訂正有価証券報告書-第31期(2023/10/01-2024/09/30)

【提出】
2025/10/27 15:12
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149項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、経済活動の正常化が進み、個人の消費回復やインバウンド需要の高まりによって緩やかな回復基調が続いております。一方で、材料費、人件費や物流コストの増加などによって物価上昇が続いており、消費支出が抑制される懸念や人手不足による供給不足から、景気の持ち直しが、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、当社は創業時より一貫し、外食企業を中心とした顧客に対し「情報システムインフラ企業」として、利益追求のための食材ロス削減を実現する「飲食店経営管理システム(R)」、人件費の最適化や生産性を高めるための勤怠集計管理システム「Timely」を主力に「食材費」・「人件費」の二大原価の透明化を可能にするパッケージシステムおよび基幹システム「FOOD GENESIS」をハイブリッドクラウド型で提供するとともに、業界に特化したPOSシステム、オーダーリングシステム、配膳ロボットなどの周辺サービス等を通してトータルソリューションシステムを提供しております。また、連結子会社において、ナチュラルグリーンパークホテルを運営しております。
当連結会計年度の当社主要顧客の外食市場におきましては、2024年8月の売上状況は、ほとんどの業態においてコロナ禍前と比べ軒並み100%以上となり、客足の戻りが鮮明となりましたが、原材料価格や光熱費などの高騰に加え、賃上げや労働力不足解消のための人件費、求人費の上昇などにより、厳しい経営環境が続いております。
このような状況において、当社手元資金内において前払いのロボット買い付けを抑えたことで、新規大型チェーンの受注獲得が見送られた影響により、売上高は1,818,242千円(前年同期比21.4%増)、営業利益52,400千円(前年同期は営業損失240,514千円)、経常利益72,132千円(前年同期は経常損失285,146千円)、親会社株主に帰属する当期純利益90,330千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失280,727千円)となりました。純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ、55,196千円増加し、△347,473千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益90,330千円、非支配株主持分の減少34,324千円によるものであります。
セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。
なお、当連結会計年度より「システム機器事業」に含んでいた配膳AIロボットなどのロボット及び除菌ゲートの「コロナ禍対策製品関連事業」の売上を、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことにより「省人化・省力化対策製品」として事業部門を見直し、「周辺サービス事業」に変更しております。そのため、当連結会計年度の比較・分析は変更後の区分に基づいております。
事業別前連結会計年度
(自 2022年10月1日
至 2023年9月30日)
当連結会計年度
(自 2023年10月1日
至 2024年9月30日)
金額(千円)前年同期比(%)金額(千円)前年同期比(%)
ASPサービス事業1,457,762-1,769,369121.4
ASP/パッケージシステム事業730,392-805,974110.3
システム機器事業588,849-681,291115.7
周辺サービス事業138,520-282,103203.7
ホテル関連事業40,373-48,873121.1
合 計1,498,136-1,818,242121.4

※当社は前連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度の前年同期比の記載は省略しております。
(ASPサービス事業)
当社は、顧客である飲食店舗にASP/パッケージシステム事業、システム機器事業、周辺サービス事業を一体として提供しております。当事業におきましては、当社手元資金内において前払いのロボット買い付けを抑えたことで、新規大型チェーンの受注獲得が見送られた影響により、売上高は1,769,369千円(前年同期比21.4%増)となり、セグメント利益は83,042千円(前年同期はセグメント損失228,964千円)となりました。
①ASP/パッケージシステム事業
当事業におきましては、新規、既存顧客へ「飲食店経営管理システム(R)」「自動発注システム」等のソフトウエアなどの販売および月額サービスの提供拡大を行いましたが、当該顧客のソフトウエア投資控えもあり、売上高は805,974千円(前年同期比10.3%増)となりました。
なお、月額サービス料は緩やかな回復を示しており、出店などから12ヶ月累計で693,889千円(前年同期比0.2%増)となりました。
②システム機器事業
当事業におきましては、従来からのPOSシステム、オーダーエントリーシステム及びテーブルオーダリングシステムの販売において、価格競争が激しくなっていることなども響きましたが、半導体不足などの影響で遅れていた納品が再開したことから新規・既存顧客への導入が進み、売上高は681,291千円(前年同期比15.7%増)となりました。
③周辺サービス事業
当事業におきましては、保守インテグレーション、サプライ製品に加えて、配膳ロボット、掃除ロボット、案内ロボットなどのAIロボットの引き合いが大きく伸び、売上高は282,103千円(前年同期比103.7%増)と人手不足による需要拡大を取り込むことに成功し、増収となりました。
(ホテル関連事業)
子会社である株式会社ナチュラルグリーンパークホテルにおいて、ナチュラルグリーンパークホテルの運営管理及びレストラン・カフェの運営を行っております。ナチュラルグリーンパークホテルにおいて、当社の自社製品/サービスの実証実験店を兼ね、管理運営しており、当社自社製品のすべてを同ホテル内に導入稼働し、運営を実践しており、ASPサービス事業の受注に貢献しております。当自称におきましては、売上高は48,873千円(前年同期比21.1%増)となり、セグメント損失30,642千円(前年同期はセグメント損失11,550千円)となりました。
② 財政状態の状況
当連結会計年度末における資産合計は、1,400,854千円となり、前連結会計年度末に比べ87,712千円減少いたしました。
当連結会計年度末における負債合計は、1,748,327千円となり、前連結会計年度末に比べ142,909千円減少いたしました。
当連結会計年度末における純資産合計は、△347,473千円となり、前連結会計年度末に比べ55,196千円増加いたしました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動及び投資活動によるキャッシュ・フローにより使用した資金や、財務活動によるキャッシュ・フローによって得られた資金により、前連結会計年度末に比べ77,052千円増加し、当連結会計年度末には206,195千円となりました。
また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は、464,680千円(前連結会計年度は使用した資金35,279千円)となりました。これは主に、減価償却費208,186千円及び棚卸資産の減少94,886千円などの資金の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、211,853千円(前連結会計年度は使用した資金127,871千円)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出194,039千円による資金の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、175,774千円(前連結会計年度は獲得した資金198,745千円)となりました。これは、長期借入金の返済による支出137,685千円などによる資金の減少によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a. 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2023年10月1日
至 2024年9月30日)
金額(千円)前年同期比(%)
ASPサービス事業1,769,369121.4
ASP/パッケージシステム事業805,974110.3
システム機器事業681,291115.7
周辺サービス事業282,103203.7
ホテル関連事業48,873121.1
合計1,818,242121.4

(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2022年10月1日
至 2023年9月30日)
当連結会計年度
(自 2023年10月1日
至 2024年9月30日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
株式会社馬車道174,15711.7331,31618.2

b. 売上原価実績
当連結会計年度における売上原価実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2023年10月1日
至 2024年9月30日)
金額(千円)前年同期比(%)
ASPサービス事業1,094,897107.4
ASP/パッケージシステム事業361,909103.2
システム機器事業675,931103.2
周辺サービス事業57,055279.5
ホテル関連事業17,736115.2
合計1,112,633107.5

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2024年12月26日)現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。また、連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績の分析
経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載しております。
b.財政状態の分析
財政状態の分析に関する認識及び分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載しております。
c.経営成績に重要な影響を与える要因について
「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
d.資本の財源及び資金の流動席
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、現時点において、特記すべき重要な資本的支出の予定はありません。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2023年9月期2024年9月
自己資本比率(%)△25.4△20.5
時価ベースの自己資本比率(%)164.69107.13
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)△4,203.7281.5
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)△1.925.0

(注)自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い金
株式時価総額は期末株価終値×自己株式を除く期末発行済株式数により算出しております。
キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。
有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。
e.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するため客観的な指標等
当社グループは、資本効率の観点から自己資本利益率(ROE)向上による企業価値の増大を意識した経営を心がけており、収益力の強化と、企業価値の向上を目指しております。ROEの目標数値は20%以上でありましたが、当連結会計年度も、当期純損失を計上し、ROEはマイナスとなりました。
当連結会計年度の配当に関しましては、通期業績を踏まえ、誠に遺憾ではございますが当期1株当りの配当額を無配とさせていただきます。
また、配当性向については、配当性向30%を基本方針とした、安定的かつ継続的な配当ができる収益体質の改善に努めてまいります。

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