四半期報告書-第73期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/03 15:11
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【項目】
19項目
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益では前年同期比7.4%増の3,738億59百万円となりました。利益面では、営業利益は前年同期比40.6%増の499億66百万円、税引前四半期利益は前年同期比37.1%増の506億79百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期比41.5%増の362億81百万円となりました。
当社グループは2017年3月期からの5ヵ年を対象とする「中期経営計画2020」に基づき、「本業で稼ぐ力」と「資
本市場での価値」の向上を実現すべく、戦略テーマである①グローバルブランディングの促進、②海外重点地域への
集中、③国内収益基盤の盤石化、④第2の収益の柱の構築、⑤グローバル経営人材の育成・強化に取り組んでおりま
す。
<連結業績>
(単位:百万円)
区分2020年3月期2021年3月期対前年同期比
自 2019年4月1日
至 2019年12月31日
自 2020年4月1日
至 2020年12月31日
金額%
売上収益348,044373,85925,8147.4
営業利益35,53349,96614,43340.6
税引前四半期利益36,97350,67913,70637.1
親会社の所有者に帰属する四半期利益25,64836,28110,63241.5

報告セグメント別の業績の概況は、以下のとおりです。
①日清食品
日清食品㈱の販売状況は、カップめん類、袋めん類が売上を伸ばし、前年同期比で増収となりました。カップめん類では、「あっさりおいしいカップヌードル」シリーズ、「あっさりおだしがおいしいどん兵衛」シリーズの売上が引き続き好調だった事に加え、日本歴代映画興行収入1位を獲得した“鬼滅の刃”とのコラボ商品である「チキンラーメンどんぶり」「出前一丁どんぶり」「チキンラーメンの油そば」の限定パッケージ品が売上に大きく貢献しました。袋めん類では、「チキンラーメン」、「出前一丁」、「日清焼そば」シリーズが売上を伸ばしたほか、寒い時期に向け〆の鍋ラ王として提案された「日清ラ王」シリーズの売上も好調でした。また2020年9月に発売した若年ファミリー向けの3食入り袋めん「日清これ絶対うまいやつ!」シリーズも引き続き売上に貢献しました。カップめん類、袋めん類ともに平時の需要に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた外出自粛による商品需要の増加も売上に貢献しました。利益面では、関西工場稼働に伴う減価償却費の増加、物流費の上昇等がありましたが、増収効果により増益となりました。
この結果、報告セグメントにおける日清食品の売上収益は、前年同期比2.8%増の1,549億17百万円となり、セグメント利益は、前年同期比18.5%増の265億65百万円となりました。
②明星食品
明星食品㈱の販売状況は、袋めん類では、主要ブランドの「明星 チャルメラ」が「宮崎辛麺」の好調もあり伸長したほか、新ブランド「明星 麺神(めがみ)」の発売も寄与し、前年同期比で増収となりました。カップめん類においては、「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」シリーズが堅調に推移し、新ブランド「明星 麺神」が貢献したものの、新型コロナウイルス禍の影響でCVS向けが苦戦し、前年を僅かに下回りました。
利益面では、販売数量増加による増収と促進費や一般管理費等の減少、広告費の投入時期見直し等により、前年同期比で増益となりました。
この結果、報告セグメントにおける明星食品の売上収益は、前年同期比4.0%増の280億35百万円となり、セグメント利益は、前年同期比27.0%増の30億80百万円となりました。
③低温事業
日清食品チルド㈱の販売状況は、新型コロナウイルス感染症拡大による需要の増加により主力ブランド「行列のできる店のラーメン」、「つけ麺の達人」、「日清のラーメン屋さん」、「まぜ麺の匠」、「日清の太麺焼そば」の各シリーズを中心に引き続き売上が伸長し、前年同期比で増収増益となりました。
日清食品冷凍㈱の販売状況は、主力商品である「冷凍 日清もちっと生パスタ」、「冷凍 日清スパ王プレミアム」、「冷凍 日清中華」、「冷凍 日清具多」の各シリーズが順調に売上を伸ばし、また、新型コロナウイルスの感染症の拡大による需要の増加もあり、前年同期比で増収となりました。利益面では、増収効果や増産に伴う生産性の向上により前年同期比で増益となりました。
この結果、報告セグメントにおける低温事業の売上収益は、前年同期比8.2%増の464億25百万円となり、セグメント利益は、前年同期比104.6%増の30億29百万円となりました。
④米州地域
米州地域においては、既存商品の収益力の向上に加え、新たな需要の創造に向けた付加価値商品の提案強化に取り組んでおります。
売上につきましては、ブラジルでは主力商品の「Nissin Lamen」が引き続き好調に推移したことに加え「CUP NOODLES」の売上も伸長しました。また、新型コロナウイルス感染症の拡大による需要の増加も売上に貢献しました。米国においても新型コロナウイルス感染症の拡大により普及価格帯商品の売上が好調に推移し、また高価格帯商品も新製品が好調に推移し大幅に伸長したことによりセグメント全体で増収となりました。利益につきましては、売上増、高価格帯商品の販売増等の増収効果により増益となりました。
この結果、報告セグメントにおける米州地域の売上収益は、前年同期比9.9%増の532億83百万円となり、セグメント利益は、前年同期比10.4%増の39億89百万円となりました。
⑤中国地域
中国地域においては、中国大陸での高付加価値商品市場が拡大しており、販売エリア拡大と中国版カップヌードル「合味道」のブランド強化に取り組んでおります。また、新型コロナウイルス感染症により、自宅での喫食機会が増加し、需要が更に拡大しました。こうした状況の下、売上収益につきましては中国大陸及び香港における「合味道」や「出前一丁」のブランドを中心とした伸びが寄与し、前年同期比で増収となりました。利益につきましては中国大陸及び香港における販売数量の増加及びそれに伴うコスト低減により、前年同期比で増益となりました。
この結果、報告セグメントにおける中国地域の売上収益は、前年同期比13.4%増の353億32百万円となり、セグメント利益は、前年同期比32.2%増の40億17百万円となりました。
また、報告セグメントに含まれない事業セグメントである国内の菓子事業、飲料事業等及び欧州地域、アジア地域を含んだ「その他」の売上収益は前年同期比17.0%増の558億64百万円となり、セグメント利益は、前年同期比37.6%増の92億47百万円となりました。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の当社グループの資産合計は、前連結会計年度末に比べ731億26百万円増加し、
6,497億48百万円となりました。当第3四半期連結会計期間末の資産、負債及び資本の状況は次のとおりでありま
す。
資産の増加につきましては、主に非流動資産のその他の金融資産が273億86百万円、有形固定資産が138億17百万円、営業債権及びその他の債権が135億79百万円増加したことによるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ217億53百万円増加し、2,443億12百万円となりました。これは主に営業債務及びその他の債務が154億9百万円、繰延税金負債が45億4百万円増加したことによるものであります。
資本は、前連結会計年度末に比べ513億72百万円増加し、4,054億35百万円となりました。これは主に利益剰余金が248億59百万円、その他の資本の構成要素が167億38百万円増加したことによるものであります。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末の56.9%から56.9%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、資金という。)は、前第3四半期連結累計期間における4億13百万円の増加から、86億32百万円の増加となりました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
区分前第3四半期連結累計期間当第3四半期連結累計期間増減額
自 2019年4月1日
至 2019年12月31日
自 2020年4月1日
至 2020年12月31日
営業活動によるキャッシュ・フロー41,41152,57111,159
投資活動によるキャッシュ・フロー△32,413△28,4453,968
財務活動によるキャッシュ・フロー△7,060△16,599△9,538
現金及び現金同等物に係る換算差額△1,5231,1062,629
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)4138,6328,218
現金及び現金同等物の期首残高57,12560,1633,037
現金及び現金同等物の四半期末残高57,53968,79611,256

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は525億71百万円(前年同期比111億59百万円の資金の増加)となりました。これは主に段階取得に係る差損益により45億89百万円減少したものの、税引前四半期利益が137億6百万円増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は284億45百万円(前年同期比39億68百万円の資金の増加)となりました。これは主に定期預金の預入による支出の増加により資金が92億3百万円減少したものの、有形固定資産の取得による支出の減少により資金が56億96百万円、有価証券の取得による支出の減少により資金が37億11百万円増加したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は165億99百万円(前年同期比95億38百万円の資金の減少)となりました。これは主に短期借入金の純増減額が212億59百万円増加したものの、長期借入金による収入が292億60百万円減少したことによるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、56億68百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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