四半期報告書-第12期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/14 16:01
【資料】
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【項目】
27項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末における資産合計は2,070,225千円となり、前事業年度末に比べ75,400千円減少いたしました。これは主に、売掛金が39,175千円増加したものの、現金及び預金が69,454千円、建物(純額)が40,114千円減少したことによるものです。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債合計は875,151千円となり、前事業年度末に比べ76,995千円増加いたしました。これは主に、長期借入金が34,290千円、預り金が14,467千円、未払金が9,792千円減少したものの、前受収益が142,454千円増加したことによるものです。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は1,195,074千円となり、前事業年度末に比べ152,394千円減少いたしました。これは主に、四半期純損失の計上153,411千円があったことによるものです。
(2)経営成績の状況
当第3四半期累計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、全体として緩やかな回復基調で推移しました。雇用情勢においては、有効求人倍率は高水準で推移しており、依然として労働市場の需要超過による人手不足感が高まっております。
当社が属するHRテクノロジー(注)市場では、政府による「働き方改革」の推進を背景に、クラウドやデータ解析など先端のIT関連技術を活用した人事関連業務の効率化・先進化への取り組みが進んでおり、今後も成長が期待される市場として注目が高まっております。
このような環境の下、当社クラウド人材マネジメントシステム『カオナビ』は堅調に成長を続け、当第3四半期会計期間末時点で利用企業数は1,642社となりました。
当社は、将来のさらなる事業成長に向けて、組織体制の強化のための人材採用や、当社サービスの認知度向上を加速するためのマーケティング活動にも注力してまいりました。また、「カオナビのWA」などを通じたカスタマーサクセスの強化を推進しております。さらに、事業拡大に伴う人員増加への対応と顧客価値のさらなる向上を目指して、2020年12月に本社を移転する予定です。
以上の結果、当第3四半期累計期間における当社の経営成績は売上高1,893,414千円(前年同四半期比59.2%増)、営業損失77,193千円(前年同四半期は営業損失98,805千円)、経常損失78,227千円(前年同四半期は経常損失101,682千円)、四半期純損失153,411千円(前年同四半期は四半期純損失102,080千円)となりました。
なお、当社の事業セグメントはクラウド人材マネジメントシステム事業の単一セグメントですので、セグメント別の記載は省略しております。
(注)HRテクノロジー
HR(Human Resource)とテクノロジーを組み合わせた概念で、人事領域におけるテクノロジーを活用したイノベーションの総称をいいます。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は3,467千円であります。
これは、社内業務システム開発に伴うものであります。