四半期報告書-第125期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/07 16:09
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態
当第3四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産は、主に、受取手形及び売掛金や有価証券が減少したものの、現金及び預金の増加などにより、1,143億3千8百万円となりました。
固定資産では、主に設備投資による有形固定資産の増加により、1,624億4千7百万円となりました。
この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べ376億1千3百万円増加の2,767億8千6百万円となりました。
流動負債につきましては、主に未払法人税等が減少したものの、支払手形及び買掛金や1年内返済予定の長期借入金が増加したことなどにより、802億5千9百万円となりました。
固定負債では、社債や長期借入金の増加などにより、434億1千8百万円となりました。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ437億7千4百万円増加の1,236億7千7百万円となりました。
純資産につきましては、主に、連結子会社であるトプレック株式会社の株式取得による非支配株主持分の減少および資本剰余金の減少により、前連結会計年度末に比べ61億6千万円減少の1,531億8百万円となりました。
b.経営成績
当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、自動車用プレス部品の増収により、売上高1,628億2千5百万円、前年同期比130億6千万円の増収(8.7%増)となりました。また、自動車用プレス部品の売上は増加したものの、主に北米地区における売上原価の増加などにより、営業利益114億6千万円、前年同期比50億8百万円の減益(30.4%減)となりました。経常利益は、営業利益の減益や為替の影響などにより、121億1千3百万円、前年同期比55億1千8百万円の減益(31.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、83億1千1百万円、前年同期比44億9百万円の減益(34.7%減)となりました。
セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。
① プレス関連製品事業
自動車関連部門におきましては、2019年5月に子会社化した三池工業株式会社の新規連結に伴う売上増加や、「Topre Autoparts Mexico, S.A. de C.V.」、「東普雷(佛山)汽車部件有限公司」での物量増と新車種の量産などにより、プレス関連製品事業全体での売上高は1,216億1千9百万円、前年同期比149億2千6百万円の増収(14.0%増)となりました。しかしながら、新車種立上げや金型製作の高負荷などによる売上原価の増加などにより、セグメント利益(営業利益)は、63億6千7百万円、前年同期比49億9千9百万円の減益(44.0%減)となりました。
② 定温物流関連事業
冷凍車部門におきましては、宅配向けの軽自動車は堅調に推移したものの、小型車を中心に受注・生産は前年同期を下回りました。これにより、定温物流関連事業全体での売上高は、341億9千万円、前年同期比13億9千6百万円の減収(3.9%減)となりましたが、生産効率の向上などにより、セグメント利益(営業利益)は、43億4千万円、前年同期比1億8千1百万円の増益(4.4%増)となりました。
③ その他
空調機器部門におきましては、住宅用換気システムの販売は好調に推移しましたが、前年度好調だったビル空調システムの売上減少などにより、全体的な売上は前年同期を下回りました。また、電子機器部門におきましては、カスタムキーボードやキーボード「REALFORCE」の売上台数は堅調に推移しましたが、タッチパネルなどの企業向け製品の売上は前年同期を下回りました。その結果、その他の事業全体での売上高は、70億1千4百万円、前年同期比4億6千9百万円の減収(6.3%減)となりました。セグメント利益(営業利益)は、7億5千2百万円、前年同期比1億9千万円の減益(20.2%減)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間におきまして、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は10億3千9百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。