四半期報告書-第21期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/12 15:18
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当第2四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間(2020年4月1日から2020年9月30日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により景気は厳しい状況にあり、足元では持ち直しの動きが見られるものの依然として先行き不透明な状況で推移しております。
当社が属する出版業界におきましては、新型コロナウイルス感染症による経済活動の制限や消費者の外出自粛等により紙の出版物の市場は引き続き厳しい状況にあるものの、一方で電子出版の市場は順調な成長を続けております。出版科学研究所によると、2020年上半期(1月から6月まで)の紙と電子出版を合算した推定販売金額は、前年同期比2.6%増となる7,945億円となり、その内訳は、紙の出版物については同2.9%減となる6,183億円、電子出版については同28.4%増の1,762億円となっております。
こうした環境の中、インターネット発の出版の先駆者である当社は、「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」、「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」というミッションの下、インターネット時代の新しいエンターテインメントを創造することを目的とし、インターネット上で話題となっている小説・漫画等のコンテンツを書籍化する事業に取り組んでまいりました。
当第2四半期累計期間における書籍のジャンル別の概況は以下の通りであります。
なお、新型コロナウイルス感染症による書店の休業に対応するため第1四半期から刊行を延期した書籍については、当第2四半期に順次刊行し、当第2四半期累計期間における刊行点数は計画通りの進捗となっております。
① ライトノベル
当第2四半期累計期間の刊行点数は前年同期を上回る100点(前年同期比2点増)となりました。各書籍の売れ行きにつきましては、『異世界ゆるり紀行』、『神様に加護2人分貰いました』等、当社開催のファンタジー小説大賞から誕生した人気シリーズの続刊が引き続き好調に推移いたしました。また、前年の同賞レースで読者賞を受賞し新たに刊行した『ほっといて下さい』も想定通り好調なスタートを切りました。電子書籍につきましては、親和性の高い女性向け小説を中心に好調な販売を維持し、売上を牽引いたしました。
結果、当第2四半期累計期間の売上高は前年同期を上回る着地となりました。
② 漫画
当第2四半期累計期間の刊行点数は前年同期を大きく上回る54点(前年同期比15点増)となりました。各書籍の売れ行きにつきましては、『素材採取家の異世界旅行記』『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』等、ライトノベルヒット作のコミカライズ作品が引き続き好調に推移いたしました。また、電子書籍販売につきましては、8月から9月にかけて「アルファポリス創業20周年キャンペーン」と題して各電子ストアにて実施した人気シリーズの1巻無料配信や各種割引等の拡販施策が奏功し、電子書籍販売と極めて親和性が高い当ジャンルにおいて大きく売上を伸ばす結果となりました。
結果、当第2四半期累計期間の売上高は前年同期を大きく上回り、特に当第2四半期会計期間における四半期ベースの売上高は過去最高を大幅に更新いたしました。
③ 文庫
当第2四半期累計期間の刊行点数は69点(前年同期比1点増)となりました。シリーズ累計117万部を突破した『居酒屋ぼったくり』の文庫版が売上を牽引いたしました。また、キャラ文芸ジャンルから『金沢あまやどり茶房』を刊行する等、新たなジャンルの開拓、強化に引き続き注力してまいりました。
結果、当第2四半期累計期間の売上高は前年同期を上回る着地となりました。
④ その他
当第2四半期累計期間の刊行点数は12点(前年同期比3点増)となりました。その他ジャンルにおいては、第10回絵本・児童書大賞の大賞受賞作である『ゆめレスキュー』を刊行し、絵本ジャンルの更なる強化を図る等、取り扱いジャンルの拡大に向けた取り組みを推し進めてまいりました。
結果、当第2四半期累計期間の売上高は前年同期を上回る着地となりました。
以上の活動の結果、当第2四半期累計期間の売上高は3,782,996千円(前年同期比54.6%増)、営業利益は1,043,852千円(同66.8%増)、経常利益は1,047,220千円(同67.4%増)、四半期純利益は659,748千円(同67.4%増)となり、売上高、利益ともに過去最高を大幅に更新いたしました。
(注)シリーズ累計部数:同作品の続編に加え、同作品の漫画及び文庫を含み、部数は電子書籍販売数を含む。
(2)財政状態の分析
① 資産
当第2四半期会計期間末の流動資産は、前事業年度末と比較して888,342千円増加し、8,189,138千円となりました。これは主に、現金及び預金が増加(前事業年度末比576,040千円増)したこと並びに売掛金が増加(同295,595千円増)したことによるものであります。
固定資産は、前事業年度末と比較して10,145千円減少し、303,994千円となりました。これは主に、無形固定資産に含まれるソフトウェアの償却を行ったこと等により、無形固定資産が減少(同4,105千円減)したこと及び投資その他の資産が減少(同3,650千円減)したことによるものであります。
② 負債
当第2四半期会計期間末の流動負債は、前事業年度末に比べ229,219千円増加し、1,636,893千円となりました。これは主に、未払法人税等の増加(前事業年度末比140,243千円増)及び未払金の増加(同46,600千円増)によるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べ10,770千円減少し、47,659千円となりました。これは主に、長期借入金の減少(同10,044千円減)によるものであります。
③ 純資産
当第2四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べ659,748千円増加し、6,808,579千円となりました。これは全て、四半期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における、現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ576,040千円増加し、5,122,172千円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは587,770千円の収入(前年同期は189,352千円の収入)となりました。主な増加要因は、税引前四半期純利益の計上によるものであります。また、主な減少要因は、売上債権の増加及び法人税等の支払によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは959千円の支出(前年同期は12,378千円の支出)となりました。主な減少要因は、無形固定資産の取得によるものであります。また、増加要因は、出資金の回収によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは10,770千円の支出(前年同期は30,369千円の収入)となりました。主な減少要因は、長期借入金の返済によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。

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