四半期報告書-第120期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)

【提出】
2023/11/10 16:16
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の分析
① 経営成績
当第2四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年9月30日)の当社グループ(当社及び連結子会社)の主要市場でありますトラック市場におきましては、半導体不足やその他サプライチェーンの混乱が収束し、日本市場においては需要が堅調に推移しました。
また、産業・建設機械市場におきましては、中国での需要が落ち込みましたが、米国や欧州を中心とした需要の増加に支えられ、堅調に推移しました。
このような状況のもと、当社グループにおいて、日本ではサプライチェーンの正常化に伴い当社製品の需要が引き続き堅調に推移し、前年同四半期に比べ売上は増加しました。海外において、中国では年初から景気の足踏みがみられ、需要の落ち込みにより前年同四半期より売上は減少しました。一方、東南アジア地域のタイ・インドネシアでは、金利上昇等の影響はあるものの前年同四半期並みに推移しました。
この結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期に比べ11億92百万円(7.9%)増加し162億30百万円となりました。
利益面におきましては、材料部品の高騰、電力をはじめとしたエネルギー費用の高騰など厳しい事業環境は続いておりますが、製造プロセスの効率化及び固定費の削減などの原価低減活動を継続的に進めてきた結果、営業利益は7億21百万円改善し6億51百万円、経常利益は6億77百万円増加し7億28百万円となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は7億84百万円改善し5億51百万円となりました。
a.日本
・売上高(セグメント間の内部売上高を含む)130億64百万円(前年同四半期比 14.7%増)
・セグメント利益4億3百万円(前年同四半期はセグメント損失5億31百万円)

b.中国
・売上高(セグメント間の内部売上高を含む)29億71百万円(前年同四半期比 15.8%減)
・セグメント利益9百万円(前年同四半期比 96.6%減)

c.アジア
・売上高(セグメント間の内部売上高を含む)17億44百万円(前年同四半期 2.2%減)
・セグメント利益2億16百万円(前年同四半期 42.7%増)

② 財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、307億72百万円と前連結会計年度末に比べ16億4百万円の増加となりました。
流動資産は194億82百万円と前連結会計年度末に比べ13億32百万円の増加となり、固定資産は112億90百万円と前連結会計年度末に比べ2億72百万円の増加となりました。
流動資産増加は主として、原材料及び貯蔵品が3億19百万円、現金及び預金が3億1百万円減少したものの、電子記録債権が20億14百万円増加したこと等によるものです。
固定資産増加は主として、投資有価証券が3億10百万円増加したこと等によるものです。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は、104億37百万円と前連結会計年度末に比べ4億18百万円の増加となりました。
流動負債は91億12百万円と前連結会計年度末に比べ3億48百万円の増加となり、固定負債は13億25百万円と前連結会計年度末に比べ70百万円の増加となりました。
流動負債増加は主として、支払手形及び買掛金が5億83百万円、特別クレーム損失引当金が2億82百万円、未払費用が2億53百万円、設備関係未払金が1億89百万円、営業外電子記録債務が1億40百万円減少したものの、短期借入金が15億円、電子記録債務が2億20百万円増加したこと等によるものです。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、203億35百万円と前連結会計年度末に比べ11億85百万円の増加となりました。
これは主として、親会社株主に帰属する四半期純利益(累計期間)の計上により利益剰余金が4億76百万円、為替換算調整勘定が4億36百万円、その他有価証券評価差額金が2億1百万円増加したこと等によるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前第2四半期連結会計期間末に比べ20億27百万円減少し、45億41百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、10億5百万円(前年同四半期は2億2百万円の獲得)となりました。
これは主に税金等調整前四半期純利益7億21百万円、減価償却費7億14百万円、棚卸資産の減少3億92百万円に対し、売上債権の増加18億78百万円、仕入債務の減少4億9百万円、引当金の減少2億85百万円、未払費用の減少2億69百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、11億36百万円(前年同四半期比202.9%増)となりました。
これは主に有形固定資産の取得による支出8億40百万円、定期預金の預入による支出2億71百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、12億91百万円(前年同四半期は1億30百万円の使用)となりました。
これは主に非支配株主への配当金の支払額1億14百万円、配当金の支払額75百万円に対し、短期借入金の純増減額15億円の増加等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について、重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は96百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はありません。