四半期報告書-第24期第1四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/14 15:13
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 経営成績
当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、取引所外取引システム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」及び健康食品や化粧品等の開発及び販売を中心とする「ヘルスケア事業」の3つです。
当第1四半期連結会計期間(以下、「当第1四半期」)の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。
2021年9月期
(前第1四半期)
2022年9月期
(当第1四半期)
対前年同期比
(%)
金額
(百万円)
百分比
(%)
金額
(百万円)
百分比
(%)
売上高473100.0413100.087.4
金融ソリューション事業35675.333581.294.3
ビジネスソリューション事業8217.4409.949.5
ヘルスケア事業347.3368.9106.6
営業利益471941.9
親会社株主に帰属する四半期純利益又は
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
46△31

(注)各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでいません。
当第1四半期の業績は、ヘルスケア事業が増収となったものの、金融ソリューション事業及びビジネスソリューション事業で減収となり、連結売上高は前年同期に比べて59百万円減収の413百万円となりました。また損益面においては営業利益19百万円、持分法適用関連会社である株式会社デジタルアセットマーケッツ(以下、「デジタルアセットマーケッツ」)の持分法による投資損失42百万円を計上したことにより経常損失は22百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は31百万円となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
なお、各事業の売上高には、セグメント間の内部取引を含んでいません。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業は、当社及びデジタルアセットマーケッツの事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 335百万円(前年同期比94.3%)
セグメント利益 120百万円(前年同期比91.8%)
2022年2月7日に『Spider Digital Transfer 日本初の金(ゴールド)価格に連動することを目指す暗号資産ジパングコイン向け サービス稼働のお知らせ』にて公表したとおり、これまでデジタルアセットマーケッツと開発を進めてきた『Spider Digital Transfer』が、2022年2月17日より本格稼働致します。『Spider Digital Transfer』の納品・検収は前連結会計年度中に済んでおり保守フェーズに入っておりますが、今後、ジパングコインの利便性を更に向上すべく、将来的に様々な機能を実装する予定です。当社は今後も継続して『Spider Digital Transfer』の機能拡充をサポートしてまいります。
当第1四半期は、当該『Spider Digital Transfer』の機能拡充が継続し、安定した売上を計上したものの、前第1四半期が好調だったこともあり、売上高は前年同期比94.3%の335百万円となりました。損益面は減収の影響で前年同期比91.8%の120百万円のセグメント利益となりました。
(ビジネスソリューション事業)
ビジネスソリューション事業は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 40百万円(前年同期比49.5%)
セグメント損失 14百万円(前年同期は12百万円のセグメント利益)
前期コロナ禍における経済活動の停滞の中、受注活動の延伸等の影響により、経営統合管理プラットフォーム『GroupMAN@IT e2』の新規導入や追加開発案件が前年同期に比べ少なかったために、売上高は前年同期比49.5%の40百万円となり、損益面は、減収の影響により、14百万円のセグメント損失となりました。
(ヘルスケア事業)
ヘルスケア事業は当社及び株式会社インタートレードヘルスケアの事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 36百万円 (前年同期比106.6%)
セグメント損失 11百万円 (前年同期は19百万円のセグメント損失)
女性特有の健康問題に関するサプリメント市場(フェムケア市場)は拡大傾向にあり、更年期女性をターゲットに『ITはなびらたけ』の効果効能を訴求し、前年同期に比べOEM取引が増加したことにより、売上高は前年同期比106.6%の36百万円と増収となりました。損益面においては、増収の影響及び経費削減等継続して収益構造を改善した結果、セグメント損失は、19百万円から11百万円になりました。
(2) 財政状態
当第1四半期末の総資産額(負債及び純資産の合計額)は、前連結会計年度末に比べ66百万円減少し、1,385百万円となりました。自己資本比率は77.8%、当座比率(当座資産÷流動負債、短期的安全性の指標)は305.3%となっています。
(資産)
資産合計1,385百万円のうち、現金及び預金が698百万円(構成比50.4%)を占めています。
その他の主な資産は、受取手形、売掛金及び契約資産-百万円(構成比-%)、棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)93百万円(構成比6.7%)、投資有価証券179百万円(構成比13.0%)となっています。
なお、総資産額が前連結会計年度末に比べ66百万円減少した主な要因は、現金及び預金が89百万円増加した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が162百万円減少したことによるものです。
(負債)
負債合計302百万円のうち、短期借入金が100百万円(負債及び純資産合計に対する構成比7.2%)、買掛金(同構成比4.5%)が62百万円となっています。
なお、負債合計が前連結会計年度末に比べ34百万円減少した主な要因は、未払法人税等が26百万円、買掛金が23百万円減少したことによるものです。
(純資産)
純資産合計1,083百万円の内訳は、資本金1,478百万円、資本剰余金996百万円、利益剰余金△1,302百万円、自己株式△95百万円、非支配株主持分4百万円となっています。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4百万円であります。