四半期報告書-第23期第3四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/08/10 16:09
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 経営成績
当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、取引所外取引システム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」、機能性食材であるハナビラタケの健康食品や化粧品等の開発及び販売を行う「ヘルスケア事業」の3つです。
前第3四半期連結累計期間(以下、前第3四半期)及び、当第3四半期連結累計期間(以下、当第3四半期)の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。
2020年9月期
(前第3四半期)
2021年9月期
(当第3四半期)
対前年同期比
(%)
金額
(百万円)
百分比
(%)
金額
(百万円)
百分比
(%)
売上高1,376100.01,564100.0113.7
金融ソリューション事業99172.01,27581.5128.6
ビジネスソリューション事業22716.619012.283.5
ヘルスケア事業15711.4996.363.0
営業利益又は営業損失(△)△67111
親会社株主に帰属する四半期純利益493

(注)各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでいません。
当第3四半期の業績は、売上面ではビジネスソリューション事業及びヘルスケア事業では減収となったものの主力の金融ソリューション事業が前年同期比128.6%の増収となり、連結売上高は前年同期に比べ188百万円増加し1,564百万円となりました。また、利益面では金融ソリューション事業の増収の影響により営業利益は111百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は93百万円となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
なお、各事業の売上高には、セグメント間の内部取引を含んでいません。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業は、当社の事業です。
当第3四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 1,275百万円(前年同期比 128.6%)
セグメント利益 397百万円(前年同期比 167.8%)
当第3四半期においては、売上高は1,275百万円と前年同期比128.6%の増収、セグメント利益は、増収の影響もあり前年同期比167.8%の397百万円となりました。導入済の次世代プラットフォーム『Spider Digital Transfer』の機能拡張案件など、主要顧客であった証券会社以外の売上比率が高まっており、さらには、既存顧客からもこれまで当社が培ってきた技術力を活かし、お客様の抱える問題・課題を解決する新たなソリューションを提供していくことによって案件の引き合いも多く、業績は順調に推移しております。
(ビジネスソリューション事業)
ビジネスソリューション事業の業績は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。
当第3四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 190百万円(前年同期比 83.5%)
セグメント利益 1百万円(前年同期は6百万円のセグメント損失)
新規導入案件が前年に比べ少なかった為に、売上高は前年同期比83.5%の190百万円となりましたが、損益面では、開発の内製化に努めたことにより減収の影響を受けることなく、前年同期6百万円のセグメント損失から黒字転換し、1百万円のセグメント利益となりました。
(ヘルスケア事業)
ヘルスケア事業は当社及び株式会社インタートレードヘルスケアの事業です。
当第3四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 99百万円(前年同期比 63.0%)
セグメント損失 53百万円(前年同期は80百万円のセグメント損失)
前第2四半期会計期間中の通販事業の売却や、原料メーカーとしてのビジネス展開に注力することを目的に取り扱い商品の絞り込み等を行った結果、売上高は前年同期比63.0%の99百万円となりましたが、不採算事業の整理等により、セグメント損失は、前年同期80百万円から53百万円へと改善しております。はなびらたけの認知度を更に高める為には、科学的な根拠が必要であると考えており、はなびらたけの中に含まれているサイレント型エストロゲン活性の作用機序・成分同定の解明に向けて注力しております。
(2) 財政状態
当第3四半期末の総資産額(負債純資産合計額)は、前連結会計年度末に比べ11百万円減少し、1,408百万円となりました。自己資本比率は71.1%、当座比率(当座資産÷流動負債、短期的安全性の指標)は236.4%となっています。
(資産)
資産合計1,408百万円の主な内訳は、現金及び預金639百万円(構成比45.4%)、受取手形及び売掛金246百万円(構成比17.5%)、棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)73百万円(構成比5.2%)、投資有価証券197百万円(構成比14.0%)となっています。
前連結会計年度末の資産合計1,420百万円より11百万円減少しており、その主な増減要因は、現金及び預金が111百万円増加しているものの、受取手形及び売掛金が146百万円減少していることによるものです。
(負債)
負債合計403百万円の主な内訳は、短期借入金200百万円(負債及び純資産に対する構成比14.2%)、買掛金74百万円(負債純資産合計に対する構成比5.3%)となっています。
前連結会計年度末の負債合計510百万円より107百万円減少しており、その主な増減要因は、買掛金の減少59百万円、未払法人税等の減少12百万円によるものです。
(純資産)
純資産合計1,005百万円の内訳は、資本金1,478百万円、資本剰余金996百万円、利益剰余金△1,378百万円、自己株式△95百万円、非支配株主持分4百万円となっています。
前連結会計年度末の純資産909百万円より95百万円増加しており、その主な増減要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の獲得による利益剰余金の増加93百万円によるものです。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は15百万円です。