有価証券報告書-第6期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/20 14:36
【資料】
PDFをみる
【項目】
162項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当期の世界経済は、年度前半は米国を中心に堅調に推移したものの、年度後半は米中貿易摩擦の影響に伴う中
国経済の減速、IT・半導体市況の悪化等により、軟調に推移しました。
わが国経済については、企業部門、家計部門でも緩やかな成長が続いているものの、世界経済の減速の影響を
うけ、不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、当期の当社グループの財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(財政状態の分析)
当連結会計年度末の資産につきましては、売上債権の増加や設備投資等により、807,224百万円(前連結会計年度末比4.3%増)となりました。
負債については、Tri-Arrows Aluminum Inc.やUACJ (Thailand) Co., Ltd.への戦略投資等に伴う有利子負債の増加等により、601,020百万円(同6.2%増)となりました。
純資産につきましては、為替換算調整勘定の減少等により、206,204百万円(同1.1%減)となりました。
(経営成績の分析)
当期の連結業績につきましては、連結子会社であるTri-Arrows Aluminum Inc.の缶材・自動車パネル用アルミニウム素材の増加やUACJ (Thailand) Co., Ltd.での缶材増加及び地金価格の上昇等により、売上高は661,330百万円(前期比5.9%増)となりました。一方、損益については、棚卸評価関係が悪化したこと、当社の主力製品であるIT材や厚板(船舶、液晶・半導体製造装置用途)の需要が大幅に減少したこと、設備故障等の一過性要因が発生したこと及びエネルギーコストが上昇したこと等から、営業利益14,868百万円(同49.1%減)、経常利益6,201百万円(同68.0%減)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益については、当期において持分法適用関連会社であるConstellium-UACJ ABS LLCの持分譲渡に伴う利益が発生したものの、前期において米国税制改革法の成立に伴う米国子会社での法人税額の減少があったこと等により、1,116百万円(同90.9%減)となりました。
セグメント別の状況については、以下のとおりであります。
アルミ圧延品事業
アルミニウム圧延品業界については、板類の国内需要では、ビール系飲料の減少やPET飲料の伸長により、飲料缶向け全体では前期比減少となりました。自動車関連向け需要は底堅く推移した一方で、船舶需要や液晶・半導体製造装置需要等の減少が大きく板類全体数量としては前期比で減少となりました。押出類に関しては、建材は堅調でしたが、バストラック、乗用車、二輪の輸送向けが減少し押出類全体でも前期比で減少となりました。
当社グループの国内向売上数量は、前期比で板類は減少、特にIT材や厚板で大幅に減少し、また、押出類は前期並となりました。一方、海外向売上数量では、Tri-Arrows Aluminum Inc.の缶材・自動車パネル用アルミニウム素材の増加やUACJ (Thailand) Co., Ltd.での缶材増加に支えられ、当社グループのアルミ圧延品総量では前期を上回りました。
このような販売状況のもと、販売数量の増加や地金価格の上昇等により、当期のアルミ圧延品事業の売上高は、530,690百万円(前期比6.6%増)となりました。営業利益については、当社の主力製品であるIT材や液晶・半導体製造装置用厚板の需要が大幅に減少したこと、エネルギーコストが上昇したこと、設備故障等の一過性要因が発生したこと等から、17,011百万円(同42.6%減)となりました。
伸銅品事業
当事業の主力製品である空調用銅管の主要用途である家庭用ルームエアコン及び業務用パッケージエアコンの国内出荷は引き続き好調に推移し、前期を上回りました。銅地金価格は、上昇傾向にあった前期と比べ、当期は軟調に推移しました。
このような環境のもと、当期の伸銅品事業の売上高は47,490百万円(前期比4.1%増)となりました。営業利益は、品種構成の改善に伴う増益があったものの、棚卸評価関係の悪化やエネルギーコスト上昇等により1,738百万円(同16.2%減)となりました。
加工品・関連事業
IT関連の販売減はあったものの、電池材・空調関連品が堅調に推移したこと、地金価格の上昇の影響もあり、当期の加工品・関連事業の売上高は197,106百万円(前期比6.8%増)となりました。一方、営業利益はIT関連の落ち込みによる収益性の悪化や、米国加工品事業での新製品立上げコストの増加により、3,107百万円(同27.1%減)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末より4,395百万円増加し、25,190百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、税金等調整前当期純利益が減少したこと等により、10,651百万円(前連結会計年度比6,730百万円減)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、Constellium-UACJ ABS LLCの合弁を解消し、持分を譲渡したこと等もあり、34,947百万円(同16,906百万円減)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により調達した資金は、借入による資金調達等により、28,971百万円(同15,427百万円増)となりました。
③生産、受注及び販売の実績
当社グループの生産実績及び受注実績は、グループ内の会社間で前工程生産と後工程生産を行っている場合があり、各社の取引額の単純合計がそのまま連結生産実績とはならないこと、また受注生産形態をとらない製品もあることから、事業ごとに生産規模及び受注規模を金額又は数量で示すことはしておりません。なお、販売実績については、「①財政状態及び経営成績の状況」において記載しております。
なお、当連結会計年度において、いずれの相手先についても総販売実績に対する割合が100分の10未満のため、相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合の記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当り、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
詳細につきましては、「第一部 企業情報 第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要事項」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入等の製造費用や販売費及び一般管理費等であります。投資を目的とした資金需要は、主として設備投資によるものであります。これらの所要資金は自己資金及び借入金等により手当てしております。
なお、当連結会計年度末の連結有利子負債残高は、前連結会計年度末より32,745百万円増加し、375,080百万円となりました。これは戦略投資等に伴う長期借入金等の増加によるものです。
(経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況)
当社グループは、2018年5月に中期経営計画<2018年度~2020年度>を策定し、営業利益37,000百万円、経常利益30,000百万円、Adjusted EBITDA77,000百万円、自己資本比率26.0%、D/Eレシオ1.5倍、ROIC6.4%、ROE8.0%を最終年度に達成すべき数値目標として公表しております。
しかしながら、経営環境の急変に伴い、当社の主力製品であるIT材や厚板(船舶、液晶・半導体製造装置用途)の需要が大幅に減少したこと等から、同計画の1年目である当連結会計年度の経常利益は6,201百万円となり、最終年度の数値目標の達成はかなり厳しい状況であります。
経営環境が急変する中でも、中期経営計画で策定した「ありたい姿」や「重点方針」等の方向性は変わりませんが、足元の環境変化を踏まえ事業戦略の再検討を進めてまいります。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。