました。連結子会社である㈱ジーダットが中心となって行うEDA事業につきましては、主力製品を中心とした拡販活動を進める一方、主要取引先である半導体業界の業績動向を踏まえコスト圧縮にも努めたことから、外部顧客への売上高が939百万円(前年同期比1.1%増)、セグメント利益は76百万円(同183.8%増)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産合計及び負債純資産合計は、以下の要因により、前連結会計年度末に比べ1,251百万円減少し、43,667百万円となりました。
(資産)
流動資産は、現金及び預金が1,066百万円増加、受取手形及び売掛金が2,393百万円減少、電子記録債権が593百万円増加、リース投資資産が46百万円減少、商品が593百万円減少、仕掛品が64百万円減少、その他が378百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比1,816百万円減の30,042百万円となりました。
固定資産は、有形固定資産が3百万円減少、無形固定資産が132百万円減少、投資その他の資産のうち、投資有価証券が703百万円増加ことなどにより、前連結会計年度末比565百万円増の13,624百万円となりました。
(負債)
流動負債は、買掛金が2,859百万円減少、未払法人税等が205百万円減少、役員賞与引当金が65百万円減少、その他が374百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比3,513百万円減の8,951百万円となりました。
固定負債は、退職給付に係る負債が94百万円増加、株式給付引当金が27百万円増加、役員株式給付引当金が11百万円増加、その他が192百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比325百万円増の3,446百万円となりました。
(純資産)
純資産は、利益剰余金が1,687百万円増加、その他有価証券評価差額金が191百万円増加、退職給付に係る調整累計額が17百万円増加、為替換算調整勘定が15百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比1,937百万円増の31,269百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により得られた資金2,244百万円、投資活動により使用した資金665百万円、財務活動により使用した資金670百万円等を加味した結果、前連結会計年度末に比べ913百万円増加(5.8%増)し、16,589百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2,244百万円となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益3,451百万円、減価償却費31百万円、のれん償却額140百万円、退職給付に係る負債の増加額119百万円、株式給付引当金の増加額27百万円、役員株式給付引当金の増加額11百万円、売上債権の減少額1,800百万円、リース投資資産の減少額46百万円、たな卸資産の減少額657百万円、前渡金の減少額410百万円、前受金の増加額172百万円であります。
支出の主な内訳は、役員賞与引当金の減少額65百万円、その他の流動資産の増加額32百万円、仕入債務の減少額2,859百万円、未払消費税等の減少額73百万円、その他の流動負債の減少額544百万円、法人税等の支払額1,109百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は665百万円となりました。
収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入1,007百万円、支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出1,146百万円、有形固定資産の取得による支出20百万円、投資有価証券の取得による支出500百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は670百万円となりました。
支出の主な内訳は、配当金の支払額544百万円、非支配株主への配当金の支払額125百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、123百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。