四半期報告書-第81期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

【提出】
2018/08/10 10:05
【資料】
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【項目】
25項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間において、当社グループでは「ドラゴンボール」シリーズ、「ワンピース」、「プリキュア」シリーズといった主力作品による収益の安定・拡大を図るとともに、事業においては国内外でのアプリゲーム等ゲーム化権の販売に加え、中国を中心とした映像配信権の販売に引き続き注力しました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は、国内外でアプリゲーム化権や映像配信権の販売が好調に推移したことから、140億92百万円(前年同期比17.9%増)、利益については、収益性の高い版権事業や海外映像販売事業が大幅増収となったこと等から、営業利益は47億81百万円(同44.4%増)、経常利益は50億67百万円(同42.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は37億11百万円(同42.4%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります(セグメント間取引金額を含む)。
なお、セグメント損益は、営業利益及び営業損失ベースの数値であります。
①映像製作・販売事業
劇場アニメ部門では、3月に「映画プリキュアスーパースターズ!」、5月に「デジモンアドベンチャーtri.第6章」を公開しました。「映画プリキュアスーパースターズ!」と「デジモンアドベンチャーtri.第6章」のヒットにより、前年同期と比較して大幅な増収となりました。
テレビアニメ部門では、「ワンピース」、「HUGっと!プリキュア」、「ゲゲゲの鬼太郎」、「おしりたんてい」の4作品を放映しました。前年同期に比べ放映本数が減少したことから、大幅な減収となりました。
コンテンツ部門では、前年同期にあった「美少女戦士セーラームーンCrystal」のブルーレイ・DVDの売上に相当するものがなかったことから、大幅な減収となりました。
海外映像部門では、中国向け大口映像配信権の販売本数が増加したことに加え、北米向け映像配信権の販売が好調に稼動したことから、大幅な増収となりました。
その他部門では、アプリゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシースピリッツ』が好調に稼動したことから、増収となりました。
この結果、映像製作・販売事業全体では、売上高は50億97百万円(前年同期比20.3%増)、セグメント利益は19億22百万円(同110.8%増)と大幅な増収増益となりました。
②版権事業
国内版権部門では、アプリゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が前年同期より更に好調に稼動したことから、大幅な増収となりました。
海外版権部門では、アプリゲーム『ドラゴンボール レジェンズ』の配信が開始されたことに加え、アプリゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』や『ドラゴンボール ファイターズ』を中心とした家庭用ゲームも好調に稼動したことから、大幅な増収となりました。
この結果、版権事業全体では、売上高は79億93百万円(前年同期比24.8%増)、セグメント利益は37億1百万円(同23.9%増)と大幅な増収増益となりました。
③商品販売事業
商品販売部門では、『プリキュアプリティストア』等のショップ事業が好調だったものの、「ワンピース」や「ドラゴンボール超」のタイアップ・キャンペーン関連商品の販売が軟調に推移したため、大幅な減収となりました。
この結果、売上高は8億88百万円(前年同期比16.5%減)、セグメント損失は17百万円(前年同期は、9百万円のセグメント利益)と大幅な減収減益となりました。
④その他事業
その他部門では、催事イベントやキャラクターショー等を展開しました。前年同期にあった「ドラゴンボール超」の催事関連に相当するものがなかったことから、大幅な減収となりました。
この結果、売上高は1億40百万円(前年同期比52.8%減)、セグメント損失は21百万円(前年同期は、14百万円のセグメント利益)と大幅な減収減益となりました。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて4.3%増加し、424億78百万円となりました。これは、受取手形及び売掛金が14億92百万円、仕掛品が6億77百万それぞれ増加し、流動資産のその他が4億24百万円減少したこと等によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて2.9%増加し、360億60百万円となりました。これは、投資有価証券が11億5百万円増加したこと等によるものです。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて3.7%増加し、785億39百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて2.0%増加し、160億54百万円となりました。これは、流動負債のその他が8億52百万円増加し、支払手形及び買掛金が1億6百万円、未払法人税等が2億77百万円、賞与引当金が1億58百万円それぞれ減少したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて22.6%増加し、24億27百万円となりました。これは、固定負債のその他が4億20百万円増加したこと等によるものです。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて4.3%増加し、184億81百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて3.5%増加し、600億57百万円となりました。これは、利益剰余金が17億33百万円、その他有価証券評価差額金が6億20百万円それぞれ増加し、為替換算調整勘定が3億87百万円減少したこと等によるものです。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。