四半期報告書-第24期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/10 15:58
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 経営成績
当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、取引所外取引システム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」、機能性食材であるハナビラタケの健康食品や化粧品等の開発及び販売を行う「ヘルスケア事業」の3つです。
前第3四半期連結累計期間(以下、前第3四半期)及び、当第3四半期連結累計期間(以下、当第3四半期)の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。
2021年9月期
(前第3四半期)
2022年9月期
(当第3四半期)
対前年同期比
(%)
金額
(百万円)
百分比
(%)
金額
(百万円)
百分比
(%)
売上高1,564100.01,438100.091.9
金融ソリューション事業1,27581.51,17381.692.0
ビジネスソリューション事業19012.215911.183.7
ヘルスケア事業996.31057.3106.9
営業利益111131118.3
親会社株主に帰属する四半期純利益939399.8

(注)各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでいません。
当第3四半期の業績は、ヘルスケア事業で増収となったものの、主力の金融ソリューション事業やビジネスソリューション事業の減収により、売上高は前年同期に比べ126百万円減少し1,438百万円となりました。また、利益面では開発の内製化、コスト削減に努めた結果、営業利益は前年同期111百万円から131百万円の増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、持分法適用関連会社である株式会社デジタルアセットマーケッツ (以下 「デジタルアセットマーケッツ」)の持分法による投資損失を計上したものの、持分変動利益を計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年と同水準の93百万円となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
なお、各事業の売上高には、セグメント間の内部取引を含んでいません。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業は、当社の事業です。
当第3四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 1,173百万円(前年同期比 92.0%)
セグメント利益 401百万円(前年同期比 101.0%)
当第3四半期においては、売上高は1,173百万円と前年同期比92.0%の減収、セグメント利益は、減収となったものの開発の内製化により前年同期比101.0%の401百万円となりました。
第2四半期連結会計期間に、デジタルアセットマーケッツにおいて本格稼働した『Spider Digital Transfer』の保守を継続しながら、新たに特許も取得し、デジタル金融の新たな時代に向けての準備も進めてまいります。
(ビジネスソリューション事業)
ビジネスソリューション事業の業績は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。
当第3四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 159百万円(前年同期比 83.7%)
セグメント損失 14百万円(前年同期は1百万円のセグメント利益)
経営統合管理プラットフォーム 『GroupMAN@IT e2』の新規導入や追加開発案件が前年同期に比べ少なかったために、売上高は前年同期比83.7%の159百万円となりました。損益面では、減収の影響により、前年同期1百万円のセグメント利益から、14百万円のセグメント損失となりました。
(ヘルスケア事業)
ヘルスケア事業は当社及び株式会社インタートレードヘルスケアの事業です。
当第3四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 105百万円(前年同期比 106.9%)
セグメント損失 34百万円(前年同期は53百万円のセグメント損失)
当第3四半期の売上高は前年同期比106.9%の105百万円と増収となりました。増収の影響及び継続した経費削減効果により、セグメント損失は34百万円となり前年同期53百万円のセグメント損失より改善しております。
2022年4月14日に公表したとおり、学術誌「応用薬理」に「女性の更年期における不快症状を緩和するはなびらたけの有効性および安全性の評価」についての論文が掲載された効果もあり、大手健康食品メーカーからの『ITはなびらたけ』の引き合いも増え、更なる売上拡大のための準備を進めております。
(2) 財政状態
当第3四半期末の総資産額(負債純資産合計額)は、前連結会計年度末に比べ20百万円増加し、1,473百万円となりました。自己資本比率は81.6%、当座比率(当座資産÷流動負債、短期的安全性の指標)は384.1%となっています。
(資産)
資産合計1,473百万円の主な内訳は、現金及び預金787百万円(構成比53.5%)、受取手形、売掛金及び契約資産166百万円(構成比11.3%)、棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)67百万円(構成比4.6%)、投資有価証券213百万円(構成比14.5%)となっています。
前連結会計年度末の資産合計1,452百万円より20百万円増加しており、その主な増減要因は、現金及び預金が178百万円増加しているものの、受取手形、売掛金及び契約資産が152百万円減少していることによるものです。
(負債)
負債合計262百万円の主な内訳は、短期借入金100百万円(負債純資産合計に対する構成比6.8%)、買掛金63百万円(負債純資産合計に対する構成比4.3%)となっています。
前連結会計年度末の負債合計337百万円より74百万円減少しており、その主な増減要因は、買掛金の減少21百万円、未払法人税等の減少34百万円によるものです。
(純資産)
純資産合計1,210百万円の内訳は、資本金1,478百万円、資本剰余金996百万円、利益剰余金△1,177百万円、自己株式△95百万円、非支配株主持分6百万円となっています。
前連結会計年度末の純資産合計1,115百万円より94百万円増加しており、その主な増減要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の獲得による利益剰余金の増加93百万円によるものです。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は41百万円です。