四半期報告書-第103期第3四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/15 13:37
【資料】
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【項目】
33項目
文中における将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年9月30日)においては、世界経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)の流行が依然として経済活動に影響を及ぼしているものの、ワクチン接種が進む中で回復軌道をたどりました。国内経済においても、雇用情勢や個人消費は弱いものの、企業の生産活動や設備投資については持ち直しの動きが続きました。
このような中、当第3四半期連結累計期間においては、ディスプレイ市場や自動車部品向け高機能樹脂市場の強い需要を背景に、主力の薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラス及びガラスファイバの出荷が増加し、医薬用管ガラス等の出荷も順調に推移したため、売上高は前年同四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年9月30日)を上回りました。
「電子・情報」の分野においては、FPD用ガラスは、堅調な需要が継続する中、生産が好調であったことに加えて、第10.5世代サイズの販売が増加したことから、出荷は前年同四半期連結累計期間を上回りました。光関連・電子デバイス用ガラスは、光関連の需要が減少したものの、家電や半導体、自動車部品向けの需要が堅調であったことから、出荷は前年同四半期連結累計期間比で増加しました。
「機能材料・その他」の分野においては、ガラスファイバは、自動車部品向け高機能樹脂用途等の強い需要に対し、昨年生産調整していた設備の再稼働を進め、販売活動を強化した結果、出荷は前年同四半期連結累計期間比で増加しました。医薬用管ガラスは、世界的に需要が旺盛な中、感染症ワクチン容器向けの需要が加わり、出荷は前年同四半期連結累計期間比で増加しました。耐熱ガラスは出荷が前年同四半期連結累計期間比で増加し、建築用ガラスも底堅く推移しました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,175億6百万円(前年同四半期連結累計期間比24.2%増)となりました。
損益面においては、原燃料費や物流費の高騰等が利益の押し下げ要因となっているものの、売上高の増加や稼働率の上昇、生産性向上等により、営業利益は247億49百万円(同100.0%増)となりました。また、営業利益の増加に加えて、海外子会社への融資に係る債権債務の評価替えによる為替差益を計上したこと等から、経常利益は329億39百万円(同160.5%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、営業利益及び経常利益が増加したこと、また、国内事業場の停電に伴う操業の一時的な停止や設備修繕等の費用を特別損失に計上したものの、投資有価証券売却益や2019年に発生した台風による国内生産設備の損傷に係る受取保険金を特別利益に計上したこと等により、208億15百万円(同72.6%増)となりました。
なお、当社グループのセグメントは、ガラス事業単一です。
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 財政状態の分析
[総資産]
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して269億10百万円増加し、6,850
億49百万円となりました。流動資産では、現金及び預金は、配当金の支払い、借入金の返済等があったものの、販売が好調であったことや社債の発行等により増加しました。また、販売の増加により、商品及び製品が減少
し、受取手形及び売掛金が増加しました。固定資産では、減価償却が進んだ一方で、設備投資等により有形固定
資産が増加しました。
[負債]
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して71億円増加し、1,883億19百
万円となりました。流動負債では、借入金の返済により短期借入金が減少しました。また、新たに社債を発行し
たことにより固定負債が増加しました。
[純資産]
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比較して198億9百万円増加し、
4,967億30百万円となりました。配当金の支払いがあった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上し
たこと等により利益剰余金が増加しました。また、主要な通貨において円安に振れたことから、為替換算調整勘
定が増加しました。
これらの結果、当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は前連結会計年度末の71.7%から0.1ポイ
ント上昇し、71.8%となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当社グループは、「ガラスの持つ無限の可能性を引き出し、モノづくりを通して、豊かな未来を切り拓きます。」という企業理念を実現することを目的に研究開発活動に取り組んでいます。また、製品、技術、製造プロセスの一体的な開発体制構築により製品開発と事業化のスピードアップを目指し、その成果を当社の中長期の成長のための経営戦略に反映させていきます。
当社の研究開発活動は、「基礎・応用開発」と「事業部門開発」から成っています。
「基礎・応用開発」は、研究開発と戦略的開発で構成されます。研究開発は、主としてスタッフ機能部門(研究開発本部、プロセス技術本部)が担当しています。科学的なアプローチに基づき、材料設計、材料開発、特性評価、プロセス設計や開発における研究開発をライン部門(各事業部)と密接に連携をとりながら行っています。また、計算科学(ICTやAI等を活用したデータ解析を含む)の研究開発にも取り組んでいます。戦略的開発については、スタッフ機能部門とライン部門が、事業戦略に基づく中期的開発課題について密接に連携し取り組んでいます。ガラス研究のベースとなる材料科学については基盤技術部が国内外機関との連携のもとに取り組み、また、情報解析や企画立案については企業戦略部が支援しています。更に、研究開発の成果をより早く、より大きく事業化するため、横断的なマーケティング組織が販売戦略に関する情報提供と助言等を行っています。一方、「事業部門開発」は、主としてライン部門が担当し、各事業分野の発展につながる製品及び製造プロセス技術の研究開発を、スタッフ機能部門と密接に連携をとりながら行っています。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は47億68百万円となりました。これは、基礎・応用開発に20億3百万円、事業部門開発に27億65百万円を使用したものです。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(5)主要な設備
2020年12月期有価証券報告書の(重要な後発事象)に記載した下記の設備投資につきまして、計画の見直しにより一部の設備を当社の保有設備から賃借する方法に変更したことに伴い、下記の通り投資予定金額を減額しています。
会社名所在地セグメントの名称設備の内容投資予定金額
(百万円)
ニッポン・エレクトリック・グラス・マレーシア Sdn.Bhd.マレーシア
セランゴール州
ガラス事業ガラス製造設備21,100

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

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