四半期報告書-第74期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
これに伴い、当第3四半期連結累計期間における売上高は、前第3四半期連結累計期間と比較して減少しております。
そのため、当第3四半期連結累計期間における経営成績に関する説明は、売上高については前第3四半期連結累計期間と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)及び(セグメント情報等) セグメント情報 3 報告セグメントの変更等に関する事項」に記載のとおりであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、供給制約や原材料価格の高騰などによる下振れリスクが懸念されながらも、新型コロナウイルス感染症の第5波の収束と緊急事態宣言等の解除もあり、企業収益や業況感の改善や設備投資の持ち直しの動きが続きました。
世界経済については、米国では個人消費を下支えに景気が拡大した一方で、欧州や中国では新型コロナウイルス感染症の再拡大と活動制限、供給制約等により直近四半期の対前年比実質GDPの伸びは鈍化の見通しであるなど地域差は生じていますが、総じて先行きは不透明ながら回復傾向にあります。
このような状況の下、当社は精密機器事業を中心に昨年12月以降の需要回復を受けての好調な受注が今期に入っても継続しており、当第3四半期連結累計期間の売上高は6,139百万円(前年同四半期は4,942百万円)となりました。
また、営業利益は主に増収の効果と原価率の改善により、647百万円と前年同四半期比で560百万円(643.6%)の増益、経常利益は616百万円と前年同四半期比で561百万円(-%)の増益となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は353百万円と前年同四半期比で309百万円(710.7%)の増益となりました。
各セグメントの業績は次に示すとおりであります。なお、セグメント損益は、営業利益または営業損失に基づいております。
① 医療機器事業
主力のコンドームは、国内市場においては主要な販売チャネルとしての大型小売店・ドラッグストア等を中心に販路開拓に注力しました。また、引き続きネット販売への取組みを強化すると同時に、ドラッグストア、量販店とのタイアップ企画や販促キャンペーンへの展開、SNSを媒体としたWeb広告に取り組みました。
新素材コンドームSKYNの売上が好調であり、欧州向けの販売が好調なメディカル製品とともに事業売上を牽引しました。
利益面では不採算製品の見直し、生産歩留まりの向上、販売費節減へ継続的に取り組んだ結果、前年同四半期比で増益となりました。
この結果、売上高は1,760百万円(前年同四半期は1,634百万円)となりました。
セグメント損益は、コンドームの原価率が高止まりしているなどの利益圧迫要因により、15百万円の損失(前年同四半期は102百万円の損失)となりました。
なお、ヘルスケア部門の新生産ラインのうち、包装工程は11月に稼働開始しましたが、検査工程につきましては2022年1月の稼働開始を当面の間、延期する見通しです。
② 精密機器事業
精密機器事業は国内・海外ともに昨年12月以降に取引先の需要が急回復し、今期も受注が好調に推移しました。生産設備用市場での需要拡大のほかにも幅広い業種において生産増の動きが見られ、売上増加に寄与しました。また、海外向け取引では欧州を中心に好調な受注が続きました。製品別ではショックアブソーバおよびロータリーダンパーともに前年比大幅増収となりました。
利益面では受注増に伴う生産効率向上、人員の適正配置や工数削減による製造経費削減、販売費節減へ継続的に取り組み、利益率が大幅に改善しました。
この結果、売上高は3,995百万円(前年同四半期は2,940百万円)となりました。
セグメント利益は、1,005百万円と前年同四半期と比べ531百万円(112.2%)の増益となりました。
③ SP事業
前年と同様に、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言等の発動が売上の下押し要因となりましたが、当第3四半期会計期間は商材にかかる海外物流の停滞の影響も重なり、当第3四半期会計期間は第2四半期会計期間と比べて約26%の減収となりました。
この結果、売上高は235百万円(前年同四半期は215百万円)となりました。
セグメント損益は、売上の回復と原価率の改善により増益となりましたが、損益分岐点売上高に達せず、8百万円の損失(前年同四半期は17百万円の損失)となりました。
④ 食品容器事業
主に海外向けの取引が低調に推移したことにより、売上高は148百万円(前年同四半期は152百万円)となりました。
セグメント利益は、設備関連費用の増加や生産高の減少のため、13百万円と前年同四半期と比べ49百万円
(△79.0%)の減益となりました。
当第3四半期連結会計期間の総資産は、12,650百万円となり前連結会計年度末と比べ213百万円増加しました。主な増加要因は、現金及び預金の296百万円、受取手形及び売掛金の182百万円などであり、主な減少要因は、商品及び製品の103百万円、有形固定資産その他の165百万円などであります。
負債総額は9,055百万円となり、前連結会計年度末と比べ77百万円減少しました。主な増加要因は、電子記録債務の196百万円、未払法人税等の130百万円、社債の300百万円などであり、主な減少要因は、1年内償還予定の社債の200百万円、短期借入金の136百万円、1年内返済予定の長期借入金の135百万円、長期借入金の270百万円などであります。
純資産総額は3,594百万円となり、前連結会計年度末と比べ290百万円増加しました。主な要因は、利益剰余金280百万円の増加などであります。この結果、自己資本比率は28.4%となりました。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、151百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間の食品容器事業におきまして、生産実績に著しい減少がありました。
これは、新型コロナウイルス感染症の影響により、原材料の入荷遅延や、原材料の品質不良に起因する製品不良が増加した事によるものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
これに伴い、当第3四半期連結累計期間における売上高は、前第3四半期連結累計期間と比較して減少しております。
そのため、当第3四半期連結累計期間における経営成績に関する説明は、売上高については前第3四半期連結累計期間と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)及び(セグメント情報等) セグメント情報 3 報告セグメントの変更等に関する事項」に記載のとおりであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、供給制約や原材料価格の高騰などによる下振れリスクが懸念されながらも、新型コロナウイルス感染症の第5波の収束と緊急事態宣言等の解除もあり、企業収益や業況感の改善や設備投資の持ち直しの動きが続きました。
世界経済については、米国では個人消費を下支えに景気が拡大した一方で、欧州や中国では新型コロナウイルス感染症の再拡大と活動制限、供給制約等により直近四半期の対前年比実質GDPの伸びは鈍化の見通しであるなど地域差は生じていますが、総じて先行きは不透明ながら回復傾向にあります。
このような状況の下、当社は精密機器事業を中心に昨年12月以降の需要回復を受けての好調な受注が今期に入っても継続しており、当第3四半期連結累計期間の売上高は6,139百万円(前年同四半期は4,942百万円)となりました。
また、営業利益は主に増収の効果と原価率の改善により、647百万円と前年同四半期比で560百万円(643.6%)の増益、経常利益は616百万円と前年同四半期比で561百万円(-%)の増益となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は353百万円と前年同四半期比で309百万円(710.7%)の増益となりました。
各セグメントの業績は次に示すとおりであります。なお、セグメント損益は、営業利益または営業損失に基づいております。
① 医療機器事業
主力のコンドームは、国内市場においては主要な販売チャネルとしての大型小売店・ドラッグストア等を中心に販路開拓に注力しました。また、引き続きネット販売への取組みを強化すると同時に、ドラッグストア、量販店とのタイアップ企画や販促キャンペーンへの展開、SNSを媒体としたWeb広告に取り組みました。
新素材コンドームSKYNの売上が好調であり、欧州向けの販売が好調なメディカル製品とともに事業売上を牽引しました。
利益面では不採算製品の見直し、生産歩留まりの向上、販売費節減へ継続的に取り組んだ結果、前年同四半期比で増益となりました。
この結果、売上高は1,760百万円(前年同四半期は1,634百万円)となりました。
セグメント損益は、コンドームの原価率が高止まりしているなどの利益圧迫要因により、15百万円の損失(前年同四半期は102百万円の損失)となりました。
なお、ヘルスケア部門の新生産ラインのうち、包装工程は11月に稼働開始しましたが、検査工程につきましては2022年1月の稼働開始を当面の間、延期する見通しです。
② 精密機器事業
精密機器事業は国内・海外ともに昨年12月以降に取引先の需要が急回復し、今期も受注が好調に推移しました。生産設備用市場での需要拡大のほかにも幅広い業種において生産増の動きが見られ、売上増加に寄与しました。また、海外向け取引では欧州を中心に好調な受注が続きました。製品別ではショックアブソーバおよびロータリーダンパーともに前年比大幅増収となりました。
利益面では受注増に伴う生産効率向上、人員の適正配置や工数削減による製造経費削減、販売費節減へ継続的に取り組み、利益率が大幅に改善しました。
この結果、売上高は3,995百万円(前年同四半期は2,940百万円)となりました。
セグメント利益は、1,005百万円と前年同四半期と比べ531百万円(112.2%)の増益となりました。
③ SP事業
前年と同様に、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言等の発動が売上の下押し要因となりましたが、当第3四半期会計期間は商材にかかる海外物流の停滞の影響も重なり、当第3四半期会計期間は第2四半期会計期間と比べて約26%の減収となりました。
この結果、売上高は235百万円(前年同四半期は215百万円)となりました。
セグメント損益は、売上の回復と原価率の改善により増益となりましたが、損益分岐点売上高に達せず、8百万円の損失(前年同四半期は17百万円の損失)となりました。
④ 食品容器事業
主に海外向けの取引が低調に推移したことにより、売上高は148百万円(前年同四半期は152百万円)となりました。
セグメント利益は、設備関連費用の増加や生産高の減少のため、13百万円と前年同四半期と比べ49百万円
(△79.0%)の減益となりました。
当第3四半期連結会計期間の総資産は、12,650百万円となり前連結会計年度末と比べ213百万円増加しました。主な増加要因は、現金及び預金の296百万円、受取手形及び売掛金の182百万円などであり、主な減少要因は、商品及び製品の103百万円、有形固定資産その他の165百万円などであります。
負債総額は9,055百万円となり、前連結会計年度末と比べ77百万円減少しました。主な増加要因は、電子記録債務の196百万円、未払法人税等の130百万円、社債の300百万円などであり、主な減少要因は、1年内償還予定の社債の200百万円、短期借入金の136百万円、1年内返済予定の長期借入金の135百万円、長期借入金の270百万円などであります。
純資産総額は3,594百万円となり、前連結会計年度末と比べ290百万円増加しました。主な要因は、利益剰余金280百万円の増加などであります。この結果、自己資本比率は28.4%となりました。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、151百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間の食品容器事業におきまして、生産実績に著しい減少がありました。
これは、新型コロナウイルス感染症の影響により、原材料の入荷遅延や、原材料の品質不良に起因する製品不良が増加した事によるものであります。