四半期報告書-第37期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の急拡大に伴う緊急事態宣言が約2ヵ月にわたり継続しておりましたが、解除後は徐々に社会経済活動が緩和され、多様な経済支援策も打ち出されております。しかし、国内では収束の見通しが立たず予断を許さない状況であること、また、欧米を中心に再拡大の兆候が見られ世界経済が引き続き停滞していることなどから、わが国経済も依然厳しい状況が続いております。
このような状況下、当社グループでは各社においてそれぞれの特長をいかした事業戦略を推進しながら、グループ間の連携も促進することで事業基盤の一層の強化とビジネスの拡大に取り組んでまいりました。
その結果として、当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、リモートによる提案活動またウェビナー形式のセミナー開催等を積極的に行ってまいりましたが、従来のお客様先への直接訪問による営業活動の代替としては浸透度が十分とは言えない状況が続きました。また、在宅勤務に対応する各種ソリューションへの需要はあったものの、企業業績の見通しが一層不透明感を増す中、お客様のIT関連支出の一時凍結もしくは削減の動きも出たことから、売上高は21,106百万円(前年同期比12.6%減)となりました。営業利益につきましては、減収の影響があった一方、外注費の抑制等、利益率の維持に努めたことから、2,917百万円(同11.7%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は1,963百万円(同12.0%減)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
PLM事業につきましては、自動車関連ビジネスにおいて、サービス保守関連支出の一時凍結・削減、IT投資計画の先送り等の影響があったことから、外部顧客への売上高が20,191百万円(前年同期比13.0%減)、セグメント利益は2,842百万円(同12.0%減)となりました。連結子会社である㈱ジーダットが中心となって行うEDA事業につきましては、低下傾向のデバイス設計需要の影響を受け、外部顧客への売上高が915百万円(前年同期比2.6%減)、セグメント利益は74百万円(同2.0%減)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産合計及び負債純資産合計は、以下の要因により、前連結会計年度末に比べ1,276百万円減少し、46,998百万円となりました。
(資産)
流動資産は、現金及び預金が1,350百万円増加、受取手形及び売掛金が2,451百万円減少、電子記録債権が298百万円減少、リース投資資産が129百万円減少、商品が521百万円減少、仕掛品が66百万円増加、その他が276百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比2,262百万円減の33,034百万円となりました。
固定資産は、有形固定資産が9百万円減少、無形固定資産が165百万円減少、投資その他の資産のうち、投資有価証券が1,241百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比986百万円増の13,963百万円となりました。
(負債)
流動負債は、買掛金が2,997百万円減少、未払法人税等が514百万円減少、賞与引当金が45百万円減少、役員賞与引当金が75百万円減少、その他が290百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比3,922百万円減の8,652百万円となりました。
固定負債は、退職給付に係る負債が87百万円増加、株式給付引当金が39百万円増加、役員株式給付引当金が5百万円増加、その他が380百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比513百万円増の3,883百万円となりました。
(純資産)
純資産は、利益剰余金が1,202百万円増加、その他有価証券評価差額金が911百万円増加、退職給付に係る調整累計額が17百万円増加、為替換算調整勘定が64百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比2,133百万円増の34,462百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により得られた資金2,182百万円、投資活動により得られた資金130百万円、財務活動により使用した資金791百万円等を加味した結果、前連結会計年度末に比べ1,483百万円増加(7.3%増)し、21,732百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2,182百万円となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益2,994百万円、減価償却費24百万円、のれん償却額139百万円、退職給付に係る負債の増加額113百万円、株式給付引当金の増加額39百万円、売上債権の減少額2,750百万円、リース投資資産の減少額129百万円、たな卸資産の減少額455百万円、前渡金の減少額320百万円、前受金の増加額233百万円であります。
支出の主な内訳は、賞与引当金の減少額45百万円、役員賞与引当金の減少額75百万円、その他の流動資産の増加額30百万円、仕入債務の減少額2,997百万円、未払消費税等の減少額47百万円、その他の流動負債の減少額550百万円、法人税等の支払額1,308百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は130百万円となりました。
収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入652百万円、支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出510百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は791百万円となりました。
支出の主な内訳は、配当金の支払額761百万円、非支配株主への配当金の支払額30百万円であります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、139百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の急拡大に伴う緊急事態宣言が約2ヵ月にわたり継続しておりましたが、解除後は徐々に社会経済活動が緩和され、多様な経済支援策も打ち出されております。しかし、国内では収束の見通しが立たず予断を許さない状況であること、また、欧米を中心に再拡大の兆候が見られ世界経済が引き続き停滞していることなどから、わが国経済も依然厳しい状況が続いております。
このような状況下、当社グループでは各社においてそれぞれの特長をいかした事業戦略を推進しながら、グループ間の連携も促進することで事業基盤の一層の強化とビジネスの拡大に取り組んでまいりました。
その結果として、当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、リモートによる提案活動またウェビナー形式のセミナー開催等を積極的に行ってまいりましたが、従来のお客様先への直接訪問による営業活動の代替としては浸透度が十分とは言えない状況が続きました。また、在宅勤務に対応する各種ソリューションへの需要はあったものの、企業業績の見通しが一層不透明感を増す中、お客様のIT関連支出の一時凍結もしくは削減の動きも出たことから、売上高は21,106百万円(前年同期比12.6%減)となりました。営業利益につきましては、減収の影響があった一方、外注費の抑制等、利益率の維持に努めたことから、2,917百万円(同11.7%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は1,963百万円(同12.0%減)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
PLM事業につきましては、自動車関連ビジネスにおいて、サービス保守関連支出の一時凍結・削減、IT投資計画の先送り等の影響があったことから、外部顧客への売上高が20,191百万円(前年同期比13.0%減)、セグメント利益は2,842百万円(同12.0%減)となりました。連結子会社である㈱ジーダットが中心となって行うEDA事業につきましては、低下傾向のデバイス設計需要の影響を受け、外部顧客への売上高が915百万円(前年同期比2.6%減)、セグメント利益は74百万円(同2.0%減)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産合計及び負債純資産合計は、以下の要因により、前連結会計年度末に比べ1,276百万円減少し、46,998百万円となりました。
(資産)
流動資産は、現金及び預金が1,350百万円増加、受取手形及び売掛金が2,451百万円減少、電子記録債権が298百万円減少、リース投資資産が129百万円減少、商品が521百万円減少、仕掛品が66百万円増加、その他が276百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比2,262百万円減の33,034百万円となりました。
固定資産は、有形固定資産が9百万円減少、無形固定資産が165百万円減少、投資その他の資産のうち、投資有価証券が1,241百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比986百万円増の13,963百万円となりました。
(負債)
流動負債は、買掛金が2,997百万円減少、未払法人税等が514百万円減少、賞与引当金が45百万円減少、役員賞与引当金が75百万円減少、その他が290百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比3,922百万円減の8,652百万円となりました。
固定負債は、退職給付に係る負債が87百万円増加、株式給付引当金が39百万円増加、役員株式給付引当金が5百万円増加、その他が380百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比513百万円増の3,883百万円となりました。
(純資産)
純資産は、利益剰余金が1,202百万円増加、その他有価証券評価差額金が911百万円増加、退職給付に係る調整累計額が17百万円増加、為替換算調整勘定が64百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比2,133百万円増の34,462百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により得られた資金2,182百万円、投資活動により得られた資金130百万円、財務活動により使用した資金791百万円等を加味した結果、前連結会計年度末に比べ1,483百万円増加(7.3%増)し、21,732百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2,182百万円となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益2,994百万円、減価償却費24百万円、のれん償却額139百万円、退職給付に係る負債の増加額113百万円、株式給付引当金の増加額39百万円、売上債権の減少額2,750百万円、リース投資資産の減少額129百万円、たな卸資産の減少額455百万円、前渡金の減少額320百万円、前受金の増加額233百万円であります。
支出の主な内訳は、賞与引当金の減少額45百万円、役員賞与引当金の減少額75百万円、その他の流動資産の増加額30百万円、仕入債務の減少額2,997百万円、未払消費税等の減少額47百万円、その他の流動負債の減少額550百万円、法人税等の支払額1,308百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は130百万円となりました。
収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入652百万円、支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出510百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は791百万円となりました。
支出の主な内訳は、配当金の支払額761百万円、非支配株主への配当金の支払額30百万円であります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、139百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。