四半期報告書-第28期第2四半期(平成31年1月1日-平成31年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(2018年10月1日~2019年3月31日)における我が国経済は、世界経済の影響等により依然として先行き不透明な状況が続いているものの、各種政策を背景にした企業収益の改善が進み、景気は緩やかな回復基調で推移しております。雇用情勢は、企業の採用意欲が引き続き活発であり、2019年2月の有効求人倍率は1.63倍と高い水準を維持しております。
このような状況において、当社グループの第2四半期連結累計期間の売上高は計画を上回る着地となりました。特に、メディア情報事業におきましては、前期に応募効果が減少したことから売上高の伸びが鈍化したものの、2019年1月より新たなイメージキャラクターとしてオードリーの春日俊彰さんを起用した広告宣伝キャンペーンを実施したこと等により、新規会員獲得、及び応募効果は改善傾向を示しており、メディア情報事業の売上高は計画を上回る結果となりました。一方、支出面においては、当初の計画通りに広告宣伝や『type』強化施策等に投資を行いましたが、全社的にその他のコストは抑制したため、経常利益は計画を上回る結果となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、5,881,518千円(前年同四半期比12.4%増)、損益については、営業利益403,002千円(前年同四半期比4.8%増)、経常利益409,786千円(前年同四半期比6.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益272,062千円(前年同四半期比8.5%増)となりました。
なお、2019年1月より転職サイトの名称を『@type』から『type』へと変更しております。
<事業の種類別の業績>当社グループは人材サービス事業の単一セグメントでありセグメント情報の記載を省略しているため、事業の種類別に記載しております。
①メディア情報事業
メディア情報事業は、Web求人広告・適職フェア等の商品・サービスを展開しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、売上高は順調に推移いたしました。マーケット別では、「エンジニア」マーケットの売上高が前年同四半期比10.6%増と引き続き回復基調を示しております。一方、「女性」マーケットは同1.2%増、「営業」マーケットは同0.8%増となりました。また、2019年1月より実施しております広告宣伝キャンペーンに加え、『type』におけるAI機能の実装、SEOの強化などの諸施策を実行したことにより、新規会員獲得や応募効果などの指標も順調に推移しております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間におけるメディア情報事業の売上高は、2,461,887千円(前年同四半期比4.8%増)となりました。
②人材紹介事業
人材紹介事業は、ご登録頂いた求職者の方に最適な求人案件をご紹介する登録型人材紹介を運営しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては「エンジニア」「女性」マーケットの売上高が堅調に推移いたしました。また、登録面に関しては、市場競争の激化により人材の獲得が厳しい環境が続いているものの、各種経路からの登録獲得を強化することで、新規登録者数は順調に推移いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における人材紹介事業の売上高は、1,283,423千円(前年同四半期比10.6%増)となりました。
③新卒メディア事業
新卒メディア事業は、新卒者を対象とする就職イベント・情報誌等の商品・サービスを展開しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、2020年卒業予定の学生を対象としたイベントを東京・関西にて開催し、順調に拡販いたしました。また、求人企業の個社別の採用ニーズに合わせた個別セミナーの販売が順調に推移いたしました。一方、集客面におきましてはイベントを複数回開催し、いずれも順調に推移いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における新卒メディア事業の売上高は、177,066千円(前年同四半期比13.9%増)となりました。
④新卒紹介事業
新卒紹介事業は、ご登録頂いた学生の方に最適な新卒採用案件をご紹介する登録型新卒紹介を運営しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、2019年卒業の予定の学生の成約件数が前年を大幅に上回る結果となりました。また、2020年卒業予定の学生登録も順調に獲得できており、成約件数も前年を大幅に上回る形で推移しております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における新卒紹介事業の売上高は、50,175千円(前年同四半期比64.3%増)となりました。
⑤IT派遣事業
IT派遣事業は、当社にご登録頂いた登録者の中から、求人企業の採用ニーズに最適な人材を派遣する一般労働者派遣を運営しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、引き続き強みとする「エンジニア」マーケットを中心に案件獲得を強化したことにより、派遣スタッフの新規稼働人数は順調に推移いたしました。また、派遣スタッフの離脱も抑えられたため、派遣スタッフの稼働人数は増加いたしました。また、登録者獲得については、引き続き広告出稿を行うなど登録経路を強化したことにより、新規登録者は順調に推移いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間におけるIT派遣事業の売上高は、1,926,547千円(前年同四半期比24.3%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は4,531,077千円となり、前連結会計年度末に比べ64,353千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が109,142千円増加し、売掛金が80,170千円減少したことによるものであります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は1,176,256千円となり、前連結会計年度末に比べ32,173千円増加いたしました。これは主に無形固定資産が46,280千円増加し、有形固定資産が5,179千円減少したことによるものであります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は1,627,416千円となり、前連結会計年度末に比べ72,824千円増加いたしました。これは主に未払金が130,823千円増加し、未払法人税等が40,108千円減少したことによるものであります。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は173,908千円となり、前連結会計年度末に比べ1,244千円減少いたしました。これは主に退職給付に係る負債が8,720千円増加し、長期借入金が9,996千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は3,906,008千円となり、前連結会計年度末に比べ24,946千円増加いたしました。これは主に利益剰余金が16,907千円増加、自己株式が4,731千円減少、資本剰余金が4,413千円増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ109,142千円増加し、2,942,011千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動の結果得られた資金は、506,248千円(前年同四半期比212,848千円の収入増)でありました。これは、税金等調整前四半期純利益を409,786千円計上し、法人税等の支払による支出が177,953千円、未払金の増加による収入が101,780千円、減価償却費が124,713千円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動の結果使用した資金は、138,570千円(前年同四半期比13,149千円の支出減)でありました。これは、無形固定資産の取得による支出が129,428千円、有形固定資産の取得による支出が7,342千円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動の結果使用した資金は、258,534千円(前年同四半期比10,834千円の支出減)でありました。これは、配当金の支払額が254,582千円、長期借入金の返済による支出が9,996千円あったこと等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(2018年10月1日~2019年3月31日)における我が国経済は、世界経済の影響等により依然として先行き不透明な状況が続いているものの、各種政策を背景にした企業収益の改善が進み、景気は緩やかな回復基調で推移しております。雇用情勢は、企業の採用意欲が引き続き活発であり、2019年2月の有効求人倍率は1.63倍と高い水準を維持しております。
このような状況において、当社グループの第2四半期連結累計期間の売上高は計画を上回る着地となりました。特に、メディア情報事業におきましては、前期に応募効果が減少したことから売上高の伸びが鈍化したものの、2019年1月より新たなイメージキャラクターとしてオードリーの春日俊彰さんを起用した広告宣伝キャンペーンを実施したこと等により、新規会員獲得、及び応募効果は改善傾向を示しており、メディア情報事業の売上高は計画を上回る結果となりました。一方、支出面においては、当初の計画通りに広告宣伝や『type』強化施策等に投資を行いましたが、全社的にその他のコストは抑制したため、経常利益は計画を上回る結果となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、5,881,518千円(前年同四半期比12.4%増)、損益については、営業利益403,002千円(前年同四半期比4.8%増)、経常利益409,786千円(前年同四半期比6.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益272,062千円(前年同四半期比8.5%増)となりました。
なお、2019年1月より転職サイトの名称を『@type』から『type』へと変更しております。
<事業の種類別の業績>当社グループは人材サービス事業の単一セグメントでありセグメント情報の記載を省略しているため、事業の種類別に記載しております。
①メディア情報事業
メディア情報事業は、Web求人広告・適職フェア等の商品・サービスを展開しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、売上高は順調に推移いたしました。マーケット別では、「エンジニア」マーケットの売上高が前年同四半期比10.6%増と引き続き回復基調を示しております。一方、「女性」マーケットは同1.2%増、「営業」マーケットは同0.8%増となりました。また、2019年1月より実施しております広告宣伝キャンペーンに加え、『type』におけるAI機能の実装、SEOの強化などの諸施策を実行したことにより、新規会員獲得や応募効果などの指標も順調に推移しております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間におけるメディア情報事業の売上高は、2,461,887千円(前年同四半期比4.8%増)となりました。
②人材紹介事業
人材紹介事業は、ご登録頂いた求職者の方に最適な求人案件をご紹介する登録型人材紹介を運営しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては「エンジニア」「女性」マーケットの売上高が堅調に推移いたしました。また、登録面に関しては、市場競争の激化により人材の獲得が厳しい環境が続いているものの、各種経路からの登録獲得を強化することで、新規登録者数は順調に推移いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における人材紹介事業の売上高は、1,283,423千円(前年同四半期比10.6%増)となりました。
③新卒メディア事業
新卒メディア事業は、新卒者を対象とする就職イベント・情報誌等の商品・サービスを展開しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、2020年卒業予定の学生を対象としたイベントを東京・関西にて開催し、順調に拡販いたしました。また、求人企業の個社別の採用ニーズに合わせた個別セミナーの販売が順調に推移いたしました。一方、集客面におきましてはイベントを複数回開催し、いずれも順調に推移いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における新卒メディア事業の売上高は、177,066千円(前年同四半期比13.9%増)となりました。
④新卒紹介事業
新卒紹介事業は、ご登録頂いた学生の方に最適な新卒採用案件をご紹介する登録型新卒紹介を運営しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、2019年卒業の予定の学生の成約件数が前年を大幅に上回る結果となりました。また、2020年卒業予定の学生登録も順調に獲得できており、成約件数も前年を大幅に上回る形で推移しております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における新卒紹介事業の売上高は、50,175千円(前年同四半期比64.3%増)となりました。
⑤IT派遣事業
IT派遣事業は、当社にご登録頂いた登録者の中から、求人企業の採用ニーズに最適な人材を派遣する一般労働者派遣を運営しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、引き続き強みとする「エンジニア」マーケットを中心に案件獲得を強化したことにより、派遣スタッフの新規稼働人数は順調に推移いたしました。また、派遣スタッフの離脱も抑えられたため、派遣スタッフの稼働人数は増加いたしました。また、登録者獲得については、引き続き広告出稿を行うなど登録経路を強化したことにより、新規登録者は順調に推移いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間におけるIT派遣事業の売上高は、1,926,547千円(前年同四半期比24.3%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は4,531,077千円となり、前連結会計年度末に比べ64,353千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が109,142千円増加し、売掛金が80,170千円減少したことによるものであります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は1,176,256千円となり、前連結会計年度末に比べ32,173千円増加いたしました。これは主に無形固定資産が46,280千円増加し、有形固定資産が5,179千円減少したことによるものであります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は1,627,416千円となり、前連結会計年度末に比べ72,824千円増加いたしました。これは主に未払金が130,823千円増加し、未払法人税等が40,108千円減少したことによるものであります。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は173,908千円となり、前連結会計年度末に比べ1,244千円減少いたしました。これは主に退職給付に係る負債が8,720千円増加し、長期借入金が9,996千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は3,906,008千円となり、前連結会計年度末に比べ24,946千円増加いたしました。これは主に利益剰余金が16,907千円増加、自己株式が4,731千円減少、資本剰余金が4,413千円増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ109,142千円増加し、2,942,011千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動の結果得られた資金は、506,248千円(前年同四半期比212,848千円の収入増)でありました。これは、税金等調整前四半期純利益を409,786千円計上し、法人税等の支払による支出が177,953千円、未払金の増加による収入が101,780千円、減価償却費が124,713千円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動の結果使用した資金は、138,570千円(前年同四半期比13,149千円の支出減)でありました。これは、無形固定資産の取得による支出が129,428千円、有形固定資産の取得による支出が7,342千円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動の結果使用した資金は、258,534千円(前年同四半期比10,834千円の支出減)でありました。これは、配当金の支払額が254,582千円、長期借入金の返済による支出が9,996千円あったこと等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。