四半期報告書-第35期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

【提出】
2018/08/10 13:25
【資料】
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【項目】
28項目
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、国内の企業業績が堅調に推移する中、世界各国の貿易政策や政治情勢による影響が懸念されており、先行きの不透明感が高まっております。
このような状況下、当社グループでは、各社においてそれぞれの特長を活かした事業戦略を推進しながら、グループ間の連携も促進することで事業基盤の一層の強化とビジネスの拡大に取り組んでまいりました。
その結果として、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、自動車及び半導体業界における研究開発及び生産能力増強・向上を目的とした投資が堅調に推移したことを受け、売上高は11,389百万円(前年同四半期比17.9%増)となりました。営業利益につきましては、待遇改善等により人件費が増加したものの、売上高総利益率が改善したことから、1,240百万円(同37.8%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、931百万円(同51.6%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
PLM事業につきましては、自動車業界の投資意欲が引き続き旺盛であることに加え、半導体業界向けの生産管理工程システムの販売が伸長したことから、外部顧客への売上高は10,961百万円(前年同四半期比17.8%増)、セグメント利益は1,266百万円(同35.3%増)となりました。
連結子会社である株式会社ジーダットが中心となって行うEDA事業につきましては、主力製品SX-Meisterの新バージョンのリリースに合わせ国内外で積極的に営業活動を行ったことから、外部顧客への売上高が427百万円(前年同四半期比18.9%増)、セグメント損失が26百万円(前年同四半期はセグメント損失35百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第1四半期連結会計期間末における資産合計及び負債純資産合計は、以下の要因により、前連結会計年度末に比べ249百万円減少し、38,054百万円となりました。
(資産)
流動資産は、現金及び預金が689百万円増加、受取手形及び売掛金が469百万円減少、有価証券が611百万円減少、商品が589百万円減少、仕掛品が37百万円増加、その他が444百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比500百万円減の25,730百万円となりました。
固定資産は、無形固定資産が89百万円減少、投資その他の資産のうち、投資有価証券が431百万円増加、その他が99百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比250百万円増の12,323百万円となりました。
(負債)
流動負債は、買掛金が1,233百万円減少、未払法人税等が491百万円減少、賞与引当金が271百万円減少、役員賞与引当金が72百万円減少、その他が895百万円増加したことにより、前連結会計年度末比1,173百万円減の7,559百万円となりました。
固定負債は、退職給付に係る負債が54百万円増加、株式給付引当金が12百万円増加、その他が117百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比188百万円増の3,337百万円となりました。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比984百万円減の10,896百万円となりました。
(純資産)
純資産は、利益剰余金が496百万円増加、その他有価証券評価差額金が307百万円増加、為替調整勘定が64百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比735百万円増の27,157百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により得られた資金575百万円、投資活動により使用した資金526百万円、財務活動により使用した資金453百万円等を加味した結果、前連結会計年度末に比べ431百万円減少(3.3%減)し、12,312百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は575百万円となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益1,316百万円、減価償却費22百万円、のれん償却額69百万円、退職給付に係る負債の増加額66百万円、株式給付引当金の増加額12百万円、売上債権の減少額471百万円、たな卸資産の減少額552百万円、前受金の増加額551百万円、未払消費税等の増加額115百万円、その他の流動負債の増加額191百万円であり、支出の主な内訳は、賞与引当金の減少額271百万円、役員賞与引当金の減少額72百万円、前渡金の増加額318百万円、その他の流動資産の増加額59百万円、仕入債務の減少額1,233百万円、法人税等の支払額863百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は526百万円となりました。
支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出510百万円、有形固定資産の取得による支出22百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は453百万円となりました。
支出の主な内訳は、配当金の支払額435百万円、非支配株主への配当金の支払額18百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は86百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。