四半期報告書-第17期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
以下の記載のうち将来に関する事項は、当第2四半期会計期間末現在において判断したものです。
(業績の状況)
当第2四半期累計期間の営業利益は140億7千7百万円(前年同四半期累計期間比50%増)、経常利益は139億3百万円(同51%増)、四半期純利益は94億3千2百万円(同52%増)となりました。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済環境の下にあっても、当社の業績は堅調に推移しております。また、今後の広がり方や収束時期等が不透明な状況ではありますが、当社のビジネスモデルは、長期的な経営環境の機会と課題の特徴に対応可能な安定したものであると考えています。
(損益の経過)
受入手数料
① 委託手数料
株式にかかる委託手数料5億1千3百万円(前年同四半期累計期間比3%減)、債券にかかる委託手数料3百万円(同28%増)を計上しました。これにより合計で5億1千6百万円(同2%減)を計上しました。
② 引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料
債券部門で4百万円(前年同四半期累計期間比66%減)の引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料を計上しました。
③ 募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料
株式部門で31億4千4百万円(前年同四半期累計期間1億1千9百万円)の募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料を計上しました。
④ その他の受入手数料
その他の受入手数料として、主に株式関連業務212億6百万円(前年同四半期累計期間比12%増)、債券関連業務134億3千7百万円(同20%減)を含む358億9千3百万円(同4%減)を計上しました。
以上により合計で395億5千9百万円(同4%増)の受入手数料を計上しました。
トレーディング損益
株券等トレーディングでは37億5千2百万円の利益(前年同四半期累計期間3億3千6百万円の利益)を、債券等トレーディングでは43億3千5百万円の利益(同44億4千7百万円の利益)を、その他のトレーディングでは5千5百万円の利益(同4千6百万円の損失)を計上し、合計で81億4千3百万円の利益(同47億3千6百万円の利益)を計上しました。
金融収支
金融収益は受取配当金34億2千4百万円(前年同四半期累計期間比135%増)、有価証券貸借取引収益14億9千1百万円(同11%減)、受取利息2億1千6百万円(同60%減)を主として、36億1千9百万円(同33%増)を、金融費用は有価証券貸借取引費用35億1千5百万円(同11%減)、支払利息20億8千万円(同32%増)を主として、45億4百万円(同12%増)を計上し、金融収益から金融費用を差し引いた金融収支は8億8千5百万円の損失(前年同四半期累計期間12億7千9百万円の損失)となりました。
販売費・一般管理費
人件費132億7百万円(前年同四半期累計期間比11%減)、グループ会社間における配賦費用120億8千万円(同14%増)、取引関係費39億4千4百万円(同9%増)等、合計で327億4千万円(同1%増)を計上しました。
営業外損益
営業外収益は2百万円(前年同四半期累計期間比0%減)を計上し、営業外費用は1億7千5百万円(同1%減)を計上しました。
特別損益
当第2四半期累計期間は特別損益を計上しておりません。
なお、当社の報告セグメントは、「法人・機関投資家向け証券業務」という単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
(財政状態)
当社における自己取引に関する期末上場デリバティブ未決済建玉の会計処理は、銘柄ごとにみなし決済損益を相殺し、資産の部又は負債の部の「デリバティブ取引」勘定のいずれか一方に計上する方法によっておりましたが、第1四半期会計期間の期首から、金融商品取引清算機関との間で授受する先物取引差金の授受をもって当該先物取引の実現損益として処理する方法に変更しております。そのため、当該会計方針の変更を反映した遡及修正後の数値で比較分析を行っております。
① 資産の部
流動資産は7兆7,298億6千9百万円(前事業年度末比36%増)となりました。これは主に有価証券担保貸付金の増加によるものです。
固定資産は51億5千1百万円(同8%減)となりました。
以上の結果、当第2四半期会計期間末の総資産は7兆7,350億2千1百万円(同36%増)となりました。
② 負債の部
流動負債は7兆1,822億5千8百万円(前事業年度末比40%増)となりました。これは主に有価証券担保借入金の増加によるものです。
固定負債は3,526億6千1百万円(同2%減)となりました。これは主に長期借入金の減少によるものです。
特別法上の準備金は、当第2四半期累計期間における追加計上はありません。
以上の結果、当第2四半期会計期間末の負債合計は7兆5,453億7千4百万円(同37%増)となりました。
③ 純資産の部
純資産は1,896億4千7百万円(前事業年度末比3%増)となりました。これは剰余金の配当による利益剰余金の減少、四半期純利益による利益剰余金の増加によるものです。
(キャッシュ・フローの状況)
当第2四半期会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末残高より553億4千7百万円減少し、2,272億7千3百万円となりました。各区分のキャッシュ・フローの状況の内訳は、以下のとおりです。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動による収入は、税引前四半期純利益139億3百万円、トレーディング商品の減少2,824億6千7百万円、短期差入保証金の減少798億5千9百万円、顧客分別金信託の減少15億2千2百万円等がありました。一方営業活動による支出は、約定見返勘定の増加1,704億6千4百万円、有価証券担保貸付金及び有価証券担保借入金の増加1,625億5千万円、受入保証金の減少407億9千8百万円等がありました。これにより営業活動によるキャッシュ・フローは、124億1千1百万円の支出(前年同四半期累計期間は4,084億6千4百万円の支出)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動による資金の増減はありませんでした(前年同四半期累計期間は489億9千7百万円の収入)。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動による収入は、社債の発行による収入10億円がありました。一方財務活動による支出は、関係会社短期借入金の減少による支出310億7千8百万円、長期借入金の返済による支出60億円等がありました。これにより財務活動によるキャッシュ・フローは、421億9千6百万円の支出(前年同四半期累計期間は2,585億8千2百万円の収入)となりました。
(会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定)
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
経営方針
モルガン・スタンレー・グループの経営方針及び意思決定の基盤は、5つの企業指針に基づく健全で、かつ説明責任を尽くす企業文化にあります。かかる企業指針とは、(ⅰ)常に品位と誠実性をもって正しく行動し、(ⅱ)顧客の利益を第一にし、(ⅲ)顧客及びその他の関係者の利益のために卓越したアイデアで主導し、(ⅳ)ダイバーシティ&インクルージョンにコミットし、当社の社員とその職務行動が偏見やバイアスなく地域社会すべての個々人に対して反映されるよう努め、(ⅴ)必要とする人々のために当社が帰属するコミュニティに還元する、というものです。
日本においても同様の理念の下、日本独自の慣習やビジネスの伝統を尊重しながら、モルガン・スタンレー・グループのグローバル・ネットワークと豊富な経験を最大限に活用することで、最善のサービスを提供できるよう努めております。さらにモルガン・スタンレーと三菱UFJフィナンシャル・グループによる日本における証券合弁事業は、本年(2021年)、発足から12年目を迎えました。当社は、合弁事業のもう一つの柱である三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社と様々な角度からさらに緊密な連携を図ることにより、より強固な業務基盤を構築し、日本の証券業界における真に傑出した勢力となることを目指し、顧客の長期的な目標達成の実現と日本経済の活性化の一助となるべく全力を傾注していく所存です。
また、金融規制等への対応も引き続き取り組んでまいります。日本においても金融機関に対する規制には今後も更なる変更があるとみられますが、かかる変更による将来の特定の期間における当社の事業、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローへの影響について正確に予測することは依然困難となっており、当社においても、注意深く対応を進めてまいります。
加えて、当社は、才能溢れる多様な人材を惹きつけ、つなぎとめることを重要な経営方針としています。当社は、従業員に対して家庭的要件や個人的利益とのバランスをとりつつプロフェッショナルにやりがいを持って働ける環境を提供することで、成熟した、長期的視野に基づく、協調的な文化を発展及び維持できるとともに、これにより、健全な意思決定の実現、当社のレピュテーションの維持、さらには市場における高い競争力の保持が可能になると信じています。
経営環境
金融業界の経営環境は、景気循環の状況、並びに技術の発展の速度、人口構成の変化及び地政学的な変化等を含むより長期的な社会の傾向の双方に引き続き影響を受けています。
2020年初頭に始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行(パンデミック)により経済全体に混乱が生じたにもかかわらず、資本市場の活動は、有価証券取引のみならずアドバイザリー業務及び新規発行業務を含め、比較的堅調に推移しています。こうした傾向は、2021年現在まで当社の着実な業績に寄与してきましたが、当社の事業に固有の循環性に鑑み、市場環境が悪化する可能性を常に慎重に管理する必要があります。
長期的な社会の傾向は、長い目で見れば経営環境に機会と課題の両方をもたらします。特に情報処理速度、自動化及び機械学習に関する技術の急速な進歩は、生産性の向上及び製品の刷新につながる可能性があると同時に、新しい革新的なビジネスモデルの機会を提供します。同様に、環境、社会及びガバナンス(ESG)の緊急課題、例えば日本のカーボンニュートラルにむけた長期計画は、顧客企業の行動や優先事項に影響を与え始めています。高齢化に伴う人口構成の変化及びまだ十分サービスが提供されていない市場における個人資産の増加は、新たなビジネスの機会につながる可能性があります。しかし同時に、長期的な成長の見通しの低下を伴う場合もあります。
総合的に考慮すると、当社は、当社のビジネスモデルが、こうした長期的な経営環境の特徴に対応可能な安定したものであると考えています。
各部門の課題、取組みは以下のとおりです。
●株式統括本部
従来の電話等による発注方法から電子取引への移行が進行していく中で、手数料率の引き下げが進んでいるほか、金融機関に対する規制の強化を受け、バランス・シートや資本に配慮した効率的な業務運営がより求められています。また、顧客の要望と取引に関するルールや規制が多様化していく中で、注文執行とリスク管理におけるテクノロジーへの依存度が高まっており、そのインフラの安定性と正確性の確保がさらに重要になってきていると考えます。新型コロナウイルスの感染拡大により短期的には市場の変動率や取引高が激しく上下する環境が続く可能性があります。ビジネスモデルの見直しを継続し短期的な市場環境の変動に影響を受けにくい業務運営を目指します。長期的にはテクノロジーへの投資を通じ競合相手より優れた株式取引サービスの実現を目指します。
●債券統括本部
債券統括本部全体で株主資本利益率や税引前利益に対する意識が高まる中、収益機会の最大化及び効率的なコスト管理の徹底が主な課題であると考えます。同時に、国内外の規制動向に関する迅速な対応も求められており、バランス・シートの効率的運用のため、リスクの最適化を考慮に入れた戦略の構築を目指しています。また、関連業務のマーケットシェアを意識し、今後成長が見込まれる為替取引や金利・クレジットに係る仕組債などを含むデリバティブ・プロダクトの強化を図ってまいります。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市場変動や流動性低下が生じる可能性がありますが、こうした市場混乱時にも安定したマーケットメイク業務が継続できるよう、BCP、自動化などの体制整備に取り組んでおります。
●資本市場統括本部
グローバルの市場環境により資本市場全体の規模や収益性は左右されますが、今後も豊富な株式・債券の引受実績を背景に、グループ内の連携をさらに強化しながら競争力を堅持することを目指しています。金融機関に対する規制への対応として、インサイダー取引のリスクにかかる法人関係情報の管理を重要課題として取り組んでおります。また、ファイアーウォール規制について、顧客に関する非公開情報の共有制限はMUFGとの合弁事業における重要課題でもあるため、昨今の当局による規制緩和に係る実務対応について検討を重ねています。新型コロナウイルスの感染拡大は本邦企業の資金調達戦略に少なからず影響を及ぼしていますが、今後の更なる資金調達案件の受注を目指し、資本市場統括本部ではリスク管理を維持しながら営業体制の強化を図っています。
(特定金融会社等の開示に関する内閣府令に基づく営業貸付金の状況)
特定金融会社等の開示に関する内閣府令(1999年5月19日 大蔵省第57号)に基づく営業貸付金の状況
当社の営業貸付金の状況は次のとおりです。
① 貸付金の種別残高内訳
2021年9月30日現在、営業貸付金残高はありません。
② 資金調達内訳
③ 業種別貸付金残高内訳
2021年9月30日現在、営業貸付金残高はありません。
④ 担保別貸付金残高内訳
2021年9月30日現在、営業貸付金残高はありません。
⑤ 期間別貸付金残高内訳
2021年9月30日現在、営業貸付金残高はありません。
(業績の状況)
当第2四半期累計期間の営業利益は140億7千7百万円(前年同四半期累計期間比50%増)、経常利益は139億3百万円(同51%増)、四半期純利益は94億3千2百万円(同52%増)となりました。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済環境の下にあっても、当社の業績は堅調に推移しております。また、今後の広がり方や収束時期等が不透明な状況ではありますが、当社のビジネスモデルは、長期的な経営環境の機会と課題の特徴に対応可能な安定したものであると考えています。
(損益の経過)
受入手数料
① 委託手数料
株式にかかる委託手数料5億1千3百万円(前年同四半期累計期間比3%減)、債券にかかる委託手数料3百万円(同28%増)を計上しました。これにより合計で5億1千6百万円(同2%減)を計上しました。
② 引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料
債券部門で4百万円(前年同四半期累計期間比66%減)の引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料を計上しました。
③ 募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料
株式部門で31億4千4百万円(前年同四半期累計期間1億1千9百万円)の募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料を計上しました。
④ その他の受入手数料
その他の受入手数料として、主に株式関連業務212億6百万円(前年同四半期累計期間比12%増)、債券関連業務134億3千7百万円(同20%減)を含む358億9千3百万円(同4%減)を計上しました。
以上により合計で395億5千9百万円(同4%増)の受入手数料を計上しました。
トレーディング損益
株券等トレーディングでは37億5千2百万円の利益(前年同四半期累計期間3億3千6百万円の利益)を、債券等トレーディングでは43億3千5百万円の利益(同44億4千7百万円の利益)を、その他のトレーディングでは5千5百万円の利益(同4千6百万円の損失)を計上し、合計で81億4千3百万円の利益(同47億3千6百万円の利益)を計上しました。
金融収支
金融収益は受取配当金34億2千4百万円(前年同四半期累計期間比135%増)、有価証券貸借取引収益14億9千1百万円(同11%減)、受取利息2億1千6百万円(同60%減)を主として、36億1千9百万円(同33%増)を、金融費用は有価証券貸借取引費用35億1千5百万円(同11%減)、支払利息20億8千万円(同32%増)を主として、45億4百万円(同12%増)を計上し、金融収益から金融費用を差し引いた金融収支は8億8千5百万円の損失(前年同四半期累計期間12億7千9百万円の損失)となりました。
販売費・一般管理費
人件費132億7百万円(前年同四半期累計期間比11%減)、グループ会社間における配賦費用120億8千万円(同14%増)、取引関係費39億4千4百万円(同9%増)等、合計で327億4千万円(同1%増)を計上しました。
営業外損益
営業外収益は2百万円(前年同四半期累計期間比0%減)を計上し、営業外費用は1億7千5百万円(同1%減)を計上しました。
特別損益
当第2四半期累計期間は特別損益を計上しておりません。
なお、当社の報告セグメントは、「法人・機関投資家向け証券業務」という単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
(財政状態)
当社における自己取引に関する期末上場デリバティブ未決済建玉の会計処理は、銘柄ごとにみなし決済損益を相殺し、資産の部又は負債の部の「デリバティブ取引」勘定のいずれか一方に計上する方法によっておりましたが、第1四半期会計期間の期首から、金融商品取引清算機関との間で授受する先物取引差金の授受をもって当該先物取引の実現損益として処理する方法に変更しております。そのため、当該会計方針の変更を反映した遡及修正後の数値で比較分析を行っております。
① 資産の部
流動資産は7兆7,298億6千9百万円(前事業年度末比36%増)となりました。これは主に有価証券担保貸付金の増加によるものです。
固定資産は51億5千1百万円(同8%減)となりました。
以上の結果、当第2四半期会計期間末の総資産は7兆7,350億2千1百万円(同36%増)となりました。
② 負債の部
流動負債は7兆1,822億5千8百万円(前事業年度末比40%増)となりました。これは主に有価証券担保借入金の増加によるものです。
固定負債は3,526億6千1百万円(同2%減)となりました。これは主に長期借入金の減少によるものです。
特別法上の準備金は、当第2四半期累計期間における追加計上はありません。
以上の結果、当第2四半期会計期間末の負債合計は7兆5,453億7千4百万円(同37%増)となりました。
③ 純資産の部
純資産は1,896億4千7百万円(前事業年度末比3%増)となりました。これは剰余金の配当による利益剰余金の減少、四半期純利益による利益剰余金の増加によるものです。
(キャッシュ・フローの状況)
当第2四半期会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末残高より553億4千7百万円減少し、2,272億7千3百万円となりました。各区分のキャッシュ・フローの状況の内訳は、以下のとおりです。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動による収入は、税引前四半期純利益139億3百万円、トレーディング商品の減少2,824億6千7百万円、短期差入保証金の減少798億5千9百万円、顧客分別金信託の減少15億2千2百万円等がありました。一方営業活動による支出は、約定見返勘定の増加1,704億6千4百万円、有価証券担保貸付金及び有価証券担保借入金の増加1,625億5千万円、受入保証金の減少407億9千8百万円等がありました。これにより営業活動によるキャッシュ・フローは、124億1千1百万円の支出(前年同四半期累計期間は4,084億6千4百万円の支出)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動による資金の増減はありませんでした(前年同四半期累計期間は489億9千7百万円の収入)。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動による収入は、社債の発行による収入10億円がありました。一方財務活動による支出は、関係会社短期借入金の減少による支出310億7千8百万円、長期借入金の返済による支出60億円等がありました。これにより財務活動によるキャッシュ・フローは、421億9千6百万円の支出(前年同四半期累計期間は2,585億8千2百万円の収入)となりました。
(会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定)
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
経営方針
モルガン・スタンレー・グループの経営方針及び意思決定の基盤は、5つの企業指針に基づく健全で、かつ説明責任を尽くす企業文化にあります。かかる企業指針とは、(ⅰ)常に品位と誠実性をもって正しく行動し、(ⅱ)顧客の利益を第一にし、(ⅲ)顧客及びその他の関係者の利益のために卓越したアイデアで主導し、(ⅳ)ダイバーシティ&インクルージョンにコミットし、当社の社員とその職務行動が偏見やバイアスなく地域社会すべての個々人に対して反映されるよう努め、(ⅴ)必要とする人々のために当社が帰属するコミュニティに還元する、というものです。
日本においても同様の理念の下、日本独自の慣習やビジネスの伝統を尊重しながら、モルガン・スタンレー・グループのグローバル・ネットワークと豊富な経験を最大限に活用することで、最善のサービスを提供できるよう努めております。さらにモルガン・スタンレーと三菱UFJフィナンシャル・グループによる日本における証券合弁事業は、本年(2021年)、発足から12年目を迎えました。当社は、合弁事業のもう一つの柱である三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社と様々な角度からさらに緊密な連携を図ることにより、より強固な業務基盤を構築し、日本の証券業界における真に傑出した勢力となることを目指し、顧客の長期的な目標達成の実現と日本経済の活性化の一助となるべく全力を傾注していく所存です。
また、金融規制等への対応も引き続き取り組んでまいります。日本においても金融機関に対する規制には今後も更なる変更があるとみられますが、かかる変更による将来の特定の期間における当社の事業、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローへの影響について正確に予測することは依然困難となっており、当社においても、注意深く対応を進めてまいります。
加えて、当社は、才能溢れる多様な人材を惹きつけ、つなぎとめることを重要な経営方針としています。当社は、従業員に対して家庭的要件や個人的利益とのバランスをとりつつプロフェッショナルにやりがいを持って働ける環境を提供することで、成熟した、長期的視野に基づく、協調的な文化を発展及び維持できるとともに、これにより、健全な意思決定の実現、当社のレピュテーションの維持、さらには市場における高い競争力の保持が可能になると信じています。
経営環境
金融業界の経営環境は、景気循環の状況、並びに技術の発展の速度、人口構成の変化及び地政学的な変化等を含むより長期的な社会の傾向の双方に引き続き影響を受けています。
2020年初頭に始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行(パンデミック)により経済全体に混乱が生じたにもかかわらず、資本市場の活動は、有価証券取引のみならずアドバイザリー業務及び新規発行業務を含め、比較的堅調に推移しています。こうした傾向は、2021年現在まで当社の着実な業績に寄与してきましたが、当社の事業に固有の循環性に鑑み、市場環境が悪化する可能性を常に慎重に管理する必要があります。
長期的な社会の傾向は、長い目で見れば経営環境に機会と課題の両方をもたらします。特に情報処理速度、自動化及び機械学習に関する技術の急速な進歩は、生産性の向上及び製品の刷新につながる可能性があると同時に、新しい革新的なビジネスモデルの機会を提供します。同様に、環境、社会及びガバナンス(ESG)の緊急課題、例えば日本のカーボンニュートラルにむけた長期計画は、顧客企業の行動や優先事項に影響を与え始めています。高齢化に伴う人口構成の変化及びまだ十分サービスが提供されていない市場における個人資産の増加は、新たなビジネスの機会につながる可能性があります。しかし同時に、長期的な成長の見通しの低下を伴う場合もあります。
総合的に考慮すると、当社は、当社のビジネスモデルが、こうした長期的な経営環境の特徴に対応可能な安定したものであると考えています。
各部門の課題、取組みは以下のとおりです。
●株式統括本部
従来の電話等による発注方法から電子取引への移行が進行していく中で、手数料率の引き下げが進んでいるほか、金融機関に対する規制の強化を受け、バランス・シートや資本に配慮した効率的な業務運営がより求められています。また、顧客の要望と取引に関するルールや規制が多様化していく中で、注文執行とリスク管理におけるテクノロジーへの依存度が高まっており、そのインフラの安定性と正確性の確保がさらに重要になってきていると考えます。新型コロナウイルスの感染拡大により短期的には市場の変動率や取引高が激しく上下する環境が続く可能性があります。ビジネスモデルの見直しを継続し短期的な市場環境の変動に影響を受けにくい業務運営を目指します。長期的にはテクノロジーへの投資を通じ競合相手より優れた株式取引サービスの実現を目指します。
●債券統括本部
債券統括本部全体で株主資本利益率や税引前利益に対する意識が高まる中、収益機会の最大化及び効率的なコスト管理の徹底が主な課題であると考えます。同時に、国内外の規制動向に関する迅速な対応も求められており、バランス・シートの効率的運用のため、リスクの最適化を考慮に入れた戦略の構築を目指しています。また、関連業務のマーケットシェアを意識し、今後成長が見込まれる為替取引や金利・クレジットに係る仕組債などを含むデリバティブ・プロダクトの強化を図ってまいります。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市場変動や流動性低下が生じる可能性がありますが、こうした市場混乱時にも安定したマーケットメイク業務が継続できるよう、BCP、自動化などの体制整備に取り組んでおります。
●資本市場統括本部
グローバルの市場環境により資本市場全体の規模や収益性は左右されますが、今後も豊富な株式・債券の引受実績を背景に、グループ内の連携をさらに強化しながら競争力を堅持することを目指しています。金融機関に対する規制への対応として、インサイダー取引のリスクにかかる法人関係情報の管理を重要課題として取り組んでおります。また、ファイアーウォール規制について、顧客に関する非公開情報の共有制限はMUFGとの合弁事業における重要課題でもあるため、昨今の当局による規制緩和に係る実務対応について検討を重ねています。新型コロナウイルスの感染拡大は本邦企業の資金調達戦略に少なからず影響を及ぼしていますが、今後の更なる資金調達案件の受注を目指し、資本市場統括本部ではリスク管理を維持しながら営業体制の強化を図っています。
(特定金融会社等の開示に関する内閣府令に基づく営業貸付金の状況)
特定金融会社等の開示に関する内閣府令(1999年5月19日 大蔵省第57号)に基づく営業貸付金の状況
当社の営業貸付金の状況は次のとおりです。
① 貸付金の種別残高内訳
2021年9月30日現在、営業貸付金残高はありません。
② 資金調達内訳
| 2021年9月30日現在 |
| 借入先等 | 残高(百万円) | 平均調達金利(%) | |
| 金融機関等からの借入 | 642,721 | 0.88% | |
| 社債 | 131,910 | 1.17% | |
| 合計 | 774,631 | 0.93% | |
| 自己資本 | 189,647 | - | |
| 資本金・出資額 | 62,149 | - | |
③ 業種別貸付金残高内訳
2021年9月30日現在、営業貸付金残高はありません。
④ 担保別貸付金残高内訳
2021年9月30日現在、営業貸付金残高はありません。
⑤ 期間別貸付金残高内訳
2021年9月30日現在、営業貸付金残高はありません。