有価証券報告書-第141期(2025/04/01-2026/03/31)
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要および経営者の視点による分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績や現状を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
また、特に重要な会計上の見積りは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
(2) 経営成績等の状況の概要及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 経営成績
当社グループの当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ0.3%減の6,015百万円となりました。テクノ製品事業では、コスメチック用ペン先の売上は復調傾向で推移しましたが、上期に好調だったアジア向けの筆記具用ペン先の売上が下期に減速しました。メディカル製品事業では、国内外の医療機器展示会や学会などにおける積極的なプロモーション活動とシェア拡大に向けた販売活動に注力しました。その結果、国内売上高は前連結会計年度に比べ1.6%増の2,367百万円、海外売上高は1.6%減の3,647百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ4.1%減の1,392百万円となり、営業利益は売上総利益の減少に伴い、前連結会計年度に比べ26.9%減の615百万円となりました。
経常利益は、営業利益の減少に伴い、前連結会計年度に比べ22.6%減の630百万円となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、税金費用が減少したため、前連結会計年度に比べ1.2%減の573百万円となりました。
営業利益率は10.2%となり、前年同期比3.7ポイント減少しました。経常利益率は10.5%となり、前年同期比で3.0ポイント減少しました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(テクノ製品事業)
テクノ製品事業では、筆記具用サインペン先、コスメチック用ペン先などの筆記具分野や化粧用途の部材を製造販売しております。当連結会計年度は、コスメチック用ペン先の売上は復調傾向で推移しましたが、上期に好調だったアジア向けの筆記具用ペン先の売上が下期に減速した結果、売上高は前連結会計年度に比べ2.3%減の4,236百万円、セグメント利益は27.7%減の766百万円となりました。セグメント利益率は18.1%となり、前連結会計年度に比べ6.4ポイント減少しました。
海外売上割合の高いテクノ製品事業では、既存顧客に加え成長市場である中国ならびに新興国へ積極的な営業活動を進めております。しかしながら、海外においては長期化するロシア・ウクライナ情勢に加えて、米国とイスラエルによるイランへの軍事行動が世界的なエネルギー価格の高騰や原材料の供給リスクとなり、世界経済の減速懸念が高まっております。また、国内では、原材料やエネルギー価格の上昇、人手不足による賃上げや円安の進行などにより経済環境の減速が懸念されます。このような事業環境を背景として、グローバル市場における多様化する顧客ニーズに対応するため高付加価値商品の開発に注力し、省力化および合理化のための設備投資を積極的に行い、生産性向上と販売拡大に努めてまいります。
(メディカル製品事業)
メディカル製品事業は、国内外の医療機器展示会や学会などにおける積極的なプロモーション活動とシェア拡大に向けた販売活動に注力しました。その結果、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度に比べ4.6%増の1,779百万円、セグメント利益は31.1%増の161百万円となりました。セグメント利益率は9.1%となり、前連結会計年度に比べ1.8ポイント増加しました。
主力製品のベセルフューザーは、麻酔領域および化学療法領域向けの製品が高い評価を得ております。引き続き、公開講座や学会におけるプロモーション活動に努めるとともに、医療従事者との連携強化や取引先との協働による製品開発や新診療分野への拡販を推進し、グローバル市場への展開を準備してまいります。もう1つの主力製品であるガイドワイヤーは、積極的な営業活動の継続と品質の維持、コストダウンに努めてまいります。
医療機器メーカーとして、医療機器の販売を通じて患者様の痛みからの解放や健康回復に繋げることが、社会貢献の一環となることと認識しており、今後も医療機器の提供という継続的な社会貢献を通じて、企業価値の向上を図ってまいります。
② 財政状態
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ322百万円増加し、10,165百万円となりました。これは主に、現金及び預金222百万円の減少があるものの、土地212百万円、仕掛品145百万円、電子記録債権127百万円などが増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ221百万円減少し、2,913百万円となりました。これは主に、未払法人税等123百万円、電子記録債務50百万円などが減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ543百万円増加し、7,251百万円となりました。主な増加要因は、親会社株主に帰属する当期純利益573百万円であり、主な減少要因は、利益剰余金の配当金の支払100百万円であります。
なお、自己資本比率は前連結会計年度末の68.1%から71.3%となりました。
③ キャッシュ・フローの状況並びに資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ222百万円減少し、2,527百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、329百万円の資金の増加(前期は637百万円の資金の増加)となりました。これは主に、法人税等の支払額277百万円、棚卸資産の増加額198百万円はあるものの、税金等調整前当期純利益635百万円、減価償却費291百万円などがあったことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、443百万円の資金の減少(前期は159百万円の資金の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出439百万円などがあったことによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、148百万円の資金の減少(前期は561百万円の資金の減少)となりました。これは主に、長期借入れによる収入600百万円はあるものの、長期借入金の返済による支出582百万円、配当金の支払額100百万円などがあったことによるものであります。
当社グループの主要な資金需要は、製品製造のための原材料費、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備投資等に係る投資であります。
これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入による資金調達にて対応していくこととしております。
また、グループ内での資金管理は当社が一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。
④ 生産、受注及び販売の実績
イ 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 金額は、販売価格によっております。
2 セグメント間取引については、相殺消去しております。
ロ 受注実績
受注生産は行っておりません。
ハ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
(注)前連結会計年度においては総販売実績に対する割合が10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績や現状を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
また、特に重要な会計上の見積りは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
(2) 経営成績等の状況の概要及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 経営成績
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | 増減率 | |
| 売上高 | 6,035,997千円 | 6,015,307千円 | △20,689千円 | △0.3% |
| 営業利益 | 841,405千円 | 615,435千円 | △225,969千円 | △26.9% |
| 営業利益率 | 13.9% | 10.2% | △3.7ポイント | |
| 経常利益 | 814,030千円 | 630,207千円 | △183,822千円 | △22.6% |
| 経常利益率 | 13.5% | 10.5% | △3.0ポイント | |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益 | 580,136千円 | 573,312千円 | △6,823千円 | △1.2% |
当社グループの当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ0.3%減の6,015百万円となりました。テクノ製品事業では、コスメチック用ペン先の売上は復調傾向で推移しましたが、上期に好調だったアジア向けの筆記具用ペン先の売上が下期に減速しました。メディカル製品事業では、国内外の医療機器展示会や学会などにおける積極的なプロモーション活動とシェア拡大に向けた販売活動に注力しました。その結果、国内売上高は前連結会計年度に比べ1.6%増の2,367百万円、海外売上高は1.6%減の3,647百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ4.1%減の1,392百万円となり、営業利益は売上総利益の減少に伴い、前連結会計年度に比べ26.9%減の615百万円となりました。
経常利益は、営業利益の減少に伴い、前連結会計年度に比べ22.6%減の630百万円となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、税金費用が減少したため、前連結会計年度に比べ1.2%減の573百万円となりました。
営業利益率は10.2%となり、前年同期比3.7ポイント減少しました。経常利益率は10.5%となり、前年同期比で3.0ポイント減少しました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(テクノ製品事業)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | 増減率 | |
| 外部顧客への売上高 | 4,334,964千円 | 4,236,171千円 | △98,792千円 | △2.3% |
| セグメント利益 | 1,060,879千円 | 766,526千円 | △294,352千円 | △27.7% |
| セグメント利益率 | 24.5% | 18.1% | △6.4ポイント | |
テクノ製品事業では、筆記具用サインペン先、コスメチック用ペン先などの筆記具分野や化粧用途の部材を製造販売しております。当連結会計年度は、コスメチック用ペン先の売上は復調傾向で推移しましたが、上期に好調だったアジア向けの筆記具用ペン先の売上が下期に減速した結果、売上高は前連結会計年度に比べ2.3%減の4,236百万円、セグメント利益は27.7%減の766百万円となりました。セグメント利益率は18.1%となり、前連結会計年度に比べ6.4ポイント減少しました。
海外売上割合の高いテクノ製品事業では、既存顧客に加え成長市場である中国ならびに新興国へ積極的な営業活動を進めております。しかしながら、海外においては長期化するロシア・ウクライナ情勢に加えて、米国とイスラエルによるイランへの軍事行動が世界的なエネルギー価格の高騰や原材料の供給リスクとなり、世界経済の減速懸念が高まっております。また、国内では、原材料やエネルギー価格の上昇、人手不足による賃上げや円安の進行などにより経済環境の減速が懸念されます。このような事業環境を背景として、グローバル市場における多様化する顧客ニーズに対応するため高付加価値商品の開発に注力し、省力化および合理化のための設備投資を積極的に行い、生産性向上と販売拡大に努めてまいります。
(メディカル製品事業)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | 増減率 | |
| 外部顧客への売上高 | 1,701,033千円 | 1,779,136千円 | 78,103千円 | 4.6% |
| セグメント利益 | 123,516千円 | 161,943千円 | 38,426千円 | 31.1% |
| セグメント利益率 | 7.3% | 9.1% | 1.8ポイント | |
メディカル製品事業は、国内外の医療機器展示会や学会などにおける積極的なプロモーション活動とシェア拡大に向けた販売活動に注力しました。その結果、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度に比べ4.6%増の1,779百万円、セグメント利益は31.1%増の161百万円となりました。セグメント利益率は9.1%となり、前連結会計年度に比べ1.8ポイント増加しました。
主力製品のベセルフューザーは、麻酔領域および化学療法領域向けの製品が高い評価を得ております。引き続き、公開講座や学会におけるプロモーション活動に努めるとともに、医療従事者との連携強化や取引先との協働による製品開発や新診療分野への拡販を推進し、グローバル市場への展開を準備してまいります。もう1つの主力製品であるガイドワイヤーは、積極的な営業活動の継続と品質の維持、コストダウンに努めてまいります。
医療機器メーカーとして、医療機器の販売を通じて患者様の痛みからの解放や健康回復に繋げることが、社会貢献の一環となることと認識しており、今後も医療機器の提供という継続的な社会貢献を通じて、企業価値の向上を図ってまいります。
② 財政状態
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | |
| 資産 | 9,842,848千円 | 10,165,188千円 | 322,339千円 |
| 負債 | 3,135,047千円 | 2,913,489千円 | △221,558千円 |
| 純資産 | 6,707,800千円 | 7,251,699千円 | 543,898千円 |
| 自己資本比率 | 68.1% | 71.3% | 3.2ポイント |
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ322百万円増加し、10,165百万円となりました。これは主に、現金及び預金222百万円の減少があるものの、土地212百万円、仕掛品145百万円、電子記録債権127百万円などが増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ221百万円減少し、2,913百万円となりました。これは主に、未払法人税等123百万円、電子記録債務50百万円などが減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ543百万円増加し、7,251百万円となりました。主な増加要因は、親会社株主に帰属する当期純利益573百万円であり、主な減少要因は、利益剰余金の配当金の支払100百万円であります。
なお、自己資本比率は前連結会計年度末の68.1%から71.3%となりました。
③ キャッシュ・フローの状況並びに資本の財源及び資金の流動性についての分析
| 前連結会計年度(千円) | 当連結会計年度(千円) | 増減額(千円) | |
| 営業活動によるキャッシュフロー | 637,429 | 329,183 | △308,245 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | △159,736 | △443,825 | △284,088 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | △561,993 | △148,612 | 413,381 |
| 換算差額 | △5,863 | 40,278 | 46,142 |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 2,840,544 | 2,750,379 | △90,164 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 2,750,379 | 2,527,404 | △222,975 |
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ222百万円減少し、2,527百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、329百万円の資金の増加(前期は637百万円の資金の増加)となりました。これは主に、法人税等の支払額277百万円、棚卸資産の増加額198百万円はあるものの、税金等調整前当期純利益635百万円、減価償却費291百万円などがあったことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、443百万円の資金の減少(前期は159百万円の資金の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出439百万円などがあったことによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、148百万円の資金の減少(前期は561百万円の資金の減少)となりました。これは主に、長期借入れによる収入600百万円はあるものの、長期借入金の返済による支出582百万円、配当金の支払額100百万円などがあったことによるものであります。
当社グループの主要な資金需要は、製品製造のための原材料費、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備投資等に係る投資であります。
これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入による資金調達にて対応していくこととしております。
また、グループ内での資金管理は当社が一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。
④ 生産、受注及び販売の実績
イ 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(千円) | 前年同期比(%) |
| テクノ製品事業 | 4,432,740 | △4.3 |
| メディカル製品事業 | 1,771,973 | 0.0 |
| 合計 | 6,204,714 | △3.1 |
(注) 1 金額は、販売価格によっております。
2 セグメント間取引については、相殺消去しております。
ロ 受注実績
受注生産は行っておりません。
ハ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| テクノ製品事業 | 4,236,171 | △2.3 |
| メディカル製品事業 | 1,779,136 | 4.6 |
| 合計 | 6,015,307 | △0.3 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 販売高(千円) | 割合(%) | 販売高(千円) | 割合(%) | |
| Guangdong Zhaoqing Red Eagle Science & Technology Co., Ltd. | ― | ― | 643,615 | 10.7 |
(注)前連結会計年度においては総販売実績に対する割合が10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。