四半期報告書-第107期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/12 9:27
【資料】
PDFをみる
【項目】
34項目
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により世界経済が大きく落ち込む中、個人消費や輸出、生産に持ち直しの動きがみられたものの、再び感染拡大傾向に転じるなど、景気は依然として厳しい状況で推移してまいりました。
このような経済情勢のもと、当社グループにおきましては、鉱石部門等における減収により、売上高は864億2千6百万円(前年同期比3.3%減)と前年同期なみにとどまりました。
損益につきましては、金属部門の増益等により、営業利益は70億4千5百万円(前年同期比13.0%増)、経常利益は78億2千7百万円(前年同期比12.9%増)とそれぞれ前年同期に比べ増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別損失の減少等により、46億9千3百万円(前年同期比13.2%増)と前年同期に比べ増加いたしました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
[資源事業]
(鉱石部門)
鉱石部門につきましては、主力生産品である石灰石の販売数量の減少等により、売上高は373億7千2百万円と前年同期に比べ41億4千6百万円(10.0%)減少し、営業利益は47億8千6百万円と前年同期に比べ8億6百万円(14.4%)減少いたしました。
(金属部門)
金属部門につきましては、電気銅の販売数量の増加等により、売上高は372億1千6百万円と前年同期に比べ17億5千4百万円(4.9%)増加し、アタカマ銅鉱山の増益により、営業利益は12億4千4百万円と前年同期に比べ8億9千8百万円(258.9%)増加いたしました。
[機械・環境事業]
機械・環境事業につきましては、環境部門の主力商品である水処理剤及び機械部門における販売が振わず、売上高は83億7千9百万円と前年同期に比べ3億9千9百万円(4.6%)減少し、営業利益は6億9千4百万円と前年同期に比べ1億7千3百万円(20.0%)減少いたしました。
[不動産事業]
不動産事業につきましては、売上高は21億2百万円と前年同期に比べ6百万円(0.3%)減少しましたものの、修繕費が減少しました結果、営業利益は12億3千5百万円と前年同期に比べ6千1百万円(5.3%)増加いたしました。
[再生可能エネルギー事業]
再生可能エネルギー事業につきましては、地熱部門における減収により、売上高は13億5千6百万円と前年同期に比べ1億1千7百万円(8.0%)減少し、営業利益は3億5千2百万円と前年同期に比べ6千8百万円(16.2%)減少いたしました。
(2) 財政状態の状況
① 資産の部
当第3四半期連結会計期間末における資産の部の合計は、前連結会計年度末に比べ12億8千1百万円(0.7%)減少し、1,726億7千3百万円となりました。
流動資産につきましては、現金及び預金並びに仕掛品の減少等により、前連結会計年度末に比べ72億8百万円(8.6%)減少し、765億8千9百万円となりました。
固定資産につきましては、保有株式の時価上昇に伴う投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末に比べ59億2千6百万円(6.6%)増加し、960億8千3百万円となりました。
② 負債の部
当第3四半期連結会計期間末における負債の部の合計は、前連結会計年度末に比べ86億8千8百万円(12.6%)減少し、600億5千7百万円となりました。
流動負債につきましては、買掛金の減少等により、前連結会計年度末に比べ100億9千9百万円(22.2%)減少し、353億4千万円となりました。
固定負債につきましては、長期借入金の増加等により、前連結会計年度末に比べ14億1千1百万円(6.1%)増加し、247億1千7百万円となりました。
③ 純資産の部
当第3四半期連結会計期間末における純資産の部の合計は、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加等により、前連結会計年度末に比べ74億7百万円(7.0%)増加し、1,126億1千5百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、4億9千1百万円であります。