四半期報告書-第7期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/14 11:30
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、前年度後半からの米中貿易摩擦の影響に伴い中国経済の減速感が鮮明になっています。これによりIT・半導体市況の悪化等が引き続き継続しており、軟調に推移しました。
我が国経済については、世界経済不振に伴う、輸出の減少による悪化を支えていた内需も、足元では、消費増税の反動及び自然災害の影響をうけ、景気減速感が強まっており、先行き不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、当社グループの財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(財政状態の分析)
伸銅品事業の売却等により、当第3四半期連結会計期間末の資産については762,608百万円(前連結会計年度末比5.5%減)、負債については560,085百万円(同6.8%減)となりました。
純資産については、利益剰余金の減少等により、202,523百万円(同1.8%減)となりました。
(経営成績の分析)
当第3四半期連結累計期間の連結業績については、販売数量は増加したものの、地金価格の下落等により、売上高は462,756百万円(前年同期比7.0%減)となりました。一方、損益については、棚卸評価関係が悪化したこと等により、営業利益5,632百万円(同59.5%減)、経常利益1,349百万円(同81.1%減)となりました。また、伸銅品事業売却に伴う構造改革損失の計上や、当社子会社であるUACJ Australia Pty.Ltd.が保有しているBoyne Smelters Ltd.の株式および同社に対する貸付金について評価損を計上したものの、繰延税金資産を計上したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純利益は560百万円(同53.3%減)となりました。
セグメント別の状況については、以下のとおりであります。
アルミ圧延品事業
アルミニウム圧延品業界については、板類の国内需要では、飲料缶は前年同期比微減となりました。自動車関連向け需要は底堅く推移しました。また、電気機械や精密機械関連、液晶・半導体製造装置等の需要は低調であり、板類全体数量としては前年同期比で減少となりました。押出類に関しては、バストラック向けが微増しましたが、自動車熱交・産業機器・鉄道車両・半導体の分野が減少し押出類全体でも前年同期比で減少となりました。
当社グループの国内向売上数量は、前年同期比で板類は減少となりました。缶材はほぼ前年並み、自動車材は堅調でしたが、その他の箔用材料や電気機械、精密機械関連、液晶・半導体製造装置用厚板等で減少し、また押出類でも減少しました。一方、海外向売上数量では、Tri-Arrows Aluminum Inc.の缶材・自動車パネル用アルミニウム素材等の増加やUACJ (Thailand) Co., Ltd.での缶材増加に支えられ、当社グループのアルミ圧延品総量では前年同期を上回りました。
このような販売状況のもと、販売数量は増加したものの、地金価格の下落等により、当第3四半期連結累計期間のアルミ圧延品事業の売上高は375,689百万円(前年同期比6.2%減)となりました。営業利益については、棚卸評価関係が悪化したこと等により、7,001百万円(同54.9%減)となりました。
伸銅品事業
伸銅品事業については、2019年9月に譲渡したため、当第3四半期連結累計期間の伸銅品事業の売上高は22,914百万円(前年同期比36.2%減)、営業利益は373百万円(同73.3%減)となりました。
加工品・関連事業
電池材・空調関連品は堅調に推移したものの、日本、及び米国の加工品事業の売上が減少したこと等により、当期の加工品・関連事業の売上高は143,768百万円(前年同期比2.5%減)となりました。一方、営業利益はコスト削減等により2,525百万円(同4.6%増)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等並びに事業上及び財務上の対処すべき課題
米中貿易摩擦や中国経済減速の影響等によりIT材、液晶・半導体製造装置向け厚板等の販売が減少していることに加え、国内を中心にアルミ圧延品の市場成長が鈍化し、経営環境が急激に変化しております。このような変化に対応するため、2019年9月30日に「構造改革の実行」を公表しました。収益構造とマネジメントの両面からの構造改革に着手し、各施策は計画通りに進捗しております。
構造改革では、下記6つの要素を有機的に連携させ、環境変化に強い筋肉質な企業体質を確立してまいります。
0102010_001.png構造改革の各施策は、下記のとおり計画どおり進捗しております。
①当社生産拠点の集約
深谷製造所の下工程を停止し、名古屋製造所及び福井製造所へ集約するため、顧客向けサンプルを製造している段階です。また、日光製造所を閉鎖し、自動車熱交材の加工等について、当社連結子会社である株式会社UACJ Marketing & Processingへ集約するため、顧客と協議を進めております。
②不採算分野/ノンコア分野再編
売却または撤退をする候補先を選定し、一部の候補先については売却の交渉や閉鎖の検討に取り掛かっております。また、タイ王国での加工品事業において、60名の人員削減等を実施しております。
③大型投資収益化
UACJ (Thailand) Co., Ltd.においては、第三期投資で新設した設備が稼働し、生産量及び販売量が増加しております。Tri-Arrows Aluminum Inc.においては、新鋳造設備が稼働し、利益に貢献しております。引き続き旺盛な需要を取り込み、収益力の向上に努めてまいります。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は3,292百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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