四半期報告書-第21期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/02/13 11:30
【資料】
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【項目】
14項目
文中の将来に関する事項は、当第3四半期末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期累計の経営成績につきましては、収益が254,586百万円(前年同期比3.0%増加)、税引前利益は62,906百万円(同24.3%増加)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は38,718百万円(同6.2%増加)となりました。
報告セグメントごとの業績は次のとおりであります。
収益税引前利益
前第3四半期
累計
当第3四半期
累計
前第3四半期
累計
当第3四半期
累計
百万円百万円%百万円百万円%
金融サービス事業158,437170,7657.846,69548,6114.1
アセットマネジメント事業86,89582,752(4.8)43,05633,612(21.9)
バイオ関連事業3,6582,454(32.9)(31,553)(8,708)-
248,990255,9712.858,19873,51526.3
その他4191,271203.4(769)(4,441)-
消去又は全社(2,284)(2,656)-(6,806)(6,168)-
連結247,125254,5863.050,62362,90624.3

(%表示は対前年同期増減率)
(金融サービス事業)
証券関連事業、銀行業、保険事業を中核とした多様な金融関連事業を行っております。
当第3四半期累計における収益は、170,765百万円(同7.8%増加)、税引前利益は48,611百万円(同4.1%増加)となりました。
(アセットマネジメント事業)
国内外のIT、バイオ及び金融関連のベンチャー企業等への投資に関する事業、海外における金融サービス事業及び金融商品の情報提供等を行う資産運用サービス事業を行っております。
当第3四半期累計における収益は、82,752百万円(同4.8%減少)、税引前利益は33,612百万円(同21.9%減少)となりました。
(バイオ関連事業)
生体内に存在するアミノ酸の一種である5-アミノレブリン酸(ALA)(※)を活用した医薬品・健康食品・化粧品の開発・販売や、がん及び免疫分野等における抗体医薬・核酸医薬の研究開発に関する事業を行っております。
当第3四半期累計における収益は、2,454百万円(同32.9%減少)、税引前利益は8,708百万円の損失(前年同期は31,553百万円の損失)となりました。
(※)5-アミノレブリン酸(ALA)とは、体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸で、ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与するたんぱく質の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。ALAは、焼酎粕や赤ワイン、高麗人参等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。
なお、当第3四半期末の総資産は5,014,224百万円となり、前期末の4,535,964百万円から478,260百万円の増加となりました。また、資本は前期末に比べ50,040百万円増加し、543,864百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期末の現金及び現金同等物残高は782,508百万円となり、前期末の437,148百万円から345,360百万円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、77,024百万円の支出(前第3四半期累計は5,927百万円の収入)となりました。これは主に、「顧客預金の増減」が131,455百万円の収入及び「営業債務及びその他の債務の増減」が79,668百万円の収入となった一方で、「証券業関連資産及び負債の増減」が141,418百万円の支出、「営業債権及びその他の債権の増減」が87,084百万円の支出及び「営業投資有価証券の増減」が79,468百万円の支出となったこと等の要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、43,958百万円の支出(前第3四半期累計は166百万円の支出)となりました。これは主に、「投資有価証券の売却及び償還による収入」が93,134百万円となった一方で、「投資有価証券の取得による支出」が120,346百万円となったこと等の要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、470,463百万円の収入(前第3四半期累計は57,032百万円の支出)となりました。これは主に、「長期借入金の返済による支出」が58,366百万円及び「社債の償還による支出」が53,884百万円となった一方で、「短期借入金の純増減額」が418,091百万円の収入及び「社債の発行による収入」が136,789百万円となったこと等の要因によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計において、当企業グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期累計における当企業グループの研究開発費は、6,022百万円であります。なお、当第3四半期累計において、当企業グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第3四半期累計において、資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
(6)従業員数
当第3四半期末における当企業グループの従業員数は前期末と比べ872人増加し、6,263人となりました。これは主に、金融サービス事業において、ソフトウェア開発等の事業を拡大したことによるものであります。