四半期報告書-第103期第2四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
文中における将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年6月30日)においては、世界経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)の流行が依然として経済活動に影響を及ぼしているものの、一部の地域ではワクチン接種が進む中で回復の動きが見られました。国内経済においても、雇用情勢や個人消費は弱いものの、設備投資や鉱工業生産については持ち直しの動きが続きました。
このような中、当第2四半期連結累計期間においては、ディスプレイや自動車部品向け高機能樹脂の旺盛な需要を背景に、主力の薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラス及びガラスファイバの出荷が増加し、医薬用管ガラスや他の製品も総じて堅調に推移したため、売上高は前年同四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年6月30日)を上回りました。
「電子・情報」の分野においては、FPD用ガラスは、旺盛な需要が継続する中、第1四半期連結会計期間(2021年1月1日~2021年3月31日)中に、停電事故により停止した国内事業場の生産設備を計画を上回る速さで立ち上げることができ、その他の生産拠点も着実に生産性が向上してきたことから、出荷は前年同四半期連結累計期間比で増加しました。光関連・電子デバイス用ガラスは、光関連が減少したものの、家電や半導体、自動車部品向けが堅調であったことから、出荷は前年同四半期連結累計期間比で増加しました。
「機能材料・その他」の分野においては、ガラスファイバは、自動車部品向け高機能樹脂用途等の強い需要に対し、昨年休止した生産設備の再稼働を進めたこと等により、出荷は前年同四半期連結累計期間比で増加しました。医薬用管ガラスは、感染症ワクチン容器向けを含め世界的に需要が旺盛な中、昨年生産を開始したマレーシアの新設備が寄与し、出荷は前年同四半期連結累計期間比で増加しました。耐熱ガラス及び建築用ガラスも前年同四半期連結累計期間比で増加しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,423億44百万円(前年同四半期連結累計期間比23.4%増)となりました。
損益面においては、物流費や原燃料費が上昇したものの、売上高の増加や稼働率の上昇、生産性の向上等により、営業利益は153億32百万円(同97.4%増)となりました。また、営業利益の増加に加えて、海外子会社への融資に係る債権債務の評価替えによる為替差益を計上したこと等から、経常利益は228億11百万円(同231.1%増)と前年同四半期連結累計期間を大幅に上回る結果となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、営業利益及び経常利益が増加したこと、また、前述の停電事故に伴う操業の一時的な停止や設備修繕等の費用を特別損失に計上したものの、投資有価証券売却益や2019年に発生した台風による国内生産設備の損傷に係る受取保険金を特別利益に計上したこと等により、135億33百万円(同98.3%増)となりました。
なお、当社グループのセグメントは、ガラス事業単一です。
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)財政状態の分析
[総資産]
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して215億1百万円増加し、6,796
億41百万円となりました。流動資産では、現金及び預金は、借入金の返済等があったものの、営業活動によるキ
ャッシュ・フローの計上や社債の発行等により増加しました。また、販売の増加により、商品及び製品が減少
し、受取手形及び売掛金が増加しました。稼働率の上昇に対応するため、原材料及び貯蔵品が増加しました。固
定資産では、減価償却が進んだ一方で、設備投資等により有形固定資産が増加しました。
[負債]
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して43億14百万円増加し、1,855
億33百万円となりました。流動負債では、借入金の返済により短期借入金が減少しました。固定負債では、新
たに社債を発行しました。
[純資産]
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比較して171億87百万円増加し、
4,941億7百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したこと等により利益剰余金が増加し
ました。また、主要な通貨において円安に振れたことから、為替換算調整勘定が増加しました。
これらの結果、当第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は前連結会計年度末の71.7%から0.3ポイ
ント上昇し、72.0%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間は、税金等調整前四半期純利益が増加しました。また、販売の増加により、たな卸
資産が減少するとともに仕入債務が増加したこと等により、当第2四半期連結累計期間において営業活動によっ
て得られた資金は377億47百万円(前年同四半期連結累計期間比222億63百万円の収入増)となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
主としてFPD用ガラス関連設備の固定資産の取得により、当第2四半期連結累計期間において投資活動に使
用した資金は111億92百万円(同35億8百万円の支出増)となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
新たに社債を発行したものの、借入金の返済や株主への配当金の支払いがあったことから、当第2四半期連結
累計期間において財務活動に使用した資金は159億19百万円(同245億90百万円の支出増)となりました。
上記に、現金及び現金同等物に係る換算差額23億74百万円を合わせ、当第2四半期連結会計期間末の現金及び
現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比べ130億9百万円増加し、1,342億25百万円となりました。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当社グループは、「ガラスの持つ無限の可能性を引き出し、モノづくりを通して、豊かな未来を切り拓きます。」という企業理念を実現することを目的に研究開発活動に取り組んでいます。また、製品、技術、製造プロセスの一体的な開発体制構築により製品開発と事業化のスピードアップを目指し、その成果を当社の中長期の成長のための経営戦略に反映させていきます。
当社の研究開発活動は、「基礎・応用開発」と「事業部門開発」から成っています。
「基礎・応用開発」は、研究開発と戦略的開発で構成されます。研究開発は、主としてスタッフ機能部門(研究
開発本部、プロセス技術本部)が担当しています。科学的なアプローチに基づき、材料設計、材料開発、特性評
価、プロセス設計や開発における研究開発をライン部門(各事業部)と密接に連携をとりながら行っています。ま
た、計算科学(ICTやAI等を活用したデータ解析を含む)の研究開発にも取り組んでいます。戦略的開発につ
いては、スタッフ機能部門とライン部門が、事業戦略に基づく中期的開発課題について密接に連携し取り組んでい
ます。ガラス研究のベースとなる材料科学については基盤技術部が国内外機関との連携のもとに取り組み、また、情報解析や企画立案については企業戦略部が支援しています。更に、研究開発の成果をより早く、より大きく事業
化するため、横断的なマーケティング組織が販売戦略に関する情報提供と助言等を行っています。一方、「事業部
門開発」は、主としてライン部門が担当し、各事業分野の発展につながる製品及び製造プロセス技術の研究開発
を、スタッフ機能部門と密接に連携をとりながら行っています。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は31億81百万円となりました。これは、基礎・応
用開発に13億36百万円、事業部門開発に18億44百万円を使用したものです。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(6)主要な設備
2020年12月期有価証券報告書の(重要な後発事象)に記載した下記の設備投資につきまして、計画の見直しにより一部の設備を当社の保有設備から賃借する方法に変更したことに伴い、下記の通り投資予定金額を減額しています。
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年6月30日)においては、世界経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)の流行が依然として経済活動に影響を及ぼしているものの、一部の地域ではワクチン接種が進む中で回復の動きが見られました。国内経済においても、雇用情勢や個人消費は弱いものの、設備投資や鉱工業生産については持ち直しの動きが続きました。
このような中、当第2四半期連結累計期間においては、ディスプレイや自動車部品向け高機能樹脂の旺盛な需要を背景に、主力の薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラス及びガラスファイバの出荷が増加し、医薬用管ガラスや他の製品も総じて堅調に推移したため、売上高は前年同四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年6月30日)を上回りました。
「電子・情報」の分野においては、FPD用ガラスは、旺盛な需要が継続する中、第1四半期連結会計期間(2021年1月1日~2021年3月31日)中に、停電事故により停止した国内事業場の生産設備を計画を上回る速さで立ち上げることができ、その他の生産拠点も着実に生産性が向上してきたことから、出荷は前年同四半期連結累計期間比で増加しました。光関連・電子デバイス用ガラスは、光関連が減少したものの、家電や半導体、自動車部品向けが堅調であったことから、出荷は前年同四半期連結累計期間比で増加しました。
「機能材料・その他」の分野においては、ガラスファイバは、自動車部品向け高機能樹脂用途等の強い需要に対し、昨年休止した生産設備の再稼働を進めたこと等により、出荷は前年同四半期連結累計期間比で増加しました。医薬用管ガラスは、感染症ワクチン容器向けを含め世界的に需要が旺盛な中、昨年生産を開始したマレーシアの新設備が寄与し、出荷は前年同四半期連結累計期間比で増加しました。耐熱ガラス及び建築用ガラスも前年同四半期連結累計期間比で増加しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,423億44百万円(前年同四半期連結累計期間比23.4%増)となりました。
損益面においては、物流費や原燃料費が上昇したものの、売上高の増加や稼働率の上昇、生産性の向上等により、営業利益は153億32百万円(同97.4%増)となりました。また、営業利益の増加に加えて、海外子会社への融資に係る債権債務の評価替えによる為替差益を計上したこと等から、経常利益は228億11百万円(同231.1%増)と前年同四半期連結累計期間を大幅に上回る結果となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、営業利益及び経常利益が増加したこと、また、前述の停電事故に伴う操業の一時的な停止や設備修繕等の費用を特別損失に計上したものの、投資有価証券売却益や2019年に発生した台風による国内生産設備の損傷に係る受取保険金を特別利益に計上したこと等により、135億33百万円(同98.3%増)となりました。
なお、当社グループのセグメントは、ガラス事業単一です。
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)財政状態の分析
[総資産]
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して215億1百万円増加し、6,796
億41百万円となりました。流動資産では、現金及び預金は、借入金の返済等があったものの、営業活動によるキ
ャッシュ・フローの計上や社債の発行等により増加しました。また、販売の増加により、商品及び製品が減少
し、受取手形及び売掛金が増加しました。稼働率の上昇に対応するため、原材料及び貯蔵品が増加しました。固
定資産では、減価償却が進んだ一方で、設備投資等により有形固定資産が増加しました。
[負債]
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して43億14百万円増加し、1,855
億33百万円となりました。流動負債では、借入金の返済により短期借入金が減少しました。固定負債では、新
たに社債を発行しました。
[純資産]
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比較して171億87百万円増加し、
4,941億7百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したこと等により利益剰余金が増加し
ました。また、主要な通貨において円安に振れたことから、為替換算調整勘定が増加しました。
これらの結果、当第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は前連結会計年度末の71.7%から0.3ポイ
ント上昇し、72.0%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間は、税金等調整前四半期純利益が増加しました。また、販売の増加により、たな卸
資産が減少するとともに仕入債務が増加したこと等により、当第2四半期連結累計期間において営業活動によっ
て得られた資金は377億47百万円(前年同四半期連結累計期間比222億63百万円の収入増)となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
主としてFPD用ガラス関連設備の固定資産の取得により、当第2四半期連結累計期間において投資活動に使
用した資金は111億92百万円(同35億8百万円の支出増)となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
新たに社債を発行したものの、借入金の返済や株主への配当金の支払いがあったことから、当第2四半期連結
累計期間において財務活動に使用した資金は159億19百万円(同245億90百万円の支出増)となりました。
上記に、現金及び現金同等物に係る換算差額23億74百万円を合わせ、当第2四半期連結会計期間末の現金及び
現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比べ130億9百万円増加し、1,342億25百万円となりました。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当社グループは、「ガラスの持つ無限の可能性を引き出し、モノづくりを通して、豊かな未来を切り拓きます。」という企業理念を実現することを目的に研究開発活動に取り組んでいます。また、製品、技術、製造プロセスの一体的な開発体制構築により製品開発と事業化のスピードアップを目指し、その成果を当社の中長期の成長のための経営戦略に反映させていきます。
当社の研究開発活動は、「基礎・応用開発」と「事業部門開発」から成っています。
「基礎・応用開発」は、研究開発と戦略的開発で構成されます。研究開発は、主としてスタッフ機能部門(研究
開発本部、プロセス技術本部)が担当しています。科学的なアプローチに基づき、材料設計、材料開発、特性評
価、プロセス設計や開発における研究開発をライン部門(各事業部)と密接に連携をとりながら行っています。ま
た、計算科学(ICTやAI等を活用したデータ解析を含む)の研究開発にも取り組んでいます。戦略的開発につ
いては、スタッフ機能部門とライン部門が、事業戦略に基づく中期的開発課題について密接に連携し取り組んでい
ます。ガラス研究のベースとなる材料科学については基盤技術部が国内外機関との連携のもとに取り組み、また、情報解析や企画立案については企業戦略部が支援しています。更に、研究開発の成果をより早く、より大きく事業
化するため、横断的なマーケティング組織が販売戦略に関する情報提供と助言等を行っています。一方、「事業部
門開発」は、主としてライン部門が担当し、各事業分野の発展につながる製品及び製造プロセス技術の研究開発
を、スタッフ機能部門と密接に連携をとりながら行っています。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は31億81百万円となりました。これは、基礎・応
用開発に13億36百万円、事業部門開発に18億44百万円を使用したものです。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(6)主要な設備
2020年12月期有価証券報告書の(重要な後発事象)に記載した下記の設備投資につきまして、計画の見直しにより一部の設備を当社の保有設備から賃借する方法に変更したことに伴い、下記の通り投資予定金額を減額しています。
| 会社名 | 所在地 | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定金額 (百万円) |
| ニッポン・エレクトリック・グラス・マレーシア Sdn.Bhd. | マレーシア セランゴール州 | ガラス事業 | ガラス製造設備 | 21,100 |
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。