四半期報告書-第104期第2四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
会計方針の変更として、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しています。このため、前年同期比較は基準の異なる算定方法に基づいた数値を用いています。詳細については、「第4「経理の状況」「注記事項」(会計方針の変更)」をご参照ください。
文中における将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間においては、世界経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)流行の中、主要国において社会経済活動の正常化に向けた動きが進みました。一方、原燃料価格の上昇や供給の制約等による下振れリスクが高まり、先行き不透明感が増しました。国内経済は、企業収益や個人消費に改善の動きがみられたものの、原燃料価格の上昇に加えて急激な円安の進行もあり、物価が上昇してきました。
このような中、薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラスが当第2四半期連結会計期間に入り得意先の在庫調整の影響を受け大幅に減速してきているものの、ガラスファイバ、耐熱ガラスなど他の製品が堅調に推移したことから、売上高は前年同四半期連結累計期間を上回りました。
「電子・情報」の分野においては、FPD用ガラスは、第1四半期連結会計期間において第10.5世代サイズを中心に販売が好調に推移しましたが、当第2四半期連結会計期間に入り得意先の在庫調整の影響を受け、販売が鈍化しました。光関連・電子デバイス用ガラスは、家電や半導体、自動車部品向けの需要が堅調に推移しました。これらにより、電子・情報の販売は前年同四半期連結累計期間比では増加しました。
「機能材料・その他」の分野においては、ガラスファイバは、自動車部品向け高機能樹脂用途を中心に底堅い需要が続く中、製品価格の改定が進みました。耐熱ガラスは海外での旺盛な需要が継続し、国内の需要も当第2四半期連結会計期間に入り回復してきました。医薬用管ガラス、建築用ガラスの販売も底堅く推移しました。これらにより、機能材料・その他の販売は前年同四半期連結累計期間を上回りました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,727億71百万円(前年同四半期連結累計期間比21.4%増)となりました。
損益面においては、売上増加に加えて、コスト増の一部を製品価格に反映できたこと等により原燃料を中心としたコスト増の影響を抑えたため、営業利益は191億57百万円(同25.0%増)となりました。営業外収益において海外子会社の借入に係る債権債務の評価替えによる為替差益が増加したこと等により、経常利益は297億34百万円(同30.4%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、上記の増益要因に加え、2020年の国内事業場の停電に係る受取保険金を特別利益に計上したこと等により、前年同四半期連結累計期間を大幅に上回る244億17百万円(同80.4%増)となりました。
なお、当社グループ(当社及び連結子会社)のセグメントは、ガラス事業単一です。
(2)財政状態の分析
[総資産]
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して613億85百万円増加し、7,595
億14百万円となりました。流動資産では、当第2四半期連結会計期間に入りFPD用ガラスを中心に得意先の在
庫調整の影響を受けたため、商品及び製品が増加しました。また、サプライチェーンの混乱に備えたため、原材
料及び貯蔵品が増加しました。固定資産では、減価償却が進んだ一方で、設備投資や円安による外貨建て資産の
円換算額の増加等により有形固定資産が増加しました。
[負債]
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して207億7百万円増加し、2,190
億94百万円となりました。流動負債では、原材料及び貯蔵品の増加により、支払手形及び買掛金が増加しまし
た。固定負債では、設備投資のために海外子会社で借入れを行ったこと等から、長期借入金が増加しました。
[純資産]
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比較して406億77百万円増加し、
5,404億20百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したこと等により利益剰余金が増加
しました。また、主要な通貨において円安に振れたことから、為替換算調整勘定が増加しました。
これらの結果、当第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は前連結会計年度末の70.9%から0.3ポイ
ント低下し、70.6%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間は、税金等調整前四半期純利益が増加しました。一方、販売の減速や原材料及び貯
蔵品の増加により棚卸資産が増加するとともに、法人税等の支払いが増加したこと等により、当第2四半期連結
累計期間において営業活動によって得られた資金は141億66百万円(前年同四半期連結累計期間比235億80百万円
の収入減)となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
主としてFPD用ガラスとガラスファイバ関連設備の固定資産の取得により、当第2四半期連結累計期間にお
いて投資活動に使用した資金は252億67百万円(同140億75百万円の支出増)となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
株主への配当金の支払いがあったものの、新たに借入れを行ったことから、当第2四半期連結累計期間におい
て財務活動によって得られた資金は12億13百万円(同171億33百万円の収入増)となりました。
上記に、現金及び現金同等物に係る換算差額64億57百万円を合わせ、当第2四半期連結会計期間末の現金及び
現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比べ34億29百万円減少し、1,312億93百万円となりました。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当社グループは、「ガラスの持つ無限の可能性を引き出し、モノづくりを通して、豊かな未来を切り拓きます。」という企業理念を実現することを目的に研究開発活動に取り組んでいます。また、製品、技術、製造プロセスの一体的な開発体制構築により製品開発と事業化のスピードアップを目指し、その成果を当社の中長期の成長のための経営戦略に反映させていきます。
当社の研究開発活動は、「基礎・応用開発」と「事業部門開発」から成っています。
「基礎・応用開発」は、研究開発と戦略的開発で構成されます。研究開発は、主としてスタッフ機能部門(研究
開発本部、プロセス技術本部)が担当しています。科学的なアプローチに基づき、材料設計、材料開発、特性評
価、プロセス設計や開発における研究開発をライン部門(各事業部)と密接に連携をとりながら行っています。ま
た、計算科学(ICTやAI等を活用したデータ解析を含む)を用いた研究開発にも取り組んでいます。戦略的開
発としては、スタッフ機能部門とライン部門が、次世代の技術、製品やプロセスの開発のほか、2050年のカーボン
ニュートラルの達成を目指した開発等、事業戦略に基づく中期的開発課題について密接に連携し取り組んでいま
す。ガラス研究のベースとなる材料科学については基盤技術部が国内外機関との連携のもとに取り組み、また、情
報解析や企画立案については企業戦略部が支援しています。更に、研究開発の成果をより早く、より大きく事業化
するため、2022年1月にマーケティング部を新設し、会社全般にわたるマーケティング活動として、市場、製品、技術に係る情報の収集や分析、製品や技術のプロモーション、顧客獲得のための情報発信等を行っています。一
方、「事業部門開発」は、主としてライン部門が担当し、各事業分野の発展につながる製品及び製造プロセス技術
の研究開発を、スタッフ機能部門と密接に連携をとりながら行っています。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は33億80百万円となりました。これは、基礎・応
用開発に14億51百万円、事業部門開発に19億29百万円を使用したものです。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に完成したものは、次のとおりです。
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
文中における将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間においては、世界経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)流行の中、主要国において社会経済活動の正常化に向けた動きが進みました。一方、原燃料価格の上昇や供給の制約等による下振れリスクが高まり、先行き不透明感が増しました。国内経済は、企業収益や個人消費に改善の動きがみられたものの、原燃料価格の上昇に加えて急激な円安の進行もあり、物価が上昇してきました。
このような中、薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラスが当第2四半期連結会計期間に入り得意先の在庫調整の影響を受け大幅に減速してきているものの、ガラスファイバ、耐熱ガラスなど他の製品が堅調に推移したことから、売上高は前年同四半期連結累計期間を上回りました。
「電子・情報」の分野においては、FPD用ガラスは、第1四半期連結会計期間において第10.5世代サイズを中心に販売が好調に推移しましたが、当第2四半期連結会計期間に入り得意先の在庫調整の影響を受け、販売が鈍化しました。光関連・電子デバイス用ガラスは、家電や半導体、自動車部品向けの需要が堅調に推移しました。これらにより、電子・情報の販売は前年同四半期連結累計期間比では増加しました。
「機能材料・その他」の分野においては、ガラスファイバは、自動車部品向け高機能樹脂用途を中心に底堅い需要が続く中、製品価格の改定が進みました。耐熱ガラスは海外での旺盛な需要が継続し、国内の需要も当第2四半期連結会計期間に入り回復してきました。医薬用管ガラス、建築用ガラスの販売も底堅く推移しました。これらにより、機能材料・その他の販売は前年同四半期連結累計期間を上回りました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,727億71百万円(前年同四半期連結累計期間比21.4%増)となりました。
損益面においては、売上増加に加えて、コスト増の一部を製品価格に反映できたこと等により原燃料を中心としたコスト増の影響を抑えたため、営業利益は191億57百万円(同25.0%増)となりました。営業外収益において海外子会社の借入に係る債権債務の評価替えによる為替差益が増加したこと等により、経常利益は297億34百万円(同30.4%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、上記の増益要因に加え、2020年の国内事業場の停電に係る受取保険金を特別利益に計上したこと等により、前年同四半期連結累計期間を大幅に上回る244億17百万円(同80.4%増)となりました。
なお、当社グループ(当社及び連結子会社)のセグメントは、ガラス事業単一です。
(2)財政状態の分析
[総資産]
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して613億85百万円増加し、7,595
億14百万円となりました。流動資産では、当第2四半期連結会計期間に入りFPD用ガラスを中心に得意先の在
庫調整の影響を受けたため、商品及び製品が増加しました。また、サプライチェーンの混乱に備えたため、原材
料及び貯蔵品が増加しました。固定資産では、減価償却が進んだ一方で、設備投資や円安による外貨建て資産の
円換算額の増加等により有形固定資産が増加しました。
[負債]
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して207億7百万円増加し、2,190
億94百万円となりました。流動負債では、原材料及び貯蔵品の増加により、支払手形及び買掛金が増加しまし
た。固定負債では、設備投資のために海外子会社で借入れを行ったこと等から、長期借入金が増加しました。
[純資産]
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比較して406億77百万円増加し、
5,404億20百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したこと等により利益剰余金が増加
しました。また、主要な通貨において円安に振れたことから、為替換算調整勘定が増加しました。
これらの結果、当第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は前連結会計年度末の70.9%から0.3ポイ
ント低下し、70.6%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間は、税金等調整前四半期純利益が増加しました。一方、販売の減速や原材料及び貯
蔵品の増加により棚卸資産が増加するとともに、法人税等の支払いが増加したこと等により、当第2四半期連結
累計期間において営業活動によって得られた資金は141億66百万円(前年同四半期連結累計期間比235億80百万円
の収入減)となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
主としてFPD用ガラスとガラスファイバ関連設備の固定資産の取得により、当第2四半期連結累計期間にお
いて投資活動に使用した資金は252億67百万円(同140億75百万円の支出増)となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
株主への配当金の支払いがあったものの、新たに借入れを行ったことから、当第2四半期連結累計期間におい
て財務活動によって得られた資金は12億13百万円(同171億33百万円の収入増)となりました。
上記に、現金及び現金同等物に係る換算差額64億57百万円を合わせ、当第2四半期連結会計期間末の現金及び
現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比べ34億29百万円減少し、1,312億93百万円となりました。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当社グループは、「ガラスの持つ無限の可能性を引き出し、モノづくりを通して、豊かな未来を切り拓きます。」という企業理念を実現することを目的に研究開発活動に取り組んでいます。また、製品、技術、製造プロセスの一体的な開発体制構築により製品開発と事業化のスピードアップを目指し、その成果を当社の中長期の成長のための経営戦略に反映させていきます。
当社の研究開発活動は、「基礎・応用開発」と「事業部門開発」から成っています。
「基礎・応用開発」は、研究開発と戦略的開発で構成されます。研究開発は、主としてスタッフ機能部門(研究
開発本部、プロセス技術本部)が担当しています。科学的なアプローチに基づき、材料設計、材料開発、特性評
価、プロセス設計や開発における研究開発をライン部門(各事業部)と密接に連携をとりながら行っています。ま
た、計算科学(ICTやAI等を活用したデータ解析を含む)を用いた研究開発にも取り組んでいます。戦略的開
発としては、スタッフ機能部門とライン部門が、次世代の技術、製品やプロセスの開発のほか、2050年のカーボン
ニュートラルの達成を目指した開発等、事業戦略に基づく中期的開発課題について密接に連携し取り組んでいま
す。ガラス研究のベースとなる材料科学については基盤技術部が国内外機関との連携のもとに取り組み、また、情
報解析や企画立案については企業戦略部が支援しています。更に、研究開発の成果をより早く、より大きく事業化
するため、2022年1月にマーケティング部を新設し、会社全般にわたるマーケティング活動として、市場、製品、技術に係る情報の収集や分析、製品や技術のプロモーション、顧客獲得のための情報発信等を行っています。一
方、「事業部門開発」は、主としてライン部門が担当し、各事業分野の発展につながる製品及び製造プロセス技術
の研究開発を、スタッフ機能部門と密接に連携をとりながら行っています。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は33億80百万円となりました。これは、基礎・応
用開発に14億51百万円、事業部門開発に19億29百万円を使用したものです。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に完成したものは、次のとおりです。
| 会社名 | 所在地 | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資金額 (百万円) |
| 電気硝子(厦門) 有限公司 | 中華人民共和国 福建省 | ガラス事業 | ガラス製造設備 | 38,817 |
| 電気硝子(厦門) 有限公司 | 中華人民共和国 福建省 | ガラス事業 | ガラス製造設備 | 12,250 |
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。