四半期報告書-第38期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/08/06 9:27
【資料】
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【項目】
35項目
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、昨年来拡大している新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による社会経済活動への制限が続いております。海外においても、一時沈静化に向かった地域においても再び感染が急拡大するなど、予断を許さない状況が継続しております。
このような状況下、当社グループでは新たなビジネス環境に適応しながら、各社の特長を活かした事業戦略と効果的な営業活動を推進するとともにグループ間の連携も進めてまいりました。
その結果として、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、半導体業界向けのソリューション販売が好調だったことにより、売上高は12,219百万円(前年同四半期比3.9%増)となりました。営業利益につきましては、外注費削減と販売管理費のコントロールに努めたことから、1,749百万円(同11.4%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては1,232百万円(同22.1%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
PLM事業につきましては、国内事業が回復基調となり、外部顧客への売上高は11,688百万円(前年同四半期比3.5%増)、セグメント利益は1,644百万円(同8.3%増)となりました。
連結子会社である株式会社ジーダットが中心となって行うEDA事業につきましては、新収益認識基準適用の影響を含み、外部顧客への売上高は530百万円(前年同四半期比11.5%増)、セグメント利益は104百万円(同99.3%増)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第1四半期連結会計期間末における資産合計及び負債純資産合計は、以下の要因により、前連結会計年度末に比べ469百万円減少し、52,115百万円となりました。
(資産)
流動資産は、現金及び預金が1,195百万円減少、電子記録債権が913百万円増加、リース投資資産が94百万円減少、商品が43百万円減少、仕掛品が32百万円増加、その他が127百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比511百万円減の37,171百万円となりました。
固定資産は、有形固定資産が4百万円増加、無形固定資産が24百万円減少、投資その他の資産のうち、投資有価証券が102百万円増加、その他が39百万円減少したことにより、前連結会計年度末比42百万円増の14,944百万円となりました。
(負債)
流動負債は、買掛金が981百万円減少、未払法人税等が653百万円減少、賞与引当金が220百万円減少、役員賞与引当金が72百万円減少、その他が464百万円増加したことにより、前連結会計年度末比1,464百万円減の10,461百万円となりました。
固定負債は、退職給付に係る負債が36百万円増加、その他が70百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比106百万円増の4,235百万円となりました。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比1,358百万円減の14,697百万円となりました。
(純資産)
純資産は、利益剰余金が619百万円増加、その他有価証券評価差額金が123百万円増加、為替換算調整勘定が46百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末比889百万円増の37,418百万円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は95百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。