四半期報告書-第26期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)

【提出】
2024/02/14 15:08
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結累計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 経営成績
当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、暗号資産プラットフォーム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」及び健康食品や化粧品等の開発及び販売を中心とする「ヘルスケア事業」の3つです。
当第1四半期連結会計期間(以下、「当第1四半期」)の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。
2023年9月期
(前第1四半期)
2024年9月期
(当第1四半期)
対前年同期比
(%)
金額
(百万円)
百分比
(%)
金額
(百万円)
百分比
(%)
売上高461100.0498100.0108.0
金融ソリューション事業36879.941182.6111.7
ビジネスソリューション事業5411.95511.1101.1
ヘルスケア事業388.2316.382.0
営業利益2440161.9
親会社株主に帰属する四半期純利益又は四半期純損失(△)△2745

(注)各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでいません。
当第1四半期の業績は、金融ソリューション事業において11.7%の増収となったことにより、連結売上高は前年同期に比べて8.0%増収の498百万円となりました。また損益面においては、営業利益は61.9%増益の40百万円、持分法適用関連会社である株式会社デジタルアセットマーケッツ(以下、「デジタルアセットマーケッツ」)の持分法による投資損失46百万円を計上したことにより経常損失は6百万円、デジタルアセットマーケッツが第三者割当増資を行い、持分変動利益58百万円を計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は45百万円となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
なお、各事業の売上高には、セグメント間の内部取引を含んでいません。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業は、当社及びデジタルアセットマーケッツの事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 411百万円(前年同期比111.7%)
セグメント利益 139百万円(前年同期比119.6%)
当第1四半期は、外資系証券会社の日本市場参入に伴う新サービスを提供したことにより、売上高は前年同期比111.7%の411百万円となりました。損益面は増収の影響により前年同期比119.6%の139百万円のセグメント利益となりました。
デジタルアセットマーケッツが目指す、web3.0時代の新たな金融プラットフォームの構築に引き続きシステム面で支えていくとともに、証券会社の新たなニーズに応えるべく、新サービスの提供にも努めてまいります。
(ビジネスソリューション事業)
ビジネスソリューション事業は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 55百万円(前年同期比101.1%)
セグメント損失 8百万円(前年同期は9百万円のセグメント損失)
SIサービスにおいて、新規取引先へのサービス提供などにより、売上高は前年同期比101.1%の55百万円、損益面においては、前年同期9百万円のセグメント損失から8百万円のセグメント損失と前年同期と同水準で推移しております。
引き続き、継続取引が期待できる既存顧客からのリピート案件や新規顧客獲得に向けて営業活動を行ってまいります。
(ヘルスケア事業)
ヘルスケア事業は当社及び株式会社インタートレードヘルスケアの事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 31百万円 (前年同期比82.0%)
セグメント損失 11百万円 (前年同期は9百万円のセグメント損失)
ハナビラタケ製品のOEMによる売上が前年同期に比べ減少したことにより、売上高は前年同期比82.0%の31百万円の減収となりました。損益面においては、減収の影響で前年同期9百万円のセグメント損失から11百万円のセグメント損失となりました。
継続して機能性表示食品の取得に向けて対応しており、当連結会計年度中に機能性の効果効能を表記した『ITはなびらたけ』の新製品の販売の準備を進めております。
また、これにより事業規模の拡大を図り、黒字化できるように取り組んでまいります。
(2) 財政状態
当第1四半期末の総資産額(負債及び純資産の合計額)は、前連結会計年度末に比べ39百万円増加し、1,763百万円となりました。自己資本比率は77.4%、当座比率(当座資産÷流動負債、短期的安全性の指標)は405.4%となっています。
(資産)
資産合計1,763百万円のうち、現金及び預金が1,083百万円(構成比61.4%)を占めています。
その他の主な資産は、受取手形、売掛金及び契約資産190百万円(構成比10.8%)、棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)35百万円(構成比2.0%)、投資有価証券213百万円(構成比12.1%)となっています。
なお、総資産額が前連結会計年度末に比べ39百万円増加した主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産が83百万円減少した一方で、現金及び預金が89百万円増加、投資有価証券が13百万円増加したこと等によるものです。
(負債)
負債合計389百万円のうち、短期借入金が100百万円(負債及び純資産合計に対する構成比5.7%)、長期借入金及び1年内返済予定の長期借入金計81百万円(同構成比4.6%)、買掛金が59百万円(同構成比3.4%)となっています。
なお、負債合計が前連結会計年度末に比べ2百万円減少した主な要因は、契約負債が11百万円増加した一方で、買掛金が24百万円減少したこと等によるものです。
(純資産)
純資産合計1,373百万円の内訳は、資本金1,478百万円、資本剰余金996百万円、利益剰余金△1,015百万円、自己株式△95百万円、非支配株主持分9百万円となっています。
なお、前連結会計年度末の純資産合計1,331百万円より42百万円増加しており、その主な増減要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の増加45百万円によるものです。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は16百万円であります。