四半期報告書-第25期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 経営成績
当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、暗号資産プラットフォーム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」、機能性食材であるハナビラタケの健康食品や化粧品等の開発及び販売を行う「ヘルスケア事業」の3つです。
前第3四半期連結累計期間(以下、前第3四半期)及び、当第3四半期連結累計期間(以下、当第3四半期)の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。
(注)各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでいません。
当第3四半期の業績は、ビジネスソリューション事業で増収となったものの、主力の金融ソリューション事業やヘルスケア事業の減収により、売上高は前年同期に比べ26百万円減少し1,411百万円となりました。また、利益面では減収の影響により、営業利益は前年同期131百万円から107百万円の減益となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は、持分法適用関連会社である株式会社デジタルアセットマーケッツの持分法による投資損失147百万円を計上し、持分変動利益の計上額が前年同期よりも減少したため、17百万円となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
なお、各事業の売上高には、セグメント間の内部取引を含んでいません。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業は、当社の事業です。
当第3四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 1,136百万円(前年同期比 96.9%)
セグメント利益 370百万円(前年同期比 92.4%)
当第3四半期においては、売上高は1,136百万円と前年同期比96.9%の減収、セグメント利益は、減収の影響により前年同期比92.4%の370百万円となりました。
前年同期に比べ、月額の安定収益であるライセンス収入やソフトウエア保守による売上は増加しているものの、一時売上である新規導入案件や受託開発案件が減少しました。現在、証券会社向けデジタル証券売買システム等、DX化への対応に向けての研究開発に着手しております。
DX化の流れは当社にとって大きなビジネスチャンスではありますが、金融業界のDX化は、セキュリティを最優先する必要があるため、他の業界よりも遅れていると捉えております。DX化への対応を実現させる人材、堅牢なシステムを提供し高付加価値サービスを展開していくため、社内体制の強化を図っております。
(ビジネスソリューション事業)
ビジネスソリューション事業は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。
当第3四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 171百万円(前年同期比 107.7%)
セグメント損失 20百万円(前年同期は14百万円のセグメント損失)
SIサービスにおいて新規取引先へのサービス提供により、売上高は前年同期比107.7%の171百万円となりました。損益面では、増収となったものの、固定費の増加により、前年同期14百万円のセグメント損失から、20百万円のセグメント損失と若干悪化しました。
(ヘルスケア事業)
ヘルスケア事業は当社及び株式会社インタートレードヘルスケアの事業です。
当第3四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 103百万円(前年同期比 97.9%)
セグメント損失 33百万円(前年同期は34百万円のセグメント損失)
当第3四半期の売上高は前年同期比97.9%の103百万円と減収となりました。損益面に関しては、継続した経費削減効果により、セグメント損失は33百万円となり前年同期34百万円のセグメント損失より若干改善しております。
『ITはなびらたけ』の機能性表示食品の取得が期初計画よりも遅れが出ているものの、当期中の取得を目指し最終局面を迎えております。新製品発売の遅れを原料販売、OEM商品で補うべく営業活動に注力しておりますが、エネルギー価格の高騰等により、工場閉鎖等による生産ラインの確保が難しく、受注から納品までのリードタイムが長くなっており、販売計画に遅れが出ております。
(2) 財政状態
当第3四半期末の総資産額(負債純資産合計額)は、前連結会計年度末に比べ11百万円増加し、1,621百万円となりました。自己資本比率は78.1%、当座比率(当座資産÷流動負債、短期的安全性の指標)は469.1%となっています。
(資産)
資産合計1,621百万円の主な内訳は、現金及び預金1,053百万円(構成比65.0%)、受取手形、売掛金及び契約資産168百万円(構成比10.4%)、棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)57百万円(構成比3.5%)、投資有価証券104百万円(構成比6.4%)となっています。
前連結会計年度末の資産合計1,609百万円より11百万円増加しており、その主な増減要因は、受取手形、売掛金及び契約資産が111百万円減少しているものの、現金及び預金が196百万円増加していることによるものです。
(負債)
負債合計348百万円の主な内訳は、短期借入金100百万円(負債純資産合計に対する構成比6.2%)、長期借入金及び1年内返済予定の長期借入金計91百万円(負債純資産合計に対する構成比5.6%)、買掛金57百万円(負債純資産合計に対する構成比3.6%)となっています。
前連結会計年度末の負債合計315百万円より33百万円増加しており、その主な増減要因は、買掛金の減少10百万円、未払法人税等の減少16百万円があるものの、長期借入金及び1年内返済予定の長期借入金計が、91百万円増加したことによるものです。
(純資産)
純資産合計1,272百万円の内訳は、資本金1,478百万円、資本剰余金996百万円、利益剰余金△1,114百万円、自己株式△95百万円、非支配株主持分6百万円となっています。
前連結会計年度末の純資産合計1,294百万円より22百万円減少しており、その主な増減要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失による利益剰余金の減少17百万円によるものです。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は26百万円です。
(1) 経営成績
当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、暗号資産プラットフォーム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」、機能性食材であるハナビラタケの健康食品や化粧品等の開発及び販売を行う「ヘルスケア事業」の3つです。
前第3四半期連結累計期間(以下、前第3四半期)及び、当第3四半期連結累計期間(以下、当第3四半期)の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。
2022年9月期 (前第3四半期) | 2023年9月期 (当第3四半期) | 対前年同期比 (%) | |||
金額 (百万円) | 百分比 (%) | 金額 (百万円) | 百分比 (%) | ||
売上高 | 1,438 | 100.0 | 1,411 | 100.0 | 98.1 |
金融ソリューション事業 | 1,173 | 81.6 | 1,136 | 80.5 | 96.9 |
ビジネスソリューション事業 | 159 | 11.1 | 171 | 12.2 | 107.7 |
ヘルスケア事業 | 105 | 7.3 | 103 | 7.3 | 97.9 |
営業利益 | 131 | - | 107 | - | 82.0 |
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△) | 93 | - | △17 | - | - |
(注)各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでいません。
当第3四半期の業績は、ビジネスソリューション事業で増収となったものの、主力の金融ソリューション事業やヘルスケア事業の減収により、売上高は前年同期に比べ26百万円減少し1,411百万円となりました。また、利益面では減収の影響により、営業利益は前年同期131百万円から107百万円の減益となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は、持分法適用関連会社である株式会社デジタルアセットマーケッツの持分法による投資損失147百万円を計上し、持分変動利益の計上額が前年同期よりも減少したため、17百万円となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
なお、各事業の売上高には、セグメント間の内部取引を含んでいません。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業は、当社の事業です。
当第3四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 1,136百万円(前年同期比 96.9%)
セグメント利益 370百万円(前年同期比 92.4%)
当第3四半期においては、売上高は1,136百万円と前年同期比96.9%の減収、セグメント利益は、減収の影響により前年同期比92.4%の370百万円となりました。
前年同期に比べ、月額の安定収益であるライセンス収入やソフトウエア保守による売上は増加しているものの、一時売上である新規導入案件や受託開発案件が減少しました。現在、証券会社向けデジタル証券売買システム等、DX化への対応に向けての研究開発に着手しております。
DX化の流れは当社にとって大きなビジネスチャンスではありますが、金融業界のDX化は、セキュリティを最優先する必要があるため、他の業界よりも遅れていると捉えております。DX化への対応を実現させる人材、堅牢なシステムを提供し高付加価値サービスを展開していくため、社内体制の強化を図っております。
(ビジネスソリューション事業)
ビジネスソリューション事業は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。
当第3四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 171百万円(前年同期比 107.7%)
セグメント損失 20百万円(前年同期は14百万円のセグメント損失)
SIサービスにおいて新規取引先へのサービス提供により、売上高は前年同期比107.7%の171百万円となりました。損益面では、増収となったものの、固定費の増加により、前年同期14百万円のセグメント損失から、20百万円のセグメント損失と若干悪化しました。
(ヘルスケア事業)
ヘルスケア事業は当社及び株式会社インタートレードヘルスケアの事業です。
当第3四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 103百万円(前年同期比 97.9%)
セグメント損失 33百万円(前年同期は34百万円のセグメント損失)
当第3四半期の売上高は前年同期比97.9%の103百万円と減収となりました。損益面に関しては、継続した経費削減効果により、セグメント損失は33百万円となり前年同期34百万円のセグメント損失より若干改善しております。
『ITはなびらたけ』の機能性表示食品の取得が期初計画よりも遅れが出ているものの、当期中の取得を目指し最終局面を迎えております。新製品発売の遅れを原料販売、OEM商品で補うべく営業活動に注力しておりますが、エネルギー価格の高騰等により、工場閉鎖等による生産ラインの確保が難しく、受注から納品までのリードタイムが長くなっており、販売計画に遅れが出ております。
(2) 財政状態
当第3四半期末の総資産額(負債純資産合計額)は、前連結会計年度末に比べ11百万円増加し、1,621百万円となりました。自己資本比率は78.1%、当座比率(当座資産÷流動負債、短期的安全性の指標)は469.1%となっています。
(資産)
資産合計1,621百万円の主な内訳は、現金及び預金1,053百万円(構成比65.0%)、受取手形、売掛金及び契約資産168百万円(構成比10.4%)、棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)57百万円(構成比3.5%)、投資有価証券104百万円(構成比6.4%)となっています。
前連結会計年度末の資産合計1,609百万円より11百万円増加しており、その主な増減要因は、受取手形、売掛金及び契約資産が111百万円減少しているものの、現金及び預金が196百万円増加していることによるものです。
(負債)
負債合計348百万円の主な内訳は、短期借入金100百万円(負債純資産合計に対する構成比6.2%)、長期借入金及び1年内返済予定の長期借入金計91百万円(負債純資産合計に対する構成比5.6%)、買掛金57百万円(負債純資産合計に対する構成比3.6%)となっています。
前連結会計年度末の負債合計315百万円より33百万円増加しており、その主な増減要因は、買掛金の減少10百万円、未払法人税等の減少16百万円があるものの、長期借入金及び1年内返済予定の長期借入金計が、91百万円増加したことによるものです。
(純資産)
純資産合計1,272百万円の内訳は、資本金1,478百万円、資本剰余金996百万円、利益剰余金△1,114百万円、自己株式△95百万円、非支配株主持分6百万円となっています。
前連結会計年度末の純資産合計1,294百万円より22百万円減少しており、その主な増減要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失による利益剰余金の減少17百万円によるものです。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は26百万円です。