四半期報告書-第85期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間において、当社グループでは「ドラゴンボール」シリーズ、「ワンピース」、「デジモンアドベンチャー」シリーズといった主力作品群からの安定的な収益の確保・拡大を図りました。特に、6月公開の映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」、8月公開の映画「ONE PIECE FILM RED」を梃子とした営業活動に注力しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、424億50百万円(前年同期比42.7%増)、営業利益は141億94百万円(同27.4%増)、経常利益は155億24百万円(同40.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は115億21百万円(同41.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります(セグメント間取引金額を含む)。
なお、セグメント損益は、営業利益及び営業損失ベースの数値であります。
①映像製作・販売事業
劇場アニメ部門では、3月に「映画おしりたんてい シリアーティ」、6月に映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」、8月に映画「ONE PIECE FILM RED」、9月に「映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!」を公開しました。映画「ONE PIECE FILM RED」の記録的ヒット等により、前年同期と比較して大幅な増収となりました。
テレビアニメ部門では、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」、「ワンピース」、「デリシャスパーティ♡プリキュア」、「デジモンゴーストゲーム」、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」、「おしりたんてい」の6作品を放映しました。ゲーム向け音声製作が好調に稼働したものの、前年同期と比較して放映作品数は減少したこと等から、若干の減収となりました。
コンテンツ部門では、前年同期好調に稼働した映画「魔女見習いをさがして」や「デジモンアドベンチャー」シリーズのブルーレイ・DVDの反動減等により、減収となりました。
海外映像部門では、映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」、映画「ONE PIECE FILM RED」の海外上映権販売に加えて、海外映像配信権販売が好調に稼働したことから、前年同期と比較して大幅な増収となりました。
その他部門では、国内の映像配信権販売が好調に稼働したことから、前年同期と比較して増収となりました。
この結果、映像製作・販売事業全体では、売上高は198億47百万円(前年同期比68.4%増)、セグメント利益は63億53百万円(同37.7%増)と大幅な増収増益となりました。
②版権事業
国内版権部門では、「ワンピース」や「ドラゴンボール」シリーズ等の商品化権販売、特に両作品の劇場公開向け販売促進が好調に稼働したことから、大幅な増収となりました。
海外版権部門では、「ワンピース」のゲーム化権販売に加え、「ドラゴンボール」シリーズや「ワンピース」、「デジモンアドベンチャー」シリーズの商品化権販売が好調に稼働したことから、大幅な増収となりました。
この結果、版権事業全体では、売上高は204億32百万円(前年同期比22.1%増)、セグメント利益は96億54百万円(同15.2%増)と大幅な増収増益となりました。
③商品販売事業
商品販売部門では、「ワンピース」のショップ事業や「美少女戦士セーラームーン」シリーズの商品販売が好調に稼働したこと等から増収となりましたが、コロナ禍前の水準には至りませんでした。
この結果、売上高は15億16百万円(前年同期比55.0%増)、セグメント損失は45百万円(前年同期は、1億8百万円のセグメント損失)となりました。
④その他事業
その他部門では、催事イベントやキャラクターショー等を展開しました。「ワールドトリガー」や「ワンピース」の催事が好調に稼働したことから増収となりました。
この結果、売上高は7億74百万円(前年同期比177.5%増)、セグメント利益は76百万円(前年同期は、1億57百万円のセグメント損失)となりました。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて9.1%増加し、1,014億29百万円となりました。これは、受取手形及び売掛金が63億4百万円、現金及び預金が23億65百万円、流動資産のその他が4億53百万円、商品及び製品が1億73百万円それぞれ増加し、仕掛品が6億40百万円、有価証券が1億51百万円それぞれ減少したこと等によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて14.1%増加し、387億53百万円となりました。これは、投資その他の資産のその他が50億18百万円増加し、投資有価証券が1億93百万円、有形固定資産が1億9百万円それぞれ減少したこと等によるものです。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて10.5%増加し、1,401億82百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて10.9%増加し、332億23百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が24億16百万円、未払法人税等が14億69百万円、賞与引当金が1億12百万円それぞれ増加し、流動負債のその他が7億42百万円減少したこと等によるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて19.1%減少し、7億5百万円となりました。これは、固定負債のその他が2億59百万円減少したこと等によるものです。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて10.0%増加し、339億29百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて10.6%増加し、1,062億53百万円となりました。これは、利益剰余金が76億74百万円、為替換算調整勘定が28億97百万円それぞれ増加し、その他有価証券評価差額金が2億28百万円減少したこと等に加え、自己株式が1億33百万円増加したことによるものです。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前第2四半期連結累計期間に比べ57億41百万円増加し、392億32百万円となりました。
なお、四半期連結貸借対照表に掲記されている現金及び預金勘定625億15百万円との主な差異は、預入期間3ヶ月超の定期預金232億82百万円であります。
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、72億51百万円(前第2四半期連結累計期間は93億52百万円の獲得)となりました。資金の増加の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益155億24百万円、棚卸資産の減少4億66百万円、仕入債務の増加7億85百万円、資金の減少の主な内訳は、売上債権の増加55億98百万円、法人税等の支払額27億89百万円であります。なお、減価償却費2億98百万円は、資金流出の発生しない費用であるため、キャッシュ・フロー計算書では資金増の要因となっております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、18億40百万円(同110億9百万円の使用)となりました。資金の増加の主な内訳は、投資有価証券の償還による収入80百万円、定期預金の払戻による収入42億36百万円、資金の減少の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出49百万円、無形固定資産の取得による支出1億7百万円、定期預金の預入による支出60億円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、43億29百万円(同29億23百万円の使用)となりました。これは、配当の支払等によるものであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間において、当社グループでは「ドラゴンボール」シリーズ、「ワンピース」、「デジモンアドベンチャー」シリーズといった主力作品群からの安定的な収益の確保・拡大を図りました。特に、6月公開の映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」、8月公開の映画「ONE PIECE FILM RED」を梃子とした営業活動に注力しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、424億50百万円(前年同期比42.7%増)、営業利益は141億94百万円(同27.4%増)、経常利益は155億24百万円(同40.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は115億21百万円(同41.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります(セグメント間取引金額を含む)。
なお、セグメント損益は、営業利益及び営業損失ベースの数値であります。
①映像製作・販売事業
劇場アニメ部門では、3月に「映画おしりたんてい シリアーティ」、6月に映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」、8月に映画「ONE PIECE FILM RED」、9月に「映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!」を公開しました。映画「ONE PIECE FILM RED」の記録的ヒット等により、前年同期と比較して大幅な増収となりました。
テレビアニメ部門では、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」、「ワンピース」、「デリシャスパーティ♡プリキュア」、「デジモンゴーストゲーム」、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」、「おしりたんてい」の6作品を放映しました。ゲーム向け音声製作が好調に稼働したものの、前年同期と比較して放映作品数は減少したこと等から、若干の減収となりました。
コンテンツ部門では、前年同期好調に稼働した映画「魔女見習いをさがして」や「デジモンアドベンチャー」シリーズのブルーレイ・DVDの反動減等により、減収となりました。
海外映像部門では、映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」、映画「ONE PIECE FILM RED」の海外上映権販売に加えて、海外映像配信権販売が好調に稼働したことから、前年同期と比較して大幅な増収となりました。
その他部門では、国内の映像配信権販売が好調に稼働したことから、前年同期と比較して増収となりました。
この結果、映像製作・販売事業全体では、売上高は198億47百万円(前年同期比68.4%増)、セグメント利益は63億53百万円(同37.7%増)と大幅な増収増益となりました。
②版権事業
国内版権部門では、「ワンピース」や「ドラゴンボール」シリーズ等の商品化権販売、特に両作品の劇場公開向け販売促進が好調に稼働したことから、大幅な増収となりました。
海外版権部門では、「ワンピース」のゲーム化権販売に加え、「ドラゴンボール」シリーズや「ワンピース」、「デジモンアドベンチャー」シリーズの商品化権販売が好調に稼働したことから、大幅な増収となりました。
この結果、版権事業全体では、売上高は204億32百万円(前年同期比22.1%増)、セグメント利益は96億54百万円(同15.2%増)と大幅な増収増益となりました。
③商品販売事業
商品販売部門では、「ワンピース」のショップ事業や「美少女戦士セーラームーン」シリーズの商品販売が好調に稼働したこと等から増収となりましたが、コロナ禍前の水準には至りませんでした。
この結果、売上高は15億16百万円(前年同期比55.0%増)、セグメント損失は45百万円(前年同期は、1億8百万円のセグメント損失)となりました。
④その他事業
その他部門では、催事イベントやキャラクターショー等を展開しました。「ワールドトリガー」や「ワンピース」の催事が好調に稼働したことから増収となりました。
この結果、売上高は7億74百万円(前年同期比177.5%増)、セグメント利益は76百万円(前年同期は、1億57百万円のセグメント損失)となりました。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて9.1%増加し、1,014億29百万円となりました。これは、受取手形及び売掛金が63億4百万円、現金及び預金が23億65百万円、流動資産のその他が4億53百万円、商品及び製品が1億73百万円それぞれ増加し、仕掛品が6億40百万円、有価証券が1億51百万円それぞれ減少したこと等によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて14.1%増加し、387億53百万円となりました。これは、投資その他の資産のその他が50億18百万円増加し、投資有価証券が1億93百万円、有形固定資産が1億9百万円それぞれ減少したこと等によるものです。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて10.5%増加し、1,401億82百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて10.9%増加し、332億23百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が24億16百万円、未払法人税等が14億69百万円、賞与引当金が1億12百万円それぞれ増加し、流動負債のその他が7億42百万円減少したこと等によるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて19.1%減少し、7億5百万円となりました。これは、固定負債のその他が2億59百万円減少したこと等によるものです。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて10.0%増加し、339億29百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて10.6%増加し、1,062億53百万円となりました。これは、利益剰余金が76億74百万円、為替換算調整勘定が28億97百万円それぞれ増加し、その他有価証券評価差額金が2億28百万円減少したこと等に加え、自己株式が1億33百万円増加したことによるものです。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前第2四半期連結累計期間に比べ57億41百万円増加し、392億32百万円となりました。
なお、四半期連結貸借対照表に掲記されている現金及び預金勘定625億15百万円との主な差異は、預入期間3ヶ月超の定期預金232億82百万円であります。
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、72億51百万円(前第2四半期連結累計期間は93億52百万円の獲得)となりました。資金の増加の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益155億24百万円、棚卸資産の減少4億66百万円、仕入債務の増加7億85百万円、資金の減少の主な内訳は、売上債権の増加55億98百万円、法人税等の支払額27億89百万円であります。なお、減価償却費2億98百万円は、資金流出の発生しない費用であるため、キャッシュ・フロー計算書では資金増の要因となっております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、18億40百万円(同110億9百万円の使用)となりました。資金の増加の主な内訳は、投資有価証券の償還による収入80百万円、定期預金の払戻による収入42億36百万円、資金の減少の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出49百万円、無形固定資産の取得による支出1億7百万円、定期預金の預入による支出60億円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、43億29百万円(同29億23百万円の使用)となりました。これは、配当の支払等によるものであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。