四半期報告書-第39期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/10 9:00
【資料】
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【項目】
34項目
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、年度末に顕在化した地政学的リスクに伴う資源価格高騰などの影響を受ける一方、新型コロナウイルス感染症拡大に警戒しつつ、Withコロナの中での社会経済活動に対する制限緩和が進められました。
このような状況下、当社グループでは、主要顧客である自動車業界および半導体業界における旺盛な投資意欲に対して積極的に営業活動を行うと同時に、新中期経営計画の基本戦略である「顧客の企業変革を実現するためのソリューション展開」にも取り組んでまいりました。
その結果として、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、半導体業界向けのソリューション販売が好調だったことに加え、自動車関連業界向けのビジネスも回復したことから、売上高は14,056百万円(前年同四半期比15.0%増)となりました。営業利益につきましては、当社エンジニアのプロジェクト参画比率向上等の取り組みにより外注費及び販売管理費のコントロールを継続した結果、2,065百万円(同18.1%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては1,423百万円(同15.5%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
PLM事業につきましては、主要顧客の国内事業の回復が受注増加につながり、外部顧客への売上高は13,483百万円(前年同四半期比15.4%増)、セグメント利益は1,945百万円(同18.3%増)となりました。
連結子会社である株式会社ジーダットが中心となって行うEDA事業につきましては、海外ビジネスの進展により、外部顧客への売上高は573百万円(前年同四半期比8.0%増)、セグメント利益は119百万円(同14.7%増)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第1四半期連結会計期間末における資産合計及び負債純資産合計は、以下の要因により、前連結会計年度末に比べ1,275百万円増加し、60,105百万円となりました。
(資産)
流動資産は、現金及び預金が631百万円増加、受取手形、売掛金及び契約資産が606百万円減少、電子記録債権が713百万円増加、リース投資資産が38百万円減少、有価証券が1,000百万円増加、商品が41百万円増加、その他が308百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比1,404百万円増の44,668百万円となりました。
固定資産は、投資その他の資産のうち、投資有価証券が88百万円減少、その他が46百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比128百万円減の15,436百万円となりました。
(負債)
流動負債は、買掛金が438百万円減少、未払法人税等が896百万円減少、賞与引当金が263百万円減少、役員賞与引当金が97百万円減少、その他が1,212百万円増加したことにより、前連結会計年度末比483百万円減の14,467百万円となりました。
固定負債は、退職給付に係る負債が33百万円増加、その他が293百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比349百万円増の4,370百万円となりました。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比133百万円減の18,837百万円となりました。
(純資産)
純資産は、利益剰余金が715百万円増加、その他有価証券評価差額金が580百万円増加、為替換算調整勘定が92百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比1,408百万円増の41,268百万円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は84百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。