四半期報告書-第110期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、ウクライナ情勢に起因する資源・エネルギー価格の高騰や世界的な金融引き締めの長期化による円安等の影響を受けつつも、新型コロナウイルス感染症の制約緩和による社会経済活動の正常化を背景とした個人消費や民間設備投資の持ち直しに支えられ、景気は緩やかに回復してまいりました。
このような経済情勢のもと、当社グループにおきましては、鉱石部門等における増収により、売上高は823億5千4百万円(前年同期比1.6%増)と前年同期なみでありました。
損益につきましては、金属部門等における減益により、営業利益は65億7千3百万円(前年同期比27.6%減)、経常利益は71億8百万円(前年同期比26.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は46億4千万円(前年同期比17.1%減)とそれぞれ前年同期に比べ減少いたしました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
[資源事業]
(鉱石部門)
主力生産品である石灰石等の増収により、売上高は308億3百万円と前年同期に比べ11億5千3百万円(3.9%)増加しましたものの、生産コストの増加により、営業利益は36億4千7百万円と前年同期に比べ2億4千3百万円(6.3%)減少いたしました。
(金属部門)
電気銅の国内販売価格が高水準で推移しましたことに加え、販売数量も増加しましたことから、売上高は428億8千1百万円と前年同期に比べ3千7百万円(0.1%)増加しましたものの、為替変動の影響に加え、アタカマ銅鉱山における生産コストの増加により、営業利益は19億7千5百万円と前年同期に比べ25億9千5百万円(56.8%)減少いたしました。
[機械・環境事業]
機械部門における販売は前年同期なみでありましたものの、環境部門の主力商品である水処理剤の増収により、売上高は62億8千6百万円と前年同期に比べ1億3百万円(1.7%)増加いたしました。営業利益は水処理剤の原材料価格が高騰しましたものの、一部機械関連子会社の増益等により、6億9千7百万円と前年同期に比べ1億2千万円(20.8%)増加いたしました。
[不動産事業]
賃貸物件の稼働状況が概ね順調に推移しましたことから、売上高は14億4千3百万円と前年同期に比べ2百万円(0.2%)増加しましたものの、修繕費の増加により、営業利益は8億1千8百万円と前年同期に比べ5千2百万円(6.1%)減少いたしました。
[再生可能エネルギー事業]
太陽光発電部門は軟調に推移しましたものの、地熱部門における増収により、売上高は9億3千9百万円と前年同期に比べ8百万円(0.9%)増加し、減価償却費の減少等により、営業利益は3億5千4百万円と前年同期に比べ8百万円(2.4%)増加いたしました。
(2) 財政状態の状況
① 資産の部
当第2四半期連結会計期間末における資産の部の合計は、前連結会計年度末に比べ125億1百万円(6.0%)増加し、2,208億3千6百万円となりました。 流動資産につきましては、仕掛品が減少しましたものの、売掛金及び原材料の増加等により、前連結会計年度末に比べ62億6千6百万円(6.7%)増加し、1,004億4千4百万円となりました。 固定資産につきましては、保有株式の時価上昇に伴う投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末に比べ62億3千5百万円(5.5%)増加し、1,203億9千2百万円となりました。
② 負債の部
当第2四半期連結会計期間末における負債の部の合計は、前連結会計年度末に比べ44億6千6百万円(6.5%)増加し、733億9千1百万円となりました。 流動負債につきましては、短期借入金が減少しましたものの、買掛金の増加等により、前連結会計年度末に比べ15億2千4百万円(3.2%)増加し、497億8千2百万円となりました。 固定負債につきましては、長期借入金の増加等により、前連結会計年度末に比べ29億4千2百万円(14.2%)増加し、236億8百万円となりました。
③ 純資産の部
当第2四半期連結会計期間末における純資産の部の合計は、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加等により、前連結会計年度末に比べ80億3千4百万円(5.8%)増加し、1,474億4千5百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ16億4千3百万円(4.1%)減少し、380億8千5百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益72億3千1百万円、減価償却費27億5百万円の計上に加えて、仕入債務の増加等の収入要因により、営業活動によって得られた資金は45億2千3百万円となり、前年同期に比べ38億3千1百万円(45.9%)減少いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、投資活動に要した資金は37億6千2百万円となり、前年同期に比べ1億1千1百万円(3.1%)増加いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済等により、財務活動で要した資金は35億6千7百万円となり、前年同期に比べ5億1千9百万円(17.0%)増加いたしました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、4億3千万円であります。
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、ウクライナ情勢に起因する資源・エネルギー価格の高騰や世界的な金融引き締めの長期化による円安等の影響を受けつつも、新型コロナウイルス感染症の制約緩和による社会経済活動の正常化を背景とした個人消費や民間設備投資の持ち直しに支えられ、景気は緩やかに回復してまいりました。
このような経済情勢のもと、当社グループにおきましては、鉱石部門等における増収により、売上高は823億5千4百万円(前年同期比1.6%増)と前年同期なみでありました。
損益につきましては、金属部門等における減益により、営業利益は65億7千3百万円(前年同期比27.6%減)、経常利益は71億8百万円(前年同期比26.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は46億4千万円(前年同期比17.1%減)とそれぞれ前年同期に比べ減少いたしました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
[資源事業]
(鉱石部門)
主力生産品である石灰石等の増収により、売上高は308億3百万円と前年同期に比べ11億5千3百万円(3.9%)増加しましたものの、生産コストの増加により、営業利益は36億4千7百万円と前年同期に比べ2億4千3百万円(6.3%)減少いたしました。
(金属部門)
電気銅の国内販売価格が高水準で推移しましたことに加え、販売数量も増加しましたことから、売上高は428億8千1百万円と前年同期に比べ3千7百万円(0.1%)増加しましたものの、為替変動の影響に加え、アタカマ銅鉱山における生産コストの増加により、営業利益は19億7千5百万円と前年同期に比べ25億9千5百万円(56.8%)減少いたしました。
[機械・環境事業]
機械部門における販売は前年同期なみでありましたものの、環境部門の主力商品である水処理剤の増収により、売上高は62億8千6百万円と前年同期に比べ1億3百万円(1.7%)増加いたしました。営業利益は水処理剤の原材料価格が高騰しましたものの、一部機械関連子会社の増益等により、6億9千7百万円と前年同期に比べ1億2千万円(20.8%)増加いたしました。
[不動産事業]
賃貸物件の稼働状況が概ね順調に推移しましたことから、売上高は14億4千3百万円と前年同期に比べ2百万円(0.2%)増加しましたものの、修繕費の増加により、営業利益は8億1千8百万円と前年同期に比べ5千2百万円(6.1%)減少いたしました。
[再生可能エネルギー事業]
太陽光発電部門は軟調に推移しましたものの、地熱部門における増収により、売上高は9億3千9百万円と前年同期に比べ8百万円(0.9%)増加し、減価償却費の減少等により、営業利益は3億5千4百万円と前年同期に比べ8百万円(2.4%)増加いたしました。
(2) 財政状態の状況
① 資産の部
当第2四半期連結会計期間末における資産の部の合計は、前連結会計年度末に比べ125億1百万円(6.0%)増加し、2,208億3千6百万円となりました。 流動資産につきましては、仕掛品が減少しましたものの、売掛金及び原材料の増加等により、前連結会計年度末に比べ62億6千6百万円(6.7%)増加し、1,004億4千4百万円となりました。 固定資産につきましては、保有株式の時価上昇に伴う投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末に比べ62億3千5百万円(5.5%)増加し、1,203億9千2百万円となりました。
② 負債の部
当第2四半期連結会計期間末における負債の部の合計は、前連結会計年度末に比べ44億6千6百万円(6.5%)増加し、733億9千1百万円となりました。 流動負債につきましては、短期借入金が減少しましたものの、買掛金の増加等により、前連結会計年度末に比べ15億2千4百万円(3.2%)増加し、497億8千2百万円となりました。 固定負債につきましては、長期借入金の増加等により、前連結会計年度末に比べ29億4千2百万円(14.2%)増加し、236億8百万円となりました。
③ 純資産の部
当第2四半期連結会計期間末における純資産の部の合計は、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加等により、前連結会計年度末に比べ80億3千4百万円(5.8%)増加し、1,474億4千5百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ16億4千3百万円(4.1%)減少し、380億8千5百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益72億3千1百万円、減価償却費27億5百万円の計上に加えて、仕入債務の増加等の収入要因により、営業活動によって得られた資金は45億2千3百万円となり、前年同期に比べ38億3千1百万円(45.9%)減少いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、投資活動に要した資金は37億6千2百万円となり、前年同期に比べ1億1千1百万円(3.1%)増加いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済等により、財務活動で要した資金は35億6千7百万円となり、前年同期に比べ5億1千9百万円(17.0%)増加いたしました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、4億3千万円であります。