四半期報告書-第24期第2四半期(令和4年1月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/05/13 16:11
【資料】
PDFをみる
【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 経営成績
当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、取引所外取引システム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」及び機能性食材であるハナビラタケの健康食品や化粧品等の開発及び販売を行う「ヘルスケア事業」の3つです。
当第2四半期連結累計期間(以下、当第2四半期)の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。
2021年9月期
(前第2四半期)
2022年9月期
(当第2四半期)
対前年同期比
(%)
金額
(百万円)
百分比
(%)
金額
(百万円)
百分比
(%)
売上高985100.0931100.094.6
金融ソリューション事業77879.075781.397.3
ビジネスソリューション事業13413.610511.478.6
ヘルスケア事業727.4687.394.4
営業利益80-73-91.0
親会社株主に帰属する四半期純利益24-71-292.7

(注)各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでいません。
当第2四半期の業績は、各セグメントにおいて減収となった影響により、全体では前年同期比94.6%の931百万円と若干の減収となりました。損益面においては、減収の影響により営業利益は、前年同期80百万円から73百万円の減益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、持分法適用関連会社である株式会社デジタルアセットマーケッツ (以下 「デジタルアセットマーケッツ」)の持分法による投資損失を計上したものの、それ以上の持分変動利益を計上したため、前年同期24百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益から71百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益へと増益となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
なお、各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでいません。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業は、当社の事業です。
当第2四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 757百万円(前年同期比 97.3%)
セグメント利益 256百万円(前年同期比 97.8%)
当第2四半期においては、売上高は757百万円と前年同期比97.3%の減収となりました。セグメント利益も減収の影響により、前年同期比97.8%の256百万円となりました。
デジタルアセットマーケッツが、金価格に連動することを目指す暗号資産ジパングコインを2022年2月17日より取扱いを開始したことにより、当社が提供した『Spider Digital Transfer』が本格稼働しております。デジタルアセットマーケッツが目指す、金融とテクノロジーの融合に向けて、特許取得により裏付けされた新規性の高いシステムでそれを実現すべく今後もシステム面で支えてまいります。
(ビジネスソリューション事業)
ビジネスソリューション事業は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。
当第2四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 105百万円(前年同期比78.6%)
セグメント損失 10百万円(前年同期は0百万円のセグメント利益)
経済活動の停滞の影響もあり、経営統合管理プラットフォーム 『GroupMAN@IT e2』の新規導入や追加開発案件の受注活動が延伸し、売上高は前年同期比78.6%の105百万円となりました。売上高の減少に伴い、10百万円のセグメント損失となりました。
(ヘルスケア事業)
ヘルスケア事業は当社及び株式会社インタートレードヘルスケアの事業です。
当第2四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 68百万円(前年同期比94.4%)
セグメント損失 24百万円(前年同期は34百万円のセグメント損失)
当第2四半期の売上高は前年同期比94.4%の68百万円と減収となりましたが、経費削減など継続して収益構造を改善した結果、セグメント損失は24百万円となり前年同期34百万円のセグメント損失より改善しております。
2022年4月14日に公表した通り、学術誌「応用薬理」に「女性の更年期における不快症状を緩和するはなびらたけの有効性および安全性を評価する二重盲検,プラセボ対照,ランダム化ヒト試験」として論文が掲載されました。今回の学術論文をベースに機能性表示食品の届出を進める計画であり、『ITはなびらたけ』の更年期女性に対する有効性が学術的にも証明されたことで、今後は更年期でお悩みの女性をメインターゲットとし、より機能性を重視した商品展開を進めてまいります。
(2) 財政状態
当第2四半期末の総資産額(負債及び純資産の合計額)は、前連結会計年度末に比べ42百万円増加し、1,494百万円となりました。自己資本比率は79.0%、当座比率(当座資産÷流動負債、短期的安全性の指標)は319.9%となっております。
(資産)
資産合計1,494百万円のうち、現金及び預金が732百万円(構成比49.0%)を占めています。
その他の主な資産は、受取手形、売掛金及び契約資産189百万円(構成比12.7%)、棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)75百万円(構成比5.1%)、投資有価証券238百万円(構成比16.0%)となっています。
なお、総資産額が前連結会計年度末に比べ42百万円増加した主な要因は、棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)が、26百万円増加したことによるものです。
(負債)
負債合計306百万円のうち、短期借入金が100百万円(負債純資産合計に対する構成比6.7%)となっております。
なお、負債合計が前連結会計年度末に比べ30百万円減少した主な要因は、買掛金が21百万円、未払法人税等が18百万円減少したことによるものです。
(純資産)
純資産合計1,188百万円の主な内訳は、資本金1,478百万円、資本剰余金996百万円、利益剰余金△1,199百万円、自己株式△95百万円となっております。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ123百万円増加し、732百万円となりました。
各活動におけるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは135百万円の収入(前年同期は93百万円の収入)となりました。
主な増加要因は、税金等調整前四半期純利益86百万円、売上債権の減少額129百万円、持分法による投資損失85百万円であり、主な減少要因は、持分変動利益99百万円、仕入債務の減少額21百万円などです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、6百万円の支出(前年同期は10百万円の支出)となりました。
主な減少要因は、無形固定資産の取得による支出2百万円、長期前払費用の取得による支出3百万円などです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、5百万円の支出(前年同期は4百万円の支出)となりました。
これは、リース債務の返済による支出5百万円によるものです。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、24百万円であります。