四半期報告書-第12期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/14 16:00
【資料】
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【項目】
28項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、前第2四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における資産合計は2,170,352千円となり、前事業年度末に比べ24,728千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が14,494千円減少したものの、前払費用が23,339千円、売掛金が12,536千円増加したことによるものです。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債合計は829,451千円となり、前事業年度末に比べ31,295千円増加いたしました。これは主に、長期借入金が22,860千円減少したものの、前受収益が64,720千円増加したことによるものです。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は1,340,901千円となり、前事業年度末に比べ6,567千円減少いたしました。これは、四半期純損失の計上6,567千円があったことによるものです。
(2)経営成績の状況
当第2四半期累計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調で推移しました。雇用情勢においては、有効求人倍率は高水準で推移しており、依然として労働市場の需要超過による人手不足感が高まっております。
当社が属するHRテクノロジー(注)市場では、政府による「働き方改革」の推進を背景に、クラウドやデータ解析など先端のIT関連技術を活用した人事関連業務の効率化・先進化への取り組みが進んでおり、今後も成長が期待される市場として注目が高まっております。
このような環境の下、当社クラウド人材マネジメントシステム『カオナビ』は堅調に成長を続け、当第2四半期会計期間末時点で利用企業数は1,535社となりました。
当社は、顧客エンゲージメントの強化を重視しており、「カオナビのWA」を通じてセミナーやスタディカフェの開催など様々な施策の取り組みを実施するとともに、顧客価値の向上を目指し、継続的な当社サービス機能の改善に努めてまいりました。また、将来のさらなる顧客基盤の拡大に向けて、当社サービスの認知度向上を加速するためマーケティング活動にも注力し、積極的な先行投資を実施してまいりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間における当社の経営成績は売上高1,211,252千円、営業損失3,965千円、経常損失4,676千円、四半期純損失6,567千円となりました。
なお、当社の事業セグメントはクラウド人材マネジメントシステム事業の単一セグメントですので、セグメント別の記載は省略しております。
(注)HRテクノロジー
HR(Human Resource)とテクノロジーを組み合わせた概念で、人事領域におけるテクノロジーを活用したイノベーションの総称をいいます。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ14,494千円減少し、1,771,649千円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は20,944千円となりました。これは主に、前払費用の増加額23,192千円、売上債権の増加額12,633千円、未払費用の減少額11,942千円等による資金の減少があったものの、前受収益の増加額64,720千円、未払金の増加額20,884千円等による資金の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は7,476千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4,584千円、無形固定資産の取得による支出3,163千円等による資金の減少があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は27,963千円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出22,860千円、上場関連費用の支出4,091千円等による資金の減少があったことによるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。