四半期報告書-第30期第3四半期(令和2年1月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/05/15 9:08
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、世界的な景気減速の影響を受け停滞しました。
中国に端を発した新型コロナウイルスにより日本の自動車メーカーなどの国内外の工場が一時的に操業停止になり、関連する量産部品加工に減産の影響が出ました。自動車部品加工業界は中小企業も含めて減産となりました。一方で通信の5G規格に対応し半導体生産は回復基調になり、半導体製造装置もやや増加しました。今後、電子デバイス・産業用機器などで使用される半導体は増加すると予想され、それらのデバイス・機器の生産や開発、設備投資など一部で動きはありました。
国内製造業全体としては、高水準の受注があった一昨年から比べ昨年は受注がやや減少し、今年はさらに減少傾向となり段階的に受注水準は切り下がってきました。今年の3月末までの受注は、年初からのやや下がった水準で横ばいとなりました。3月末の景況感は、欧米はじめ世界各国での都市封鎖や外出禁止で急速に悪化しました。
これらの結果、当第3四半期累計期間の売上高は1,367,769千円(前年同期比13.3%減)、営業利益は374,463千円(前年同期比24.6%減)、経常利益は380,584千円(前年同期比24.5%減)、四半期純利益は263,085千円(前年同期比24.4%減)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
<コレットチャック部門>当社の製造するコレットチャックは、主にCNC小型自動旋盤による精密部品加工に使用される工具であり、他には専用機、一般産業用機械にも使用されるものもあります。量産加工される精密部品に関わるものであり、工具の種類が多く精度が要求されるため、当社の対応力を高め高品質を維持することで受注確保が可能と考えております。
当第3四半期におけるコレットチャック部門では、期初の7月は前期より低い水準でスタートし8月さらに落ち込みましたが、その後やや戻し、月ごとに受注量は増減を繰り返しながら、平均すると前期よりも低い水準で横ばいとなりました。これは顧客企業の量産部品加工のロット数が減少したことが要因と思われます。
この結果、当セグメントの当第3四半期累計期間の売上高は959,002千円(前年同期比14.4%減)、セグメント利益は481,242千円(前年同期比19.9%減)となりました。
<切削工具部門>切削工具は製造業の部品加工において、材料を削るときに幅広く使用される工具であり、様々な業種で数多く使用されます。加工する部品の品質を左右する重要な工具であり、多様化する顧客の要求に柔軟に対応することで、当社の受注を拡大していくことができると判断しております。
当第3四半期における切削工具部門では、7月は前期並みの受注でスタートしましたが、8月は大きく落ち込み、9月はやや戻しましたが、10月からは緩やかな動きとなり前期より低い水準での横ばいとなりました。顧客企業の量産部品加工が減少し、また設備、治工具などの単品加工も減少しました。
この結果、当セグメントの当第3四半期累計期間の売上高は387,655千円(前年同期比11.7%減)、セグメント利益は94,100千円(前年同期比20.6%減)となりました。
<自動旋盤用カム部門>自動旋盤用カムは、主にカム式自動旋盤で使用される工具であり、大量生産部品加工に使用されるものであります。カム式自動旋盤は既に新規の製造がされておらず、現存する既存機械に使用されるための受注に限定されています。ただ当社の製造コストも限定されており、一定の受注が確保できれば利益を出せるものと判断しております。
当第3四半期における自動旋盤用カム部門では、カム式自動旋盤を使用する部品加工が継続してあり、当社への受注はやや増加となりました。
この結果、当セグメントの当第3四半期累計期間の売上高は21,111千円(前年同期比9.5%増)、セグメント利益は11,326千円(前年同期比37.7%増)となりました。
(2)財政状態の分析
財政状態においては、当社の事業活動に大きな変化はなく、経常的な範囲内での動きとなりました。その内容は以下のとおりです。
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産の残高は、7,371,476千円(前事業年度末は7,409,379千円)となり37,902千円の減少となりました。これは、仕掛品が20,113千円、製品が1,717千円、原材料が928千円増加しましたが、受取手形及び売掛金が57,770千円、現金及び預金が962千円減少したこと等によるものであります。
また当第3四半期会計期間末における固定資産の残高は、1,567,418千円(前事業年度末は1,596,671千円)となり29,252千円の減少となりました。これは、機械装置及び運搬具が12,271千円、繰延税金資産が9,683千円、土地が4,665千円増加しましたが、投資有価証券が35,831千円、建物及び構築物が20,739千円減少したこと等によるものであります。
この結果、当第3四半期会計期間末における総資産は、8,938,895千円(前事業年度末は9,006,050千円)となりました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債の残高は、162,404千円(前事業年度末は303,037千円)となり140,632千円の減少となりました。これは、未払法人税等が111,812千円、未払金が16,542千円、役員賞与引当金が5,800千円減少したこと等によるものであります。
また、当第3四半期会計期間末における固定負債の残高は、478,804千円(前事業年度末は475,417千円)となり3,387千円の増加となりました。これは、役員退職慰労引当金が1,710千円、退職給付引当金が1,677千円増加したことによるものであります。
この結果、当第3四半期会計期間末における負債合計は、641,208千円(前事業年度末は778,454千円)となりました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産の残高は、8,297,686千円(前事業年度末は8,227,595千円)となり70,091千円の増加となりました。これは、その他有価証券評価差額金が25,046千円減少しましたが、利益剰余金が95,137千円増加したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更及び新たに発生したものはありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。

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