四半期報告書-第21期第2四半期(平成31年1月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/05/15 15:15
【資料】
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【項目】
27項目
(1) 経営成績の分析
当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、取引所外取引システム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」及び機能性食材であるハナビラタケの健康食品や化粧品等の開発及び販売を行う「ヘルスケア事業」の3つです。
当第2四半期連結累計期間(以下、当第2四半期)の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。
2018年9月期
(前第2四半期)
2019年9月期
(当第2四半期)
対前年同期比
(%)
金額
(百万円)
百分比
(%)
金額
(百万円)
百分比
(%)
売上高925100.0907100.098.1
金融ソリューション事業68273.861667.990.3
ビジネスソリューション事業11212.114315.8127.7
ヘルスケア事業12813.914716.3114.9
投資教育事業20.2---
営業損失(△)△127-△184--
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)△129-△185--

(注)1.各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでいません。
2.「投資教育事業」は2018年7月31日付で株式会社トレーデクスを株式譲渡したことから連結対象外となりました。これに伴い「投資教育事業」は当第1四半期より廃止しています。
当第2四半期の業績は、ビジネスソリューション事業及びヘルスケア事業においては増収となったものの、主力の金融ソリューション事業が減収となり、全体では前年同期に比べ17百万円減少し907百万円となりました。また損益面においても、売上高の減少や新規事業への先行投資の影響により営業損失は184百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は185百万円となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
なお、各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでいません。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業は、当社の事業です。
当第2四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 616百万円(前年同期比 90.3%)
セグメント利益 9百万円(前年同期比 6.7%)
なお、金融ソリューション事業の売上内訳は、次の表のとおりです。
<製品区分別>
2018年9月期
(前第2四半期)
2019年9月期
(当第2四半期)
対前年同期比
(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
証券ディーリングシステム44064.540766.192.5
取引所端末13620.013021.195.5
外国為替証拠金システム608.9569.293.2
取引所関連システム274.150.920.4
その他172.5162.797.1
合 計682100.0616100.090.3

当第2四半期においては、取引所関連システムの顧客の解約による影響があり、売上高は前年同期に比べ9.7%減少し616百万円となりました。
また金融ソリューション事業では、来期以降の新ビジネスに向け、当社がこれまで培ってきた金融IT技術を活かし、長期的かつ継続的な利益の創出に向けて、主力プロダクトである『Spider』の機能拡張と付加価値向上のため研究開発に取り組んでいることから、セグメント利益は9百万円となりました。
(ビジネスソリューション事業)
ビジネスソリューション事業は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。
当第2四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 143百万円(前年同期比127.7%)
セグメント利益 15百万円(前年同期は6百万円のセグメント損失)
経営戦略等の意思決定におけるデータマネジメントに有効なプロダクト「GroupMAN@IT e²」の新規受注や追加開発、企業のITにおける課題解決や品質向上を実現するサービスであるサポートセンター事業の伸長が貢献し、売上高は前年同期比127.7%の143百万円となりました。セグメント利益も15百万円となりました。
(ヘルスケア事業)
ヘルスケア事業は当社及び株式会社インタートレードヘルスケアの事業です。
当第2四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 147百万円(前年同期比114.9%)
セグメント損失 65百万円(前年同期は103百万円のセグメント損失)
医薬品卸大手の株式会社大木の専売品のサプリメント「エストロリッチ」をはじめとする当社が生産するサイレントエストロゲン活性を有する『ITはなびらたけ』関連の商品やOEM、原料販売が堅調に推移し、当第2四半期の売上高は前年同期比114.9%の147百万円となりました。
損益面においては『ITはなびらたけ』関連製品の販売拡大による売上総利益の増加や『ITはなびらたけ』の研究開発費が前年同期より減少した結果、セグメント損失は減少しました。
(2) 資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期末の総資産額(負債及び純資産の合計額)は、前連結会計年度末に比べ279百万円減少し、1,188百万円となりました。自己資本比率は73.8%、当座比率(当座資産÷流動負債、短期的安全性の指標)は249.2%であり、安定性の高い財務体質となっています。
(資産)
総資産合計1,188百万円のうち、現金及び預金が592百万円(構成比49.8%)を占めています。
その他の主な資産は、受取手形及び売掛金173百万円(構成比14.6%)、棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)99百万円(構成比8.3%)、投資有価証券81百万円(構成比6.9%)となっています。
(負債)
負債合計311百万円のうち、短期借入金、1年内返済予定の長期借入金及び長期借入金の合計が146百万円(負債合計に対する構成比47.0%)を占めています。
(純資産)
純資産合計877百万円の内訳は、資本金1,478百万円、資本剰余金794百万円、利益剰余金△1,300百万円、自己株式△95百万円等となっています。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ239百万円減少し、592百万円となりました。
各活動におけるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは201百万円の支出(前年同期は80百万円の支出)となりました。
主な内訳は、税金等調整前四半期純損失183百万円、売上債権の減少額61百万円、仕入債務の減少額77百万円などです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、13百万円の支出(前年同期は17百万円の支出)となりました。
無形固定資産の取得による支出が6百万円、差入保証金の差入による支出が5百万円ありました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、24百万円の支出(前年同期は35百万円の支出)となりました。
長期借入金の返済による支出24百万円が主な要因です。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、167百万円です。